2019/06/28(金) - 07:41
全日本選手権初日の個人タイムトライアル。男子エリート2位の岡篤志、3位の別府史之、女子エリート2位の福田咲絵、3位の上野みなみ、男子U23優勝の今村駿介ら各カテゴリーの優勝者のコメントを紹介。
男子エリート 2位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
男子エリート 2位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) photo:Makoto.AYANO
タイムトライアルは昨年悪い結果になってしまったので不安の方が大きくて、強い選手が揃っていたのでここまで良い成績を残せるとは思っていませんでした。スタートしてすぐのコーナーで滑ってペダルを外したくらいバランスを崩したのですが、転ばずに済みました。でもその後ビビってしまい、他の選手も転んでいたので慎重に行きました。アンダー23のタイムを指標にして走りましたが、それよりも若干悪かったので、今回はダメかなと思っていました。でも第2ウェーブの選手達のタイムが思ったより伸びなかったので驚きました。
ロードは集団が伸び縮みする展開になると思うので、後ろを走っているとリスクになるかなと感じました。他チームのマークが厳しくなると思いますが、チームのコンディションは良いので、うまくみんなで戦っていければと思います。
男子エリート 3位 別府史之(トレック・セガフレード)
男子エリート 3位 別府史之(トレック・セガフレード) photo:Makoto.AYANO
今日は調子は良かったです。しっかりとアップやコンディショニングをしてきたので、 今日は行けると思ったんですけど、コースがテクニカルだったので最初は抑えていきました。他のヒートで落車が多発していたので、タイヤの空気圧もそうですし、コーナーとかペースを落としすぎたのかなと。ホームとかフラットなところ、上りの部分ではしっかり踏めてましたし、終盤までたれることなく行けました。
ただ、昨日試走に出走できなかったので、もう少しコースを見れたら良かったですし、敗因でもありますね。鎖骨骨折の影響はもうありません。臨むからにはベストで臨んでいるので、でも負けてしまったらしょうがないです。ただ、今コンディションは良いので、日曜日のロードに向けて集中を切らさずに戦いたいと思います。
男子U23優勝 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
男子U23優勝 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) photo:Makoto.AYANO
調子自体は、あまり疲れが抜けなかったりということがあったんですが、前日までにはなんとかいつものコンディションに戻っていたので、その点は良かったです。全日本TTに出たのが初めてで、今までは平地の行って帰ってくるだけのTTしかしたことなかったので、すごく苦手なコースだなとは思っていました。転びたくはなかったので、コーナーとかは落ち着いていって、頑張れるとこで頑張ろうと言う風に思っていて、実際に落車することなく走りきれてよかったです。最終走者だったので他の走者のタイム差聞きながら踏めるところを踏んでいこうと言う感じ、開けているところは踏んで、少し危ないところは安全第一で行きました。
ロードに向けては、同世代の選手達と走るのが久しぶりで、ロードの全日本も久しぶりなので、みんなの力をしっかり見ながら、強い選手をマークして、自分でも動いていけるレースをしたいと思います。
男子U23 2位 石原悠希(インタープロサイクリングアカデミー)
男子U23 2位 石原悠希(インタープロサイクリングアカデミー) photo:Makoto.AYANO
今日のために頑張って練習して、調整もしっかりしてきて調子自体は良かったんですけれど、2周目のコーナーで転んでしまって、焦ってチェーンをガチャガチャしたりしてかなりタイムロスをしてしまいました。U23最後の年で、優勝したい気持ちも大きかったのですごく悔しいです。この悔しさをロードで晴らせるように頑張りたいと思います。
男子U23 3位 大町健斗(チームユーラシア-IRCタイヤ)
男子U23 3位 大町健斗(チームユーラシア-IRCタイヤ) 38分32秒19 photo:Satoru Kato
春先終わった後に崩してしまったんですが、そこから立て直して、思ったよりは走れました。コース的には裏の上りなどは得意ではなく、けっこうキツイなと思っていました。ただ、そこを我慢して走ったら3位と言う結果につながったので、良かったです。ロードは周りの選手の動いているのをうまく見定められるかが勝負になると思うので、出来ることをやって、いい方向に持っていけたら良いと思います。
女子エリート 2位 福田咲絵(慶応義塾大学)
女子エリート+U23 2位 福田咲絵(慶應義塾大学) photo: Yuichiro Hosoda
6月頭に就職活動を終え、出来る限りのことをやってきたので、自信を持って臨めました。全日本は狙っていたところがあったので、表彰台に登れて良かったです。1周目の後半くらいにトラブルが続いて、まず茂みに突っ込んでシクロクロスしてしまいました。それと道の端からハクビシンのような動物が出てきたりもしていろいろ焦ったんですけど、そこで一旦落ち着けたので、後半は上げて走れました。コースレイアウトは気にせず、40分ちゃんと頑張ると言うことだけ考えて走っていました。
女子エリート 3位 上野みなみ(シエルブルー鹿屋)
女子エリート+U23 3位 上野みなみ(Ciel Bleu鹿屋) photo: Yuichiro Hosoda
タイムトライアルは昨年出ておらず久しぶりで、表彰台に乗ることが目標で走りました。コースがこれまでと違いアップダウンがあるコースだったので、ペースをいかに落とさず走るかと言うことが課題でした。実際には福田選手との差がどれくらいと言うのを聞きながら走っていましたが、後半につれて上りがきつくなっていくところで、そこでタイム差が開いてしまったので悔しかったです。上りも最初はアウターで行っていたんですが、キツくなってくる所もあったので、2周目はインナー使ったりしていました。コーナーにうまく入れなかったりして、最後の鋭角コーナーのところもコーナー前でギアを変えて入ろうと思ってたんですが、距離感が掴めずうまく回れなかったり、惰性を使えなかったりと、小さいところのミスがあったなと今振り返ると思います。
女子U23 優勝 梶原悠未(筑波大学)
女子U23優勝 梶原悠未(筑波大学) photo:Satoru Kato
2周で距離が26kmあるので、前半から突っ込みすぎないように一定ペースで走りきれるよう意識して行きました。コース的には下りがテクニカルで、がっつり踏んでスピードを載せるより足を止める箇所も多かったので、上りとその後の平坦が勝負になると考えていたので、上りしっかりペースで上って、平坦で踏めるように意識しました。ただ、今はトラックをメインでやっているので、パワーとスピードにシフトしてウェイトトレーニングの内容などを変えている段階なので、やはり上りの部分で今日はうまくペースに乗せることが出来ずにタイム差がついてしまったと思いました。
男子ジュニア 優勝 山田拓海(飯田風越高校)
男子ジュニア 表彰式 photo:Satoru Kato
津田選手とは僅差の勝負になりましたが、彼とは常にナショナルチームなどでも切磋琢磨している関係だったので、自分の力を出すだけでした。スタートしてみたら風もそんな強くなかったので、前半ペースで入って、後半少し上げていこうと思っていました。コースは試走の段階で、テクニカルな箇所があったので、動画などでも何回も確認して気をつけようと思っていましたし、実際イメージ通り行けて、予想以上の走りが出来ました。体調面では特に疲れなども感じることなく、いい状態でスタート出来ました。世界で戦うにはまだ課題が山積みなので、まずは明日のロードを頑張りたいです。
女子ジュニア 優勝 岩元杏奈(日本体育大学)
女子ジュニア+U17優勝 岩元杏奈(日本体育大学) photo:Makoto.AYANO
最後のジュニアの年で、TTは本当に勝ちたくて仕方ない気持ちが強かったので勝ててよかったです。コースはスタートして最初4kmが平坦で、あとはずっとアップダウンだったので、そこで稼がないともう稼ぐところがないと思っていました。なので、そこを目一杯踏んで、あとはテクニックで行くと言う感じで行きました。上りがどんどんきつくなってきて、後半は余裕があまりなかったです。
男子U17+U15 優勝 篠原輝利(ボンシャンス)
男子U17+15 表彰式 photo:Satoru Kato
全体的なペースとしては、後半タレてしまった形になりました。序盤にトラブルも2つあって、まずサドルが下がってしまったこと。もう1つはスタートの時に前輪のクイックが外れてダンシングが出来ない状態で走ることになってしまったこと。ただ、そういう状況でも1位と言う結果で終われたので、そこは良かったです。体調としては全日本に向けて調整してきて、TT前のアップでもかなり調子よく心拍も動いてくれたので、これは行けるんじゃないかと自分の中で自信がありました。
女子U17 優勝 渡部春雅(駒沢大学高等学校)
女子ジュニア+U17 2位 渡部春雅(駒沢大学高等学校)21分52秒77 photo:Satoru Kato
去年の平坦ばかりのコースとは違い、今年は上りがきつく風もあって大変だったのですが、自分の走りは出来たと思います。去年よりは今年の方が得意なコースでした。タイムはあまり気にせず、自分の全力を出そうと思っていましたし、タイムトライアル自体あまりやったことがなく、どこで上げるかとかは良くわからなかったので、最初から行くしかないと思って走りました。
text:Yuichiro Hosoda, Satoru Kato
男子エリート 2位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
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タイムトライアルは昨年悪い結果になってしまったので不安の方が大きくて、強い選手が揃っていたのでここまで良い成績を残せるとは思っていませんでした。スタートしてすぐのコーナーで滑ってペダルを外したくらいバランスを崩したのですが、転ばずに済みました。でもその後ビビってしまい、他の選手も転んでいたので慎重に行きました。アンダー23のタイムを指標にして走りましたが、それよりも若干悪かったので、今回はダメかなと思っていました。でも第2ウェーブの選手達のタイムが思ったより伸びなかったので驚きました。
ロードは集団が伸び縮みする展開になると思うので、後ろを走っているとリスクになるかなと感じました。他チームのマークが厳しくなると思いますが、チームのコンディションは良いので、うまくみんなで戦っていければと思います。
男子エリート 3位 別府史之(トレック・セガフレード)
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今日は調子は良かったです。しっかりとアップやコンディショニングをしてきたので、 今日は行けると思ったんですけど、コースがテクニカルだったので最初は抑えていきました。他のヒートで落車が多発していたので、タイヤの空気圧もそうですし、コーナーとかペースを落としすぎたのかなと。ホームとかフラットなところ、上りの部分ではしっかり踏めてましたし、終盤までたれることなく行けました。
ただ、昨日試走に出走できなかったので、もう少しコースを見れたら良かったですし、敗因でもありますね。鎖骨骨折の影響はもうありません。臨むからにはベストで臨んでいるので、でも負けてしまったらしょうがないです。ただ、今コンディションは良いので、日曜日のロードに向けて集中を切らさずに戦いたいと思います。
男子U23優勝 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
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調子自体は、あまり疲れが抜けなかったりということがあったんですが、前日までにはなんとかいつものコンディションに戻っていたので、その点は良かったです。全日本TTに出たのが初めてで、今までは平地の行って帰ってくるだけのTTしかしたことなかったので、すごく苦手なコースだなとは思っていました。転びたくはなかったので、コーナーとかは落ち着いていって、頑張れるとこで頑張ろうと言う風に思っていて、実際に落車することなく走りきれてよかったです。最終走者だったので他の走者のタイム差聞きながら踏めるところを踏んでいこうと言う感じ、開けているところは踏んで、少し危ないところは安全第一で行きました。
ロードに向けては、同世代の選手達と走るのが久しぶりで、ロードの全日本も久しぶりなので、みんなの力をしっかり見ながら、強い選手をマークして、自分でも動いていけるレースをしたいと思います。
男子U23 2位 石原悠希(インタープロサイクリングアカデミー)
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今日のために頑張って練習して、調整もしっかりしてきて調子自体は良かったんですけれど、2周目のコーナーで転んでしまって、焦ってチェーンをガチャガチャしたりしてかなりタイムロスをしてしまいました。U23最後の年で、優勝したい気持ちも大きかったのですごく悔しいです。この悔しさをロードで晴らせるように頑張りたいと思います。
男子U23 3位 大町健斗(チームユーラシア-IRCタイヤ)
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春先終わった後に崩してしまったんですが、そこから立て直して、思ったよりは走れました。コース的には裏の上りなどは得意ではなく、けっこうキツイなと思っていました。ただ、そこを我慢して走ったら3位と言う結果につながったので、良かったです。ロードは周りの選手の動いているのをうまく見定められるかが勝負になると思うので、出来ることをやって、いい方向に持っていけたら良いと思います。
女子エリート 2位 福田咲絵(慶応義塾大学)
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6月頭に就職活動を終え、出来る限りのことをやってきたので、自信を持って臨めました。全日本は狙っていたところがあったので、表彰台に登れて良かったです。1周目の後半くらいにトラブルが続いて、まず茂みに突っ込んでシクロクロスしてしまいました。それと道の端からハクビシンのような動物が出てきたりもしていろいろ焦ったんですけど、そこで一旦落ち着けたので、後半は上げて走れました。コースレイアウトは気にせず、40分ちゃんと頑張ると言うことだけ考えて走っていました。
女子エリート 3位 上野みなみ(シエルブルー鹿屋)
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タイムトライアルは昨年出ておらず久しぶりで、表彰台に乗ることが目標で走りました。コースがこれまでと違いアップダウンがあるコースだったので、ペースをいかに落とさず走るかと言うことが課題でした。実際には福田選手との差がどれくらいと言うのを聞きながら走っていましたが、後半につれて上りがきつくなっていくところで、そこでタイム差が開いてしまったので悔しかったです。上りも最初はアウターで行っていたんですが、キツくなってくる所もあったので、2周目はインナー使ったりしていました。コーナーにうまく入れなかったりして、最後の鋭角コーナーのところもコーナー前でギアを変えて入ろうと思ってたんですが、距離感が掴めずうまく回れなかったり、惰性を使えなかったりと、小さいところのミスがあったなと今振り返ると思います。
女子U23 優勝 梶原悠未(筑波大学)
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2周で距離が26kmあるので、前半から突っ込みすぎないように一定ペースで走りきれるよう意識して行きました。コース的には下りがテクニカルで、がっつり踏んでスピードを載せるより足を止める箇所も多かったので、上りとその後の平坦が勝負になると考えていたので、上りしっかりペースで上って、平坦で踏めるように意識しました。ただ、今はトラックをメインでやっているので、パワーとスピードにシフトしてウェイトトレーニングの内容などを変えている段階なので、やはり上りの部分で今日はうまくペースに乗せることが出来ずにタイム差がついてしまったと思いました。
男子ジュニア 優勝 山田拓海(飯田風越高校)
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津田選手とは僅差の勝負になりましたが、彼とは常にナショナルチームなどでも切磋琢磨している関係だったので、自分の力を出すだけでした。スタートしてみたら風もそんな強くなかったので、前半ペースで入って、後半少し上げていこうと思っていました。コースは試走の段階で、テクニカルな箇所があったので、動画などでも何回も確認して気をつけようと思っていましたし、実際イメージ通り行けて、予想以上の走りが出来ました。体調面では特に疲れなども感じることなく、いい状態でスタート出来ました。世界で戦うにはまだ課題が山積みなので、まずは明日のロードを頑張りたいです。
女子ジュニア 優勝 岩元杏奈(日本体育大学)
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最後のジュニアの年で、TTは本当に勝ちたくて仕方ない気持ちが強かったので勝ててよかったです。コースはスタートして最初4kmが平坦で、あとはずっとアップダウンだったので、そこで稼がないともう稼ぐところがないと思っていました。なので、そこを目一杯踏んで、あとはテクニックで行くと言う感じで行きました。上りがどんどんきつくなってきて、後半は余裕があまりなかったです。
男子U17+U15 優勝 篠原輝利(ボンシャンス)
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全体的なペースとしては、後半タレてしまった形になりました。序盤にトラブルも2つあって、まずサドルが下がってしまったこと。もう1つはスタートの時に前輪のクイックが外れてダンシングが出来ない状態で走ることになってしまったこと。ただ、そういう状況でも1位と言う結果で終われたので、そこは良かったです。体調としては全日本に向けて調整してきて、TT前のアップでもかなり調子よく心拍も動いてくれたので、これは行けるんじゃないかと自分の中で自信がありました。
女子U17 優勝 渡部春雅(駒沢大学高等学校)
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去年の平坦ばかりのコースとは違い、今年は上りがきつく風もあって大変だったのですが、自分の走りは出来たと思います。去年よりは今年の方が得意なコースでした。タイムはあまり気にせず、自分の全力を出そうと思っていましたし、タイムトライアル自体あまりやったことがなく、どこで上げるかとかは良くわからなかったので、最初から行くしかないと思って走りました。
text:Yuichiro Hosoda, Satoru Kato