2018/04/17(火) - 13:15
スペシャライズドがトレイルライド向けにラインアップするマウンテンバイク「STUMPJUMPER」がフルモデルチェンジ。独自の左右非対称デザインを採用し剛性を強化、機敏な反応性とともにサスペンション構造にもアップデートを加え、より滑らかなライドフィールを獲得した。
スペシャライズドのトレイルバイク「STUMPJUMPER」がフルモデルチェンジ (c)スペシャライズド・ジャパン
1981年に世界で初めて量産型マウンテンバイクとしてリリースされた、スペシャライズドの「STUMPJUMPER(スタンプジャンパー)」。現在は同社MTBの中でもトレイルライド向けモデルとしてラインアップされており、長めのサスペンションストロークや安定感の高いジオメトリーによって荒れた路面を滑らかに駆ける乗り味を特徴とする。
そんな歴史ある名バイクが約3年ぶりにフルモデルチェンジを果たした。最たる変更点は、他社に類を見ない左右非対称デザインのフレームを採用したこと。スイングアームとトップチューブを繋ぐリアショックユニットの右側をカバーするようにチューブが配置されている。
フロント三角に独自の左右非対称デザインを採用することで剛性を強化 (c)スペシャライズド・ジャパン
シートチューブを跨ぐように二股になった「FLIP CHIP」パーツでリンクする (c)スペシャライズド・ジャパン
いくつもの試作を作成し、テストを繰り返すことで性能を洗練させていった (c)スペシャライズド・ジャパン
FSRサスペンション構造を最適化し、リアセクションの動作をより効率化 (c)スペシャライズド・ジャパン
このチューブがトップチューブとシートチューブを斜めに繋ぐことでフロント三角が補強され、剛性を強化する役割を果たしている。この構造によりフレームの余計なたわみを抑えることで、リアサスペンションのより効率的な動作が可能となった。結果、走行性能の面では前作と比較して20%もの効率化に成功したのだという。
スペシャライズド独自のFSRサスペンション構造もより最適化され、リアセクションはより効果的な動作を生み出すよう設計されている。小さな衝撃はしなやかに吸収しつつミッドストロークでは踏ん張りを効かせ、さらにボトムアウトをサポートするなど、トレイルライド向けの性能へチューニングされている。
2種類のセッティングに変更できる「FLIP CHIP」機構 (c)スペシャライズド・ジャパン
小物を収納できるSWATダウンチューブストレージも引き続き採用 (c)スペシャライズド・ジャパン
チェーンステーにはノブを設けたプロテクターを装備する (c)スペシャライズド・ジャパン
リアショックユニットはライダーの好みに応じて交換できるように一般的な規格を採用。その上でシートチューブを跨ぐようにリンクパーツへ接続されるデザインはこのバイクオリジナルのもの。「FLIP CHIP」と名付けられるこの二股パーツは上下をひっくり返すことでフレームジオメトリーを変更でき、HighとLowの2種類のセッティングによりボトムブラケット高を6mm、ヘッドアングルを0.5度変えることができる。
またショックユニット自体もトレイルバイク専用の「Rxトレイルチューン」が施され、動きを最適化しているとともに、3種類のモードへ切り替え可能とすることで路面に合わせたコンプレッション特性を得られるよう工夫されている。フロントサスペンションもやや長めの150mm(アルミモデルは130mm)トラベルモデルを採用する。
スペシャライズド S-WORKS STUMPJUMPER 27.5(Satin/Carbon/Storm Grey) (c)スペシャライズド・ジャパン
スペシャライズド S-WORKS STUMPJUMPER 27.5(Gloss/Acid Kiwi/Black) (c)スペシャライズド・ジャパン
スペシャライズド STUMPJUMPER EXPERT 27.5(Gloss/StormGrey/Rocket Red) (c)スペシャライズド・ジャパン
スペシャライズド STUMPJUMPER ST ALLOY 27.5(Satin Gloss/Black/Nice Blue) (c)スペシャライズド・ジャパン
スペシャライズド STUMPJUMPER ST ALLOY 27.5(Gloss/East Sierras/Rocket Red) (c)スペシャライズド・ジャパン
ジオメトリーは従来モデルよりもホイールベースを伸ばし、BBドロップを3mm下げることで安定性を強化。ヘッドアングルはやや寝かせながら、シートアングルは立てることで登坂性能や機敏な反応性を追求したことが窺える。ホイールは27.5インチ仕様が国内向けに用意される。
その他作業性を考慮しケーブルはフルアウター仕様、BBもPF30からねじ切りへ変更されている。フロント15×110mm、リア12×148mmのスルーアクスルとなる。また予備チューブや工具を収納できる独自の「SWATダウンチューブストレージ」は容量を20%増やした他、チェーンステーには新たにノブを設けたプロテクターを装備し、チェーン暴れによるノイズを抑えるよう工夫されている。
ラインアップはフレームにFACT 11mカーボンを使用し、スラムのトップグレードXX1 Eagleコンポーネントを装備した「S-WORKS STUMPJUMPER 27.5」、同じくフルカーボンフレームにスラムのGX Eagleコンポーネントをアセンブルした「STUMPJUMPER EXPERT 27.5」、アルミフレームでこの基本設計を再現したボトムモデル「STUMPJUMPER ST ALLOY 27.5」という3車種が用意される。
