RCSスポルトが春の三大レース招待チームを発表　スカイは全戦出場

イタリアのRCSスポルトは2月9日、プレスリリースでモンテパスキ・エロイカ、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモの招待チームを発表した。新生チームスカイは全戦出場。その一方でレディオシャックや新城幸也が所属するBboxブイグテレコムはミラノ〜サンレモのみの出場だ。

モンテパスキ・エロイカ：トスカーナの田園風景の中を砂埃とともに選手たちが駆け抜ける photo:Cor Vosジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトが、イタリアの春を彩る三大レースの出場チームを発表した。モンテパスキ・エロイカには15チーム、ティレーノ〜アドリアティコには22チーム、ミラノ〜サンレモには25チームが出場する。

今年新たに結成されたチームスカイは全戦出場。チームには昨年モンテパスキ・エロイカで優勝し、ティレーノ〜アドリアティコで総合4位に入ったトーマス・ロヴクヴィスト（スウェーデン）が所属している。スプリント力に長けたチームだけに、ミラノ〜サンレモでの活躍も期待される。

ティレーノ〜アドリアティコ：美しいレンガ色の都市を見ながらメイン集団は進む photo:Cor Vos昨年ミラノ〜サンレモで優勝を飾ったマーク・カヴェンディッシュ（イギリス）擁するチームHTC・コロンビアも全戦に出場。サーヴェロ・テストチームとBMCレーシングチームは、プロコンチネンタルチームながら全戦出場が許された。

その一方で、アメリカのレディオシャックはミラノ〜サンレモのみ出場する。イタリアで春を意味する「プリマヴェーラ」と呼ばれるこのワンディクラシックには、ランス・アームストロング（アメリカ）が出場予定だ。

ミラノ〜サンレモ：毎年激しいスプリントバトルが繰り広げられる最長のワンディクラシックレース photo:Cor Vos1月に発表された新城幸也のレーススケジュールにはティレーノ〜アドリアティコが入っていたが、Bboxブイグテレコムはレースに招待されなかった。ユキヤは、同時期にフランスで開催されるパリ〜ニースへの出場が期待される。チームはミラノ〜サンレモのみ出場可能だ。

また、プロツアーチームのフットオン・セルヴェットはどのレースにも招待されず。ミラノ〜サンレモ開催日の2日前（3月18日）に出場停止期間が明けるリカルド・リッコ（イタリア）が所属するチェラミカ・フラミニアも、イタリアチームながら三レースに招待されなかった。

5月開催のジロ・デ・イタリアの出場チームは数週間後に発表されると見られている。


RCSスポルトが主催する三大レースの出場チーム





text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos