2019/08/02(金) - 09:31
総合輸入代理店のアキボウが取り扱うブランドは、コルナゴ、フジ、ブリーザー、ターン、ダホンなど非常に数が多い。ロードからアーバンサイクリング、アドベンチャーバイクまで各ブランドの新製品が勢ぞろいしたディーラーショーが開催された。
各ブランドから続々と発表されている2020年モデルの新車や新パーツ類。総合輸入代理店のアキボウもディーラーショーを開催し、新しい自転車などを発表した。アキボウが取り扱うブランドはコルナゴ、フジ、ブリーザー、ターン、ダホンという自転車ブランドから、LASやクロノ、コゲル、チャレンジなど細かいパーツブランドまで。今回のレポートではダイジェストでお届けしよう。
既報の通りコルナゴのニュースは、フラッグシップモデル「V3-RS」とそのミドルグレード「V3」の2車種が登場したこと。特にV3-RSはプロ選手が実際に使用するハイエンドモデルの最新版であり、前作からアップデートされたフレームのディテールを食い入るようにして確認するショップの方も多い。
全てが変わったV3-RSは、オールラウンドバイクというコンセプトはそのままに、新たにエアロダイナミクスを取り入れたことが特徴。フレームにカムテールデザインを与えるとともに、コックピット周りのケーブルのフル内装化を実現している。これにより、V3-RSは前作よりも優れたエアロダイナミクスを獲得した。詳しくは発表時の紹介記事を確認して欲しい。リンクはこちら。
C64のフレームやパッケージに変更はないが、目を惹くグラフィックのバイクが2種類登場していた。一つは名チームのタイトルスポンサーとして有名なマペイカラー。マペイの明るいブルーカラーやポップなグラフィックは今でも人気が高く、様々な場所でリバイバルされている。そんなマペイカラー/デザインで彩られたC64はプロトンの中でも目立つ存在となるだろう。
もう一つはアンティカートと呼ばれるデザイン。使い古されたような金属の様なシルバーカラーを基調に、所々擦れた跡のようなペイントが施されたフレームに仕上げられている。よく観察してみると、コルナゴがよく採用するグラフィックも描かれており、このフレームが非常に凝ったペイントであることがわかる。
もちろんC64の通常カラーやCONCEPTにも非常にコルナゴらしい発色が綺麗なカラーリングが施されている。試乗会や展示会などでアキボウブースがある場合は是非一度確認してみてほしい。
FUJI(フジ)のエアロロードTRANSONICも2020年シーズンでモデルチェンジを果たす。従来モデルは曲線を多用したデザインが採用されていたが、現代のエアロロード然とした佇まいに。横位置から見ると直線的なシルエットだが、角度を変えてみると前作のDNAを感じる曲線的な部分が現れる。ダウンチューブの中央部分の括れ、シートチューブの複雑な弧がTRANSONICらしさを主張する。
加えてハンドル周りのケーブルフル内装化、2つのポジションから位置を選択できるボトルケージ台座、前後ディスクブレーキキャリパーを覆うような風防など、エアロダイナミクスを追求するための機構が盛り込まれていることも特徴。現代のエアロロードのトレンドを取り入れながら、フジらしさも併せ持つ一台に仕上げられている。
ラインアップはTRANSONIC 1.1 DISC、TRANSONIC 2.5 DISC、TRANSONIC 2.1(リムブレーキ)、TRANSONIC 2.5(リムブレーキ)という4種類。TRANSONIC 1.1 DISCがラインアップの頂点に立つモデルであり、新設計のカーボン素材”C15”を採用していることが特徴だ。フレームセットの価格は34万円(税抜)。
ディスクブレーキ、リムブレーキともに用意されているTRANSONIC 2シリーズは、これまでハイエンドモデルに与えられていたC10素材を使用する。リムブレーキの2.1はフレームセット販売、価格28万円(税抜)。2.5というナンバリングが与えられたモデルは完成車仕様で、ディスクブレーキモデルは39万円、リムブレーキモデルが36万円(共に税抜)。
フジのラインアップにはコロンバス製スチールチューブを使用したFOREAL(フォリアル)というモデルが登場する。ディスクブレーキや太めのロードタイヤを装着できるモダンスチール・スタイルの1台に仕上げられている。完成車とフレームセットの2種類合わせて100台のみの限定モデルとなる。
シングルスピードバイクとして人気の高いFEATHER(フェザー)。そのフレームをベースとしたギアード/オフロード仕様としたFEATHER CXにフラットバー完成車が用意されることに。選択肢が生まれたことで、スポーティな見た目のドロップハンドルと、ライフスタイルな雰囲気を演出するフラットバーを好みに合わせて選びやすくなった。
NAOMIやBALLAD Ωのようなロードサイクリングを楽しめるモデルや、BALLADやTRACK ARCVのようなカジュアルなルックスのモデル、JARIやRAFFISTAのようなアドベンチャー系モデルは、2019年モデルから継続される。
