2018/06/02(土) - 11:21
6月1日、オランダ南部のリンブルフでハンマーシリーズ第2戦が開幕。別府史之(トレック・セガフレード)も出場した初日のハンマークライムでバーレーン・メリダが優勝を飾った。
悪天候の周回コースを走る選手たち photo:CorVos
ハンマーシリーズ・リンブルフ2018クライム photo:Hammer Series
ハンマーシリーズ・リンブルフ2018クライム photo:Hammer Series
5月下旬にノルウェーで開催されたハンマーシリーズ第1戦スタヴァンゲルに続くシリーズ第2戦リンブルフがオランダで開幕した。前年同様に「ハンマークライム」「ハンマースプリント」「ハンマーチェイス」という独自の3レース/3日間を組み合わせて最終的なチーム成績を争う。
初日のハンマークライムは2つの登りを含む7kmの周回コースを11周する77km。毎周回ごとにポイントが設定されたポイントレース形式のレースで、毎周回フィニッシュライン通過時の上位10名選手にポイント(100pts、81pts、66pts、53pts、43pts、35pts、28pts、23pts、19pts、15pts)が与えられ、4周目、8周目、11周目は2倍ポイント。総合ポイントで順位が争われ、上位10チームには最大15秒のボーナスタイムが与えられる。
なお、最終日に開催されるチームタイムトライアル形式の「ハンマーチェイス」は「ハンマークライム」「ハンマースプリント」の総合上位チームから順に、規定のタイム差にボーナスタイムを反映させたタイム差をつけて順番にスタート。先頭でフィニッシュラインを駆け抜けたチームが総合優勝に輝くシステムだ。
ジロ・デ・イタリアを走り終えたばかりのトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)も出場 photo:CorVos
先頭を走るマーク・パデュン(ウクライナ、バーレーン・メリダ)とパヴェル・シヴァコフ(ロシア、チームスカイ) photo:CorVos
各チーム、エントリーした7名の中からレースに適した5名を選抜して出場した。第1山岳(全長900m/平均勾配4.2%)と第2山岳(全長2,000m/平均勾配5.3%)を含む周回の序盤から積極的にポイントを重ねたのはミッチェルトン・スコットやクイックステップフロアーズ、チームスカイ。スプリント力のあるソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ)が前半からリードを築き、ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)らが追いかける展開に。
レース中盤に入るとマーク・パデュン(ウクライナ、バーレーン・メリダ)とパヴェル・シヴァコフ(ロシア、チームスカイ)の2人が先行を開始し、2人でポイントを連取しながら周回を重ねていく。後方ではコルブレッリが3番手通過を繰り返し、バーレーン・メリダがチームとして順調にポイントを獲得。最終的にシヴァコフを振り切ったパデュンが独走でフィニッシュし、ロット・スーダルに400ポイント近い差をつけたバーレーン・メリダが優勝に輝いた。
独走でフィニッシュするマーク・パデュン(ウクライナ、バーレーン・メリダ) photo:CorVos
この日の主役であるパデュンは「40日間ほどレースから離れていたので自信がなかったけど、レースが進むにつれて調子が上がってきた。ハンマーシリーズの選手紹介も素晴らしく、このレースにとても満足している」とコメント。パデュンは1時間59分30秒にわたって平均330W(NP390W)、最大1,100Wを出力。その平均スピードは37.4km/hだった。
チームメイトのコルブレッリは「パデュンのパフォーマンスは本当に素晴らしかったし、チームとして結果を残すことができて満足。明日はリードを守りきりたい」と語っている。翌日のハンマースプリントは平坦基調な12.4kmを8周する99.2kmで行われる。
ハンマーシリーズ・リンブルフを首位でスタートしたバーレーン・メリダ photo:CorVos
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5月下旬にノルウェーで開催されたハンマーシリーズ第1戦スタヴァンゲルに続くシリーズ第2戦リンブルフがオランダで開幕した。前年同様に「ハンマークライム」「ハンマースプリント」「ハンマーチェイス」という独自の3レース/3日間を組み合わせて最終的なチーム成績を争う。
初日のハンマークライムは2つの登りを含む7kmの周回コースを11周する77km。毎周回ごとにポイントが設定されたポイントレース形式のレースで、毎周回フィニッシュライン通過時の上位10名選手にポイント(100pts、81pts、66pts、53pts、43pts、35pts、28pts、23pts、19pts、15pts)が与えられ、4周目、8周目、11周目は2倍ポイント。総合ポイントで順位が争われ、上位10チームには最大15秒のボーナスタイムが与えられる。
なお、最終日に開催されるチームタイムトライアル形式の「ハンマーチェイス」は「ハンマークライム」「ハンマースプリント」の総合上位チームから順に、規定のタイム差にボーナスタイムを反映させたタイム差をつけて順番にスタート。先頭でフィニッシュラインを駆け抜けたチームが総合優勝に輝くシステムだ。
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各チーム、エントリーした7名の中からレースに適した5名を選抜して出場した。第1山岳(全長900m/平均勾配4.2%)と第2山岳(全長2,000m/平均勾配5.3%)を含む周回の序盤から積極的にポイントを重ねたのはミッチェルトン・スコットやクイックステップフロアーズ、チームスカイ。スプリント力のあるソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ)が前半からリードを築き、ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)らが追いかける展開に。
レース中盤に入るとマーク・パデュン(ウクライナ、バーレーン・メリダ)とパヴェル・シヴァコフ(ロシア、チームスカイ)の2人が先行を開始し、2人でポイントを連取しながら周回を重ねていく。後方ではコルブレッリが3番手通過を繰り返し、バーレーン・メリダがチームとして順調にポイントを獲得。最終的にシヴァコフを振り切ったパデュンが独走でフィニッシュし、ロット・スーダルに400ポイント近い差をつけたバーレーン・メリダが優勝に輝いた。
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この日の主役であるパデュンは「40日間ほどレースから離れていたので自信がなかったけど、レースが進むにつれて調子が上がってきた。ハンマーシリーズの選手紹介も素晴らしく、このレースにとても満足している」とコメント。パデュンは1時間59分30秒にわたって平均330W(NP390W)、最大1,100Wを出力。その平均スピードは37.4km/hだった。
チームメイトのコルブレッリは「パデュンのパフォーマンスは本当に素晴らしかったし、チームとして結果を残すことができて満足。明日はリードを守りきりたい」と語っている。翌日のハンマースプリントは平坦基調な12.4kmを8周する99.2kmで行われる。
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ハンマーリンブルフ2018クライム結果
1位 | バーレーン・メリダ | 1370.6pts |
2位 | ロット・スーダル | 972.8pts |
3位 | クイックステップフロアーズ | 781.4pts |
4位 | チームスカイ | 746.4pts |
5位 | ロットNLユンボ | 597.9pts |
6位 | BMCレーシング | 471.8pts |
7位 | サンウェブ | 400.8pts |
8位 | カハルーラル | 392.3pts |
9位 | ボーラ・ハンスグローエ | 307.8pts |
10位 | ミッチェルトン・スコット | 183.6pts |
11位 | トレック・セガフレード | 147.1pts |
12位 | イスラエルサイクリングアカデミー | 0pt |
13位 | NIPPOヴィーニファンティーニ | 0pt |
14位 | EFエデュケーションファースト・ドラパック | 0pt |
15位 | UAEチームエミレーツ | 0pt |
16位 | アクアブルースポート | 0pt |
text:Kei Tsuji
photo:CorVos
photo:CorVos
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