2019/06/04(火) - 15:29
GTのグラベルロード「Grade」がモデルチェンジ。シートステーが直接トップチューブに接合したフローティングステイによってリアの柔軟性を格段に強化。バッグやボトル用のマウントダボもフレーム各所に備え、ロングツーリングにも最適な1台に仕上がる。
GT Grade カーボン エキスパート (c)ライトウェイプロダクツジャパン
溶接職人であった創設者ゲーリー・ターナー氏のイニシャルを取ったブランド名を冠すアメリカのGT。BMXやMTBの世界で数々の勝利を飾ってきた実績を持ち、オフロード系のバイク開発に一日の長があるブランドである。そんなGTが他社に先駆けて2015年にリリースしたグラベルロード「Grade」が今回初のモデルチェンジを果たした。
GTが代々受け継ぐトリプルトライアングルフレームを基本としつつシートステーを改良。従来はシートチューブとトップチューブ両方に接合することでねじれ剛性を高める働きをしていたが、今回シートチューブから分離しシートステーが直接トップチューブと接続するデザインへ。これによりリアバックの柔軟性を格段に高め、振動吸収性と路面追従性のさらなる強化を実現した。
3つ目の三角形を作り出すGTに伝統のトリプルトライアングルフレーム (c)ライトウェイプロダクツジャパン
シートステーがシートチューブと分離したフローティングデザインによって快適性を強化 (c)ライトウェイプロダクツジャパン
エンドパーツの向きによってフォークオフセットを調整できる”フリップチップ”システムを搭載 (c)ライトウェイプロダクツジャパン
フォークには多数のダボ穴を設け拡張性を高めている (c)ライトウェイプロダクツジャパン
カーボンモデルのシートステーはレイアップも工夫されており、高強度なファイバーグラスによるコアが耐久性と振動吸収性を高めつつ、アウターレイヤーによって剛性をコントロール。ライダーが操りやすいフィーリングとなるよう最適なバランスに調整されている。
加えてシートチューブ下部を薄く扁平させることでしなり量を増やし、路面からの衝撃を緩和させることで快適性向上を果たしている。フロントセンターを伸ばした新規ジオメトリーを採用することで直進安定性も強化。BBハイトを高めたり、ヘッドチューブを伸ばしたりと各所フレームの設計も刷新されている。
GT Grade アロイ エキスパート (c)ライトウェイプロダクツジャパン
フォークオフセットを55mm/70mmへ調整できる「フリップチップフォーク」も大きな特徴(カーボンモデルのみ)。エンドパーツの向きを変えるだけで用途に応じてジオメトリーを変更でき、安定性もしくはハンドリングを重視した乗り味に調整可能だ。
ロングツーリングに必要なバッグやボトルを積載するためのマウントをフレームとフォークにフル装備。トップチューブバッグ用のダボ、フォークにはエニシングケージ用のダボ。アルミモデルにはシートステイにボトルダボまで付属している。キャンプツーリングにも使い勝手の良い拡張性が備わっている。
GT Grade アロイ エリート (c)ライトウェイプロダクツジャパン
ポストマウントだったディスクブレーキも今作ではフラットマウントに。フロント15mmスルーアクスル&リアクイックリリースだった仕様も、時代に合わせて前後12mmスルーアクスルへとアップデートされている。シフト&ブレーキケーブルはメンテナンス性を重視して外装だが、シマノDI2やドロッパーポストのケーブルは内装可能だ。
カーボンフレーム+シマノ105の「カーボン エキスパート(298,000円)」、アルミフレーム+シマノ105の「アロイ エキスパート(148,000円)」、アルミフレーム+シマノクラリスの「アロイ エリート(108,000円)」という3モデルで展開。カーボンモデルは油圧ディスクブレーキ、アルミモデルはテクトロのワイヤー式ディスクブレーキを搭載している。取り扱いはライトウェイプロダクツジャパン。
GT Grade カーボン エキスパート
フレーム:カーボン・エンデュロード・トリプルトライアングルフレーム, 12x142mm スルーアクスル
フォーク:フリップチップアクスルポジショニング搭載 カーボンフォーク, 12x100mm スルーアクスル
ドライブトレイン:シマノ 105 R7000
ブレーキ:シマノ 105 R7070 油圧ディスクブレーキ
タイヤ:WTB 700x37c
価 格:298,000円(税抜)
GT Grade アロイ エキスパート
フレーム:6061アルミ・エンデュロード・トリプルトライアングルフレーム 12x142mm スルーアクスル
フォーク:カーボンフォーク, 12x100mm スルーアクスル
ドライブトレイン:シマノ 105 R7000
ブレーキ:テクトロ ワイヤー式ディスクブレーキ
タイヤ:WTB 700x37c
価 格:148,000円(税抜)
GT Grade アロイ エリート
フレーム:6061アルミ・エンデュロード・トリプルトライアングルフレーム 12x142mm スルーアクスル
フォーク:カーボンフォーク, 12x100mm スルーアクスル
ドライブトレイン:シマノ クラリス
ブレーキ:テクトロ ワイヤー式ディスクブレーキ
タイヤ:WTB 700x37c
価 格:108,000円(税抜)
![GT Grade カーボン エキスパート](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2019/06/04/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88lo.jpg)
溶接職人であった創設者ゲーリー・ターナー氏のイニシャルを取ったブランド名を冠すアメリカのGT。BMXやMTBの世界で数々の勝利を飾ってきた実績を持ち、オフロード系のバイク開発に一日の長があるブランドである。そんなGTが他社に先駆けて2015年にリリースしたグラベルロード「Grade」が今回初のモデルチェンジを果たした。
