2019/02/22(金) - 14:35
登り勾配のスプリントでタイミングよく勝負に持ち込んだマッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット)が勝利。ブエルタ・ア・アンダルシア第2ステージでヨーロッパチャンピオンが今シーズン2勝目を飾った。
セビーリャから平野を216kmにわたって走り、丘の上のトレドンヒメノにフィニッシュする『ルタ・デル・ソル』ブエルタ・ア・アンダルシア第2ステージ。選手たちが「難易度は低かったけど、とにかく距離が長かった」と口を揃える通り、レース時間が6時間近くに達したロングステージはスプリンターたちに捧げられた。
この日もUCIプロコンチンネンタルチームを中心とする6名がエスケープ。最長ステージだけにタイム差は7分台まで拡大する。心配された風が吹かなかったため、最高気温20度ほどの快適なコンディションの中、メイン集団の選手たちは淡々と逃げる6名を追った。
ステージ後半に入ると集団牽引の役目はリーダージャージ擁するロット・スーダルからミッチェルトン・スコットとユンボ・ヴィズマにバトンタッチした。特にミッチェルトン・スコットは2018年ブエルタ・ア・エスパーニャ覇者サイモン・イェーツ(イギリス)やエステバン・チャベス(コロンビア)、ミケル・ニエベ(スペイン)らを集団ローテーションに送り込んで積極性をアピールする。この日唯一の3級山岳でライバルスプリンターを苦しめたいミッチェルトン・スコットがペースアップを図ったため、逃げ続けていた6名は残り25km地点で早くも吸収された。
残り20km地点からトレドンヒメノの街までは標高差300mの緩斜面が続く。ミッチェルトン・スコットによる徹底的な集団牽引は残り7kmまで続き、勾配が増したところでホルヘ・クベロ(スペイン、ブルゴスBH)がアタック。しかし幹線道路をハイスピードで突き進むメイン集団は、地元出身のクベロを容赦なく飲み込んだ。
バーレーン・メリダにNIPPOヴィーニファンティーニやモビスターも混ざり合って始まった登り基調のスプリント。アンダルシアでステージ通算2勝を飾っているフアンホセ・ロバト(スペイン、NIPPOヴィーニファンティーニ)がリードアウトのための鋭い加速を見せたものの、肝心のマルコ・カノラ(イタリア)が離れてしまったため連携は崩れる。その隙をついてイバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ)がロングスプリントに持ち込んだ。
一気に10m以上のリードを築いたスペイン期待の若手ガルシアだったが、トレンティンとエンリケ・サンス(スペイン、エウスカディバスクカントリー・ムリアス)、さらにその後ろからダニー・ファンポッペル(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)が追い上げる。落ち着いてスプリント開始のタイミングを待ち、フィニッシュラインまで加速を続けたトレンティンがガルシアを抜き去り、サンスとファンポッペルをかわして先頭でフィニッシュした。
「スピードが弱まることのない登り基調のスプリント。ギアをシフトアップしながらうまくスプリントすることができた。まずコルティナ(ガルシア)がロングスプリントをしかけたけど、彼は残り150mあたりで失速した。残り250mから加速を開始すれば彼に追いつけると確信していたんだ。実際にスプリント開始のタイミングを遅らせたことが勝利につながった」と、今シーズン2勝目を飾ったトレンティンは語る。
「今日はチームメイトたちがずっと集団先頭で働き続けてくれたし、まさにワンフォーオール、オールフォーワンの走りだった」。ミッチェルトン・スコットはこれがシーズン9勝目。トレンティンは最終日の平坦ステージで再び勝利を狙うと宣言した。
セビーリャから平野を216kmにわたって走り、丘の上のトレドンヒメノにフィニッシュする『ルタ・デル・ソル』ブエルタ・ア・アンダルシア第2ステージ。選手たちが「難易度は低かったけど、とにかく距離が長かった」と口を揃える通り、レース時間が6時間近くに達したロングステージはスプリンターたちに捧げられた。
この日もUCIプロコンチンネンタルチームを中心とする6名がエスケープ。最長ステージだけにタイム差は7分台まで拡大する。心配された風が吹かなかったため、最高気温20度ほどの快適なコンディションの中、メイン集団の選手たちは淡々と逃げる6名を追った。
ステージ後半に入ると集団牽引の役目はリーダージャージ擁するロット・スーダルからミッチェルトン・スコットとユンボ・ヴィズマにバトンタッチした。特にミッチェルトン・スコットは2018年ブエルタ・ア・エスパーニャ覇者サイモン・イェーツ(イギリス)やエステバン・チャベス(コロンビア)、ミケル・ニエベ(スペイン)らを集団ローテーションに送り込んで積極性をアピールする。この日唯一の3級山岳でライバルスプリンターを苦しめたいミッチェルトン・スコットがペースアップを図ったため、逃げ続けていた6名は残り25km地点で早くも吸収された。
残り20km地点からトレドンヒメノの街までは標高差300mの緩斜面が続く。ミッチェルトン・スコットによる徹底的な集団牽引は残り7kmまで続き、勾配が増したところでホルヘ・クベロ(スペイン、ブルゴスBH)がアタック。しかし幹線道路をハイスピードで突き進むメイン集団は、地元出身のクベロを容赦なく飲み込んだ。
バーレーン・メリダにNIPPOヴィーニファンティーニやモビスターも混ざり合って始まった登り基調のスプリント。アンダルシアでステージ通算2勝を飾っているフアンホセ・ロバト(スペイン、NIPPOヴィーニファンティーニ)がリードアウトのための鋭い加速を見せたものの、肝心のマルコ・カノラ(イタリア)が離れてしまったため連携は崩れる。その隙をついてイバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ)がロングスプリントに持ち込んだ。
一気に10m以上のリードを築いたスペイン期待の若手ガルシアだったが、トレンティンとエンリケ・サンス(スペイン、エウスカディバスクカントリー・ムリアス)、さらにその後ろからダニー・ファンポッペル(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)が追い上げる。落ち着いてスプリント開始のタイミングを待ち、フィニッシュラインまで加速を続けたトレンティンがガルシアを抜き去り、サンスとファンポッペルをかわして先頭でフィニッシュした。
「スピードが弱まることのない登り基調のスプリント。ギアをシフトアップしながらうまくスプリントすることができた。まずコルティナ(ガルシア)がロングスプリントをしかけたけど、彼は残り150mあたりで失速した。残り250mから加速を開始すれば彼に追いつけると確信していたんだ。実際にスプリント開始のタイミングを遅らせたことが勝利につながった」と、今シーズン2勝目を飾ったトレンティンは語る。
「今日はチームメイトたちがずっと集団先頭で働き続けてくれたし、まさにワンフォーオール、オールフォーワンの走りだった」。ミッチェルトン・スコットはこれがシーズン9勝目。トレンティンは最終日の平坦ステージで再び勝利を狙うと宣言した。
ブエルタ・ア・アンダルシア2019第2ステージ結果
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