2019/08/20(火) - 18:54
ツールのプロバイク特集第15弾は、ペテル・サガン(スロバキア)によるマイヨヴェール獲得、そしてエマヌエル・ブッフマン(ドイツ)の総合4位と大きな存在感を見せたボーラ・ハンスグローエ。彼らの活躍を支えたスペシャライズドのTarmac、VengeそしてShivを紹介。全てのバイクのディスク化をしたチームとなった。
スペシャライズド S-Works Tarmac、Venge、Shiv
第5ステージで優勝したペテル・サガン(スロバキア)のS-Works Tarmac photo:Makoto.AYANO
サガンが駆るTarmacのハンドルはスペシャライズドのAerofly、ステムはジップのSprint SL photo:Makoto.AYANO
全ての選手がディスクブレーキを使用した photo:Makoto.AYANO
第5ステージで優勝し、前評判通り今年もマイヨヴェールを我が物としたペテル・サガン。そして続く山岳連戦で強力なライバルたちと互角に争い、表彰台へあと一歩まで迫ったエマヌエル・ブッフマン。彼らの活躍によってボーラ・ハンスグローエは大きな存在感を示した。
今年もスペシャライズドのオールラウンドモデルTarmacとエアロロードVengeを選手の好みとステージの特性に応じて使い分けていたボーラ・ハンスグローエ。スペシャルカラーのバイクを用意されるサガンもステージに合わせて両機種を使い分けていた。
ペテル・サガン(スロバキア)のS-Works Venge photo:Makoto.AYANO
マイヨヴェールカラーに彩られたサガンのワフー ELEMENT BOLT photo:Makoto.AYANO
グリーンのバーテープの下にスプリンタースイッチが配置される photo:Makoto.AYANO
サガンがステージ優勝を果たした第5ステージはヴォージュ山脈を貫く中級山岳ステージ。ヒルクライムでの軽快さを重視してサガンは軽量山岳モデルのTarmacをチョイス。一方、平坦基調のステージだけでなく、山岳ステージにおいてもエアロロードのVengeを駆る選手の姿もあった。新モデルとなり、大幅な軽量化を果たした新型Vengeの走行性能はあらゆるシーンでアドバンテージとなるのだろう。サガンにはバイクの左右で全く印象の異なるマイヨヴェール仕様のVengeが与えられ、パリへ凱旋した。
マイヨヴェールカラーに彩られたペテル・サガン(スロバキア)のS-Works Venge photo:Makoto.AYANO
上のマイヨヴェールスペシャルカラーバイクの左側はカモフラージュカラーに塗り分けられた photo:Makoto.AYANO
TTステージでは今年大きく姿を変えたS-Works Shiv TT Discを使用した。ディスクブレーキへ対応しつつ、空力形状を煮詰めることによって、更なるエアロダイナミクスの向上を実現した新モデルだ。ロヴァールの321ディスクホイールに描かれている”RIDING FOR FOCUS”とは、スペシャライズド財団が提唱するADHDの子供たちへ自転車を届けるためのプログラムだ。
専用のコックピット グリップはバーテープではなく滑り止めの鮫肌テープが貼付されている photo:Makoto.AYANO
スペシャライズドの廃盤TTサドル「TTS」をカスタムしている かつてトニ・マルティンが好んだセッティングだ photo:Makoto.AYANO
今年大きく姿を変えたS-Works Shiv TT Discを使用する photo:Makoto.AYANO
TTバイクの前輪はロヴァール CLX64を使用する photo:Makoto.AYANO
ロヴァールの321ディスクホイール 描かれている”RIDING FOR FOCUS”とは、スペシャライズド財団が提唱するADHDの子供たちへ自転車を届けるためのプログラム photo:Makoto.AYANO
コンポーネントはシマノのR9170系DURA-ACE。TTバイク含め、すべての使用モデルがディスクブレーキとなっている。クランクには4iiiiと共同開発を行ったというスペシャライズドロゴ入りパワーメーターが装備されている。ホイールはロヴァールのCLX50とCLX64をステージに合わせて使い分けた。タイヤもスペシャライズドのS-Works Turboを使用し、チューブレスタイヤを投入したことでも話題を呼んだ。
スペシャライズドがツール第2休息日に発表したRapid Airチューブレスタイヤ。アラフィリップのバイクにデモとしてセットされていた photo:Makoto.AYANO
ハンドルおよびステムに関してはVengeは専用品が、Tarmacに関してはシマノPROの各製品が組み合わせられている。サガンのTarmacには、スペシャライズドのAeroflyバーとジップのSprint SLステムがアセンブルされている。サイクルコンピューターはワフーのElemnt Boltを使用。サガンにはマイヨヴェールのグリーンモデルが用意され、バーテープと合わせたコーディネートとなっていた。
ダニエル・オス(イタリア)のステムには「F**K OSS」のステッカー photo:Makoto.AYANO
text:Naoki.Yasuoka
photo:Makoto AYANO
スペシャライズド S-Works Tarmac、Venge、Shiv



第5ステージで優勝し、前評判通り今年もマイヨヴェールを我が物としたペテル・サガン。そして続く山岳連戦で強力なライバルたちと互角に争い、表彰台へあと一歩まで迫ったエマヌエル・ブッフマン。彼らの活躍によってボーラ・ハンスグローエは大きな存在感を示した。
今年もスペシャライズドのオールラウンドモデルTarmacとエアロロードVengeを選手の好みとステージの特性に応じて使い分けていたボーラ・ハンスグローエ。スペシャルカラーのバイクを用意されるサガンもステージに合わせて両機種を使い分けていた。



サガンがステージ優勝を果たした第5ステージはヴォージュ山脈を貫く中級山岳ステージ。ヒルクライムでの軽快さを重視してサガンは軽量山岳モデルのTarmacをチョイス。一方、平坦基調のステージだけでなく、山岳ステージにおいてもエアロロードのVengeを駆る選手の姿もあった。新モデルとなり、大幅な軽量化を果たした新型Vengeの走行性能はあらゆるシーンでアドバンテージとなるのだろう。サガンにはバイクの左右で全く印象の異なるマイヨヴェール仕様のVengeが与えられ、パリへ凱旋した。


TTステージでは今年大きく姿を変えたS-Works Shiv TT Discを使用した。ディスクブレーキへ対応しつつ、空力形状を煮詰めることによって、更なるエアロダイナミクスの向上を実現した新モデルだ。ロヴァールの321ディスクホイールに描かれている”RIDING FOR FOCUS”とは、スペシャライズド財団が提唱するADHDの子供たちへ自転車を届けるためのプログラムだ。





コンポーネントはシマノのR9170系DURA-ACE。TTバイク含め、すべての使用モデルがディスクブレーキとなっている。クランクには4iiiiと共同開発を行ったというスペシャライズドロゴ入りパワーメーターが装備されている。ホイールはロヴァールのCLX50とCLX64をステージに合わせて使い分けた。タイヤもスペシャライズドのS-Works Turboを使用し、チューブレスタイヤを投入したことでも話題を呼んだ。

ハンドルおよびステムに関してはVengeは専用品が、Tarmacに関してはシマノPROの各製品が組み合わせられている。サガンのTarmacには、スペシャライズドのAeroflyバーとジップのSprint SLステムがアセンブルされている。サイクルコンピューターはワフーのElemnt Boltを使用。サガンにはマイヨヴェールのグリーンモデルが用意され、バーテープと合わせたコーディネートとなっていた。

text:Naoki.Yasuoka
photo:Makoto AYANO
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