アドベンチャーバイクを主体としているBREEZER(ブリーザー)からは、タウンユースモデル「Downtown(ダウンタウン)」がリリースされている。スポーツ走行よりも日々の足として用意されたバイクであり、移動手段にもスタイルを求める方にピッタリな1台だ。
ラインアップはシングルスピードのDowntown 7+、ギアードのDowntown EX、スタッガードフレームのDowntown EX STという3種類。カラーバリエーションも用意されており、好みの1台を見つけることができるだろう。各種コンポーネントにはシマノ製など信頼性の高いパーツが使用されていることもポイント。
小径車ブランドのターンがリリースする新モデルは既に発表となっていたBYBと、E-カーゴバイクのHSDという2種類がメイン。BYBは従来よりラインアップされていたVergeなどよりもコンパクトに折り畳めることが特徴であり、Bring Your Bikeという言葉の頭文字からとられたモデル名が示す通り、より持ち運びやすく、収納しやすくなっている。
HSDはVEKTRONに次ぐ電動アシストユニットを搭載した小径車。このモデルはフレームを折りたたむことはできないが、ハンドルとシートポストがフォールディング仕様とされている。ユニットを搭載し重量があることも考えるとHSDは輪行というよりは、自動車に積載する際にトランクスペースに収納するためのフォールディング仕様という印象だ。
ユニットは引き続きボッシュのアクティブラインプラス。堅牢なフレームにサスペンションフォーク、リアキャリアが装備されているユニークなスペックとされている。オプションとなるがフロントバスケットも用意されているため、HSDは荷物を積載して使用したい。キャンプ場での荷物の運搬や、自宅から近くの公園までピクニックへ出かける際に活躍してくれるバイクだろう。
同じく小径/フォールディングバイクブランドのダホンは、NuWaveという16インチモデルを新しくラインアップに加わえる。このモデルは波打つようなフレームデザインが特徴。ハンドルとシートのみが折りたたみ仕様とされており、収納時のサイズはホイールベースの長さはそのまま(127cm)、高さは57cm、幅はほぼ自転車のエンド幅と同等になる。そのため、収納時は前輪をあげて立て掛けるようにすることで、家具の隙間などに差し込みやすいはずだ。
以下はフォトダイジェストでお届けしよう。
text&photo:Gakuto Fujiwara
各ブランドから続々と発表されている2020年モデルの新車や新パーツ類。総合輸入代理店のアキボウもディーラーショーを開催し、新しい自転車などを発表した。アキボウが取り扱うブランドはコルナゴ、フジ、ブリーザー、ターン、ダホンという自転車ブランドから、LASやクロノ、コゲル、チャレンジなど細かいパーツブランドまで。今回のレポートではダイジェストでお届けしよう。
既報の通りコルナゴのニュースは、フラッグシップモデル「V3-RS」とそのミドルグレード「V3」の2車種が登場したこと。特にV3-RSはプロ選手が実際に使用するハイエンドモデルの最新版であり、前作からアップデートされたフレームのディテールを食い入るようにして確認するショップの方も多い。
全てが変わったV3-RSは、オールラウンドバイクというコンセプトはそのままに、新たにエアロダイナミクスを取り入れたことが特徴。フレームにカムテールデザインを与えるとともに、コックピット周りのケーブルのフル内装化を実現している。これにより、V3-RSは前作よりも優れたエアロダイナミクスを獲得した。詳しくは発表時の紹介記事を確認して欲しい。リンクはこちら。
C64のフレームやパッケージに変更はないが、目を惹くグラフィックのバイクが2種類登場していた。一つは名チームのタイトルスポンサーとして有名なマペイカラー。マペイの明るいブルーカラーやポップなグラフィックは今でも人気が高く、様々な場所でリバイバルされている。そんなマペイカラー/デザインで彩られたC64はプロトンの中でも目立つ存在となるだろう。
もう一つはアンティカートと呼ばれるデザイン。使い古されたような金属の様なシルバーカラーを基調に、所々擦れた跡のようなペイントが施されたフレームに仕上げられている。よく観察してみると、コルナゴがよく採用するグラフィックも描かれており、このフレームが非常に凝ったペイントであることがわかる。
もちろんC64の通常カラーやCONCEPTにも非常にコルナゴらしい発色が綺麗なカラーリングが施されている。試乗会や展示会などでアキボウブースがある場合は是非一度確認してみてほしい。
FUJI(フジ)のエアロロードTRANSONICも2020年シーズンでモデルチェンジを果たす。従来モデルは曲線を多用したデザインが採用されていたが、現代のエアロロード然とした佇まいに。横位置から見ると直線的なシルエットだが、角度を変えてみると前作のDNAを感じる曲線的な部分が現れる。ダウンチューブの中央部分の括れ、シートチューブの複雑な弧がTRANSONICらしさを主張する。
加えてハンドル周りのケーブルフル内装化、2つのポジションから位置を選択できるボトルケージ台座、前後ディスクブレーキキャリパーを覆うような風防など、エアロダイナミクスを追求するための機構が盛り込まれていることも特徴。現代のエアロロードのトレンドを取り入れながら、フジらしさも併せ持つ一台に仕上げられている。
ラインアップはTRANSONIC 1.1 DISC、TRANSONIC 2.5 DISC、TRANSONIC 2.1(リムブレーキ)、TRANSONIC 2.5(リムブレーキ)という4種類。TRANSONIC 1.1 DISCがラインアップの頂点に立つモデルであり、新設計のカーボン素材”C15”を採用していることが特徴だ。フレームセットの価格は34万円(税抜)。
ディスクブレーキ、リムブレーキともに用意されているTRANSONIC 2シリーズは、これまでハイエンドモデルに与えられていたC10素材を使用する。リムブレーキの2.1はフレームセット販売、価格28万円(税抜)。2.5というナンバリングが与えられたモデルは完成車仕様で、ディスクブレーキモデルは39万円、リムブレーキモデルが36万円(共に税抜)。
フジのラインアップにはコロンバス製スチールチューブを使用したFOREAL(フォリアル)というモデルが登場する。ディスクブレーキや太めのロードタイヤを装着できるモダンスチール・スタイルの1台に仕上げられている。完成車とフレームセットの2種類合わせて100台のみの限定モデルとなる。
シングルスピードバイクとして人気の高いFEATHER(フェザー)。そのフレームをベースとしたギアード/オフロード仕様としたFEATHER CXにフラットバー完成車が用意されることに。選択肢が生まれたことで、スポーティな見た目のドロップハンドルと、ライフスタイルな雰囲気を演出するフラットバーを好みに合わせて選びやすくなった。
NAOMIやBALLAD Ωのようなロードサイクリングを楽しめるモデルや、BALLADやTRACK ARCVのようなカジュアルなルックスのモデル、JARIやRAFFISTAのようなアドベンチャー系モデルは、2019年モデルから継続される。
アドベンチャーバイクを主体としているBREEZER(ブリーザー)からは、タウンユースモデル「Downtown(ダウンタウン)」がリリースされている。スポーツ走行よりも日々の足として用意されたバイクであり、移動手段にもスタイルを求める方にピッタリな1台だ。
ラインアップはシングルスピードのDowntown 7+、ギアードのDowntown EX、スタッガードフレームのDowntown EX STという3種類。カラーバリエーションも用意されており、好みの1台を見つけることができるだろう。各種コンポーネントにはシマノ製など信頼性の高いパーツが使用されていることもポイント。
小径車ブランドのターンがリリースする新モデルは既に発表となっていたBYBと、E-カーゴバイクのHSDという2種類がメイン。BYBは従来よりラインアップされていたVergeなどよりもコンパクトに折り畳めることが特徴であり、Bring Your Bikeという言葉の頭文字からとられたモデル名が示す通り、より持ち運びやすく、収納しやすくなっている。
HSDはVEKTRONに次ぐ電動アシストユニットを搭載した小径車。このモデルはフレームを折りたたむことはできないが、ハンドルとシートポストがフォールディング仕様とされている。ユニットを搭載し重量があることも考えるとHSDは輪行というよりは、自動車に積載する際にトランクスペースに収納するためのフォールディング仕様という印象だ。
ユニットは引き続きボッシュのアクティブラインプラス。堅牢なフレームにサスペンションフォーク、リアキャリアが装備されているユニークなスペックとされている。オプションとなるがフロントバスケットも用意されているため、HSDは荷物を積載して使用したい。キャンプ場での荷物の運搬や、自宅から近くの公園までピクニックへ出かける際に活躍してくれるバイクだろう。
同じく小径/フォールディングバイクブランドのダホンは、NuWaveという16インチモデルを新しくラインアップに加わえる。このモデルは波打つようなフレームデザインが特徴。ハンドルとシートのみが折りたたみ仕様とされており、収納時のサイズはホイールベースの長さはそのまま(127cm)、高さは57cm、幅はほぼ自転車のエンド幅と同等になる。そのため、収納時は前輪をあげて立て掛けるようにすることで、家具の隙間などに差し込みやすいはずだ。
以下はフォトダイジェストでお届けしよう。
text&photo:Gakuto Fujiwara
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