スペインのサイクルコンポーネントブランド、ローターから軽量カセットスプロケットのUNO Cassetteにローギア30Tと32Tのワイドギアモデルが登場。得意のCNC切削により11-30Tで146gという重量に仕上がる軽量カセットスプロケットを紹介しよう。



ローター UNO Cassetteローター UNO Cassette (c)rotor
スペインの首都、マドリードに拠点を構えるサイクルパーツブランド、ローター。効率的なペダリングを可能にする楕円チェーンリング Q-RINGSや、高剛性アルミクランクの3Dシリーズ、更には世界初の油圧シフティングを搭載したグループセットUNO(ウノ)など、意欲的なパーツを各種リリースしているブランドである。そんなローターから、軽量カセットスプロケット「UNO Cassette」の11-30Tと11-32Tというワイドギアモデルが登場した。

スチールとアルミを使い分ける特徴的な構造を持つUNO Cassette。ローターの得意とする金属切削技術を最大限活用することで、優れた耐久性と軽量性を兼ね備えており、実際にサポートチームであるディメンションデータも昨年のツール・ド・フランスにて投入した実績も持つ。

内部は切削加工を施し軽量化を図っている内部は切削加工を施し軽量化を図っている (c)ダイアテック
ロー側のアルミギア板がネジ止めされた一体型のスプロケットとなるロー側のアルミギア板がネジ止めされた一体型のスプロケットとなる (c)ダイアテックロー側のアルミ製ギアにはローターのロゴがプリントされるロー側のアルミ製ギアにはローターのロゴがプリントされる (c)ダイアテック


トップ側8枚(11-28Tは9枚)は高強度スチールから削り出した一体ボディを採用。内部は通常のカセットスプロケットとは異なり中空の切削成形されており、不要な部分を削り落とすことで軽量化に貢献している。そして残りのローギアは、7075熱処理加工アルミの削り出しギアをねじで止める構造を採用している。また製品表面にはコーティングを施すことで摩擦を軽減し耐久性も向上させている。

これらの徹底した軽量化構造により実測重量は11-28Tで132g、11-30Tで146g、11-32Tで149gという値を叩き出しており、他の一般的なカセットスプロケットに比べ、大幅な軽量化が見込めるアイテムとなっている。シマノとスラムの11スピードに対応しており、価格は44,000円(税抜)だ。取り扱いはダイアテック。

3種類の歯数から選べるUNO Cassette3種類の歯数から選べるUNO Cassette (c)ダイアテック
11-28Tで132g、11-30Tで146g、11-32Tで149gという重量11-28Tで132g、11-30Tで146g、11-32Tで149gという重量 (c)ダイアテック


ローター UNO Cassette
フリーボディ:シマノ/スラム11S
歯数:
11-28T(132g):11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-28
11-30T(146g):11-12-13-14-15-16-18-20-23-26-30
11-32T(149g):11-12-13-14-15-16-18-20-23-27-32
価格:44,000円(税抜)

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