2018/10/30(火) - 18:11
竹之内悠(東洋フレーム)出場のスーパープレスティージュ第3戦で、1周目にアタックしたマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)が圧勝。今週末開催の欧州選手権に向けて弾みを付けた。
CX三大シリーズ戦の一つ「スーパープレスティージュ」第3戦の舞台は、小さなアップダウンが連続する3Dレイアウトが特徴的なベルギーのルッデルフォールデ。ヨーロッパ遠征終盤に差し掛かった竹之内悠(東洋フレーム)も含め、現在無敵状態のマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)らトップレーサーが一堂に介した。
道幅の狭い第一コーナーで発生したオーバーランと渋滞を尻目に、クィンティン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア)がワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)を従えてホールショットを確保する。
しかし1周目終了前という早いタイミングでファンデルポールが攻撃すると、すぐさま一人旅に。ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)はシケイン越えのバニーホップでミスを喫して遅れ、ヴァンアールトや前欧州王者トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)ら2番手グループは牽制状態に陥りペースを上げられない。ファンデルポールはレース半分を待たずに40秒以上の大差をリードを築き上げた。
「ファーストラップにアタックしたら間髪入れず独走になった。後ろは追走を躊躇していたし、30秒あれば十分だとわかっていた。だからそれまではペダルを強く回していたよ。みんなは風を恐れていたけど実際それほどレースに影響はなかった」と語るファンデルポールは、築き上げたリードを守る走りでそのままフィニッシュへ。ロード、MTB、シクロクロスの全てで現在オランダ王者に輝く23歳が、今週末に開催される欧州選手権2連覇へ弾みとなる圧勝を飾った。
ファンデルポールの後方ではヴァンアールト、アールツ、U23世界王者エリ・イゼルビッド(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)、ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、サンウェブ)、ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス)らが激しい2番手争いを演じ、最終周回を前に抜け出したヴァンアールトが先着。最後にイゼルビッドを引き離したアールツが3番手に入り、表彰台は先週のワールドカップ第3戦と同じメンバーが占める形となった。
またその後方、最終コーナーではファンデルハールが5位争いをしていたトーマス・ピッドコック(イギリス、TPレーシング)を巻き込んで落車し、今年2月の世界選手権で3位に入ったマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)やトム・メーウセン(ベルギー、コレンドン・サーカス)らが先着している。
竹之内はファンデルポールの圧倒的なペースによってマイナス5周の46位でレースを終了。「前半のヨーロッパ遠征も残すところあと一戦、シャキッとしないと」と自身のInstagramにて振り返っている。
CX三大シリーズ戦の一つ「スーパープレスティージュ」第3戦の舞台は、小さなアップダウンが連続する3Dレイアウトが特徴的なベルギーのルッデルフォールデ。ヨーロッパ遠征終盤に差し掛かった竹之内悠(東洋フレーム)も含め、現在無敵状態のマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)らトップレーサーが一堂に介した。
道幅の狭い第一コーナーで発生したオーバーランと渋滞を尻目に、クィンティン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア)がワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)を従えてホールショットを確保する。
しかし1周目終了前という早いタイミングでファンデルポールが攻撃すると、すぐさま一人旅に。ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)はシケイン越えのバニーホップでミスを喫して遅れ、ヴァンアールトや前欧州王者トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)ら2番手グループは牽制状態に陥りペースを上げられない。ファンデルポールはレース半分を待たずに40秒以上の大差をリードを築き上げた。
「ファーストラップにアタックしたら間髪入れず独走になった。後ろは追走を躊躇していたし、30秒あれば十分だとわかっていた。だからそれまではペダルを強く回していたよ。みんなは風を恐れていたけど実際それほどレースに影響はなかった」と語るファンデルポールは、築き上げたリードを守る走りでそのままフィニッシュへ。ロード、MTB、シクロクロスの全てで現在オランダ王者に輝く23歳が、今週末に開催される欧州選手権2連覇へ弾みとなる圧勝を飾った。
ファンデルポールの後方ではヴァンアールト、アールツ、U23世界王者エリ・イゼルビッド(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)、ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、サンウェブ)、ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス)らが激しい2番手争いを演じ、最終周回を前に抜け出したヴァンアールトが先着。最後にイゼルビッドを引き離したアールツが3番手に入り、表彰台は先週のワールドカップ第3戦と同じメンバーが占める形となった。
またその後方、最終コーナーではファンデルハールが5位争いをしていたトーマス・ピッドコック(イギリス、TPレーシング)を巻き込んで落車し、今年2月の世界選手権で3位に入ったマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)やトム・メーウセン(ベルギー、コレンドン・サーカス)らが先着している。
竹之内はファンデルポールの圧倒的なペースによってマイナス5周の46位でレースを終了。「前半のヨーロッパ遠征も残すところあと一戦、シャキッとしないと」と自身のInstagramにて振り返っている。
スーパープレスティージュ2018-2019第3戦結果
1位 | マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス) | 1h00'14" |
2位 | ワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム) | +35" |
3位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | +42" |
4位 | エリ・イゼルビッド(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | +45" |
5位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | +1'00" |
6位 | トム・メーウセン(ベルギー、コレンドン・サーカス) | |
7位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | +1'02" |
8位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) | +1'05" |
9位 | トーマス・ピッドコック(イギリス、TPレーシング) | +1'16" |
10位 | ケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | +1'19" |
46位 | 竹之内悠(東洋フレーム) | -5LAPS |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos