MTB五輪プレ大会出場メンバー発表　シューターやフェランプレヴォら各国のトップ選手が出揃う

日曜日に開催されるプレ五輪MTBテストイベントまであと3日。出場選手リストが発表された。世界王者ニノ・シューター（スイス）やポリーヌ・フェランプレヴォ（フランス）といった世界のトッププロを含む男子選手51名、女子選手48名が修善寺に集う。

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スイスからは普段チームメイトとして走るニノ・シューターとラース・フォースターが出走 photo:UCI
いよいよ3日後に迫ったMTB五輪テストイベント。世界選手権とワールドカップを頂点とするシーズンが既に終了しているため、男女世界王者を筆頭にトップ選手が多数参加することが大きな話題だ。

注目は何と言っても、9月の世界選手権でアルカンシエルを獲得したニノ・シューター（スイス）とポリーヌ・フェランプレヴォ（フランス）。女子U23で圧勝したシーナ・フライ（スイス）も合わせれば3人の世界王者が走ることとなる。

ヘンリケ・アヴァンチーニ（ブラジル） photo:UCIヤロスラフ・クルハヴィー（チェコ） photo:UCI


他にも男子では世界選手権銀メダルのステファン・テンピエールやマキシム・マロットを擁するフランスチーム、今シーズンワールドカップで好調ぶりを発揮したヘンリケ・アヴァンチーニ（ブラジル）、元世界王者ヤロスラフ・クルハヴィー（チェコ）、ゲルハルド・ケルシュバウマー（イタリア）、マヌエル・フミック（ドイツ）、アントン・クーパー（ニュージーランド）といったトップ勢が集う。注目のマチュー・ファンデルポール（オランダ）はスタートリストにこそ名前があるが、疲労の蓄積を嫌って不参加を表明している。

XCOとマラソンでダブル世界王者に輝いたポリーヌ・フェランプレヴォ（フランス） photo:UCI
世界選手権で銀メダルを獲得したヨランダ・ネフ（スイス） photo:UCIメンタルトラブルから完全復活を遂げたジェニー・リスヴェッツ（スウェーデン） photo:UCI

前世界王者のケイト・コートニー（アメリカ、スコット・スラムMTBレーシング） (c)UCIXCO女子U23世界王者のシーナ・フライ（スイス） photo:UCI


群雄割拠の女子メンバーも豪華だ。XCO世界選後にマラソン競技のアルカンシエルも獲得したフェランプレヴォを筆頭に、ヨランダ・ネフ（スイス）とレベッカ・マコンネル（オーストラリア）、アン・テルプストラ（オランダ）、前世界王者ケイト・コートニー（アメリカ）、アニー・ラスト（イギリス）、アン・タウバー（オランダ）、ターニャ・ザケリ（スロベニア）と世界選手権の上位8名が軒並み参加。

他にもU23銀メダルでジュニア時代に2連覇、更に昨年のジュニアロード世界選手権を制しているラウラ・スティガー（オーストリア）、元世界王者のアニカ・ラングヴァド（デンマーク）とマヤ・ヴウォシュチョヴスカ（ポーランド）、ジェニー・リスヴェッツ（スウェーデン）、ヤナ・ベロモイナ（ウクライナ）、リンダ・インダーガンド（スイス）といった名前が並んでいる。

日本勢男子は山本幸平を筆頭に全日本選手権のトップスリー、そして平林安里の4名が参戦 photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz女子は2年連続の女子王者、今井美穂と川口うらら、松本璃奈の3名が参戦 photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz


迎え撃つ日本勢は男子が山本幸平（DREAM SEEKER MTB RACING TEAM）と平林安里（SPECIALIZED RACING JAPAN）、平野星矢（TEAM BRIDGESTONE Cycling）、前田公平（弱虫ペダルサイクリングチーム）の4名、女子が今井美穂（CO2bicycle）、川口うらら（日本体育大学）、松本璃奈（TEAM SCOTT JAPAN）という3名。代表選考にも大きく影響を与えるため、国内勢それぞれの成績にも注目したい。

コースは日本サイクルスポーツセンター内のMTBコースを全面改修したもので、激坂や岩場の林間セクションなど、地元伊豆の風景や日本文化にちなんだ名称を与えた勝負所が配置されているという。