2019/08/18(日) - 17:28
ツールのプロバイク特集第13弾は、総合エースのヤコブ・フルサング(デンマーク)を擁するアスタナ。メンバーが使用したアスタナブルーに彩られたアルゴン18 Gallium Pro、NITROGEN、E-118を紹介します。
アルゴン18 Gallium Pro、NITROGEN、E-118
今年も継続してカナダのアルゴン18を使用したアスタナ。メインバイクは黒とターコイズブルー、黄色を組み合わせた軽量オールラウンダーのGallium Pro。グレーとターコイズブルーのカラーを纏ったエアロロードのNITROGENも使われ、TTバイクは新型と思われるディスクブレーキタイプのE-118を使用した。ブレーキタイプ別に見るとGallium Proはリムブレーキで、NITROGENとE-118はディスクブレーキだ。
中でも注目を集めたのがカザフスタンチャンピオンのアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)と、スペインチャンピオンのゴルカ・イサギレ(スペイン)のスペシャルバイクだ。いずれもナショナルカラーをモチーフにしたペイントが施されファンの視線を集めていた。
FSA/ヴィジョンと結びつきが強いチームだが、同社のセミワイヤレス電動コンポーネント「K-Force WE」は使われず、引き続きシマノ DURA-ACE DI2を使用する。クランクセットは基本的にFSAのK-FORCE LIGHTで、パワーメーターもFSAのPOWER BOXだ。もちろんハンドルやステム、シートポスト類もFSAもしくはヴィジョンで、フルサングとルツェンコは一体式ハンドルMETRON 5Dを使用していた。
フルサングのバイクにはツール・ド・フランス開幕に合わせて登場したペダル「ケオブレードカーボンセラミックチタン ツール・ド・フランスリミテッドエディション」が取り付けられていた。サドルはアスタナモデルのプロロゴ。サドルのモデルはDIMENSION、SCRATCH、NAGOなどが選手の好みによって使い分けられていた。
ホイールはワールドツアーチームで唯一コリマを使用している。アルミハブ仕様でワイドリムタイプのWSシリーズをメインで使用。平坦ステージでは47mm、山岳ステージでは32mmと使い分けされていた。また、NITROGENに装着されていたディスクブレーキモデルの32mmはラインアップに存在しない新製品と思われるもの。組み合わせるタイヤはドイツの新興タイヤブランド「ウルフパック」のRACE TUBULAR。
TTバイクも新型フレームとホイールで構成されていた。フレームはラインアップには存在しないディスクブレーキタイプのE-118。ホイールチョイスはフロントが3スポーク WS TT HM、リアがDISC WS TT C+を使用していた。どちらも1年以上をかけてアスタナによるテストを繰り返して開発されたホイールで、ディスクホイールは放射状のカーボン補強されたスタンダードタイプより剛性が高いとされている。因みにディスクブレーキタイプはラインナップにない。
TTバー先端に取り付けるシフトスイッチは新型のSW-R9160ではなく旧型のSW-9071を装備。サドルはプロロゴのT GALE PAS CPC TIROXに統一されている。
text:Michinari.TAKAGI
photo:Makoto.AYANO
アルゴン18 Gallium Pro、NITROGEN、E-118
今年も継続してカナダのアルゴン18を使用したアスタナ。メインバイクは黒とターコイズブルー、黄色を組み合わせた軽量オールラウンダーのGallium Pro。グレーとターコイズブルーのカラーを纏ったエアロロードのNITROGENも使われ、TTバイクは新型と思われるディスクブレーキタイプのE-118を使用した。ブレーキタイプ別に見るとGallium Proはリムブレーキで、NITROGENとE-118はディスクブレーキだ。
中でも注目を集めたのがカザフスタンチャンピオンのアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)と、スペインチャンピオンのゴルカ・イサギレ(スペイン)のスペシャルバイクだ。いずれもナショナルカラーをモチーフにしたペイントが施されファンの視線を集めていた。
FSA/ヴィジョンと結びつきが強いチームだが、同社のセミワイヤレス電動コンポーネント「K-Force WE」は使われず、引き続きシマノ DURA-ACE DI2を使用する。クランクセットは基本的にFSAのK-FORCE LIGHTで、パワーメーターもFSAのPOWER BOXだ。もちろんハンドルやステム、シートポスト類もFSAもしくはヴィジョンで、フルサングとルツェンコは一体式ハンドルMETRON 5Dを使用していた。
フルサングのバイクにはツール・ド・フランス開幕に合わせて登場したペダル「ケオブレードカーボンセラミックチタン ツール・ド・フランスリミテッドエディション」が取り付けられていた。サドルはアスタナモデルのプロロゴ。サドルのモデルはDIMENSION、SCRATCH、NAGOなどが選手の好みによって使い分けられていた。
ホイールはワールドツアーチームで唯一コリマを使用している。アルミハブ仕様でワイドリムタイプのWSシリーズをメインで使用。平坦ステージでは47mm、山岳ステージでは32mmと使い分けされていた。また、NITROGENに装着されていたディスクブレーキモデルの32mmはラインアップに存在しない新製品と思われるもの。組み合わせるタイヤはドイツの新興タイヤブランド「ウルフパック」のRACE TUBULAR。
TTバイクも新型フレームとホイールで構成されていた。フレームはラインアップには存在しないディスクブレーキタイプのE-118。ホイールチョイスはフロントが3スポーク WS TT HM、リアがDISC WS TT C+を使用していた。どちらも1年以上をかけてアスタナによるテストを繰り返して開発されたホイールで、ディスクホイールは放射状のカーボン補強されたスタンダードタイプより剛性が高いとされている。因みにディスクブレーキタイプはラインナップにない。
TTバー先端に取り付けるシフトスイッチは新型のSW-R9160ではなく旧型のSW-9071を装備。サドルはプロロゴのT GALE PAS CPC TIROXに統一されている。
text:Michinari.TAKAGI
photo:Makoto.AYANO
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