ツアー・オブ・タイランド最終第6ステージはマルティン・ラース(エストニア、チームイルミネイト)がゴールスプリントを制しステージ優勝。総合優勝はライアン・キャバナー(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル)が決め、総合6位に入ったチームUKYOの吉岡直哉が日本人最高位となっている。
シリントーン王女へ挨拶するキナンサイクリングチームのメンバーたち Photo:KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
4月1日に開幕したツアー・オブ・タイランド。最終ステージとなる第6ステージはラムパーンを出発しタイ第2の都市チェンマイへ至る116km。40km地点で約300mほど登る山岳ポイントが登場するが難易度は低め。その後は下りと平坦が続く平坦ステージとなっている。
アクチュアルスタートが切られると、逃げに乗りたい選手による激しいアタックの応酬が繰り広げられた。最終ステージということもあり、結果を出したい選手達による攻防は長きに渡り続き、25km地点に設定された1つ目の中間スプリントポイント、40km地点の山岳ポイントを大きな集団のまま通過。
今ステージ唯一の丘を登るプロトン Photo:KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
集団の前方に位置して進むキナンサイクリングチームの山本元喜とサルバドール・グアルディオラ(スペイン) Photo:KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
いかにもタイらしい黄金に輝く僧侶像の前を通過していく Photo:KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
レース中盤まで激しいアタック合戦が続いた Photo:KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
レースが落ち着いたのはレース中盤。地元東南アジア勢を中心に5名の先頭グループが形成され、総合争いに関与する選手が含まれていないことから集団はこれを容認。以降、集団と先頭5名という構図を維持しながらレースが進んでいく。
集団はゴールスプリントを狙うチームイルミネイトやセブンイレブン・クリック・エアー21といったチームがペースメイク。先頭グループを泳がしながらレースをコントロールしていく。
逃げ切りを目指し綺麗なローテーションを回していた先頭5名だったが、スプリンターチームの追い上げにより残り5kmを残して吸収される。集団はそのままゴールスプリントへ。残り300mで勢い良く飛び出したマルティン・ラース(エストニア、チームイルミネイト)が他の追随を許さない鋭い加速を見せ、先頭でフィニッシュラインを通過。ステージを制した。
勢い良く飛び出したマルティン・ラース(エストニア、チームイルミネイト)がステージを制した Photo:KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU
2位と3位にはNIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネのジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア)とイメリオ・チーマ(イタリア)が入り、4位には武山晃輔(チームUKYO)が入るなど、活躍を見せている。総合優勝はライアン・キャバナー(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル)。総合の2位~4位はキナンサイクリングチームが独占した。
総合2位のマルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム)は「個人総合2位でレースを終えられて嬉しい。強いチームの一員として戦うことができ、勝利に値する結果を残すことができた。ここからさらに調子を上げて、ツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野での勝利を目指していきたい。この2レースについては、今大会以上に勝ちにこだわる。これからは、富士山(ツアー・オブ・ジャパン第6ステージ)をイメージしながら集中してトレーニングを積んでいく。」とコメントしている。

4月1日に開幕したツアー・オブ・タイランド。最終ステージとなる第6ステージはラムパーンを出発しタイ第2の都市チェンマイへ至る116km。40km地点で約300mほど登る山岳ポイントが登場するが難易度は低め。その後は下りと平坦が続く平坦ステージとなっている。
アクチュアルスタートが切られると、逃げに乗りたい選手による激しいアタックの応酬が繰り広げられた。最終ステージということもあり、結果を出したい選手達による攻防は長きに渡り続き、25km地点に設定された1つ目の中間スプリントポイント、40km地点の山岳ポイントを大きな集団のまま通過。




レースが落ち着いたのはレース中盤。地元東南アジア勢を中心に5名の先頭グループが形成され、総合争いに関与する選手が含まれていないことから集団はこれを容認。以降、集団と先頭5名という構図を維持しながらレースが進んでいく。
集団はゴールスプリントを狙うチームイルミネイトやセブンイレブン・クリック・エアー21といったチームがペースメイク。先頭グループを泳がしながらレースをコントロールしていく。
逃げ切りを目指し綺麗なローテーションを回していた先頭5名だったが、スプリンターチームの追い上げにより残り5kmを残して吸収される。集団はそのままゴールスプリントへ。残り300mで勢い良く飛び出したマルティン・ラース(エストニア、チームイルミネイト)が他の追随を許さない鋭い加速を見せ、先頭でフィニッシュラインを通過。ステージを制した。

2位と3位にはNIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネのジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア)とイメリオ・チーマ(イタリア)が入り、4位には武山晃輔(チームUKYO)が入るなど、活躍を見せている。総合優勝はライアン・キャバナー(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル)。総合の2位~4位はキナンサイクリングチームが独占した。
総合2位のマルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム)は「個人総合2位でレースを終えられて嬉しい。強いチームの一員として戦うことができ、勝利に値する結果を残すことができた。ここからさらに調子を上げて、ツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野での勝利を目指していきたい。この2レースについては、今大会以上に勝ちにこだわる。これからは、富士山(ツアー・オブ・ジャパン第6ステージ)をイメージしながら集中してトレーニングを積んでいく。」とコメントしている。
ツアー・オブ・タイランド第6ステージ結果
1位 | マルティン・ラース(エストニア、チームイルミネイト) | 2時間33分23秒 |
2位 | ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ) | +0秒 |
3位 | イメリオ・チーマ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ) | |
4位 | 武山晃輔(チームUKYO) | |
5位 | イルワンディ・ラカセク(マレーシア、トレンガヌ INC. TSGサイクリングチーム) | |
6位 | パク・サンホン(韓国、LXサイクリングチーム) |
個人総合成績
1位 | ライアン・キャバナー(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) 24時間7分16秒 | |
2位 | マルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム) | +4分55秒 |
3位 | トマ・ルバ(フランス、キナンサイクリングチーム) | +5分11秒 |
4位 | サルバドール・グアルディオラ(スペイン、キナンサイクリングチーム) | +6分1秒 |
5位 | ジュン・ウホ(韓国、ソウルサイクリングチーム) | +6分28秒 |
6位 | 吉岡直哉(チームUKYO) | +6分33秒 |
スプリント賞
1位 | ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ) | 61pts |
2位 | サラウット・シリロンナチャイ(タイ、タイランドコンチネンタルサイクリングチーム) | 46pts |
3位 | ペン・ヨン・タン(台湾ナショナルチーム) |
チーム総合
1位 | セントジョージコンチネンタル | 72時間35分8秒 |
2位 | キナンサイクリングチーム | +3分4秒 |
3位 | ソウルサイクリングチーム | 19分25秒 |
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