2018/10/12(金) - 09:24
10月9日から14日までの6日間、トルコで第54回プルデンシャル・ツアー・オブ・ターキー(UCIワールドツアー)が開催されている。スプリンター向きのコースが設定され、マキシミリアーノ・リケーゼやサム・ベネットが勝利した前半3ステージをダイジェストでお届けします。
全37戦で行われる2018年のUCIワールドツアーもいよいよ35戦目。トルコを舞台にしたツアー・オブ・ターキーが10月9日から6日間の日程で開催されている。レースの舞台となるのはトルコ西部で、山頂フィニッシュが設定された第4ステージを除いてスプリンター向き。イスタンブールを走る最終日の第6ステージはパンチャー向きの登りフィニッシュが設定されている。
第54回大会にはUAEチームエミレーツ、アスタナ、バーレーン・メリダ、BMCレーシング、ボーラ・ハンスグローエ、クイックステップフロアーズ、カチューシャ・アルペシン、サンウェブ、トレック・セガフレードというUCIワールドチームを含む合計20チームが出場。前年度覇者のディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)がゼッケン1を付けて出場した。
内陸のコンヤを発着する第1ステージは、中盤にかけて2つのカテゴリー山岳を含むものの最後は集団スプリントに。ツール・ド・フランスでステージ2勝を飾ったフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)を中心にスプリントが繰り広げられると思われたが、コロンビアンスプリンターは残り4km地点で落車してしまう。ガビリアは遅れてフィニッシュしたものの、鎖骨骨折によって翌日の欠場が決まった。
ガビリア脱落後もクイックステップフロアーズは集団先頭に陣取り、残り500mの最終コーナーで隊列がばらけたタイミングでマキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ)がロングスプリントを開始。リケーゼが追いすがるサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)らを振り切った。
今シーズン70勝目を飾ったクイックステップフロアーズは翌日の第2ステージでもスプリントの主導権を握ることに成功する。ターコイズブルーのリーダージャージを着るリケーゼがリードアウト役を担い、残り200mでアルバロ・ホッジ(コロンビア、クイックステップフロアーズ)を発射。完全に勝ちパターンに持ち込んだホッジだったが、加速力勝負でベネットに軍配が上がった。
リーダージャージを手にしたベネットの勢いは止まらなかった。第3ステージはフィニッシュ手前にゴクベルの丘(距離3.6km/平均勾配5%)が設定された、決してピュアスプリンター向きではないレイアウト。ウリッシらのアタックによって集団がばらけたものの、下り区間でベネットらスプリンターたちが追いついて集団は80名にまとまる。ゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)にリードアウトされたリケーゼが好位置からスプリントを開始したが、緩いコーナーのイン側を突いたベネットが先行。ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)らの加速も届かず、ベネットがステージ2連勝を飾った。
「登りも難なくこなすことができたし、最後はクイックステップフロアーズのトレインを利用した。残り220〜230mで他のスプリンターたちがスプリント開始を躊躇している感じだったけど、誰にも先行されたくなくて加速。スプリントが長すぎるとも思ったけど持ちこたえることができた」とリーダージャージを着るベネットは語る。
ベネットはリケーゼから10秒の総合リードを得ているが、翌日の第4ステージは名物セルチュクの山頂フィニッシュが設定されている。この今大会最大の難所で実質的に第54代ツアー・オブ・ターキー覇者が決定する。
全37戦で行われる2018年のUCIワールドツアーもいよいよ35戦目。トルコを舞台にしたツアー・オブ・ターキーが10月9日から6日間の日程で開催されている。レースの舞台となるのはトルコ西部で、山頂フィニッシュが設定された第4ステージを除いてスプリンター向き。イスタンブールを走る最終日の第6ステージはパンチャー向きの登りフィニッシュが設定されている。
第54回大会にはUAEチームエミレーツ、アスタナ、バーレーン・メリダ、BMCレーシング、ボーラ・ハンスグローエ、クイックステップフロアーズ、カチューシャ・アルペシン、サンウェブ、トレック・セガフレードというUCIワールドチームを含む合計20チームが出場。前年度覇者のディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)がゼッケン1を付けて出場した。
内陸のコンヤを発着する第1ステージは、中盤にかけて2つのカテゴリー山岳を含むものの最後は集団スプリントに。ツール・ド・フランスでステージ2勝を飾ったフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)を中心にスプリントが繰り広げられると思われたが、コロンビアンスプリンターは残り4km地点で落車してしまう。ガビリアは遅れてフィニッシュしたものの、鎖骨骨折によって翌日の欠場が決まった。
ガビリア脱落後もクイックステップフロアーズは集団先頭に陣取り、残り500mの最終コーナーで隊列がばらけたタイミングでマキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ)がロングスプリントを開始。リケーゼが追いすがるサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)らを振り切った。
今シーズン70勝目を飾ったクイックステップフロアーズは翌日の第2ステージでもスプリントの主導権を握ることに成功する。ターコイズブルーのリーダージャージを着るリケーゼがリードアウト役を担い、残り200mでアルバロ・ホッジ(コロンビア、クイックステップフロアーズ)を発射。完全に勝ちパターンに持ち込んだホッジだったが、加速力勝負でベネットに軍配が上がった。
