2018/12/01(土) - 11:50
スペシャライズドがヘルメットに搭載するIoTデバイス・ANGiを開発。リアルタイム追跡、クラッシュ感知、セーフティビーコンの機能を持ち、ライドの安全性に寄与するデバイスだ。さらに2019モデルではほぼ全てのヘルメットにMIPSを採用。”HELMET with ANGi//MIPS”として更にセーフティなプロダクトへと進化した。
今やスポーツサイクリングを楽しむうえで必須となったヘルメット。頭部の保護のため、各社が様々な取り組みを行ってきた。高密度の発泡素材やインモールド製法、カーボンやケブラーなどによるインナースケルトンといったテクノロジーを駆使し、より安全にサイクリングを楽しむことが出来るようになってきた。
レースモデルからアーバンモデルまで、多くのヘルメットをラインアップするスペシャライズドが2019モデルのコンセプトとして打ち出したのが”HELMET with ANGi//MIPS”。つまり、ANGiとMIPSをヘルメットに装備することで、安全性を飛躍的に高めるという取り組みだ。
位置追跡・クラッシュ検知・ビーコンの役割を果たすIoTセンサー”ANGi”
MIPSについてはもはや説明不要ともいえるセーフティテクノロジーだが、一方のANGiはスペシャライズドが独自に開発したIoTデバイス。「Angular and G-Force Indicator」、つまり「角度および重力加速度検出機」のイニシャルを取ったこのセンサーによって、ライダーが安全にライドを行っているのかどうかを判断し、トラブルの際にはSOSを発信してくれるデバイスへとヘルメットを進化させる革新的なテクノロジーだ。
ANGi、そしてスペシャライズドが提供するRideアプリによって、ヘルメットはクラッシュの瞬間だけでなく、その前から、そしてクラッシュ後にもライダーを守ってくれる存在となる。
クラッシュする前、つまり普段通りライドを楽しんでいる最中は位置情報を共有し追跡するように設定できる。また、ライドへと出かけたことを事前に登録した連絡先へと伝える機能も。ANGiがあれば、ふらっと自転車に乗りたくなった時も心配をかけずにライドを楽しむことが出来る。
そして、運悪くクラッシュしてしまった時、ヘルメットに伝わった衝撃を感知したANGiはRideアプリへとクラッシュしたことを通知し、スマートフォン上でカウントダウンが始まる。これを止められなかった場合、ライダーがスマートフォンを操作できないほどの怪我を負ったと判断し、テキストアラートと直近に取得したGPS座標を緊急連絡先に送信することで、助けを求めるビーコンとして機能する。つまり、一人でライドに出かけていてもANGiを装備したヘルメットがあれば、グループライドのように安心して走ることが出来るということだ。
カウントダウンはデフォルトで30秒となっているが、15秒から90秒の間で自由に設定することも可能。また、ライド終了時間を設定しておくことで、予定時刻を過ぎてもライドを完了していない場合に緊急連絡先へと位置情報が通知される。このため、ペアリングしているスマートフォンの通信圏外でのクラッシュ時にも一定の効果を発揮するはずだ。
ANGiはヘルメットのクロージングシステムおよび後部に装着されるようになっており、ルックスを崩すことも無い。日本においては、MTB用のS-Works DISSIDENTロード用のS-Works EVADE II、S-Works PREVAIL II、PROPERO 3にANGiセンサーを搭載したモデルが発売される。
2019モデルではほぼ全てにMIPSを採用 ハイエンドロードモデルには独自のMIPS SLが投入
多くのヘルメットブランドに採用されるMIPSをスペシャライズドが全面的に採用することも大きなニュース。脳へと伝わる回転力を軽減することで安全性を高めるMIPSシステムを搭載することで、更なるプロテクション性能の向上を果たした。
更に、スペシャライズドはMIPSをレーシングモデルであるS-Works EVADE IIとS-Works PREVAIL IIに採用するにあたり、独自に”MIPS SL”を開発した。従来のMIPSが低摩擦のレイヤ―をヘルメットと頭部の間に配置していたのに対し、MIPS SLはそれぞれのスウェットパッドを独立してフローティングさせることによって、脳を揺さぶる回転力を吸収する。
従来のMIPSに対して同じ安全基準と機能性を備えつつ、圧倒的に軽く、快適かつ通気性に優れたテクノロジーとして開発されたMIPS SLを搭載することで、レーシング性能を損なわずより安全なヘルメットとしてS-Works EVADE IIとS-Works PREVAIL IIは進化した。
また、S-Works EVADE IIとS-Works PREVAIL IIだけでなく、全ての2019モデルにMIPSを採用。SLを採用するのは前述の2モデルのみだが、それぞれの用途に合わせたタイプのMIPSを装備し安全性を高めている。
スペシャライズド S-WORKS DISSIDENT ANGI MIPS
カラー:カーボンブルー/ロケットレッド
サイズ:M,L,XL
価格:45,360円(税込)
製品情報:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g60219-1204/
スペシャライズド S-WORKS EVADE II ANGI MIPS
カラー:ブラック,ホワイト,チームレッド/ブラック
サイズ:S,M,L
価格:31,320円(税込)
製品情報:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g60719-7033/
スペシャライズド S-WORKS PREVAIL II ANGI MIPS
カラー:マットブラック,マットホワイト,ロケットレッド
サイズ:S,M,L
価格:30,240円(税込)
製品情報:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g60919-7033/
スペシャライズド PROPERO 3 ANGI MIPS
カラー:アシッドラヴァフェイズ,ブラック/ロケットレッド,マットブラック,マットホワイトテック