GTが代々受け継ぐトリプルトライアングルフレームを基本としつつシートステーを改良。従来はシートチューブとトップチューブ両方に接合することでねじれ剛性を高める働きをしていたが、今回シートチューブから分離しシートステーが直接トップチューブと接続するデザインへ。これによりリアバックの柔軟性を格段に高め、振動吸収性と路面追従性のさらなる強化を実現した。
![3つ目の三角形を作り出すGTに伝統のトリプルトライアングルフレーム](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2019/06/04/%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%ABlo.jpg)
![シートステーがシートチューブと分離したフローティングデザインによって快適性を強化](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2019/06/04/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A4lo.jpg)
![エンドパーツの向きによってフォークオフセットを調整できる”フリップチップ”システムを搭載](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2019/06/04/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%ABlo.jpg)
![フォークには多数のダボ穴を設け拡張性を高めている](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2019/06/04/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0lo.jpg)
カーボンモデルのシートステーはレイアップも工夫されており、高強度なファイバーグラスによるコアが耐久性と振動吸収性を高めつつ、アウターレイヤーによって剛性をコントロール。ライダーが操りやすいフィーリングとなるよう最適なバランスに調整されている。
加えてシートチューブ下部を薄く扁平させることでしなり量を増やし、路面からの衝撃を緩和させることで快適性向上を果たしている。フロントセンターを伸ばした新規ジオメトリーを採用することで直進安定性も強化。BBハイトを高めたり、ヘッドチューブを伸ばしたりと各所フレームの設計も刷新されている。
![GT Grade アロイ エキスパート](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2019/06/04/%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88lo.jpg)
フォークオフセットを55mm/70mmへ調整できる「フリップチップフォーク」も大きな特徴(カーボンモデルのみ)。エンドパーツの向きを変えるだけで用途に応じてジオメトリーを変更でき、安定性もしくはハンドリングを重視した乗り味に調整可能だ。
ロングツーリングに必要なバッグやボトルを積載するためのマウントをフレームとフォークにフル装備。トップチューブバッグ用のダボ、フォークにはエニシングケージ用のダボ。アルミモデルにはシートステイにボトルダボまで付属している。キャンプツーリングにも使い勝手の良い拡張性が備わっている。
![GT Grade アロイ エリート](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2019/06/04/%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88lo.jpg)
ポストマウントだったディスクブレーキも今作ではフラットマウントに。フロント15mmスルーアクスル&リアクイックリリースだった仕様も、時代に合わせて前後12mmスルーアクスルへとアップデートされている。シフト&ブレーキケーブルはメンテナンス性を重視して外装だが、シマノDI2やドロッパーポストのケーブルは内装可能だ。
カーボンフレーム+シマノ105の「カーボン エキスパート(298,000円)」、アルミフレーム+シマノ105の「アロイ エキスパート(148,000円)」、アルミフレーム+シマノクラリスの「アロイ エリート(108,000円)」という3モデルで展開。カーボンモデルは油圧ディスクブレーキ、アルミモデルはテクトロのワイヤー式ディスクブレーキを搭載している。取り扱いはライトウェイプロダクツジャパン。
GT Grade カーボン エキスパート
フレーム:カーボン・エンデュロード・トリプルトライアングルフレーム, 12x142mm スルーアクスル
フォーク:フリップチップアクスルポジショニング搭載 カーボンフォーク, 12x100mm スルーアクスル
ドライブトレイン:シマノ 105 R7000
ブレーキ:シマノ 105 R7070 油圧ディスクブレーキ
タイヤ:WTB 700x37c
価 格:298,000円(税抜)
GT Grade アロイ エキスパート
フレーム:6061アルミ・エンデュロード・トリプルトライアングルフレーム 12x142mm スルーアクスル
フォーク:カーボンフォーク, 12x100mm スルーアクスル
ドライブトレイン:シマノ 105 R7000
ブレーキ:テクトロ ワイヤー式ディスクブレーキ
タイヤ:WTB 700x37c
価 格:148,000円(税抜)
GT Grade アロイ エリート
フレーム:6061アルミ・エンデュロード・トリプルトライアングルフレーム 12x142mm スルーアクスル
フォーク:カーボンフォーク, 12x100mm スルーアクスル
ドライブトレイン:シマノ クラリス
ブレーキ:テクトロ ワイヤー式ディスクブレーキ
タイヤ:WTB 700x37c
価 格:108,000円(税抜)
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