2019/06/24(月) - 09:07
ビアンキの2020モデル展示会が都内にて開催。ニュースタンダードとなるミドルグレードオールラウンダー「SPRINT」の実車をはじめ、カラーチェンジしたハイエンドモデルや新型オールロードバイクなどが発表された。
東京・代官山の展示ホールにて開催されたビアンキの展示会。2020年モデルが一堂に会し、全国からビアンキディーラーが集まった。2つのフロアを贅沢に使用し、ハイエンドのロードレーサーからキッズバイクに至るまで、バラエティー豊かなビアンキのラインアップが揃った。
「最近、ビアンキっていいよね」とは、シリアス志向のライダーたちの間でよく聞く台詞。ここ2~3年の間で、よりレーシーなブランドとして再認知されてきたのは事実だろう。
ジロで大きな存在感を示しているプリモシュ・ログリッチェやドーフィネで2勝を飾ったワウト・ファンアールトなど、強豪選手を多数擁するユンボ・ヴィズマの走りを支え、チェレステカラーにペイントされたバイクが活躍していない週は無いほど。国内でもトップアマチュアの選択肢として人気を獲得しており、レースやイベント会場でもビアンキのレーシングバイクを見かけることは多くなった。
2020年モデルでは、トップレンジとなるバイクラインアップに変更は無く、ヒルクライムモデルのSpecialissima、エアロオールラウンダーであるOltre XR4とその弟分であるOltre XR3に関しては、グラフィックの変更にとどまる。ブラックの差し色が入り、さらに精悍な印象となった。エンデュランスレーシングであるInfinito CVに関しては2020モデルはグラフィックも変更なく続投する。
大きな変化が加わったのはミドルグレードのラインアップ。振動吸収素材「カウンターヴェイル」を省略することで手の届きやすい価格とビアンキレーシングバイクらしい走行性能を維持しているのが、ビアンキのミドルグレード。昨年発表されたエアロロードのARIAがその嚆矢だったが、今年はオールラウンダーのSPRINTがラインアップに追加された。
これまでのSempre Proを代替する位置づけのSPRINTは、スクエア形状のチュービングで軽量性と反応性を重視した一台。ドロップドシートステイやインテグレートされたフォークコラムからダウンチューブへのラインなど、エアロダイナミクスにも配慮したセミエアロな造形で平坦から登りまでシチュエーションを問わずに活躍する1台だ。
グラフィックにもこだわりが詰まっており、各チューブには透かしのように細かくビアンキのロゴが模様のようになったステッカーがアクセントとして配置されている。詳しくは既報のレビュー記事を参照してほしい。
また、存在感を増してきたオールロードカテゴリーのラインアップに新たな仲間が追加される。昨年発表されたIMPLUSO ALL ROAD、スチールのORSOに続き、エントリーモデルとして人気のVIA NIRONE 7にALL ROADモデルが追加された。
ディスクブレーキを装備し、40cまで対応するタイヤクリアランスを持つ本格的な仕様で、ビアンキファンのグラベル/ツーリングバイクとしてうってつけの一台となりそうだ。VIA NIRONE 7のノーマルモデルもフォークコラムがアルミからカーボンにアップグレードされ、その走りに磨きをかけられている。
ラインアップ全体の傾向として、ディスクブレーキモデルの拡充が著しく、軽量ヒルクライムモデルであるSpecialissimaとエントリーカーボンモデルのIntensoを除けば全モデルにディスクブレーキ仕様が用意されることとなる。
クロスバイクにもその流れは波及しており、ROMAシリーズは全モデルがディスクブレーキに、C-Sportsにもディスクブレーキモデルが追加されることに。日常的な足としての役割も大きいクロスバイクにとって、制動力の安定したディスクブレーキの採用は嬉しいポイントだろう。
他にも、ビアンキのアイコンであるチェレステカラーを纏った様々なパーツ&アクセサリーの新製品も発表された。コンパクトなライトやアイウエア、レイザーやSh+といったブランドとコラボしたヘルメットなど、ビアンキユーザー、特にチェレステ好きにとっては見逃せないラインアップが揃う。また、2020年モデルはここからも随時情報が更新されていくとのこと。注目集める2020ラインアップから目が離せない。
text&photo:Naoki.Yasuoka
東京・代官山の展示ホールにて開催されたビアンキの展示会。2020年モデルが一堂に会し、全国からビアンキディーラーが集まった。2つのフロアを贅沢に使用し、ハイエンドのロードレーサーからキッズバイクに至るまで、バラエティー豊かなビアンキのラインアップが揃った。
「最近、ビアンキっていいよね」とは、シリアス志向のライダーたちの間でよく聞く台詞。ここ2~3年の間で、よりレーシーなブランドとして再認知されてきたのは事実だろう。
ジロで大きな存在感を示しているプリモシュ・ログリッチェやドーフィネで2勝を飾ったワウト・ファンアールトなど、強豪選手を多数擁するユンボ・ヴィズマの走りを支え、チェレステカラーにペイントされたバイクが活躍していない週は無いほど。国内でもトップアマチュアの選択肢として人気を獲得しており、レースやイベント会場でもビアンキのレーシングバイクを見かけることは多くなった。
2020年モデルでは、トップレンジとなるバイクラインアップに変更は無く、ヒルクライムモデルのSpecialissima、エアロオールラウンダーであるOltre XR4とその弟分であるOltre XR3に関しては、グラフィックの変更にとどまる。ブラックの差し色が入り、さらに精悍な印象となった。エンデュランスレーシングであるInfinito CVに関しては2020モデルはグラフィックも変更なく続投する。
大きな変化が加わったのはミドルグレードのラインアップ。振動吸収素材「カウンターヴェイル」を省略することで手の届きやすい価格とビアンキレーシングバイクらしい走行性能を維持しているのが、ビアンキのミドルグレード。昨年発表されたエアロロードのARIAがその嚆矢だったが、今年はオールラウンダーのSPRINTがラインアップに追加された。
これまでのSempre Proを代替する位置づけのSPRINTは、スクエア形状のチュービングで軽量性と反応性を重視した一台。ドロップドシートステイやインテグレートされたフォークコラムからダウンチューブへのラインなど、エアロダイナミクスにも配慮したセミエアロな造形で平坦から登りまでシチュエーションを問わずに活躍する1台だ。
グラフィックにもこだわりが詰まっており、各チューブには透かしのように細かくビアンキのロゴが模様のようになったステッカーがアクセントとして配置されている。詳しくは既報のレビュー記事を参照してほしい。
また、存在感を増してきたオールロードカテゴリーのラインアップに新たな仲間が追加される。昨年発表されたIMPLUSO ALL ROAD、スチールのORSOに続き、エントリーモデルとして人気のVIA NIRONE 7にALL ROADモデルが追加された。
ディスクブレーキを装備し、40cまで対応するタイヤクリアランスを持つ本格的な仕様で、ビアンキファンのグラベル/ツーリングバイクとしてうってつけの一台となりそうだ。VIA NIRONE 7のノーマルモデルもフォークコラムがアルミからカーボンにアップグレードされ、その走りに磨きをかけられている。
ラインアップ全体の傾向として、ディスクブレーキモデルの拡充が著しく、軽量ヒルクライムモデルであるSpecialissimaとエントリーカーボンモデルのIntensoを除けば全モデルにディスクブレーキ仕様が用意されることとなる。
クロスバイクにもその流れは波及しており、ROMAシリーズは全モデルがディスクブレーキに、C-Sportsにもディスクブレーキモデルが追加されることに。日常的な足としての役割も大きいクロスバイクにとって、制動力の安定したディスクブレーキの採用は嬉しいポイントだろう。
他にも、ビアンキのアイコンであるチェレステカラーを纏った様々なパーツ&アクセサリーの新製品も発表された。コンパクトなライトやアイウエア、レイザーやSh+といったブランドとコラボしたヘルメットなど、ビアンキユーザー、特にチェレステ好きにとっては見逃せないラインアップが揃う。また、2020年モデルはここからも随時情報が更新されていくとのこと。注目集める2020ラインアップから目が離せない。
text&photo:Naoki.Yasuoka
リンク
Amazon.co.jp