2018/09/30(日) - 21:38
UCIワールドカップ第2戦「ジングルクロス」で、開幕戦で勝利したトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)が再び圧勝。女子はアメリカのケイティ・キオー(キャノンデールp/bシクロクロスワールド.com)が制した。
ウィスコンシン州で開催された初戦から1週間、UCIシクロクロスワールドカップはアイオワ州に場所を移し、第2戦「ジングルクロス」が開催された。激坂登りや角度のついたキャンバー下りなど、ダイナミックなコースレイアウトが特徴で、初戦とは打って変わり前日の雨が作り出したマディコンディションの中レースが行われた。
60分間のレースはテレネット・フィデア勢やワウト・ヴァンアールト(ベルギー)、ティム・メルリエ(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)らの好スタートで幕開ける。初戦で勝利しワールドカップランキングリーダージャージを着るトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)が序盤から飛ばし、ここに世界王者ヴァンアールトが追従した。
その後ろでは先週沈んだマイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)とクィンティン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア)がパックを組んだものの、先頭を飛ばす二人との距離はじわじわと開くばかり。1周目にしてこの日のトップ4が絞り込まれることとなった。
状況に変化が起きたのは全8周回中の6周目。アールツの後ろにつけていたヴァンアールトが重馬場のキャンバー区間で失速し、それに気づいたアールツが急加速。トップギアに切り替えたアールツは先週の焼き直しのように、ファステストラップを叩き出しながら徐々にヴァンアールトを引き離していく。
80%ルールによる足切りを上回る速さで周回遅れをラップしていくアールツはそのまま逃げ切り、UCIワールドカップアメリカ2連戦で連続勝利。大きなガッツポーズで自身の勝利を喜んだ。
最終的にヴァンアールトを52秒、ヘルマンスを切り離したヴァントーレンハウトを1分16秒引き離す大差で勝利したアールツは「トレックがスポンサーしてくれている僕らチームにとってアメリカ2連戦は素晴らしい結果になった。ワウトがミスしてからは自分がミスしないように、かつスピードを落とさないように努めたことが勝利に繋がったよ。リーダージャージをキープできて嬉しいけれど、これからヨーロッパに戻ればもっと厳しいレースが待っている」と気を引き締めた。
女子レースはマリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス)とエヴァ・リヒナー(イタリア、クリフプロチーム)リードで幕開け、次第にリヒナーは後退。するとアメリカの期待を背負うケイティ・キオー(アメリカ、キャノンデールp/bシクロクロスワールド.com)が、思うようにペースを上げられないフォスをパス。そのままハイペースを刻み、ソフィー・デボワ(ベルギー)らと2位争いを繰り広げるフォス、そしてイヴィ・リチャーズ(イギリス、トレックファクトリーレーシング)たちを引き離して勝利した。
ウィスコンシン州で開催された初戦から1週間、UCIシクロクロスワールドカップはアイオワ州に場所を移し、第2戦「ジングルクロス」が開催された。激坂登りや角度のついたキャンバー下りなど、ダイナミックなコースレイアウトが特徴で、初戦とは打って変わり前日の雨が作り出したマディコンディションの中レースが行われた。
60分間のレースはテレネット・フィデア勢やワウト・ヴァンアールト(ベルギー)、ティム・メルリエ(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)らの好スタートで幕開ける。初戦で勝利しワールドカップランキングリーダージャージを着るトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)が序盤から飛ばし、ここに世界王者ヴァンアールトが追従した。
その後ろでは先週沈んだマイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)とクィンティン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア)がパックを組んだものの、先頭を飛ばす二人との距離はじわじわと開くばかり。1周目にしてこの日のトップ4が絞り込まれることとなった。
状況に変化が起きたのは全8周回中の6周目。アールツの後ろにつけていたヴァンアールトが重馬場のキャンバー区間で失速し、それに気づいたアールツが急加速。トップギアに切り替えたアールツは先週の焼き直しのように、ファステストラップを叩き出しながら徐々にヴァンアールトを引き離していく。
80%ルールによる足切りを上回る速さで周回遅れをラップしていくアールツはそのまま逃げ切り、UCIワールドカップアメリカ2連戦で連続勝利。大きなガッツポーズで自身の勝利を喜んだ。
最終的にヴァンアールトを52秒、ヘルマンスを切り離したヴァントーレンハウトを1分16秒引き離す大差で勝利したアールツは「トレックがスポンサーしてくれている僕らチームにとってアメリカ2連戦は素晴らしい結果になった。ワウトがミスしてからは自分がミスしないように、かつスピードを落とさないように努めたことが勝利に繋がったよ。リーダージャージをキープできて嬉しいけれど、これからヨーロッパに戻ればもっと厳しいレースが待っている」と気を引き締めた。
女子レースはマリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス)とエヴァ・リヒナー(イタリア、クリフプロチーム)リードで幕開け、次第にリヒナーは後退。するとアメリカの期待を背負うケイティ・キオー(アメリカ、キャノンデールp/bシクロクロスワールド.com)が、思うようにペースを上げられないフォスをパス。そのままハイペースを刻み、ソフィー・デボワ(ベルギー)らと2位争いを繰り広げるフォス、そしてイヴィ・リチャーズ(イギリス、トレックファクトリーレーシング)たちを引き離して勝利した。
男子エリート結果
1位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | 1h02’28” |
2位 | ワウト・ヴァンアールト(ベルギー) | +52” |
3位 | マイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | +1’16” |
4位 | クィンティン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア) | +1’32” |
5位 | コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) | +2’06” |
6位 | ティム・メルリエ(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) | +2’13” |
7位 | ケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | +2’16” |
8位 | エリ・イゼルビッド(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | +2’21” |
9位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | +2’32” |
10位 | ダーン・ソエテ(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | +2’35” |
女子エリート結果
1位 | ケイティ・キオー(アメリカ、キャノンデールp/bシクロクロスワールド.com) | 40’55” |
2位 | イヴィ・リチャーズ(イギリス、トレックファクトリーレーシング) | +31” |
3位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス) | +37” |
4位 | ソフィー・デボワ(ベルギー) | +40” |
5位 | サンヌ・カント(ベルギー、コレンドン・サーカス) | +53” |
6位 | エヴァ・リヒナー(イタリア、クリフプロチーム) | +53” |
7位 | カテリーナ・ナッシュ(チェコ、クリフプロチーム) | +1’18” |
8位 | カロライン・マーニ(フランス) | +1’38” |
9位 | マーガリー・ロシェット(カナダ) | +1’42” |
10位 | ルース・セルス(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | +1’54” |
text:So.Isobe
photo:UCI,CorVos
photo:UCI,CorVos
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