2019/10/27(日) - 15:44
フランスの雄、タイムの誇るクライミングバイク「ALPE D’HUEZ」。そのディスクブレーキ仕様+AKTIVフォークモデルをインプレッション。登りだけでなく、下りでの速さも手に入れ死角を無くしたフレンチオールラウンダーの実力に迫る。
現代カーボンバイクの祖、TVTの直系として現在に至るまでカーボンフレームブランドとして憧憬の対象であるフレンチブランド、タイム。ルックのペダルエンジニアが理想のペダルを生み出すために立ち上げたブランドが最初にカーボンフレームを世に送り出したのは1993年のこと。TVTを吸収し、そのノウハウを元に作り上げられたのが、”Helix”だ。
その後、2002年には「最も進化したカーボンフレーム」という称号を与えられた名車”VX PRO”を発表。VXシリーズはその後も進化を重ね、左右非対称チェーンステーやインテグラルシートポスト、ステム・クランクまでをモジュールとして捉えた設計など、現在のレーシングバイクを構成する基本的な要素をいくつも生み出してきた。
レースシーンにおいても、トップレベルの選手らの走りを支え数々の栄光を掴み取ってきたタイム。パオロ・ベッティーニを筆頭に、トム・ボーネンやトマ・ヴォクレールなど世界で活躍する錚々たる選手達と共に世界選手権やオリンピックといった場で幾度も勝利を重ねてきた。
そんなタイムが昨年発表したのが、「ALPE D’HUEZ(アルプデュエズ)」。ツール・ド・フランスにおいて数多くのドラマを生み出してきたフランスの峠の名を冠したことから容易に察せられる通り、登り最速たらんとして開発されたヒルクライムバイク、タイムの言葉を借りるなら最高のアルティテュードバイクとしてデビューしたのがALPE D’HUEZだ。
専用の織機でカーボンやベクトランの繊維を編み込むことで、自由自在にチューブの特性を変化させることが可能なRTM(レジントランスファーモールディング)工法によって、タイムは独自の世界観を築いてきた。タイムをタイムたらしめるRTM工法は、ALPE D’HUEZにおいても健在だ。
ブランド史上最軽量となるフレーム重量890gという数値を実現するため、タイムはRTM工法を改良。軽量化を第一に据えつつ剛性と快適性をバランスさせるため、様々な工夫が施されている。芯材の使用法を改良することで、より高圧でエポキシ樹脂を固めることで空隙の発生を防ぐ新工法や、高弾性ファイバーの使用率の増加、化粧カーボン層の廃止など、軽量化のために様々な改良が行われた。
ヒルクライムマシンとして手が加えられたのは重量面だけでは無い。高出力を連続して発揮することが求められるヒルクライムに最適なポジションを実現するため、新たなジオメトリーが起こされた。従来のIZONやSCYLONに対し、新設計のクイックセットを採用することでハンドル位置を9mm下げること出来るようになる一方、シートアングルは1.5°立てられている。いわゆる前乗りがしやすい設計となり、TT的な走りにピッタリのジオメトリといえよう。
剛性面でも前作のIZONから大幅に進化を果たしている。ボトムブラケット規格をSCYLONと同じBB386を採用することで、剛性値はSCYLONに匹敵する135N.m/°をマーク。重量剛性比においては前作となるIZONから30%向上し、SCYLONをも超えるブランド史上最高値を記録している。
発表当初はリムブレーキモデルのみの展開であったALPE D’HUEZだが、2019年からディスクブレーキモデルも展開されることとなった。ディスクブレーキに対応するため、チェーンステーが若干延長され、安定性が高まっているのがディスクブレーキモデルの特徴だという。
今回のテストバイクは、そのディスクブレーキモデルにタイムが誇る振動吸収テクノロジーを搭載したAKTIVフォークを組み合わせた一台となる。フォーク先端にチューンドマスダンパーを内蔵することで、人間が最も深いに感じる25~50Hzという周波数の振動をカットするAKTIVテクノロジー。乗り心地を改善するとともに、フレームのしなりに対する悪影響を排除しペダリング効率を向上しているという。
