2019/08/30(金) - 17:10
カナダで開催中のMTB世界選手権。クロスカントリーの男女ジュニアでイギリスとスイスが金メダルを獲得し、小林あか里が16位に食い込んだ。
カナダはケベック州、モンサンタンで開催中のMTB世界選手権。大会2日目にはクロスカントリーの男女ジュニアレース決勝が行われた。日本からは山口創平(ProRide)、中島渉(Limited team 846/KURE/TRIGON)、松本一成(TEAM SCOTT JAPAN)、そして今年スイスのUCIトレーニングセンターで長期合宿を行なっていた小林あか里(MTBクラブ安曇野)という4名が出走した。
E-MTB選手権とチームリレーが開催された大会初日の夜には断続的に降雨があったが、「女子ジュニアが始まる頃には森の中の岩等は泥が乗って滑りやすい状況ではあったが、ドロドロの最悪の条件は避けられた(JCFのHPに掲載された鈴木雷太監督のレポートより)」。
現地時間13時にスタートした女子ジュニアレースに出走したのは49名。序盤からスイスとオーストリアの2名が先行したが、中盤に追いつき、そのまま先頭に立ったジャクリーン・シュニーベリ(スイス)が独走勝利。チームリレーとE- MTB女子レースに続く3枚目のアルカンシエルをスイスにもたらした。スタートラップを24位通過した小林は16番手まで上げ、途中落車もありつつフィニッシュしている。
スタートラップ+5周回で争われた男子ジュニアレースでは、序盤からイギリスが展開を支配した。チャーリー・アルドリッジ(イギリス)、カーター・ウッズ(カナダ)、エマヌエーレ・ヴィットーネ(イタリア)がトップグループを形成し、まずウッズが脱落。最終周でヴィットーネを引き離したアルドリッジが先頭でフィニッシュに飛び込んだ。日本勢は体調不良やパンクにも見舞われ全員フルラップ完走とならなかった。以下は鈴木監督によるレポートを転載する。
「女子ジュニアには小林あか里がエントリーしており、SL(スタートラップ)+4周で行われた。最初のSLは24位とまずまずの位置で通過して、1周目は森のロックセクションなどの渋滞にはまりつつ走る。しかし集団の中でスルスルと16位まで順位を上げる。2周目のラップは9位で走る好走を見せた。3周目は集団を抜け出し14位まで上げたところのロックセクションでクラッシュしてしまい、また元の手段の後ろまで下がってしまった。ラストラップはイギリスの選手とバトルしてゴールスプリントで敗れて16位となった。昨年の17位を一つ上回る結果となったが、内容的には今年は集団での争いの中での結果で成長を感じられる結果と内容になった。
男子ジュニアはSL+5周。松本一成、山口創平、中島渉の3名のエントリー。松本と中島は左側、山口は右側からのスタートとなった。松本はスタート直後は13位といいポジションでレースはスタートしたが、昨日夜から咳が出てしまっていて思うようにペースを上げられないでいた。2周目以降は走りながら咳き込む場面も見られる状況でドクターとも話をし‐2Lapの59位。山口はスタートの混乱で出遅れてしまったが、徐々にペースアップしていく。60位ほどから順位を上げていったが、44位から80%ルールに引っかかってしまい、-1Lapの48位で終えた。中島は体のコンディションもよく走れていたが、前輪をロックセクションでバーストさせてしまった。フィードで交換を行ったが、パンク地点からテックエリアまでの距離があり-3Lapの63位となった」。
本日8月30日はダウンヒル予選とクロスカントリーの男子U23レースが行われる。
カナダはケベック州、モンサンタンで開催中のMTB世界選手権。大会2日目にはクロスカントリーの男女ジュニアレース決勝が行われた。日本からは山口創平(ProRide)、中島渉(Limited team 846/KURE/TRIGON)、松本一成(TEAM SCOTT JAPAN)、そして今年スイスのUCIトレーニングセンターで長期合宿を行なっていた小林あか里(MTBクラブ安曇野)という4名が出走した。
