トレック Madone SL 6 Disc　快速フラッグシップエアロマシンのセカンドモデル

昨年フルモデルチェンジを果たしディスクブレーキを獲得したトレックのエアロロードMadone SLR。今回その弟分となるセカンドモデルの新型Madone SLが登場した。カーボングレードの変更、ノーマルステム・ハンドルの採用でミドル帯の価格を実現したパフォーマンスバイクに仕上がる。

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トレック Madone SL 6 Disc（Matte Dnister Black/Gloss Volt） (c)トレック・ジャパン
昨夏のフルモデルチェンジによって第6世代へと進化を遂げたトレックのMadone（マドン）。軽量クライミングモデルのÉmonda、エンデュランスモデルのDomaneとともにトレックのロードラインアップの核となるバイクである。トレック・セガフレードの選手らも多くがこのMadoneをメインバイクに据えワールドツアーを駆けている。

今回その新型Madoneにセカンドモデルとなる「Madone SL 6 Disc」が登場。ハイエンドモデルであるSLRグレードのテクノロジーを受け継ぎつつ、細部に変更を加えることでミドルグレードの価格帯を実現したモデルだ。

くびれを持たせエアロ性能を高めたヘッドチューブ (c)トレック・ジャパン
汎用ステム・ハンドルながらスマートなケーブルルーティングに (c)トレック・ジャパンインテグレーテッドデザインのヘッドパーツを装備 (c)トレック・ジャパン

調整式トップチューブIsoSpeedによって快適な乗り心地を実現 (c)トレック・ジャパン
Madone SLRはトレックのOCLV 700カーボンをフレーム素材としているが、新しいMadone SL 6 Discはグレードを落としたOCLV 500カーボンに変更することで重量や剛性、強度をバランスさせた性能に。フレーム重量は56cmで1,225gと、SLRグレードより約200gの重量増となった一方、フォークはいずれも共通で421gとなっている。

フレームやチューブの形状はMadone SLRと共通化されており、マッシブな造形がエアロダイナミクスを強化するとともに、万人が扱いやすいH1.5のジオメトリーを採用している。また新型Madoneに特徴的な調整式トップチューブIsoSpeedも搭載しており、スライダーを動かすだけで好みの振動吸収性と乗り味を実現できる。

独自のマウントシステムBlendrを使えばライト等をスマートに配置できる (c)トレック・ジャパンFlare RTリアライトを一体化できるシートポストデザイン (c)トレック・ジャパン

シマノULTEGRAの油圧ディスクブレーキが安定した制動力を発揮 (c)トレック・ジャパンコンポーネントはシマノの機械式ULTEGRAをフルアセンブル (c)トレック・ジャパン

ミドルグレードらしくハンドルとステムはアルミ製の汎用品がアセンブルされコストカットに貢献。それでもハンドルから伸びたケーブル類は、すぐにトップチューブ上部からフレームへ内装されるためスマートなルックスに仕上がる。また専用ハンドルでないためDHバーも装着可能で、トライアスロン用にも使いやすい仕様だ。

Madone SL 6 Discはシマノの機械式ULTEGRAで組まれた完成車での販売。雨天でも安心の油圧ディスクブレーキで、50mmハイトのボントレガー Aeolus Comp 5ホイールを標準装備している。50～60までの全6サイズ展開で、価格は53万円（税抜）だ。

トレック Madone SL 6 Disc（Radioactive Red/Trek Black） (c)トレック・ジャパン

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トレック Madone SL 6 Disc
コンポーネント：シマノ機械式ULTEGRA
ホイール：ボントレガー Aeolus Comp 5
カラー：Matte Dnister Black/Gloss Volt、Radioactive Red/Trek Black
サイズ：50、52、54、56、58、60
価　格：530,000円（税抜）