タイム至高のヒルクライムバイクの最高スペックとなるALPE D’HUEZ 01 AKTIV Disc。FSAのK-Force WEで組み上げられたテストバイクを2人のライダーが徹底インプレッションする。
― インプレッション
「タイムらしい上質な乗り味が身上、レース性能と快適性が同居する一台」藤野智一(なるしまフレンド)
タイムは個人的にも良く乗ってきたブランドで、どのバイクも振動吸収性の高さが印象的でした。各社ハイエンドモデルをラインアップする中でも、タイムの乗り心地は唯一無二。路面からのインフォメーションをしっかりと伝えつつも、滑らかに丸めてくれます。例えるならゴムハンマーで叩いたような感じでしょうか。体への伝わり方が柔らかくて優しいんですよね。
このバイクもそんなタイムらしい良さはしっかりと感じることが出来ました。ディスクブレーキモデルということで、従来のバイクよりは硬さを感じるところはありましたが、それでも十分な乗り心地です。AKTIVフォークは好みによって評価が分かれるところだと思いますが、個人的には無くてもいいかな。クラシックフォークでも十分に乗り心地は良いと思いますよ。
他社のクライミングバイクと比べてしまうと、絶対的な車重の軽さはありません。ですが、安定感が頭一つ抜きんでています。スプリントするとタイヤが滑ってしまうようなバイクがある中で、タイムはまるで地面に吸い付いているかのような安定感。地面を捉えて前に進んでいく性能が圧倒的に優れていますね。
踏んでいると硬いのに、脚にはあまりダメージが来ないのもタイムらしい特徴です。先ほどの路面追従性の良さと合わせて、非常に滑らかなライディングフィールを味わえます。平坦でも登りでも、スムーズに加速してくれますよ。
ここ最近はレースでの露出も少なくなってきて、印象が薄れてきているように感じますが、やはり乗ってみるとトップレベルのバイクブランドだと再認識しました。超軽量だとか、エアロだとか、キャッチーな部分のないバイクなので、物足りなく感じる人もいるかもしれません。ですが、トータルで見れば非常にレベルが高い。ワールドツアーレベルの選手が乗っても不満を感じることは無いでしょう。
登りも速く、下りも安心できるし、乗り心地も良い。シリアスにレースに取り組む人から、ロングライドやサイクリングを楽しみたい人まで、とにかく上質な時間を自転車の上で過ごしたいと考えている人にとって、最高の選択となるでしょう。
「信頼感のおける乗り味で玄人好みのヒルクライムバイク」藤澤優(ワイズロード上野アサゾー店)
玄人好みのヒルクライムバイクですね。このバイクのポテンシャルを引き出すにはかなりのレベルのパワーもしくはスキルが求められると思います。全体的に硬い印象が支配的で、それが登りでの進んでいく感覚に繋がっているのだと思います。とはいえ、超軽量バイクにありがちなヒラヒラとした不安定な印象は無く、信頼感のおける乗り味です。
登りはとにかく得意分野ですね。トルクを掛けてダンシングで登っても、スイスイと前に進んでくれますし、シッティングでクルクル回してもスムーズに登っていきます。人それぞれ、得意な登り方は違うと思いますが、どんなスタイルでもしっかり受け止めて、スピードへと繋げてくれます。
平坦でスプリントしてみても、スピードの乗りも良いですね。BB周りの剛性も十分なので、踏み足せばその分加速する反応性の良さは気持ち良い。一方で、その硬さは突き上げの強さにも繋がっていて、荒れた路面では車体が跳ねる時もありました。
タイヤの空気圧が高めだったのもありますが、適正な空気圧に調整したり、チューブレスタイヤへ交換したり、しなやかなホイールを履かせてみたりすれば、かなり扱いやすくなりそうですね。全体のバランスを考えたアセンブルが求められるのも、玄人好みでしょう。
下りでもフレームやフォークがよじれるようなことは無いので、狙ったラインをトレースしやすく、高速コーナーでも不安感は一切ありません。フォークのボリュームが左右でかなり異なりますが、実際の挙動として違和感は全くありませんでした。
