2018/07/22(日) - 00:28
Jプロツアー第14戦の大田原クリテリウムが栃木県大田原市で開催され、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)が昨年に続き優勝。今季2勝目を挙げた。女子は唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が優勝した。
5月の宇都宮、6月の那須に続き、今年3回目のJプロツアー栃木ラウンドは、栃木県北部の大田原市と矢板市での2連戦。初日は大田原市でのクリテリウムだ。
大田原市内の野崎工業団地に設定されたコースは1周2.5km。約1kmのストレート2本を4つの直角コーナーでつなぐ長方形のフラットコースでのハイスピードレースとなる。
関東地方は連日35℃以上の猛暑日が続いたことから、レース前日に全クラスタのレース距離を20%減らすことが決定された。レース当日、大田原市の最高気温は35.6℃を記録したことからも、必要な判断だったと言える。
小野寺玲が大田原クリテリウム2連覇
Jプロツアーは当初28周の予定だったが、22周55kmで行われた。
スタート直後からしばらくはアタック合戦が続き、逃げが容認されないまま周回が進む。7周目、高木三千成(東京ヴェントス)の飛び出しに、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、向川尚樹(マトリックスパワータグ)、木村圭佑(シマノレーシング)が合流。8周目に松田祥位(EQADS)、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、西尾勇人(那須ブラーゼン)がブリッジをかけて合流し、7人の逃げ集団が形成される。
メイン集団との差は20秒ほどまで広がるが、13周目には吸収される。その後再びアタック合戦が始まり、新たな逃げ集団が形成されるものの、21周目までに全ての逃げが吸収される。
ひとつになった集団は宇都宮ブリッツェンが先頭を固めてペースアップ。シマノレーシングやマトリックスパワータグも列車を組もうとするが、ブリッツェンが主導して最後のスプリント勝負へ。
最終コーナーからの残り150m、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)のスプリントが伸びてくる。窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)も伸びてくるが届かず。最後は新しく考えたという「オノデライダーポーズ」を決める余裕を見せた小野寺が優勝。昨年に続き大会2連覇、今季2勝目を挙げた。ブリッツェンにとっては先週の石川サイクルロードレースに続く2連勝と同時に、チーム創設50勝目となる記念すべき勝利となった。
小野寺は、「今日は僕のスプリント1本で勝負する作戦でした。同じ大会を連覇するというのは初めての経験で、それに50勝目を挙げられたことは嬉しいですね。新しいオノデライダーポーズは前を隠さないようにするという条件があるので色々考えた結果です。そろそろネタ切れなので、募集しようかと思っています」と、表彰式で語った。
大田原クリテリウム 結果(55km)
1位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) 1時間14分27秒
2位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) +0秒
3位 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン) +0秒
4位 黒枝咲哉(シマノレーシング) +1秒
5位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) +1秒
6位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +1秒
スプリント賞
1回目 山本大喜(KINAN Cycling Team)
2回目 松田祥位( EQADS)
3回目 小川恵佑(なるしまフレンドレーシングチーム)
Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
U23リーダー 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
その他レース
text&photo:Satoru Kato
5月の宇都宮、6月の那須に続き、今年3回目のJプロツアー栃木ラウンドは、栃木県北部の大田原市と矢板市での2連戦。初日は大田原市でのクリテリウムだ。
大田原市内の野崎工業団地に設定されたコースは1周2.5km。約1kmのストレート2本を4つの直角コーナーでつなぐ長方形のフラットコースでのハイスピードレースとなる。
関東地方は連日35℃以上の猛暑日が続いたことから、レース前日に全クラスタのレース距離を20%減らすことが決定された。レース当日、大田原市の最高気温は35.6℃を記録したことからも、必要な判断だったと言える。
小野寺玲が大田原クリテリウム2連覇
Jプロツアーは当初28周の予定だったが、22周55kmで行われた。
スタート直後からしばらくはアタック合戦が続き、逃げが容認されないまま周回が進む。7周目、高木三千成(東京ヴェントス)の飛び出しに、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、向川尚樹(マトリックスパワータグ)、木村圭佑(シマノレーシング)が合流。8周目に松田祥位(EQADS)、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、西尾勇人(那須ブラーゼン)がブリッジをかけて合流し、7人の逃げ集団が形成される。
メイン集団との差は20秒ほどまで広がるが、13周目には吸収される。その後再びアタック合戦が始まり、新たな逃げ集団が形成されるものの、21周目までに全ての逃げが吸収される。
ひとつになった集団は宇都宮ブリッツェンが先頭を固めてペースアップ。シマノレーシングやマトリックスパワータグも列車を組もうとするが、ブリッツェンが主導して最後のスプリント勝負へ。
最終コーナーからの残り150m、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)のスプリントが伸びてくる。窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)も伸びてくるが届かず。最後は新しく考えたという「オノデライダーポーズ」を決める余裕を見せた小野寺が優勝。昨年に続き大会2連覇、今季2勝目を挙げた。ブリッツェンにとっては先週の石川サイクルロードレースに続く2連勝と同時に、チーム創設50勝目となる記念すべき勝利となった。
小野寺は、「今日は僕のスプリント1本で勝負する作戦でした。同じ大会を連覇するというのは初めての経験で、それに50勝目を挙げられたことは嬉しいですね。新しいオノデライダーポーズは前を隠さないようにするという条件があるので色々考えた結果です。そろそろネタ切れなので、募集しようかと思っています」と、表彰式で語った。
大田原クリテリウム 結果(55km)
1位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) 1時間14分27秒
2位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) +0秒
3位 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン) +0秒
4位 黒枝咲哉(シマノレーシング) +1秒
5位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) +1秒
6位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +1秒
スプリント賞
1回目 山本大喜(KINAN Cycling Team)
2回目 松田祥位( EQADS)
3回目 小川恵佑(なるしまフレンドレーシングチーム)
Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
U23リーダー 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
その他レース
text&photo:Satoru Kato
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