2019/08/05(月) - 19:02
ツールのプロバイク特集第3弾は、チーム総合首位、ナイロ・キンタナによるステージ1勝、ミケル・ランダの総合6位という成績を挙げたモビスター。総合エース3名を揃えたモビスターが使用した機材を紹介しよう。
ナイロ・キンタナ(コロンビア)をエースに据え、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)やミケル・ランダ(スペイン)というチームを代表する選手たちでツールメンバーを固めたモビスター。今年のツールでは、他チームを圧倒する戦力でチーム総合首位、個人総合のトップ10にランダとバルベルデを送り込むことに成功し、キンタナによる山岳ステージ優勝という成績を収めた。
モビスターが使用する機材は昨年と変わらず、キャニオンのバイクにカンパニョーロのドライブトレインとホイールを組み合わせる。メインで使用していたフレームは山岳用軽量フレームのUltimate CF SLXで、エアロ系のAeroadも用意されていたようだ。タイムトライアルではSpeedmax CF SLXを使用する。
ブレーキタイプの選択は総合優勝を狙う他のチームと同じように、全選手がリムブレーキ仕様のバイクを選択。サポートカーに載せられていたバルベルデのAeroad CF SLXや、タイムトライアル用のSpeedmax CF SLXも全てリム仕様だ。ハンドル周りもキャニオンで、キンタナやバルベルデはステム一体式。マルク・ソレルは別体式を使用しているようだ。
ドライブトレインは年初に発表されたカンパニョーロの最新電動コンポSuper Record EPS 12sで、パワーメーターはPower2Maxを使用する。Speedmaxには12速ではなく、昨年同様にSuper Record EPS 11sがアセンブルされていた。
ホイールは山岳ステージではBORA 35 ULTRA、平坦ステージではBORA 50 ULTARAを主に使用する。デカールは特別なブルーカラーが供給されているが、バルベルデのホイールは特別なアルカンシェルカラー。キンタナは前35/後50という組み合わせを継続中。
タイムトライアルでは前輪にBORA WTO 77、後輪にBORA ULTRA TTを組み合わせる。タイヤはコンチネンタルのプロ供給専用品COMPETITION PRO LTD(25mm)がメイン。タイムトライアルで使用するBORA WTOがチューブレス仕様のためか、前輪にはGRANPRIX TTやGRAND PRIX 5000を使用していた。
モビスターはフィジークのサポートを受けており、サドルとシューズを同ブランドで統一。キンタナはANTARESを好んでいるようで、メインバイクのUltimateはもちろん、SpeedmaxにもANTARESと思われる刺繍と滑り止め防止が施されたショートノーズサドル(ラインアップはない)がアセンブルされていた。
ボトルケージはわずか15gと超軽量を誇るエリートのLeggeroで、ボトル自体も軽量なFLY。バーテープはリザードスキンで、化粧テープにモビスターのチームロゴがあしらわれる特別品。バルベルデのバーテープはもちろんアルカンシェル仕様だ。
photo:Makoto.AYANO
text:Gakuto Fujiwara
ナイロ・キンタナ(コロンビア)をエースに据え、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)やミケル・ランダ(スペイン)というチームを代表する選手たちでツールメンバーを固めたモビスター。今年のツールでは、他チームを圧倒する戦力でチーム総合首位、個人総合のトップ10にランダとバルベルデを送り込むことに成功し、キンタナによる山岳ステージ優勝という成績を収めた。
モビスターが使用する機材は昨年と変わらず、キャニオンのバイクにカンパニョーロのドライブトレインとホイールを組み合わせる。メインで使用していたフレームは山岳用軽量フレームのUltimate CF SLXで、エアロ系のAeroadも用意されていたようだ。タイムトライアルではSpeedmax CF SLXを使用する。
ブレーキタイプの選択は総合優勝を狙う他のチームと同じように、全選手がリムブレーキ仕様のバイクを選択。サポートカーに載せられていたバルベルデのAeroad CF SLXや、タイムトライアル用のSpeedmax CF SLXも全てリム仕様だ。ハンドル周りもキャニオンで、キンタナやバルベルデはステム一体式。マルク・ソレルは別体式を使用しているようだ。
ドライブトレインは年初に発表されたカンパニョーロの最新電動コンポSuper Record EPS 12sで、パワーメーターはPower2Maxを使用する。Speedmaxには12速ではなく、昨年同様にSuper Record EPS 11sがアセンブルされていた。
ホイールは山岳ステージではBORA 35 ULTRA、平坦ステージではBORA 50 ULTARAを主に使用する。デカールは特別なブルーカラーが供給されているが、バルベルデのホイールは特別なアルカンシェルカラー。キンタナは前35/後50という組み合わせを継続中。
タイムトライアルでは前輪にBORA WTO 77、後輪にBORA ULTRA TTを組み合わせる。タイヤはコンチネンタルのプロ供給専用品COMPETITION PRO LTD(25mm)がメイン。タイムトライアルで使用するBORA WTOがチューブレス仕様のためか、前輪にはGRANPRIX TTやGRAND PRIX 5000を使用していた。
モビスターはフィジークのサポートを受けており、サドルとシューズを同ブランドで統一。キンタナはANTARESを好んでいるようで、メインバイクのUltimateはもちろん、SpeedmaxにもANTARESと思われる刺繍と滑り止め防止が施されたショートノーズサドル(ラインアップはない)がアセンブルされていた。
ボトルケージはわずか15gと超軽量を誇るエリートのLeggeroで、ボトル自体も軽量なFLY。バーテープはリザードスキンで、化粧テープにモビスターのチームロゴがあしらわれる特別品。バルベルデのバーテープはもちろんアルカンシェル仕様だ。
photo:Makoto.AYANO
text:Gakuto Fujiwara
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