2019/05/18(土) - 10:04
逃げ切りを果たした選手たちのコメントでジロ第7ステージをプレイバック。「ジロが大好きな自分にとって待望の勝利」と語るペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)や、マリアローザを守ったヴァレリオ・コンティ(イタリア、UAEチームエミレーツ)らの言葉を紹介します。
ステージ優勝:ペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)
本当に嬉しい勝利だ。信じられないよ。ようやく、大きな勝利を得ることができた。グランツールでステージ優勝を飾るまで長い時間がかかった。ジロが大好きな自分にとって待望の勝利だし、何としても勝ちたかった。
正直、今日こんな結末になるとは全く予想していなかった。完全にアドリブの展開だった。最初カタルド、ボアーロ、そしてイサギーレでアタック合戦に加わったけれど、その時集団はリードを与えてくれなかった。最終的に僕とアンドレイ(ツェイツ)が正しい動きに同調することができたんだ。長時間逃げを引いてくれたアンドレイには感謝したいし、逃げグループは全員逃げ切りに向けて気持ちを一つにできていた。最後は脚だけではなく頭も使いつつ走っていた。終盤はキツいレイアウトだったのでアタックするポイントを待ち続け、残り1.5km地点で助監督のシェーファーが"今だ"と無線で教えてくれたので仕掛けたんだ。実際に正しいタイミングだったし、自分の力の全てを使って踏み続けた。
自分にとって大きな成功であり、チームや家族、スカルポーニに捧げたいと思う。ジロのステージ優勝は素晴らしいことだが、僕らチームとしての目標は、ロペスをサポートすることただ一つ。これからは彼のために100%尽くしていくつもりだ。
ビルバオのアシストを担ったアンドレイ・ツェイツ(カザフスタン、アスタナ)
ペリョが勝ってくれてとても嬉しい。彼にとってもチームにとっても素晴らしい勝利だ。逃げに乗るべく何度も何度もトライして、僕とぺリョが良い逃げに加わることができた。僕よりぺリョの方が脚があって、終盤でチャンスがあると分かっていたので全力で彼をアシスト。彼のために働き、結果的に勝利に繋げることができたので本当にハッピーだ。今日は僕の妻の誕生日だったので特別なモチベーションがあったんだ。チームとして成し遂げた結果で彼女の誕生日をお祝いしてあげたいと思う。
ステージ2位:トニー・ガロパン(フランス、アージェードゥーゼール)
スタートからフィニッシュまで全開だった。総合上位のロハスの存在によって、メイン集団が大きなリードを許すはずがないと分かっていた。そのためエスケープ中はかなり脚を使った。フォルモロは強力だったし、ぺリョは更に強かった。しかも戦略的にも上手かったので遅れを取ってしまった。1日ずっとチャンスを狙っていたので残念だ。今夜は少し落ち込んだままだろう。ジロにはステージ優勝のために参戦している。また運試しをしてみたい。
ステージ3位:ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)
いくつかの動きを経てチームからはジェイと僕が逃げに乗ったが、簡単なステージではなかった。ジェイの働きにすごく助けられたよ。ビルバオのアタックになんとか喰らい付こうとしたものの、単純に彼のほうが強かった。今日は負けてしまったものの、個人的なフィーリングは悪くない。これからまだチャンスがやってくると思う。そこで何か動きを見せたい。
ステージ6位、総合逆転を狙ったホセ・ロハス(スペイン、モビスター)
一瞬、今晩はマリアローザで眠ることを夢見たけれど、あまりにもタフな展開だった。
マリアローザ:ヴァレリオ・コンティ(イタリア、UAEチームエミレーツ)
今日は集団内の全員が逃げに乗りたがっているような状態だったので、マリアローザを守るのは大変だった。チームとしてこの展開になるのは予想できていた。185kmのステージを、家族以上の繋がりをもって全力でアシストしてくれたチームメイトに感謝したい。ロハスとビルバオという総合上位の選手が逃げに入ったけど、チームが力強い走りを見せてくれたおかげでマリアローザを守ることができて本当に良かった。
リタイアしたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)
ここ数日左膝の痛みを抱え、更に今日はスタートの時点から状態が悪かった。なんとか集団内で耐えようとしたけれど、全くペダルに力を込めることができなかった。チームとしてスプリント争い中も機能できていたし、次のチャンスを狙おうとしていただけに残念。膝の痛みは長続きしてしまうことが多いので、しっかりと休みを取って次の目標を狙っていきたい。
