2018/11/19(月) - 16:10
DVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第3戦で、前日チェコで開催されたワールドカップとの連戦に挑んだマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)が圧勝。長距離移動を嫌ったワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)は不参加だった。
チェコ、ターボルで開催されたワールドカップを終えた選手たちの多くは、その日のうちに直線距離で900km以上離れたベルギー北部のハンメへと大移動し、DVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第3戦「フランドリアンクロス」へと臨んだ。なおターボルとハンメの連戦は、日本で例えるなら野辺山シクロクロス初日を終えてから北九州で開催されるレースを走るようなもの。
マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)やローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス)、マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)らが連戦に挑んだ一方、長距離移動を嫌ったワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)は出場せず。ヨーロッパ各地でUCIレースが開催されていたこともあり、男子エリートの出走人数は28名に留まった。
レースは向かうところ敵なしの強さを誇るファンデルポールがホールショットで先行し、チームメイトのトム・メーウセン(ベルギー、コレンドン・サーカス)を引き連れて後続との差を広げていく。トーマス・ピッドコック(イギリス、TPレーシング)やスウィーク、ファントーレンハウトは快調に飛ばす先頭二人を追いきれず、後半に差し掛かる頃にリードは1分近くまで広がった。
「ファーストラップで僕とトム(メーウセン)がリードを得ているのに気づいたので、トムを引っ張ろうと思ってペースメイクした。リードが1分差に広がればトムにとっても安全圏内。そこからは(シリーズ戦の合計レースタイムで争われる)自分の総合ランキングのためにトップギアに入れ替えて走ったよ」と言うファンデルポールは圧倒的なハイペースを刻み、終盤だけでメーウセンから44秒、後続から20秒のリードを奪い取って独走勝利を飾った。
「今までの自転車歴でも最高の日々を過ごしているよ。総合ランキングでも(トーン)アールツとの差を2分以内に縮められたことも良かった」と語るファンデルポール。途中あわや大落車というピンチを凌ぎ、ビッグレースで久々の表彰台を掴んだメーウセンは「レース前に"2周は君の後ろで走りたいよ"とマチューに話していたけれど、それ以上の展開が実現するとは思わなかった。最高に上手くスタートを切って、2列目からすぐマチューの番手にジャンプアップで来たんだ。彼が僕のために引っ張ってくれたなんて嬉しいよ」と満足げに語っている。。
なお3位争いはスウィーク、ファントーレンハウト、そしてジャンニ・ヴェルメールシュ(ベルギー、ステイラーツ777)の戦いとなった末にスウィークが確保。ランキング首位のアールツはファンデルポールから2分2秒遅れの8位に沈んだ。
チェコ、ターボルで開催されたワールドカップを終えた選手たちの多くは、その日のうちに直線距離で900km以上離れたベルギー北部のハンメへと大移動し、DVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第3戦「フランドリアンクロス」へと臨んだ。なおターボルとハンメの連戦は、日本で例えるなら野辺山シクロクロス初日を終えてから北九州で開催されるレースを走るようなもの。
マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)やローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス)、マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)らが連戦に挑んだ一方、長距離移動を嫌ったワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)は出場せず。ヨーロッパ各地でUCIレースが開催されていたこともあり、男子エリートの出走人数は28名に留まった。
レースは向かうところ敵なしの強さを誇るファンデルポールがホールショットで先行し、チームメイトのトム・メーウセン(ベルギー、コレンドン・サーカス)を引き連れて後続との差を広げていく。トーマス・ピッドコック(イギリス、TPレーシング)やスウィーク、ファントーレンハウトは快調に飛ばす先頭二人を追いきれず、後半に差し掛かる頃にリードは1分近くまで広がった。
「ファーストラップで僕とトム(メーウセン)がリードを得ているのに気づいたので、トムを引っ張ろうと思ってペースメイクした。リードが1分差に広がればトムにとっても安全圏内。そこからは(シリーズ戦の合計レースタイムで争われる)自分の総合ランキングのためにトップギアに入れ替えて走ったよ」と言うファンデルポールは圧倒的なハイペースを刻み、終盤だけでメーウセンから44秒、後続から20秒のリードを奪い取って独走勝利を飾った。
「今までの自転車歴でも最高の日々を過ごしているよ。総合ランキングでも(トーン)アールツとの差を2分以内に縮められたことも良かった」と語るファンデルポール。途中あわや大落車というピンチを凌ぎ、ビッグレースで久々の表彰台を掴んだメーウセンは「レース前に"2周は君の後ろで走りたいよ"とマチューに話していたけれど、それ以上の展開が実現するとは思わなかった。最高に上手くスタートを切って、2列目からすぐマチューの番手にジャンプアップで来たんだ。彼が僕のために引っ張ってくれたなんて嬉しいよ」と満足げに語っている。。
なお3位争いはスウィーク、ファントーレンハウト、そしてジャンニ・ヴェルメールシュ(ベルギー、ステイラーツ777)の戦いとなった末にスウィークが確保。ランキング首位のアールツはファンデルポールから2分2秒遅れの8位に沈んだ。
DVVフェルゼクリンゲン・トロフェー2018-2019第3戦結果
1位 | マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス) | 58'57" |
2位 | トム・メーウセン(ベルギー、コレンドン・サーカス) | +44" |
3位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | +1'50" |
4位 | ジャンニ・ヴェルメールシュ(ベルギー、ステイラーツ777) | |
5位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | |
6位 | ヨリス・ニューウィンハイス(オランダ、サンウェブデヴェロップメント) | +1'52" |
7位 | コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) | +2'01" |
8位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | +2'02" |
9位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) | +2'06" |
10位 | イェンス・アダムス(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | +2'10" |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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