AKTIVフォークの振動吸収性について、個人的にはあまりよく感じ取ることが出来ませんでした。ハンドルやステムもボリューミーで、全体的な剛性感が高いのが影響しているのかもしれません。ヒルクライムレースでタイムを縮めたい人にはもちろんピッタリですが、タイムのファンにとっても見逃せない1台でしょう。モノとしての質感も非常に高いのでしっかりと所有欲を満たしてくれると思います。
タイム ALPE D’HUEZ 01 Disc
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:ダークグレイマット-グロスロゴ、ダークグレイグロス-マットロゴ、レッドグロス-マットロゴ
タイヤクリアランス:最大28mm
重量:840g(サイズS)
価格:650,000円(税抜、AKTIVフォーク)
580,000円(税抜、クラシックフォーク)
インプレッションライダーのプロフィール
藤野智一(なるしまフレンド)
92年のバルセロナ五輪ロードレースでの21位を皮切りに、94/97年にツール・ド・おきなわ優勝、98/99年は2年連続で全日本選手権優勝など輝かしい戦歴を持つ。引退してからはチームブリヂストンアンカーで若手育成に取り組み同チームの監督を務めた。2012年より出身チームのなるしまフレンドに勤務し、現在は神宮店の店長を務める。ブリヂストン時代にはフレームやタイヤの開発ライダーも務め、機材に対して非常に繊細な感覚を持つ。
なるしまフレンド神宮店
CWレコメンドショップページ
藤澤優(ワイズロード上野アサゾー店)
大学時代に浅田顕監督の元で経験を積んだ後、スペインへ遠征し2年半ほど本場ヨーロッパのロードレースに挑戦。トップ選手らとしのぎを削った経験を活かし、トレーニングやレース機材のアドバイスを得意とする。現在はワイズロードの中でも最もロードに特化した「上野アサゾー店」の店長を務める。店内に所狭しと並んだ3万~4万点ものパーツを管理し、スモールパーツからマニアックな製品まであらゆるロードレーサーのニーズを満たすラインアップを揃える。
ワイズロード上野アサゾー店
CWレコメンドショップページ
ウェア協力:イザドア
text:Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.AYANO
現代カーボンバイクの祖、TVTの直系として現在に至るまでカーボンフレームブランドとして憧憬の対象であるフレンチブランド、タイム。ルックのペダルエンジニアが理想のペダルを生み出すために立ち上げたブランドが最初にカーボンフレームを世に送り出したのは1993年のこと。TVTを吸収し、そのノウハウを元に作り上げられたのが、”Helix”だ。
その後、2002年には「最も進化したカーボンフレーム」という称号を与えられた名車”VX PRO”を発表。VXシリーズはその後も進化を重ね、左右非対称チェーンステーやインテグラルシートポスト、ステム・クランクまでをモジュールとして捉えた設計など、現在のレーシングバイクを構成する基本的な要素をいくつも生み出してきた。
レースシーンにおいても、トップレベルの選手らの走りを支え数々の栄光を掴み取ってきたタイム。パオロ・ベッティーニを筆頭に、トム・ボーネンやトマ・ヴォクレールなど世界で活躍する錚々たる選手達と共に世界選手権やオリンピックといった場で幾度も勝利を重ねてきた。
そんなタイムが昨年発表したのが、「ALPE D’HUEZ(アルプデュエズ)」。ツール・ド・フランスにおいて数多くのドラマを生み出してきたフランスの峠の名を冠したことから容易に察せられる通り、登り最速たらんとして開発されたヒルクライムバイク、タイムの言葉を借りるなら最高のアルティテュードバイクとしてデビューしたのがALPE D’HUEZだ。
専用の織機でカーボンやベクトランの繊維を編み込むことで、自由自在にチューブの特性を変化させることが可能なRTM(レジントランスファーモールディング)工法によって、タイムは独自の世界観を築いてきた。タイムをタイムたらしめるRTM工法は、ALPE D’HUEZにおいても健在だ。
ブランド史上最軽量となるフレーム重量890gという数値を実現するため、タイムはRTM工法を改良。軽量化を第一に据えつつ剛性と快適性をバランスさせるため、様々な工夫が施されている。芯材の使用法を改良することで、より高圧でエポキシ樹脂を固めることで空隙の発生を防ぐ新工法や、高弾性ファイバーの使用率の増加、化粧カーボン層の廃止など、軽量化のために様々な改良が行われた。
ヒルクライムマシンとして手が加えられたのは重量面だけでは無い。高出力を連続して発揮することが求められるヒルクライムに最適なポジションを実現するため、新たなジオメトリーが起こされた。従来のIZONやSCYLONに対し、新設計のクイックセットを採用することでハンドル位置を9mm下げること出来るようになる一方、シートアングルは1.5°立てられている。いわゆる前乗りがしやすい設計となり、TT的な走りにピッタリのジオメトリといえよう。
剛性面でも前作のIZONから大幅に進化を果たしている。ボトムブラケット規格をSCYLONと同じBB386を採用することで、剛性値はSCYLONに匹敵する135N.m/°をマーク。重量剛性比においては前作となるIZONから30%向上し、SCYLONをも超えるブランド史上最高値を記録している。
発表当初はリムブレーキモデルのみの展開であったALPE D’HUEZだが、2019年からディスクブレーキモデルも展開されることとなった。ディスクブレーキに対応するため、チェーンステーが若干延長され、安定性が高まっているのがディスクブレーキモデルの特徴だという。
今回のテストバイクは、そのディスクブレーキモデルにタイムが誇る振動吸収テクノロジーを搭載したAKTIVフォークを組み合わせた一台となる。フォーク先端にチューンドマスダンパーを内蔵することで、人間が最も深いに感じる25~50Hzという周波数の振動をカットするAKTIVテクノロジー。乗り心地を改善するとともに、フレームのしなりに対する悪影響を排除しペダリング効率を向上しているという。
タイム至高のヒルクライムバイクの最高スペックとなるALPE D’HUEZ 01 AKTIV Disc。FSAのK-Force WEで組み上げられたテストバイクを2人のライダーが徹底インプレッションする。
― インプレッション
「タイムらしい上質な乗り味が身上、レース性能と快適性が同居する一台」藤野智一(なるしまフレンド)
タイムは個人的にも良く乗ってきたブランドで、どのバイクも振動吸収性の高さが印象的でした。各社ハイエンドモデルをラインアップする中でも、タイムの乗り心地は唯一無二。路面からのインフォメーションをしっかりと伝えつつも、滑らかに丸めてくれます。例えるならゴムハンマーで叩いたような感じでしょうか。体への伝わり方が柔らかくて優しいんですよね。
このバイクもそんなタイムらしい良さはしっかりと感じることが出来ました。ディスクブレーキモデルということで、従来のバイクよりは硬さを感じるところはありましたが、それでも十分な乗り心地です。AKTIVフォークは好みによって評価が分かれるところだと思いますが、個人的には無くてもいいかな。クラシックフォークでも十分に乗り心地は良いと思いますよ。
他社のクライミングバイクと比べてしまうと、絶対的な車重の軽さはありません。ですが、安定感が頭一つ抜きんでています。スプリントするとタイヤが滑ってしまうようなバイクがある中で、タイムはまるで地面に吸い付いているかのような安定感。地面を捉えて前に進んでいく性能が圧倒的に優れていますね。
踏んでいると硬いのに、脚にはあまりダメージが来ないのもタイムらしい特徴です。先ほどの路面追従性の良さと合わせて、非常に滑らかなライディングフィールを味わえます。平坦でも登りでも、スムーズに加速してくれますよ。
ここ最近はレースでの露出も少なくなってきて、印象が薄れてきているように感じますが、やはり乗ってみるとトップレベルのバイクブランドだと再認識しました。超軽量だとか、エアロだとか、キャッチーな部分のないバイクなので、物足りなく感じる人もいるかもしれません。ですが、トータルで見れば非常にレベルが高い。ワールドツアーレベルの選手が乗っても不満を感じることは無いでしょう。