text:So.Isobe
ステージ優勝:ペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)
本当に嬉しい勝利だ。信じられないよ。ようやく、大きな勝利を得ることができた。グランツールでステージ優勝を飾るまで長い時間がかかった。ジロが大好きな自分にとって待望の勝利だし、何としても勝ちたかった。
正直、今日こんな結末になるとは全く予想していなかった。完全にアドリブの展開だった。最初カタルド、ボアーロ、そしてイサギーレでアタック合戦に加わったけれど、その時集団はリードを与えてくれなかった。最終的に僕とアンドレイ(ツェイツ)が正しい動きに同調することができたんだ。長時間逃げを引いてくれたアンドレイには感謝したいし、逃げグループは全員逃げ切りに向けて気持ちを一つにできていた。最後は脚だけではなく頭も使いつつ走っていた。終盤はキツいレイアウトだったのでアタックするポイントを待ち続け、残り1.5km地点で助監督のシェーファーが"今だ"と無線で教えてくれたので仕掛けたんだ。実際に正しいタイミングだったし、自分の力の全てを使って踏み続けた。
自分にとって大きな成功であり、チームや家族、スカルポーニに捧げたいと思う。ジロのステージ優勝は素晴らしいことだが、僕らチームとしての目標は、ロペスをサポートすることただ一つ。これからは彼のために100%尽くしていくつもりだ。
ビルバオのアシストを担ったアンドレイ・ツェイツ(カザフスタン、アスタナ)
ペリョが勝ってくれてとても嬉しい。彼にとってもチームにとっても素晴らしい勝利だ。逃げに乗るべく何度も何度もトライして、僕とぺリョが良い逃げに加わることができた。僕よりぺリョの方が脚があって、終盤でチャンスがあると分かっていたので全力で彼をアシスト。彼のために働き、結果的に勝利に繋げることができたので本当にハッピーだ。今日は僕の妻の誕生日だったので特別なモチベーションがあったんだ。チームとして成し遂げた結果で彼女の誕生日をお祝いしてあげたいと思う。
ステージ2位:トニー・ガロパン(フランス、アージェードゥーゼール)
スタートからフィニッシュまで全開だった。総合上位のロハスの存在によって、メイン集団が大きなリードを許すはずがないと分かっていた。そのためエスケープ中はかなり脚を使った。フォルモロは強力だったし、ぺリョは更に強かった。しかも戦略的にも上手かったので遅れを取ってしまった。1日ずっとチャンスを狙っていたので残念だ。今夜は少し落ち込んだままだろう。ジロにはステージ優勝のために参戦している。また運試しをしてみたい。
ステージ3位:ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)
いくつかの動きを経てチームからはジェイと僕が逃げに乗ったが、簡単なステージではなかった。ジェイの働きにすごく助けられたよ。ビルバオのアタックになんとか喰らい付こうとしたものの、単純に彼のほうが強かった。今日は負けてしまったものの、個人的なフィーリングは悪くない。これからまだチャンスがやってくると思う。そこで何か動きを見せたい。
ステージ6位、総合逆転を狙ったホセ・ロハス(スペイン、モビスター)
一瞬、今晩はマリアローザで眠ることを夢見たけれど、あまりにもタフな展開だった。
マリアローザ:ヴァレリオ・コンティ(イタリア、UAEチームエミレーツ)
今日は集団内の全員が逃げに乗りたがっているような状態だったので、マリアローザを守るのは大変だった。チームとしてこの展開になるのは予想できていた。185kmのステージを、家族以上の繋がりをもって全力でアシストしてくれたチームメイトに感謝したい。ロハスとビルバオという総合上位の選手が逃げに入ったけど、チームが力強い走りを見せてくれたおかげでマリアローザを守ることができて本当に良かった。
リタイアしたフェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ)
ここ数日左膝の痛みを抱え、更に今日はスタートの時点から状態が悪かった。なんとか集団内で耐えようとしたけれど、全くペダルに力を込めることができなかった。チームとしてスプリント争い中も機能できていたし、次のチャンスを狙おうとしていただけに残念。膝の痛みは長続きしてしまうことが多いので、しっかりと休みを取って次の目標を狙っていきたい。
text:So.Isobe