2019/09/02(月) - 15:38
キャノンデールより新たにリリースされたエアロヘルメット「INTAKE MIPS」をテスト。流行りのセミエアロシェイプと安全性を高めるMIPSをともに備えつつも、11,000円という比較的リーズナブルな価格が魅力のモデルだ。
アメリカ3大バイクブランドとして名高いキャノンデールだが、自転車用ロックやボトルといったアクセサリー類も展開しているのはご存知だろうか。その中でもヘルメットラインアップに新たに加わったのが「INTAKE MIPS(インテイクMIPS)」だ。エアロシェルカバーを装着したCYPHER AEROというモデルも過去には展開していたが、純粋なエアロヘルメットはこれがブランド初。
丸みを帯びたタマゴ型のシェル形状、かつ開口部を少なくしたベンチレーションホールの配置によって風を受け流す優れた空力性能を実現。空気を効率的に取り込み、後部へと排出するエアフローを追求することで、エアロヘルメットながら冷却性能も高めている。また、サイドの通気口はアイウェアも保持できるようデザインされている。
フィッティングシステムは細かな締め付けの調整が可能なダイヤル式だ。フィッティングパーツが上下に固定されておらずフリーに動くことで、後頭部の形に合わせた最適な位置でフィットさせることができるのが特徴。内側にはクッション性の高いパッドを配しているため、ダイヤルを締め込んでいってもストレスなくホールドすることができる。
モデル名にあるように安全性を高める「MIPS」も搭載される。万が一の落車時に、帽体内側に装着されたシート状の構造体がスライドすることで頭部への衝撃を分散してくれるというものだ。近年幅広いメーカーがMIPSを採用しているが、ビギナーが手に取りやすいミドルグレード帯の価格で展開されるのはユーザーにとって嬉しいポイントだろう。
S/MとL/XLの2サイズ展開で、ブラック/ボルトイエロー、ホワイト/ブルー、グレー/オレンジの3色ラインアップだ。価格は11,000円(税抜)。また、MIPS無しのモデルも6,900円(税抜)という価格で販売される。
― 編集部インプレッション
普段はジロやカスクのSサイズを使用する筆者だが、今回のINTAKE MIPSではL/XLサイズをチョイス。アジアンフィットではなく、かつ内側にMIPSのシートが配されていることで被りは浅めな印象だ。割と小さめなヘルメットでも被れる私だが、このINTAKE MIPSのS/Mサイズは横幅が合わず断念。大人であればほとんどの人がL/XLサイズを選んで良さそうだ。
内側のパッドが厚めのため、頭に乗せた時にクッションが沈み込むような優しい被り心地だ。汗も十分に吸ってくれるため暑い気温のライドでも役立つだろう。フィッティングダイヤルが左右2点のみで留まっている珍しいデザインではあるものの、被ってみれば自分の良い位置でフィットさせることができるので不安感は全く無かった。手にとった時に300gを超える重量だとやや重さは感じてしまうが、価格やエアロ形状を考えれば特に不満はない。
開口部が少ないため、走った時には前部のベンチレーションホールから空気が入ってくる感覚は大きい。MIPSシートで隠れて分かりづらいが、シェル内側は空気が通るチャネルがきちんと後部まで繋がっており、エアロヘルメットながら排熱性は悪くないと感じた。空力性能が如何ほどかは正直体感できないが、この価格でエアロヘルメットが購入できるという点は魅力的だろう。
MIPSもそうだが、シェル自体も厚めになっているためヘルメットとしての安全性にも信頼が持てる。手頃な価格でMIPS付きヘルメットを選びたい人、エアロな見た目が好きな人はぜひチェックしてみて欲しい。(CW編集部:村田悠人)
キャノンデール INTAKE MIPS
カラー:ブラック/ボルトイエロー、ホワイト/ブルー、グレー/オレンジ
サイズ:S/M(52-58cm)、L/XL(58-62cm)
実測重量:318g(L/XL)
価格:11,000円(税抜)
アメリカ3大バイクブランドとして名高いキャノンデールだが、自転車用ロックやボトルといったアクセサリー類も展開しているのはご存知だろうか。その中でもヘルメットラインアップに新たに加わったのが「INTAKE MIPS(インテイクMIPS)」だ。エアロシェルカバーを装着したCYPHER AEROというモデルも過去には展開していたが、純粋なエアロヘルメットはこれがブランド初。
丸みを帯びたタマゴ型のシェル形状、かつ開口部を少なくしたベンチレーションホールの配置によって風を受け流す優れた空力性能を実現。空気を効率的に取り込み、後部へと排出するエアフローを追求することで、エアロヘルメットながら冷却性能も高めている。また、サイドの通気口はアイウェアも保持できるようデザインされている。
フィッティングシステムは細かな締め付けの調整が可能なダイヤル式だ。フィッティングパーツが上下に固定されておらずフリーに動くことで、後頭部の形に合わせた最適な位置でフィットさせることができるのが特徴。内側にはクッション性の高いパッドを配しているため、ダイヤルを締め込んでいってもストレスなくホールドすることができる。
モデル名にあるように安全性を高める「MIPS」も搭載される。万が一の落車時に、帽体内側に装着されたシート状の構造体がスライドすることで頭部への衝撃を分散してくれるというものだ。近年幅広いメーカーがMIPSを採用しているが、ビギナーが手に取りやすいミドルグレード帯の価格で展開されるのはユーザーにとって嬉しいポイントだろう。
S/MとL/XLの2サイズ展開で、ブラック/ボルトイエロー、ホワイト/ブルー、グレー/オレンジの3色ラインアップだ。価格は11,000円(税抜)。また、MIPS無しのモデルも6,900円(税抜)という価格で販売される。
― 編集部インプレッション
普段はジロやカスクのSサイズを使用する筆者だが、今回のINTAKE MIPSではL/XLサイズをチョイス。アジアンフィットではなく、かつ内側にMIPSのシートが配されていることで被りは浅めな印象だ。割と小さめなヘルメットでも被れる私だが、このINTAKE MIPSのS/Mサイズは横幅が合わず断念。大人であればほとんどの人がL/XLサイズを選んで良さそうだ。
内側のパッドが厚めのため、頭に乗せた時にクッションが沈み込むような優しい被り心地だ。汗も十分に吸ってくれるため暑い気温のライドでも役立つだろう。フィッティングダイヤルが左右2点のみで留まっている珍しいデザインではあるものの、被ってみれば自分の良い位置でフィットさせることができるので不安感は全く無かった。手にとった時に300gを超える重量だとやや重さは感じてしまうが、価格やエアロ形状を考えれば特に不満はない。
開口部が少ないため、走った時には前部のベンチレーションホールから空気が入ってくる感覚は大きい。MIPSシートで隠れて分かりづらいが、シェル内側は空気が通るチャネルがきちんと後部まで繋がっており、エアロヘルメットながら排熱性は悪くないと感じた。空力性能が如何ほどかは正直体感できないが、この価格でエアロヘルメットが購入できるという点は魅力的だろう。
MIPSもそうだが、シェル自体も厚めになっているためヘルメットとしての安全性にも信頼が持てる。手頃な価格でMIPS付きヘルメットを選びたい人、エアロな見た目が好きな人はぜひチェックしてみて欲しい。(CW編集部:村田悠人)
キャノンデール INTAKE MIPS
カラー:ブラック/ボルトイエロー、ホワイト/ブルー、グレー/オレンジ
サイズ:S/M(52-58cm)、L/XL(58-62cm)
実測重量:318g(L/XL)
価格:11,000円(税抜)
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