登りも速く、下りも安心できるし、乗り心地も良い。シリアスにレースに取り組む人から、ロングライドやサイクリングを楽しみたい人まで、とにかく上質な時間を自転車の上で過ごしたいと考えている人にとって、最高の選択となるでしょう。
「信頼感のおける乗り味で玄人好みのヒルクライムバイク」藤澤優(ワイズロード上野アサゾー店)
玄人好みのヒルクライムバイクですね。このバイクのポテンシャルを引き出すにはかなりのレベルのパワーもしくはスキルが求められると思います。全体的に硬い印象が支配的で、それが登りでの進んでいく感覚に繋がっているのだと思います。とはいえ、超軽量バイクにありがちなヒラヒラとした不安定な印象は無く、信頼感のおける乗り味です。
登りはとにかく得意分野ですね。トルクを掛けてダンシングで登っても、スイスイと前に進んでくれますし、シッティングでクルクル回してもスムーズに登っていきます。人それぞれ、得意な登り方は違うと思いますが、どんなスタイルでもしっかり受け止めて、スピードへと繋げてくれます。
平坦でスプリントしてみても、スピードの乗りも良いですね。BB周りの剛性も十分なので、踏み足せばその分加速する反応性の良さは気持ち良い。一方で、その硬さは突き上げの強さにも繋がっていて、荒れた路面では車体が跳ねる時もありました。
タイヤの空気圧が高めだったのもありますが、適正な空気圧に調整したり、チューブレスタイヤへ交換したり、しなやかなホイールを履かせてみたりすれば、かなり扱いやすくなりそうですね。全体のバランスを考えたアセンブルが求められるのも、玄人好みでしょう。
下りでもフレームやフォークがよじれるようなことは無いので、狙ったラインをトレースしやすく、高速コーナーでも不安感は一切ありません。フォークのボリュームが左右でかなり異なりますが、実際の挙動として違和感は全くありませんでした。
AKTIVフォークの振動吸収性について、個人的にはあまりよく感じ取ることが出来ませんでした。ハンドルやステムもボリューミーで、全体的な剛性感が高いのが影響しているのかもしれません。ヒルクライムレースでタイムを縮めたい人にはもちろんピッタリですが、タイムのファンにとっても見逃せない1台でしょう。モノとしての質感も非常に高いのでしっかりと所有欲を満たしてくれると思います。
タイム ALPE D’HUEZ 01 Disc
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:ダークグレイマット-グロスロゴ、ダークグレイグロス-マットロゴ、レッドグロス-マットロゴ
タイヤクリアランス:最大28mm
重量:840g(サイズS)
価格:650,000円(税抜、AKTIVフォーク)
580,000円(税抜、クラシックフォーク)
インプレッションライダーのプロフィール
藤野智一(なるしまフレンド)
92年のバルセロナ五輪ロードレースでの21位を皮切りに、94/97年にツール・ド・おきなわ優勝、98/99年は2年連続で全日本選手権優勝など輝かしい戦歴を持つ。引退してからはチームブリヂストンアンカーで若手育成に取り組み同チームの監督を務めた。2012年より出身チームのなるしまフレンドに勤務し、現在は神宮店の店長を務める。ブリヂストン時代にはフレームやタイヤの開発ライダーも務め、機材に対して非常に繊細な感覚を持つ。
なるしまフレンド神宮店
CWレコメンドショップページ
藤澤優(ワイズロード上野アサゾー店)
大学時代に浅田顕監督の元で経験を積んだ後、スペインへ遠征し2年半ほど本場ヨーロッパのロードレースに挑戦。トップ選手らとしのぎを削った経験を活かし、トレーニングやレース機材のアドバイスを得意とする。現在はワイズロードの中でも最もロードに特化した「上野アサゾー店」の店長を務める。店内に所狭しと並んだ3万~4万点ものパーツを管理し、スモールパーツからマニアックな製品まであらゆるロードレーサーのニーズを満たすラインアップを揃える。
ワイズロード上野アサゾー店
CWレコメンドショップページ
ウェア協力:イザドア
text:Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.AYANO
リンク
Amazon.co.jp