トレイルライド向けに生まれ変わった新型STUMPJUMPER (c)スペシャライズド・ジャパン
スペシャライズド S-WORKS STUMPJUMPER 27.5
カラー:Satin/Carbon/Storm Grey、Gloss/Acid Kiwi/Black
サイズ:S、M、L
価 格:960,000円(税抜)
製品ページ:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g95718-0002/
スペシャライズド STUMPJUMPER EXPERT 27.5
カラー:Gloss/StormGrey/Rocket Red
サイズ:S、M、L
価 格:590,000円(税抜)
製品ページ:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g95718-3002/
スペシャライズド STUMPJUMPER ST ALLOY 27.5
カラー:Satin Gloss/Black/Nice Blue、Gloss/East Sierras/Rocket Red
サイズ:S、M、L
価 格:220,000円(税抜)
製品ページ:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g94718-7102/
![スペシャライズドのトレイルバイク「STUMPJUMPER」がフルモデルチェンジ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/re-specialized-020120186380re.jpg)
1981年に世界で初めて量産型マウンテンバイクとしてリリースされた、スペシャライズドの「STUMPJUMPER(スタンプジャンパー)」。現在は同社MTBの中でもトレイルライド向けモデルとしてラインアップされており、長めのサスペンションストロークや安定感の高いジオメトリーによって荒れた路面を滑らかに駆ける乗り味を特徴とする。
そんな歴史ある名バイクが約3年ぶりにフルモデルチェンジを果たした。最たる変更点は、他社に類を見ない左右非対称デザインのフレームを採用したこと。スイングアームとトップチューブを繋ぐリアショックユニットの右側をカバーするようにチューブが配置されている。
![フロント三角に独自の左右非対称デザインを採用することで剛性を強化](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/re-specialized1231855032re.jpg)
![シートチューブを跨ぐように二股になった「FLIP CHIP」パーツでリンクする](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/re-specialized1231854999re.jpg)
![いくつもの試作を作成し、テストを繰り返すことで性能を洗練させていった](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/re-sjj1-1.jpg)
![FSRサスペンション構造を最適化し、リアセクションの動作をより効率化](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/re-sj-development-colinbelisle-56.jpg)
このチューブがトップチューブとシートチューブを斜めに繋ぐことでフロント三角が補強され、剛性を強化する役割を果たしている。この構造によりフレームの余計なたわみを抑えることで、リアサスペンションのより効率的な動作が可能となった。結果、走行性能の面では前作と比較して20%もの効率化に成功したのだという。
スペシャライズド独自のFSRサスペンション構造もより最適化され、リアセクションはより効果的な動作を生み出すよう設計されている。小さな衝撃はしなやかに吸収しつつミッドストロークでは踏ん張りを効かせ、さらにボトムアウトをサポートするなど、トレイルライド向けの性能へチューニングされている。
![2種類のセッティングに変更できる「FLIP CHIP」機構](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/re-specialized1231855057re.jpg)
![小物を収納できるSWATダウンチューブストレージも引き続き採用](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/re-specialized1231855112.jpg)
![チェーンステーにはノブを設けたプロテクターを装備する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/re-specialized1231855087re.jpg)
リアショックユニットはライダーの好みに応じて交換できるように一般的な規格を採用。その上でシートチューブを跨ぐようにリンクパーツへ接続されるデザインはこのバイクオリジナルのもの。「FLIP CHIP」と名付けられるこの二股パーツは上下をひっくり返すことでフレームジオメトリーを変更でき、HighとLowの2種類のセッティングによりボトムブラケット高を6mm、ヘッドアングルを0.5度変えることができる。