サイズ:S,M,L
価格:15,120(税込)
製品情報:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g60119-7253/
今やスポーツサイクリングを楽しむうえで必須となったヘルメット。頭部の保護のため、各社が様々な取り組みを行ってきた。高密度の発泡素材やインモールド製法、カーボンやケブラーなどによるインナースケルトンといったテクノロジーを駆使し、より安全にサイクリングを楽しむことが出来るようになってきた。
レースモデルからアーバンモデルまで、多くのヘルメットをラインアップするスペシャライズドが2019モデルのコンセプトとして打ち出したのが”HELMET with ANGi//MIPS”。つまり、ANGiとMIPSをヘルメットに装備することで、安全性を飛躍的に高めるという取り組みだ。
位置追跡・クラッシュ検知・ビーコンの役割を果たすIoTセンサー”ANGi”
MIPSについてはもはや説明不要ともいえるセーフティテクノロジーだが、一方のANGiはスペシャライズドが独自に開発したIoTデバイス。「Angular and G-Force Indicator」、つまり「角度および重力加速度検出機」のイニシャルを取ったこのセンサーによって、ライダーが安全にライドを行っているのかどうかを判断し、トラブルの際にはSOSを発信してくれるデバイスへとヘルメットを進化させる革新的なテクノロジーだ。
ANGi、そしてスペシャライズドが提供するRideアプリによって、ヘルメットはクラッシュの瞬間だけでなく、その前から、そしてクラッシュ後にもライダーを守ってくれる存在となる。
クラッシュする前、つまり普段通りライドを楽しんでいる最中は位置情報を共有し追跡するように設定できる。また、ライドへと出かけたことを事前に登録した連絡先へと伝える機能も。ANGiがあれば、ふらっと自転車に乗りたくなった時も心配をかけずにライドを楽しむことが出来る。
そして、運悪くクラッシュしてしまった時、ヘルメットに伝わった衝撃を感知したANGiはRideアプリへとクラッシュしたことを通知し、スマートフォン上でカウントダウンが始まる。これを止められなかった場合、ライダーがスマートフォンを操作できないほどの怪我を負ったと判断し、テキストアラートと直近に取得したGPS座標を緊急連絡先に送信することで、助けを求めるビーコンとして機能する。つまり、一人でライドに出かけていてもANGiを装備したヘルメットがあれば、グループライドのように安心して走ることが出来るということだ。
カウントダウンはデフォルトで30秒となっているが、15秒から90秒の間で自由に設定することも可能。また、ライド終了時間を設定しておくことで、予定時刻を過ぎてもライドを完了していない場合に緊急連絡先へと位置情報が通知される。このため、ペアリングしているスマートフォンの通信圏外でのクラッシュ時にも一定の効果を発揮するはずだ。
ANGiはヘルメットのクロージングシステムおよび後部に装着されるようになっており、ルックスを崩すことも無い。日本においては、MTB用のS-Works DISSIDENTロード用のS-Works EVADE II、S-Works PREVAIL II、PROPERO 3にANGiセンサーを搭載したモデルが発売される。
2019モデルではほぼ全てにMIPSを採用 ハイエンドロードモデルには独自のMIPS SLが投入
多くのヘルメットブランドに採用されるMIPSをスペシャライズドが全面的に採用することも大きなニュース。脳へと伝わる回転力を軽減することで安全性を高めるMIPSシステムを搭載することで、更なるプロテクション性能の向上を果たした。
更に、スペシャライズドはMIPSをレーシングモデルであるS-Works EVADE IIとS-Works PREVAIL IIに採用するにあたり、独自に”MIPS SL”を開発した。従来のMIPSが低摩擦のレイヤ―をヘルメットと頭部の間に配置していたのに対し、MIPS SLはそれぞれのスウェットパッドを独立してフローティングさせることによって、脳を揺さぶる回転力を吸収する。
従来のMIPSに対して同じ安全基準と機能性を備えつつ、圧倒的に軽く、快適かつ通気性に優れたテクノロジーとして開発されたMIPS SLを搭載することで、レーシング性能を損なわずより安全なヘルメットとしてS-Works EVADE IIとS-Works PREVAIL IIは進化した。
また、S-Works EVADE IIとS-Works PREVAIL IIだけでなく、全ての2019モデルにMIPSを採用。SLを採用するのは前述の2モデルのみだが、それぞれの用途に合わせたタイプのMIPSを装備し安全性を高めている。
スペシャライズド S-WORKS DISSIDENT ANGI MIPS
カラー:カーボンブルー/ロケットレッド
サイズ:M,L,XL
価格:45,360円(税込)
製品情報:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g60219-1204/
スペシャライズド S-WORKS EVADE II ANGI MIPS
カラー:ブラック,ホワイト,チームレッド/ブラック
サイズ:S,M,L
価格:31,320円(税込)
製品情報:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g60719-7033/
スペシャライズド S-WORKS PREVAIL II ANGI MIPS
カラー:マットブラック,マットホワイト,ロケットレッド
サイズ:S,M,L
価格:30,240円(税込)
製品情報:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g60919-7033/
スペシャライズド PROPERO 3 ANGI MIPS
カラー:アシッドラヴァフェイズ,ブラック/ロケットレッド,マットブラック,マットホワイトテック
サイズ:S,M,L
価格:15,120(税込)
製品情報:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g60119-7253/