E-MTB選手権とチームリレーが開催された大会初日の夜には断続的に降雨があったが、「女子ジュニアが始まる頃には森の中の岩等は泥が乗って滑りやすい状況ではあったが、ドロドロの最悪の条件は避けられた(JCFのHPに掲載された鈴木雷太監督のレポートより)」。
現地時間13時にスタートした女子ジュニアレースに出走したのは49名。序盤からスイスとオーストリアの2名が先行したが、中盤に追いつき、そのまま先頭に立ったジャクリーン・シュニーベリ(スイス)が独走勝利。チームリレーとE- MTB女子レースに続く3枚目のアルカンシエルをスイスにもたらした。スタートラップを24位通過した小林は16番手まで上げ、途中落車もありつつフィニッシュしている。
スタートラップ+5周回で争われた男子ジュニアレースでは、序盤からイギリスが展開を支配した。チャーリー・アルドリッジ(イギリス)、カーター・ウッズ(カナダ)、エマヌエーレ・ヴィットーネ(イタリア)がトップグループを形成し、まずウッズが脱落。最終周でヴィットーネを引き離したアルドリッジが先頭でフィニッシュに飛び込んだ。日本勢は体調不良やパンクにも見舞われ全員フルラップ完走とならなかった。以下は鈴木監督によるレポートを転載する。
「女子ジュニアには小林あか里がエントリーしており、SL(スタートラップ)+4周で行われた。最初のSLは24位とまずまずの位置で通過して、1周目は森のロックセクションなどの渋滞にはまりつつ走る。しかし集団の中でスルスルと16位まで順位を上げる。2周目のラップは9位で走る好走を見せた。3周目は集団を抜け出し14位まで上げたところのロックセクションでクラッシュしてしまい、また元の手段の後ろまで下がってしまった。ラストラップはイギリスの選手とバトルしてゴールスプリントで敗れて16位となった。昨年の17位を一つ上回る結果となったが、内容的には今年は集団での争いの中での結果で成長を感じられる結果と内容になった。
男子ジュニアはSL+5周。松本一成、山口創平、中島渉の3名のエントリー。松本と中島は左側、山口は右側からのスタートとなった。松本はスタート直後は13位といいポジションでレースはスタートしたが、昨日夜から咳が出てしまっていて思うようにペースを上げられないでいた。2周目以降は走りながら咳き込む場面も見られる状況でドクターとも話をし‐2Lapの59位。山口はスタートの混乱で出遅れてしまったが、徐々にペースアップしていく。60位ほどから順位を上げていったが、44位から80%ルールに引っかかってしまい、-1Lapの48位で終えた。中島は体のコンディションもよく走れていたが、前輪をロックセクションでバーストさせてしまった。フィードで交換を行ったが、パンク地点からテックエリアまでの距離があり-3Lapの63位となった」。
本日8月30日はダウンヒル予選とクロスカントリーの男子U23レースが行われる。
MTB世界選手権2019 XCO男子ジュニア結果
1位 | チャーリー・アルドリッジ(イギリス) | 1:07:31 |
2位 | ルカ・マルタン(フランス) | +0:11 |
3位 | エマヌエーレ・ヴィットーネ(イタリア) | +0:20 |
4位 | カーター・ウッズ(カナダ) | +0:37 |
5位 | ルーク・モワール(南アフリカ) | +1:33 |
48位 | 山口創平(日本) | LAP |
59位 | 松本一成(日本) | LAP |
63位 | 中島渉(日本) | LAP |
MTB世界選手権2019 XCO女子ジュニア結果
1位 | ジャクリーン・シュニーベリ(スイス) | 1:05:03 |
2位 | モナ・ミッターウォールナー(オーストリア) | +1:08 |
3位 | ヘレンマリー・フォッセショルム(ノルウェー) | +3:11 |
4位 | カータブランカ・ヴァス(ハンガリー) | +3:43 |
5位 | ゾーイ・カスバート(オーストラリア) | +4:20 |
16位 | 小林あか里(日本) | +8:16 |
text:So.Isobe
photo:UCI
photo:UCI
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