またショックユニット自体もトレイルバイク専用の「Rxトレイルチューン」が施され、動きを最適化しているとともに、3種類のモードへ切り替え可能とすることで路面に合わせたコンプレッション特性を得られるよう工夫されている。フロントサスペンションもやや長めの150mm(アルミモデルは130mm)トラベルモデルを採用する。
![スペシャライズド S-WORKS STUMPJUMPER 27.5(Satin/Carbon/Storm Grey)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/95718-01sj-fsr-mensw-carbon-27-5carb-strmgryhero.jpg)
![スペシャライズド S-WORKS STUMPJUMPER 27.5(Gloss/Acid Kiwi/Black)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/95718-00sj-fsr-mensw-carbon-27-5acdkwi-blkhero.jpg)
![スペシャライズド STUMPJUMPER EXPERT 27.5(Gloss/StormGrey/Rocket Red)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/95718-30sj-fsr-menexpert-carbon-27-5strmgry-rktredhero.jpg)
![スペシャライズド STUMPJUMPER ST ALLOY 27.5(Satin Gloss/Black/Nice Blue)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/94718-70sj-fsr-st-men27-5blk-nicebluhero.jpg)
![スペシャライズド STUMPJUMPER ST ALLOY 27.5(Gloss/East Sierras/Rocket Red)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/94718-71sj-fsr-st-men27-5estsrs-rktredhero.jpg)
ジオメトリーは従来モデルよりもホイールベースを伸ばし、BBドロップを3mm下げることで安定性を強化。ヘッドアングルはやや寝かせながら、シートアングルは立てることで登坂性能や機敏な反応性を追求したことが窺える。ホイールは27.5インチ仕様が国内向けに用意される。
その他作業性を考慮しケーブルはフルアウター仕様、BBもPF30からねじ切りへ変更されている。フロント15×110mm、リア12×148mmのスルーアクスルとなる。また予備チューブや工具を収納できる独自の「SWATダウンチューブストレージ」は容量を20%増やした他、チェーンステーには新たにノブを設けたプロテクターを装備し、チェーン暴れによるノイズを抑えるよう工夫されている。
ラインアップはフレームにFACT 11mカーボンを使用し、スラムのトップグレードXX1 Eagleコンポーネントを装備した「S-WORKS STUMPJUMPER 27.5」、同じくフルカーボンフレームにスラムのGX Eagleコンポーネントをアセンブルした「STUMPJUMPER EXPERT 27.5」、アルミフレームでこの基本設計を再現したボトムモデル「STUMPJUMPER ST ALLOY 27.5」という3車種が用意される。
![トレイルライド向けに生まれ変わった新型STUMPJUMPER](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2018/04/17/re-harookz2773.jpg)
スペシャライズド S-WORKS STUMPJUMPER 27.5
カラー:Satin/Carbon/Storm Grey、Gloss/Acid Kiwi/Black
サイズ:S、M、L
価 格:960,000円(税抜)
製品ページ:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g95718-0002/
スペシャライズド STUMPJUMPER EXPERT 27.5
カラー:Gloss/StormGrey/Rocket Red
サイズ:S、M、L
価 格:590,000円(税抜)
製品ページ:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g95718-3002/
スペシャライズド STUMPJUMPER ST ALLOY 27.5
カラー:Satin Gloss/Black/Nice Blue、Gloss/East Sierras/Rocket Red
サイズ:S、M、L
価 格:220,000円(税抜)
製品ページ:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g94718-7102/
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