2019/09/01(日) - 07:53
「"明日は逃げに乗ってステージ優勝を狙いたい"とチームに伝えていたけれど、それが現実のものとなった。信じられないような気分だよ」と語るのは、ブエルタ初勝利を挙げたニキアス・アルント(ドイツ、サンウェブ)。マイヨロホを得たニコラ・エデ(フランス、コフィディス)や、明日を見据えるモビスター勢の言葉を紹介します。
ステージ優勝 ニキアス・アルント(ドイツ、サンウェブ)
アメージングだ。昨日"明日は逃げに乗ってステージ優勝を狙いたい"とチームに伝えていたけれど、それが現実のものとなった。信じられないような気分だよ。スーパーハッピーだ。逃げにマーティン(トゥスフェルト)がいてくれたことでチームとしてスマートに走ることができた。彼がアタックを繰り出して、僕は後方で脚を溜めることができたんだ。僕はスプリントを待つだけで良かったし、終盤はアタックに反応していただけ。じっくりとそのタイミングを待っていたんだ。コンディションが非常に良く、今日は逃げて勝てるだけの自信があった。間違いなくキャリアの中でも最高の勝利の一つと言えるよ。
ステージ2位 アレックス・アランブル(スペイン、カハルーラル・セグロスRGA)
今日は逃げの一日となることは分かっていたのでチームとして動いた。最終盤は雨や度重なるアタックでカオスな状況だったけれど、最終的に一つにまとまってスプリント勝負になった。伸るか反るかの賭けだったけれど、上手くはいかなかった。チームの作戦が間違っていた訳ではなく、最後に少しツキがなかっただけ。まだブエルタは2週間残っていて、今日はとても良いフィーリングだった。また次のチャンスを狙っていきたい。
ステージ3位 トッシュ・ファンデルサンド(ベルギー、ロット・スーダル)
非常にコンディションが良かったので今日は仕事をやりきるつもりだった。でも逃げに入った全ての選手も強力だったので、勝つにはかなり大変だと分かった。
マイヨロホ ニコラ・エデ(フランス、コフィディス)
リーダージャージを着用する一生に一度のチャンスだった可能性が非常に高く、何としてでも自分のものにしたかった。ブエルタの開幕以来ずっと心の奥にマイヨロホを思い描いていたんだ。チーム監督の気が狂わないことを願うよ。今回表彰台に登ったことを、僕の家族に捧げたい。選手であるならば必ず大きな犠牲を払っている。両親や妻、子供になかなか時間を割くこともできないんだ。僕の娘はいつもツール・ド・フランスのライオンをねだってくるけれど、今回はブエルタのマスコットを渡すことになる。全くもって悪くないと思う。今後はできるだけこのマイヨロホを守りたい。絶対に後悔したくないので明日は全力で走りたいと思う。
総合2位 ディラン・トゥーンス(ベルギー、バーレーン・メリダ)
より良い結果のためには別のコースレイアウトが必要だった。ここ2日間のステージで全力を尽くしていたので今日は少しだけ疲れが残っていた。どこかで逃げるのは少し厳しかったんだ。終盤の小さな丘はリードを奪うのに良かったかもしれないけれど、この悪天候の中では無理だった。路面があまりにもスリッピーだったので上手くパワーを掛けられないほどだったんだ。スプリントに持ち込まれたくないので攻撃したけれど、スペインの舗装は一度濡れたらとても滑りやすくて危険だよ。
総合5位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
遅い展開ではなかったものの、前日までとは違いストレスに苦しめられることもなく、平穏にフィニッシュまでたどり着いた。序盤はとても暑くて大変だったけれど、2級山岳を越えたタイミングで急に寒くなって雨が降り出した。ダウンヒルでもリスクを冒すことなく安全に下り、集団は一つのままゴールしたけれど、現時点ではすごく大切なことだった。明日は短いコースにたくさんの山岳が詰め込まれた大変な一日。おそらく天候もレースを動かす一つのキーとなるだろう。最善を尽くして総合成績のために戦っていく。
総合6位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
一日を上手く乗り切ることができた。慣れているので雨は自分にとってそこまで大きな問題にはならないんだ。今日は常にチーム一丸となって走り、結果的に何のトラブルも起こらなかったよ。明日は僕が好きなコース。脚が良い状態であることを期待するよ。雨が降るかどうかは分からないけれど、たとえ降ったとしても問題にはならないだろう。明日は全力を尽くして戦う必要があるので、リラックスすることも集中力を切らすことも許されない。短かく、緊張感のある戦いになるだろう。もしライバルたちからリードを奪うことができれば嬉しい。火曜日の個人TTでは間違いなくログリッチェのような選手がリードを奪いに来るだろうから。
text:So.Isobe
ステージ優勝 ニキアス・アルント(ドイツ、サンウェブ)
アメージングだ。昨日"明日は逃げに乗ってステージ優勝を狙いたい"とチームに伝えていたけれど、それが現実のものとなった。信じられないような気分だよ。スーパーハッピーだ。逃げにマーティン(トゥスフェルト)がいてくれたことでチームとしてスマートに走ることができた。彼がアタックを繰り出して、僕は後方で脚を溜めることができたんだ。僕はスプリントを待つだけで良かったし、終盤はアタックに反応していただけ。じっくりとそのタイミングを待っていたんだ。コンディションが非常に良く、今日は逃げて勝てるだけの自信があった。間違いなくキャリアの中でも最高の勝利の一つと言えるよ。
ステージ2位 アレックス・アランブル(スペイン、カハルーラル・セグロスRGA)
今日は逃げの一日となることは分かっていたのでチームとして動いた。最終盤は雨や度重なるアタックでカオスな状況だったけれど、最終的に一つにまとまってスプリント勝負になった。伸るか反るかの賭けだったけれど、上手くはいかなかった。チームの作戦が間違っていた訳ではなく、最後に少しツキがなかっただけ。まだブエルタは2週間残っていて、今日はとても良いフィーリングだった。また次のチャンスを狙っていきたい。
ステージ3位 トッシュ・ファンデルサンド(ベルギー、ロット・スーダル)
非常にコンディションが良かったので今日は仕事をやりきるつもりだった。でも逃げに入った全ての選手も強力だったので、勝つにはかなり大変だと分かった。
マイヨロホ ニコラ・エデ(フランス、コフィディス)
リーダージャージを着用する一生に一度のチャンスだった可能性が非常に高く、何としてでも自分のものにしたかった。ブエルタの開幕以来ずっと心の奥にマイヨロホを思い描いていたんだ。チーム監督の気が狂わないことを願うよ。今回表彰台に登ったことを、僕の家族に捧げたい。選手であるならば必ず大きな犠牲を払っている。両親や妻、子供になかなか時間を割くこともできないんだ。僕の娘はいつもツール・ド・フランスのライオンをねだってくるけれど、今回はブエルタのマスコットを渡すことになる。全くもって悪くないと思う。今後はできるだけこのマイヨロホを守りたい。絶対に後悔したくないので明日は全力で走りたいと思う。
総合2位 ディラン・トゥーンス(ベルギー、バーレーン・メリダ)
より良い結果のためには別のコースレイアウトが必要だった。ここ2日間のステージで全力を尽くしていたので今日は少しだけ疲れが残っていた。どこかで逃げるのは少し厳しかったんだ。終盤の小さな丘はリードを奪うのに良かったかもしれないけれど、この悪天候の中では無理だった。路面があまりにもスリッピーだったので上手くパワーを掛けられないほどだったんだ。スプリントに持ち込まれたくないので攻撃したけれど、スペインの舗装は一度濡れたらとても滑りやすくて危険だよ。
総合5位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
遅い展開ではなかったものの、前日までとは違いストレスに苦しめられることもなく、平穏にフィニッシュまでたどり着いた。序盤はとても暑くて大変だったけれど、2級山岳を越えたタイミングで急に寒くなって雨が降り出した。ダウンヒルでもリスクを冒すことなく安全に下り、集団は一つのままゴールしたけれど、現時点ではすごく大切なことだった。明日は短いコースにたくさんの山岳が詰め込まれた大変な一日。おそらく天候もレースを動かす一つのキーとなるだろう。最善を尽くして総合成績のために戦っていく。
総合6位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
一日を上手く乗り切ることができた。慣れているので雨は自分にとってそこまで大きな問題にはならないんだ。今日は常にチーム一丸となって走り、結果的に何のトラブルも起こらなかったよ。明日は僕が好きなコース。脚が良い状態であることを期待するよ。雨が降るかどうかは分からないけれど、たとえ降ったとしても問題にはならないだろう。明日は全力を尽くして戦う必要があるので、リラックスすることも集中力を切らすことも許されない。短かく、緊張感のある戦いになるだろう。もしライバルたちからリードを奪うことができれば嬉しい。火曜日の個人TTでは間違いなくログリッチェのような選手がリードを奪いに来るだろうから。
text:So.Isobe
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