2018/10/07(日) - 18:19
竹之内悠(東洋フレーム)が出場したブリコクロス第2戦で、今季初めてマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)とワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)が激突。独走に持ち込んだファンデルポールが勝利を飾った。
ベルギーは西フランドル地方の街ミューレベーケで開催されたブリコクロス第2戦に、UCIワールドカップアメリカ2連戦を終え、チベル・セボンオフロードチームの発足加入を発表した世界王者ワウト・ヴァンアールト(ベルギー)とMTBシーズン後の休養期間を終えた欧州王者マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)が今季初めて揃い踏み。
ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)やU23世界王者のエリ・イゼルビッド(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)ら名だたるトップレーサーに加え、欧州遠征の開幕戦を迎えた竹之内悠(東洋フレーム)もスタートラインに並んだ。
「気温は25度ぐらいで、僕も含め各選手はボトルを搭載。かなり日差しが暑く感じました」と竹之内が語るように、シクロクロスとしては非常に暑い天候。起伏の少ない高速コース向けて、マイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)やティム・メルリエ(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)らが好スタートを切った。
2周目に入ってイゼルビッドが先頭で加速を続けると、追従できたのはメルリエとクィンティン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア)、ファンデルポール、ヴァンアールトという4名のみ。この先頭グループからやや時間を置いてファンデルポールがアタックを繰り出した。
欧州王者のアタックは一度ヴァンアールトによって封じ込められたものの、2度目のアタックで単独となることに成功。数秒後方ではヴァンアールトとイゼルビッド、ヘルマンスが必死に追走したが、その差はじわじわと開いていくばかりだった。
ファンデルポールの安定した力強い走りは最後まで衰えず、ロード、MTB、シクロクロスでオランダ王者に輝くマルチタレントが今季CX初勝利。2位にはヘルマンスを千切ったヴァンアールトが入った。
「今シーズンの初レースで勝利できて嬉しい。このコースで勝つのは簡単ではなく、レース自体かなりハードな展開だったよ。今日のコースコンディションが僕向きだったのはラッキーだった。フィーリングそのものは良いけれど、まだ昨年ほどの力を感じていない。調子を上げるためにはもう数戦レースをこなす必要があると思う」とファンデルポールは語っている。
また、竹之内は序盤のメカトラブルが尾を引き、途中でレースを降ろされる格好に。「レース2日前にベルギーに入り、レースに出場した。まだ時差もあるのであまり無理も出来ないとは思っていたが、レース序盤にバイクトラブルで出遅れ、バイク交換後、遅れを取り戻すためにペースを上げるもハイスピードなレースで手遅れだった。パックで終盤まで展開できそうなレースだっただけに残念だが、また次のレースに向けて準備していこうと思う」と前向きなコメントを残している。
ベルギーは西フランドル地方の街ミューレベーケで開催されたブリコクロス第2戦に、UCIワールドカップアメリカ2連戦を終え、チベル・セボンオフロードチームの発足加入を発表した世界王者ワウト・ヴァンアールト(ベルギー)とMTBシーズン後の休養期間を終えた欧州王者マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)が今季初めて揃い踏み。
ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)やU23世界王者のエリ・イゼルビッド(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)ら名だたるトップレーサーに加え、欧州遠征の開幕戦を迎えた竹之内悠(東洋フレーム)もスタートラインに並んだ。
「気温は25度ぐらいで、僕も含め各選手はボトルを搭載。かなり日差しが暑く感じました」と竹之内が語るように、シクロクロスとしては非常に暑い天候。起伏の少ない高速コース向けて、マイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)やティム・メルリエ(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)らが好スタートを切った。
2周目に入ってイゼルビッドが先頭で加速を続けると、追従できたのはメルリエとクィンティン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア)、ファンデルポール、ヴァンアールトという4名のみ。この先頭グループからやや時間を置いてファンデルポールがアタックを繰り出した。
欧州王者のアタックは一度ヴァンアールトによって封じ込められたものの、2度目のアタックで単独となることに成功。数秒後方ではヴァンアールトとイゼルビッド、ヘルマンスが必死に追走したが、その差はじわじわと開いていくばかりだった。
ファンデルポールの安定した力強い走りは最後まで衰えず、ロード、MTB、シクロクロスでオランダ王者に輝くマルチタレントが今季CX初勝利。2位にはヘルマンスを千切ったヴァンアールトが入った。
「今シーズンの初レースで勝利できて嬉しい。このコースで勝つのは簡単ではなく、レース自体かなりハードな展開だったよ。今日のコースコンディションが僕向きだったのはラッキーだった。フィーリングそのものは良いけれど、まだ昨年ほどの力を感じていない。調子を上げるためにはもう数戦レースをこなす必要があると思う」とファンデルポールは語っている。
また、竹之内は序盤のメカトラブルが尾を引き、途中でレースを降ろされる格好に。「レース2日前にベルギーに入り、レースに出場した。まだ時差もあるのであまり無理も出来ないとは思っていたが、レース序盤にバイクトラブルで出遅れ、バイク交換後、遅れを取り戻すためにペースを上げるもハイスピードなレースで手遅れだった。パックで終盤まで展開できそうなレースだっただけに残念だが、また次のレースに向けて準備していこうと思う」と前向きなコメントを残している。
ブリコクロス2018-2019第2戦 結果
1位 | マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス) | 1:01:23 |
2位 | ワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム) | 1:01:31 |
3位 | クィンティン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア) | 1:01:38 |
4位 | エリ・イゼルビッド(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | 1:02:01 |
5位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | 1:02:17 |
6位 | ジャンニ・フェルメールシュ(ベルギー、ステイラーツ・777) | 1:02:21 |
7位 | ジム・アールノーツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | 1:02:23 |
8位 | ダーン・ソエテ(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | 1:02:32 |
9位 | ティム・メルリエ(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) | 1:02:40 |
10位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) | 1:02:32 |
33位 | 竹之内悠(東洋フレーム) | -4LAPS |
Text:So.Isobe
Photo:CorVos
Photo:CorVos
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