2019/08/31(土) - 16:57
MTB世界選手権のクロスカントリー男子U23レースでルーマニアが史上初めて金メダルを獲得。日本から出場した村上功太郎、平林安里、そして竹内遼は完走ならなかった。
カナダはケベック州、モンサンタンで開催中のMTB世界選手権。大会3日目にはダウンヒルの予選とクロスカントリーの男子U23レースが行われた。
スタートラップ+6周回で争われたXCO男子U23には、日本から平林安里(SPECIALIZED RACING JAPAN)、竹内遼 (FUKAYA RACING)、村上功太郎(松山大学)という3名が出走。序盤から昨年銀メダルのクリストファー・ブレヴィンス(アメリカ)や、ジュニア時代に2度アルカンシエルを獲得しているシモン・アンドレアッセン(デンマーク)、ら優勝候補がトップグループを形成した。
3周目にはその中からブラッド・ダスカル(ルーマニア)が独走に持ち込み、ブレヴィンスやフィリッポ・コロンボ(スイス)が追走。ダスカルは追走グループとの差を2分近くまで広げて優勝し、世界選手権史上初めてルーマニアに初のメダルをもたらした。
2位を追走していたアンドレアッセンはメカトラで大きく遅れ、コロンボとヴィタル・アルビンのスイスコンビが残る2つのメダルを分け合った。日本の3名は全員80%ルールによって途中でレースから降ろされている。以下は日本勢の走りを振り返る鈴木監督のレポート(JCFのレポートから転載)。
「昼頃から雨も上がり風も空気も完走してきていたが、森の中はツルツルの状況は変わらずスタートの重要性がより高まった。竹内、平林はほぼ4列目右側、村上は最後尾からのスタート。平林は右ラインの大外から前に上がり32位で本周回へ。40位ほどまでは集団で続いており、ワンミスが命取りでもあるが、ワンチャンスで一気に上がれるチャンスでもある。いい流れの集団ではあったが、2周目後半でリヤタイヤを岩にヒットしスローパンクさせてしまいピットで交換。3周目前半では追い上げたもののペースを上げられず逆に失速してしまい55位となった。
竹内はスタート後はいいポジションであったが、1周目で失速してしまったが2周目に入り安定したペースを取り戻し集団で走行。SLから徐々に追い上げてラップタイムも右肩上がりではあったが、59位の80%ルールで終えた。村上は最後尾スタートでハンディのある中粘りに粘ってレースを続けた。今日のテーマである集団走行はちゃんと出来ていたが、最初の渋滞で時間を使いすぎてその差を埋められないまま53位で終えた。
難しいコンディションであり各自1回づつパンクもしてしまったが、それらもすべて実力であるのは事実。各自どのようにしていくか、日本と海外のコースの違い、環境の違いを踏まえてこれからの活動の糧にしていきたい。(鈴木雷太監督)。
ダウンヒルの予選にはエリートの井本はじめ(SRAM/Santacruz)と九島勇気(玄武/Mondraker)、ジュニアの秋元拓海(KONA RACING TEAM)という3名が出場し、エリートの九島と井本はそれぞれ62位と66位でワールドカップと世界選手権を合わせて2年ぶりの予選通過を果たした。秋元は33位で共に決勝レースへと駒を進めている。
カナダはケベック州、モンサンタンで開催中のMTB世界選手権。大会3日目にはダウンヒルの予選とクロスカントリーの男子U23レースが行われた。
スタートラップ+6周回で争われたXCO男子U23には、日本から平林安里(SPECIALIZED RACING JAPAN)、竹内遼 (FUKAYA RACING)、村上功太郎(松山大学)という3名が出走。序盤から昨年銀メダルのクリストファー・ブレヴィンス(アメリカ)や、ジュニア時代に2度アルカンシエルを獲得しているシモン・アンドレアッセン(デンマーク)、ら優勝候補がトップグループを形成した。
3周目にはその中からブラッド・ダスカル(ルーマニア)が独走に持ち込み、ブレヴィンスやフィリッポ・コロンボ(スイス)が追走。ダスカルは追走グループとの差を2分近くまで広げて優勝し、世界選手権史上初めてルーマニアに初のメダルをもたらした。
2位を追走していたアンドレアッセンはメカトラで大きく遅れ、コロンボとヴィタル・アルビンのスイスコンビが残る2つのメダルを分け合った。日本の3名は全員80%ルールによって途中でレースから降ろされている。以下は日本勢の走りを振り返る鈴木監督のレポート(JCFのレポートから転載)。
「昼頃から雨も上がり風も空気も完走してきていたが、森の中はツルツルの状況は変わらずスタートの重要性がより高まった。竹内、平林はほぼ4列目右側、村上は最後尾からのスタート。平林は右ラインの大外から前に上がり32位で本周回へ。40位ほどまでは集団で続いており、ワンミスが命取りでもあるが、ワンチャンスで一気に上がれるチャンスでもある。いい流れの集団ではあったが、2周目後半でリヤタイヤを岩にヒットしスローパンクさせてしまいピットで交換。3周目前半では追い上げたもののペースを上げられず逆に失速してしまい55位となった。
竹内はスタート後はいいポジションであったが、1周目で失速してしまったが2周目に入り安定したペースを取り戻し集団で走行。SLから徐々に追い上げてラップタイムも右肩上がりではあったが、59位の80%ルールで終えた。村上は最後尾スタートでハンディのある中粘りに粘ってレースを続けた。今日のテーマである集団走行はちゃんと出来ていたが、最初の渋滞で時間を使いすぎてその差を埋められないまま53位で終えた。
難しいコンディションであり各自1回づつパンクもしてしまったが、それらもすべて実力であるのは事実。各自どのようにしていくか、日本と海外のコースの違い、環境の違いを踏まえてこれからの活動の糧にしていきたい。(鈴木雷太監督)。
ダウンヒルの予選にはエリートの井本はじめ(SRAM/Santacruz)と九島勇気(玄武/Mondraker)、ジュニアの秋元拓海(KONA RACING TEAM)という3名が出場し、エリートの九島と井本はそれぞれ62位と66位でワールドカップと世界選手権を合わせて2年ぶりの予選通過を果たした。秋元は33位で共に決勝レースへと駒を進めている。
MTB世界選手権2019 XCO男子U23結果
1位 | ブラッド・ダスカル(ルーマニア) | 1:19:50 |
2位 | フィリッポ・コロンボ(スイス) | +1:57 |
3位 | ヴィタル・アルビン(スイス) | +2:06 |
4位 | マルティンヴィダウレ・コスマン(チリ) | +2:19 |
5位 | マキシミリアン・ブランドル(ドイツ) | +2:35 |
53位 | 村上功太郎(日本) | LAP |
55位 | 平林安里(日本) | LAP |
59位 | 竹内遼 (日本) | LAP |
text:So.Isobe
photo:UCI
photo:UCI
Amazon.co.jp
Cannondale(キャノンデール) ヘルメット ヘルメット サイファーエアロ GRN S/M(52-58cm) CH1116U30SM CH1116U30SM
Cannondale(キャノンデール)
¥ 20,900