2010/03/09(火) - 09:33
2010年3月5日から7日までの3日間、ベルギーで第64回西フランドル3日間レース(UCI2.1)が開催された。別府史之(レディオシャック)は最終ステージで逃げに乗るなど積極的に動き、最終的にチーム内トップの総合10位でレースを終えた。
今年で開催64回目を迎える西フランドル3日間レース(Driedaagse van West-Vlaanderen)。その名の通りレースの舞台はベルギー・フランドル地方西部で、クラシックレースでお馴染みの石畳や急坂、そして横風が選手たちを待ち構える。
2年連続出場のフミは、第1ステージと第2ステージを先頭集団内でゴール。フミは第2ステージ終了後のTwitterで「この2日間は明日(最終日)の為に力を温存していたから、明日はその力を発揮したい」とコメント。その宣言通り、フミは第3ステージのレース後半に形成された7名の逃げに乗り、ゴール30km手前のスプリントポイントを先頭で通過した。
結局逃げはラスト5kmで吸収されたが、ボーナスタイム3秒を獲得したフミは総合10位にジャンプアップ。フミはレディオシャック内トップの好成績でレースを終えた。レディオシャックはクラシックシーズンの要であるヘルト・ステーグマン(ベルギー)をパリ〜ニースでの鎖骨骨折で失っており、クラシックレースにおけるフミの存在感は増していることだろう。
完走者77名という厳しいレースで総合優勝を飾ったのは、第1ステージで優勝し、その後もステージ3位を繰り返して総合リードを広げたイェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス)。21歳のケウケレールは直前のル・サミン(UCI1.1)でも優勝を飾っており、ベルギーレース怒濤の2連勝となった。
第1ステージ コルトレイク〜ベレヘム 183.5km
1位 イェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス) 4h32'00"
2位 ロニー・マルティアス(フランス、ソール・ソジャサン)
3位 ポール・ヴォス(ドイツ、チームミルラム)
32位 別府史之(日本、レディオシャック)
第2ステージ トルホウト〜ハンドザーメ 176.6km
1位 ロバート・ワグナー(ドイツ、スキル・シマノ) 4h03'21"
2位 ボビー・トラクセル(オランダ、ヴァカンソレイユ)
3位 イェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス)
29位 別府史之(日本、レディオシャック)
第3ステージ ミッデルケルケ〜イフテゲム 194.5km
1位 クリス・ブックマンス(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン) 4h21'36"
2位 ヨアン・ジェーヌ(フランス、Bboxブイグテレコム)
3位 イェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス)
50位 別府史之(日本、レディオシャック)
個人総合成績
1位 イェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス) 12h56'39"
2位 クリス・ブックマンス(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン) +03"
3位 ボビー・トラクセル(オランダ、ヴァカンソレイユ) +07"
4位 ロバート・ワグナー(ドイツ、スキル・シマノ) +08"
5位 ミッチェル・ドッカー(オーストラリア、スキル・シマノ) +10"
6位 ポール・ヴォス(ドイツ、チームミルラム) +11"
7位 ロニー・マルティアス(フランス、ソール・ソジャサン)
8位 ステファヌ・プーリース(フランス、ソール・ソジャサン)
9位 ニキ・セレンセン(デンマーク、サクソバンク) +13"
10位 別府史之(日本、レディオシャック) +15"
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
今年で開催64回目を迎える西フランドル3日間レース(Driedaagse van West-Vlaanderen)。その名の通りレースの舞台はベルギー・フランドル地方西部で、クラシックレースでお馴染みの石畳や急坂、そして横風が選手たちを待ち構える。
2年連続出場のフミは、第1ステージと第2ステージを先頭集団内でゴール。フミは第2ステージ終了後のTwitterで「この2日間は明日(最終日)の為に力を温存していたから、明日はその力を発揮したい」とコメント。その宣言通り、フミは第3ステージのレース後半に形成された7名の逃げに乗り、ゴール30km手前のスプリントポイントを先頭で通過した。
結局逃げはラスト5kmで吸収されたが、ボーナスタイム3秒を獲得したフミは総合10位にジャンプアップ。フミはレディオシャック内トップの好成績でレースを終えた。レディオシャックはクラシックシーズンの要であるヘルト・ステーグマン(ベルギー)をパリ〜ニースでの鎖骨骨折で失っており、クラシックレースにおけるフミの存在感は増していることだろう。
完走者77名という厳しいレースで総合優勝を飾ったのは、第1ステージで優勝し、その後もステージ3位を繰り返して総合リードを広げたイェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス)。21歳のケウケレールは直前のル・サミン(UCI1.1)でも優勝を飾っており、ベルギーレース怒濤の2連勝となった。
第1ステージ コルトレイク〜ベレヘム 183.5km
1位 イェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス) 4h32'00"
2位 ロニー・マルティアス(フランス、ソール・ソジャサン)
3位 ポール・ヴォス(ドイツ、チームミルラム)
32位 別府史之(日本、レディオシャック)
第2ステージ トルホウト〜ハンドザーメ 176.6km
1位 ロバート・ワグナー(ドイツ、スキル・シマノ) 4h03'21"
2位 ボビー・トラクセル(オランダ、ヴァカンソレイユ)
3位 イェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス)
29位 別府史之(日本、レディオシャック)
第3ステージ ミッデルケルケ〜イフテゲム 194.5km
1位 クリス・ブックマンス(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン) 4h21'36"
2位 ヨアン・ジェーヌ(フランス、Bboxブイグテレコム)
3位 イェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス)
50位 別府史之(日本、レディオシャック)
個人総合成績
1位 イェンス・ケウケレール(ベルギー、コフィディス) 12h56'39"
2位 クリス・ブックマンス(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン) +03"
3位 ボビー・トラクセル(オランダ、ヴァカンソレイユ) +07"
4位 ロバート・ワグナー(ドイツ、スキル・シマノ) +08"
5位 ミッチェル・ドッカー(オーストラリア、スキル・シマノ) +10"
6位 ポール・ヴォス(ドイツ、チームミルラム) +11"
7位 ロニー・マルティアス(フランス、ソール・ソジャサン)
8位 ステファヌ・プーリース(フランス、ソール・ソジャサン)
9位 ニキ・セレンセン(デンマーク、サクソバンク) +13"
10位 別府史之(日本、レディオシャック) +15"
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos