2019/08/27(火) - 18:22
ツールのプロバイク特集第19弾は、マイケル・マシューズ(オーストラリア)らを擁して戦ったサンウェブ。チームカラーを纏ったサーヴェロのエアロロードS5、軽量オールラウンドバイクのR5、TTバイクのP5を紹介する。
サーヴェロ S5、R5、P5
今季ジャイアントからサーヴェロにバイクサプライヤーを変更したサンウェブ。マイケル・マシューズ(オーストラリア)などスプリンター系選手は主にエアロロードのS5に乗り、オールラウンダーやクライマーはR5をセレクトした。
注目すべきポイントは、どちらのモデルもディスクブレーキ版がラインナップされているが、エアロロードのS5はディスクブレーキ、軽量バイクのR5はリムブレーキと使い分けているところだ。エポックメイキングな独自構造のS5フレームを年末に発表したサーヴェロは、もちろんディスク化を強く推すブランドだが、R5に乗るオールラウンダーやクライマーは山岳ステージの登りでのアドバンテージを得るためにホイールやバイクの総重量が軽いリムブレーキ版を選択したと思われる。R5に乗る選手は、ホイールにはシマノ DURA-ACE C40チューブラーをセットする場合がほとんどだったようだ。
エアロロードのS5 DISCは、フォークからヘッド、ハンドルまでの形状が特徴的な専用ハンドル&ステムが採用されている。ディスクロードコンポにはシマノ DURA-ACE R9170 DI2を装備。パワーメーターはクランク一体式のFC-R9100-P。
ホイールはディスクブレーキ版のC40とC60をコースによって使い分けていた。エーススプリンターのマシューズは平坦ステージでは高速巡航に適しているC60、山岳ステージでは軽量重視でC40を選択していた。タイヤはコンチネンタルのプロ供給モデルであるCOMPETITION PRO LTD。サドルもPROを採用するサンウェブ。マシューズはStealthカーボンサドルを選択していた。
R5のハンドル周りはS5のような専用パーツの必要がなく、ハンドルはPRO VIBEシリーズのエアロタイプとノーマルタイプのどちらかを選択し、VIBEステムと共に装着されていた。PROのラインナップにはステム一体型ハンドルのSTEALTH EVOがあるが、これを選択している選手はいなかった。
コンポーネントはリムブレーキ版のフレームのためR9150 DI2が装備されていた。コンピュータはUCIワールドツアーチームで唯一となるシグマで、Rox 12.0 Sport GPSを使う。
TTバイクのP5は、ホイールの組み合わせはフロントがC60、リアが新作と思われるシマノステッカーが貼られたディスクブレーキ版ディスクホイール。シマノはロードホイールではディスクブレーキホイールのラインナップはあるが、タイムトライアルやトライアスロン用のディスクブレーキ対応モデルは市販モデルとしてラインナップしてないので、今回使われたプロトタイプのディスクホイールをはじめ、今後はPROの3スポークホイールのディスクブレーキ版も製品として登場するかもしれない。
TTバー先端に取り付けるシフトスイッチは新型のSW-R9160で統一されている模様。タイヤはプロ供給モデルのコンチネンタルPODIUM TT PRO LTD。グリップ部分にはバーテープではなく滑り止めのヤスリが巻いてあった。TTバイクのサドルはPRO Aerofuel carbonサドルで統一されていた。
text:Michinari.TAKAGI
photo:Makoto.AYANO
サーヴェロ S5、R5、P5
今季ジャイアントからサーヴェロにバイクサプライヤーを変更したサンウェブ。マイケル・マシューズ(オーストラリア)などスプリンター系選手は主にエアロロードのS5に乗り、オールラウンダーやクライマーはR5をセレクトした。
注目すべきポイントは、どちらのモデルもディスクブレーキ版がラインナップされているが、エアロロードのS5はディスクブレーキ、軽量バイクのR5はリムブレーキと使い分けているところだ。エポックメイキングな独自構造のS5フレームを年末に発表したサーヴェロは、もちろんディスク化を強く推すブランドだが、R5に乗るオールラウンダーやクライマーは山岳ステージの登りでのアドバンテージを得るためにホイールやバイクの総重量が軽いリムブレーキ版を選択したと思われる。R5に乗る選手は、ホイールにはシマノ DURA-ACE C40チューブラーをセットする場合がほとんどだったようだ。
エアロロードのS5 DISCは、フォークからヘッド、ハンドルまでの形状が特徴的な専用ハンドル&ステムが採用されている。ディスクロードコンポにはシマノ DURA-ACE R9170 DI2を装備。パワーメーターはクランク一体式のFC-R9100-P。
ホイールはディスクブレーキ版のC40とC60をコースによって使い分けていた。エーススプリンターのマシューズは平坦ステージでは高速巡航に適しているC60、山岳ステージでは軽量重視でC40を選択していた。タイヤはコンチネンタルのプロ供給モデルであるCOMPETITION PRO LTD。サドルもPROを採用するサンウェブ。マシューズはStealthカーボンサドルを選択していた。
R5のハンドル周りはS5のような専用パーツの必要がなく、ハンドルはPRO VIBEシリーズのエアロタイプとノーマルタイプのどちらかを選択し、VIBEステムと共に装着されていた。PROのラインナップにはステム一体型ハンドルのSTEALTH EVOがあるが、これを選択している選手はいなかった。
コンポーネントはリムブレーキ版のフレームのためR9150 DI2が装備されていた。コンピュータはUCIワールドツアーチームで唯一となるシグマで、Rox 12.0 Sport GPSを使う。
TTバイクのP5は、ホイールの組み合わせはフロントがC60、リアが新作と思われるシマノステッカーが貼られたディスクブレーキ版ディスクホイール。シマノはロードホイールではディスクブレーキホイールのラインナップはあるが、タイムトライアルやトライアスロン用のディスクブレーキ対応モデルは市販モデルとしてラインナップしてないので、今回使われたプロトタイプのディスクホイールをはじめ、今後はPROの3スポークホイールのディスクブレーキ版も製品として登場するかもしれない。
TTバー先端に取り付けるシフトスイッチは新型のSW-R9160で統一されている模様。タイヤはプロ供給モデルのコンチネンタルPODIUM TT PRO LTD。グリップ部分にはバーテープではなく滑り止めのヤスリが巻いてあった。TTバイクのサドルはPRO Aerofuel carbonサドルで統一されていた。
text:Michinari.TAKAGI
photo:Makoto.AYANO
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