2018/10/23(火) - 10:53
2日間にわたって熱い戦いが繰り広げられたジャパンカップから一夜が明けた10月22日(月)、東京都港区のセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店でジャパンカップに出場した選手を招いた来日記念レセプションが開催された。少人数制で優雅に開催されたパーティの様子をレポート。
5年連続でジャパンカップに出場しているトレック・セガフレードだが、大会翌日の昼間に行う来日記念レセプションは今年が3回目。昨年は渋谷の道玄坂にあるセガフレード・ザネッティ・エスプレッソの渋谷店が会場だったが、今年は2016年の1回目と同じ広尾店が会場となった。
20日(土)のクリテリウムで優勝したジョン・デゲンコルプ(ドイツ)や、過去にクリテリウム連覇の経験を持つ別府史之らジャパンカップ出場選手全員と、チームを率いるヤロスラフ・ポポヴィッチ監督の7名が参加。抽選で選ばれた20名のラッキーなファンも招かれ、選手たちとのひとときを楽しんだ。
レセプション開始の11時30分が近づくと、選手や監督がセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店に登場。1階の展示を見たりエスプレッソを飲んだりして一息ついたあと、ファンが待つ2階へ。
オープニングセレモニーが始まると、セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイド・ジャパン株式会社・代表取締役社長の森聡郎氏による挨拶や簡単なチームの紹介のあと、さっそく乾杯へ。
乾杯の音頭を取るのはヤロスラフ・ポポヴィッチ監督。店舗で普段から販売されているハウスワインがチームやファン全員に行き届いたのを確認して乾杯前の挨拶をしたあと、司会者による通訳を待たずに乾杯してしまう一幕も。さっそく「ポポ」の愛されキャラが会場を和ませる。
乾杯のあとは待ちに待ったフリータイムだ。レセプションの2/3近い時間が割り当てられたフリータイムでは選手との交流はもちろん、ビュッフェ形式のランチに舌鼓を打つ時間にも。ビュッフェは1階に用意されていたため、選手もファンも1階と2階を行ったり来たり。1階では選手が箸で料理をとる、日本ならではのレアな場面も見られた。
デゲンコルプに前日のロードレースの感想を尋ねたところ、「ハードなレースだった。今年は長いシーズンでもあり、その最後を日本の素晴らしいレースで終えることができた」と語ってくれた。来季最初のレースは未定だが、クラシックに向けた準備をしていくとのこと。
アフターパーティーなどの他のイベントに比べて、このレセプションに参加しているファンは20名と少ない。他のイベントでも選手とファンの距離が近いとよく言われるが、今回はファン一人あたりの選手と直接触れ合える時間はかなり多く、選手もファンも一人ひとりとの会話をじっくり楽しんでいた。
デゲンコルプと並んで、話しかけるファンが絶えなかった別府史之選手からも話を聞くことができた。ジャパンカップについては「土日ともにコースで声援が途切れることがないくらいたくさんの歓声をもらった。日曜のロードレースは、今年は逃げも少なく、レース終盤まで地元の宇都宮ブリッツェンが集団リードして、僕らはその後ろについていた。エースのフェッリーネも最後の数周はきつくて、代わりにクーン・デコルト選手が行ったんです」と話してくれた。
トレック・セガフレードの一行は明日からアメリカに入り、さっそく来季に向けたチームキャンプが行われるとのこと。来シーズンの別府選手自身については、「2020年の東京オリンピックの選考基準になるUCIポイントを稼ぐためにも、来年のジャパンカップは日曜のロードレースでの結果を狙いたい」と意気込みを語ってくれた。
フリータイムが終わると再び2階に集合し、豪華プレゼントを懸けた大抽選会がスタート。この大抽選会は少し特殊なトーナメント形式のルールで行われた。
このイベントに参加しているファンには受付時に抽選券が渡されている。そこに書かれている数字と、選手が抽選箱から引いた数字が一致した3人は、めでたく「プレゼントをもらえる権利」を獲得する。
3人がどのプレゼントをもらえるかを決める方法は、じゃんけん。3回目に当選した人がシード枠になるトーナメント式でじゃんけんが行われ、誰が何をもらうかが決まる。ちなみにプレゼントは3位がトレックオリジナルのモバイルバッテリー、2位がチームパーカー、1位がチームのレプリカジャージだ。
デゲンコルプ、別府、フェッリーネが順番に抽選を行って3人の当選者を決めると、いよいよ豪華プレゼントの持ち主を決めるじゃんけん大会へ。
じゃんけん大会が終わったところで、選手から直接ファンにプレゼントが手渡された。3位のモバイルバッテリーのプレゼンターはデゲンコルプ。3位のモバイルバッテリーのプレゼンターはデゲンコルプ。3位の方へのプレゼントを間違えて(?)1位の方に渡してしまう場面も。
1位のプレゼントはレプリカジャージだが、ここでサプライズが。選手全員のサインを入れたプレミアジャージになることが発表され、会場ではどよめきが起きた。
このスペシャルなジャージを手に入れた村井さんは、レースに出場している写真がシクロワイアードに掲載された過去を持ち、そのときもトレック・セガフレードの蛍光イエローのジャージを着ていたという生粋のトレックファン。京都府からこのレセプションのためだけに徹夜で(車で)自走し、レセプション終了後には京都にとんぼ返りするという。ジャージを持って記念撮影したあとは「まだ手が震えているので、事故を起こさないように気を付けて京都に帰ります」と、興奮冷めやらない気持ちを語った。
大盛り上がりのじゃんけん大会が終わったところで、選手の後方にずっと飾られていたチームTシャツ一枚一枚にサインを入れた。このTシャツはしばらくの間セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店の店頭に飾られる予定。いつまで飾られるかは未定なので、サイン入りTシャツを見たい人はお早めに!
楽しい時間はあっという間に過ぎ、レセプションの締めの挨拶に。トレック・ジャパンの田村芳隆社長が登壇し、「トレックとセガフレードはタイトルスポンサーとしてジャージの前面に名前が並ぶが、仕事の枠を超えたファミリーとしてのパートナーシップを築くことができた」と話した。
田村社長の締めの挨拶が終わると、選手にはバラの花束が手渡された。この花束は近所にあるアフリカ産のバラ専門店AFRIKA ROSEのもので、日本でのバラの販売を通してアフリカで雇用を生む活動をしている。
AFRIKA ROSEの店舗は広尾の商店街にあるが、今週末からセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店の店頭でAFRIKA ROSEのバラが買えるようになるそうだ。最後に花束贈呈役のAFIRKA ROSEの女性従業員と記念撮影をし、1時間半のランチレセプションは幕を閉じた。
贅沢な時間はあっというまに過ぎるもの。少人数制ということで選手と触れ合う時間が濃く、抽選で出席できた方は本当にラッキーだったと思う。
photo&text:Akane IKENO
5年連続でジャパンカップに出場しているトレック・セガフレードだが、大会翌日の昼間に行う来日記念レセプションは今年が3回目。昨年は渋谷の道玄坂にあるセガフレード・ザネッティ・エスプレッソの渋谷店が会場だったが、今年は2016年の1回目と同じ広尾店が会場となった。
20日(土)のクリテリウムで優勝したジョン・デゲンコルプ(ドイツ)や、過去にクリテリウム連覇の経験を持つ別府史之らジャパンカップ出場選手全員と、チームを率いるヤロスラフ・ポポヴィッチ監督の7名が参加。抽選で選ばれた20名のラッキーなファンも招かれ、選手たちとのひとときを楽しんだ。
レセプション開始の11時30分が近づくと、選手や監督がセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店に登場。1階の展示を見たりエスプレッソを飲んだりして一息ついたあと、ファンが待つ2階へ。
オープニングセレモニーが始まると、セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイド・ジャパン株式会社・代表取締役社長の森聡郎氏による挨拶や簡単なチームの紹介のあと、さっそく乾杯へ。
乾杯の音頭を取るのはヤロスラフ・ポポヴィッチ監督。店舗で普段から販売されているハウスワインがチームやファン全員に行き届いたのを確認して乾杯前の挨拶をしたあと、司会者による通訳を待たずに乾杯してしまう一幕も。さっそく「ポポ」の愛されキャラが会場を和ませる。
乾杯のあとは待ちに待ったフリータイムだ。レセプションの2/3近い時間が割り当てられたフリータイムでは選手との交流はもちろん、ビュッフェ形式のランチに舌鼓を打つ時間にも。ビュッフェは1階に用意されていたため、選手もファンも1階と2階を行ったり来たり。1階では選手が箸で料理をとる、日本ならではのレアな場面も見られた。
デゲンコルプに前日のロードレースの感想を尋ねたところ、「ハードなレースだった。今年は長いシーズンでもあり、その最後を日本の素晴らしいレースで終えることができた」と語ってくれた。来季最初のレースは未定だが、クラシックに向けた準備をしていくとのこと。
アフターパーティーなどの他のイベントに比べて、このレセプションに参加しているファンは20名と少ない。他のイベントでも選手とファンの距離が近いとよく言われるが、今回はファン一人あたりの選手と直接触れ合える時間はかなり多く、選手もファンも一人ひとりとの会話をじっくり楽しんでいた。
デゲンコルプと並んで、話しかけるファンが絶えなかった別府史之選手からも話を聞くことができた。ジャパンカップについては「土日ともにコースで声援が途切れることがないくらいたくさんの歓声をもらった。日曜のロードレースは、今年は逃げも少なく、レース終盤まで地元の宇都宮ブリッツェンが集団リードして、僕らはその後ろについていた。エースのフェッリーネも最後の数周はきつくて、代わりにクーン・デコルト選手が行ったんです」と話してくれた。
トレック・セガフレードの一行は明日からアメリカに入り、さっそく来季に向けたチームキャンプが行われるとのこと。来シーズンの別府選手自身については、「2020年の東京オリンピックの選考基準になるUCIポイントを稼ぐためにも、来年のジャパンカップは日曜のロードレースでの結果を狙いたい」と意気込みを語ってくれた。
フリータイムが終わると再び2階に集合し、豪華プレゼントを懸けた大抽選会がスタート。この大抽選会は少し特殊なトーナメント形式のルールで行われた。
このイベントに参加しているファンには受付時に抽選券が渡されている。そこに書かれている数字と、選手が抽選箱から引いた数字が一致した3人は、めでたく「プレゼントをもらえる権利」を獲得する。
3人がどのプレゼントをもらえるかを決める方法は、じゃんけん。3回目に当選した人がシード枠になるトーナメント式でじゃんけんが行われ、誰が何をもらうかが決まる。ちなみにプレゼントは3位がトレックオリジナルのモバイルバッテリー、2位がチームパーカー、1位がチームのレプリカジャージだ。
デゲンコルプ、別府、フェッリーネが順番に抽選を行って3人の当選者を決めると、いよいよ豪華プレゼントの持ち主を決めるじゃんけん大会へ。
じゃんけん大会が終わったところで、選手から直接ファンにプレゼントが手渡された。3位のモバイルバッテリーのプレゼンターはデゲンコルプ。3位のモバイルバッテリーのプレゼンターはデゲンコルプ。3位の方へのプレゼントを間違えて(?)1位の方に渡してしまう場面も。
1位のプレゼントはレプリカジャージだが、ここでサプライズが。選手全員のサインを入れたプレミアジャージになることが発表され、会場ではどよめきが起きた。
このスペシャルなジャージを手に入れた村井さんは、レースに出場している写真がシクロワイアードに掲載された過去を持ち、そのときもトレック・セガフレードの蛍光イエローのジャージを着ていたという生粋のトレックファン。京都府からこのレセプションのためだけに徹夜で(車で)自走し、レセプション終了後には京都にとんぼ返りするという。ジャージを持って記念撮影したあとは「まだ手が震えているので、事故を起こさないように気を付けて京都に帰ります」と、興奮冷めやらない気持ちを語った。
大盛り上がりのじゃんけん大会が終わったところで、選手の後方にずっと飾られていたチームTシャツ一枚一枚にサインを入れた。このTシャツはしばらくの間セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店の店頭に飾られる予定。いつまで飾られるかは未定なので、サイン入りTシャツを見たい人はお早めに!
楽しい時間はあっという間に過ぎ、レセプションの締めの挨拶に。トレック・ジャパンの田村芳隆社長が登壇し、「トレックとセガフレードはタイトルスポンサーとしてジャージの前面に名前が並ぶが、仕事の枠を超えたファミリーとしてのパートナーシップを築くことができた」と話した。
田村社長の締めの挨拶が終わると、選手にはバラの花束が手渡された。この花束は近所にあるアフリカ産のバラ専門店AFRIKA ROSEのもので、日本でのバラの販売を通してアフリカで雇用を生む活動をしている。
AFRIKA ROSEの店舗は広尾の商店街にあるが、今週末からセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店の店頭でAFRIKA ROSEのバラが買えるようになるそうだ。最後に花束贈呈役のAFIRKA ROSEの女性従業員と記念撮影をし、1時間半のランチレセプションは幕を閉じた。
贅沢な時間はあっというまに過ぎるもの。少人数制ということで選手と触れ合う時間が濃く、抽選で出席できた方は本当にラッキーだったと思う。
photo&text:Akane IKENO
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