リーダージャージを手にしたベネットの勢いは止まらなかった。第3ステージはフィニッシュ手前にゴクベルの丘(距離3.6km/平均勾配5%)が設定された、決してピュアスプリンター向きではないレイアウト。ウリッシらのアタックによって集団がばらけたものの、下り区間でベネットらスプリンターたちが追いついて集団は80名にまとまる。ゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)にリードアウトされたリケーゼが好位置からスプリントを開始したが、緩いコーナーのイン側を突いたベネットが先行。ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)らの加速も届かず、ベネットがステージ2連勝を飾った。
「登りも難なくこなすことができたし、最後はクイックステップフロアーズのトレインを利用した。残り220〜230mで他のスプリンターたちがスプリント開始を躊躇している感じだったけど、誰にも先行されたくなくて加速。スプリントが長すぎるとも思ったけど持ちこたえることができた」とリーダージャージを着るベネットは語る。
ベネットはリケーゼから10秒の総合リードを得ているが、翌日の第4ステージは名物セルチュクの山頂フィニッシュが設定されている。この今大会最大の難所で実質的に第54代ツアー・オブ・ターキー覇者が決定する。
第1ステージ コンヤ〜コンヤ 148.4km
1位 | マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ) | 3:29:14 |
2位 | サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ) | |
3位 | ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング) | |
4位 | アルバロ・ホッジ(コロンビア、クイックステップフロアーズ) | |
5位 | ブレントン・ジョーンズ(オーストラリア、デルコマルセイユ) | |
6位 | シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
7位 | エンリケ・サンス(スペイン、エウスカディ・ムリアス) | |
8位 | クリストフ・ノッペ(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ) | |
9位 | エドワード・トゥーンス(ベルギー、サンウェブ) | |
10位 | ルーカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ) |
第2ステージ アランヤ〜アンタルヤ 149.6km
1位 | サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ) | 3:24:37 |
2位 | アルバロ・ホッジ(コロンビア、クイックステップフロアーズ) | |
3位 | シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
4位 | ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング) | |
5位 | イバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ) | |
6位 | エドワード・トゥーンス(ベルギー、サンウェブ) | |
7位 | ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード) | |
8位 | エンリケ・サンス(スペイン、エウスカディ・ムリアス) | |
9位 | ルーカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ) | |
10位 | アレクサンドル・ポルセフ(ロシア、ガスプロム・ルスヴェロ) |
第3ステージ フェティエ〜マルマリス 132.7km
1位 | サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ) | 3:16:27 |
2位 | マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ) | |
3位 | ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード) | |
4位 | パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、BMCレーシング) | |
5位 | アフメット・オルケン(トルコ、トルコナショナルチーム) | |
6位 | イバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ) | |
7位 | アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ) | |
8位 | ネイサン・ハース(オーストラリア、カチューシャ・アルペシン) | |
9位 | プシェメスワフ・カスペルキエウィツ(ポーランド、デルコマルセイユ) | |
10位 | ミケル・アリスティ(スペイン、エウスカディ・ムリアス) |
個人総合成績(第3ステージ終了時)
1位 | サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ) | 10:09:52 |
2位 | マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ) | 0:00:10 |
3位 | ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード) | 0:00:22 |
4位 | ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング) | |
5位 | トーマス・スプレンゲルス(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ) | 0:00:23 |
6位 | ヨス・サバラ(スペイン、カハルーラル) | 0:00:24 |
7位 | フェルナンド・オルヘラ(コロンビア、マンサナポストボン) | 0:00:25 |
8位 | イバン・ガルシア(スペイン、バーレーン・メリダ) | 0:00:26 |
9位 | ネイサン・ハース(オーストラリア、カチューシャ・アルペシン) | |
10位 | アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ) |
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