2010/02/08(月) - 18:16
2月7日、地中海に浮かぶスペインのマヨルカ島でチャレンジ・マヨルカが開幕した。初日のトロフェオ・パルマは、集団スプリントの末、ロビー・マキュアン(オーストラリア、カチューシャ)が勝利。大怪我から復帰したマキュアンは、9ヶ月ぶりの勝利を掴んだ。
チャレンジ・マヨルカは今年で開催19回目を迎えるステージレース。UCI(国際自転車競技連合)クラス1のワンデーレースが5つ連なった特殊なレースで、出場選手が毎日入れ替わるのが特徴だ。全てのレースに出場した選手による総合成績も、UCI非公認ながら争われる。
出場チームはカチューシャ、ケースデパーニュ、エウスカルテル、フットオン・セルヴェット、クイックステップ、チームミルラム、サクソバンク、ラボバンク、チームHTC・コロンビア、オメガファーマ・ロットのプロツアー10チームと、プロコンチネンタル/コンチネンタルチーム。本格的なシーズンインを前に、コンディションを上げつつある選手ばかりだ。
初日のトロフェオ・パルマ(第1ステージ)の舞台は、バレアレス諸島自治州の州都パルマ。海岸通りを大胆に締め切った11.6kmの周回コースを10周する。大きな起伏は無く、完全にスプリンター向きのコースと言える。
レースは序盤からアレクセイ・サラモティンス(ラトビア、チームHTC・コロンビア)らが積極的に動き、逃げグループが形成されては吸収されるの繰り返し。しかしどの逃げグループもメイン集団から30秒以上のリードを奪えず、最終的に集団スプリントに持ち込まれた。
地元スペインのコルド・フェルナンデス(エウスカルテル)やオスカル・フレイレ(ラボバンク)がシーズン1勝目を狙ってスプリントする中、先頭でゴールに飛び込んだのはマキュアン。2009年5月のツアー・オブ・ベルギーでの落車で大怪我を負い、長らく戦線離脱していたマキュアンが9ヶ月ぶりに勝利を掴んだ。
マキュアンはレース公式サイトの中で「この勝利は本当に嬉しい。怪我による7ヶ月の離脱は本当に辛かった。復帰2戦目で手にしたこの勝利の意味は大きいよ。スプリント勝負は、ラスト300mでフレイレが飛び出したからスプリントで応戦したんだ。とにかくスプリントの第一線に復帰出来たことが何よりも嬉しい」とコメント。2002年、2004年、2006年にツール・ド・フランスでマイヨヴェール(ポイント賞ジャージ)を獲得している37歳は、再びグランツールのゴールスプリントで主役の座を狙っている。
レース展開と選手コメントはレース公式サイトより。
トロフェオ・パルマ結果
1位 ロビー・マキュアン(オーストラリア、カチューシャ) 2h21'16"
2位 コルド・フェルナンデス(スペイン、エウスカルテル)
3位 オスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)
4位 アンドレ・シュルツ(ドイツ、PSKウィールプール)
5位 マヌエル・カルドソ(ポルトガル、フットオン・セルヴェット)
6位 フランシスコホセ・パシェコ(スペイン、シャコベオ・ガリシア)
7位 ウィム・ストロティンガ(オランダ、チームミルラム)
8位 ロベルト・ワグナー(ドイツ、スキル・シマノ)
9位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、ケースデパーニュ)
10位 ロベルト・フェルスター(ドイツ、チームミルラム)
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
チャレンジ・マヨルカは今年で開催19回目を迎えるステージレース。UCI(国際自転車競技連合)クラス1のワンデーレースが5つ連なった特殊なレースで、出場選手が毎日入れ替わるのが特徴だ。全てのレースに出場した選手による総合成績も、UCI非公認ながら争われる。
出場チームはカチューシャ、ケースデパーニュ、エウスカルテル、フットオン・セルヴェット、クイックステップ、チームミルラム、サクソバンク、ラボバンク、チームHTC・コロンビア、オメガファーマ・ロットのプロツアー10チームと、プロコンチネンタル/コンチネンタルチーム。本格的なシーズンインを前に、コンディションを上げつつある選手ばかりだ。
初日のトロフェオ・パルマ(第1ステージ)の舞台は、バレアレス諸島自治州の州都パルマ。海岸通りを大胆に締め切った11.6kmの周回コースを10周する。大きな起伏は無く、完全にスプリンター向きのコースと言える。
レースは序盤からアレクセイ・サラモティンス(ラトビア、チームHTC・コロンビア)らが積極的に動き、逃げグループが形成されては吸収されるの繰り返し。しかしどの逃げグループもメイン集団から30秒以上のリードを奪えず、最終的に集団スプリントに持ち込まれた。
地元スペインのコルド・フェルナンデス(エウスカルテル)やオスカル・フレイレ(ラボバンク)がシーズン1勝目を狙ってスプリントする中、先頭でゴールに飛び込んだのはマキュアン。2009年5月のツアー・オブ・ベルギーでの落車で大怪我を負い、長らく戦線離脱していたマキュアンが9ヶ月ぶりに勝利を掴んだ。
マキュアンはレース公式サイトの中で「この勝利は本当に嬉しい。怪我による7ヶ月の離脱は本当に辛かった。復帰2戦目で手にしたこの勝利の意味は大きいよ。スプリント勝負は、ラスト300mでフレイレが飛び出したからスプリントで応戦したんだ。とにかくスプリントの第一線に復帰出来たことが何よりも嬉しい」とコメント。2002年、2004年、2006年にツール・ド・フランスでマイヨヴェール(ポイント賞ジャージ)を獲得している37歳は、再びグランツールのゴールスプリントで主役の座を狙っている。
レース展開と選手コメントはレース公式サイトより。
トロフェオ・パルマ結果
1位 ロビー・マキュアン(オーストラリア、カチューシャ) 2h21'16"
2位 コルド・フェルナンデス(スペイン、エウスカルテル)
3位 オスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)
4位 アンドレ・シュルツ(ドイツ、PSKウィールプール)
5位 マヌエル・カルドソ(ポルトガル、フットオン・セルヴェット)
6位 フランシスコホセ・パシェコ(スペイン、シャコベオ・ガリシア)
7位 ウィム・ストロティンガ(オランダ、チームミルラム)
8位 ロベルト・ワグナー(ドイツ、スキル・シマノ)
9位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、ケースデパーニュ)
10位 ロベルト・フェルスター(ドイツ、チームミルラム)
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
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