2018/04/09(月) - 08:05
37年ぶりとなる世界チャンピオンによるパリ〜ルーベ制覇。シルヴァン・ディリエ(アージェードゥーゼール)とベロドロームまで逃げ切ったペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)が自身初となる石畳トロフィーを受け取った。
第116回パリ〜ルーベに挑む選手たちを迎えたのはコンピエーニュの青い空。最高気温19度、最低気温10度、南東の風が吹く比較的温暖で平穏なコンディションだが、朝にかけて降った雨が部分的にパヴェ(石畳)を濡らした。
コンピエーニュの街を発ってすぐに始まったアタック合戦は約1時間にわたって継続する。アタックというアタックが決まらずにレースは高速で進み、ようやく9名の逃げメンバーが揃ったところで集団はようやくペースを落とした。
シルヴァン・ディリエ(スイス、アージェードゥーゼール)、イエール・ワライス(ベルギー、ロット・スーダル)、スヴェンエリック・ビストラム(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)、ジェイロバート・トムソン(南アフリカ、ディメンションデータ)、マルク・ソレル(スペイン、モビスター)、ジェフリー・スープ(フランス、コフィディス)、ガティス・スムクリス(ラトビア、デルコ・マルセイユKTM)、ジミー・デュケノワとルドヴィク・ロベート(ともにベルギー、WBアクアプロジェクト・ベランクラシック)というUCIワールドチームとUCIプロコンチームの混成グループは、257kmのロングコース前半に最大で8分のリードを得た。
フィニッシュまで163.5kmを残し、最初のパヴェ「セクター29 トロワヴィル ☆☆☆」への突入時でタイム差は7分。ここで早速メイン集団内に落車が発生し、ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)らがリタイアを強いられるとともに集団が割れる。クイックステップフロアーズやボーラ・ハンスグローエが牽引するメイン集団に対し、前年度覇者グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)やオリバー・ナーセン(ベルギー、アージェードゥーゼール)といった主要選手が後方に取り残されたものの、それぞれチームメイトたちの力を借りて集団復帰している。
連続して登場するパヴェの入り口に向けて位置取りを繰り返すメイン集団はナーバスな状態が続き、単独で落車したマイケル・ホーラールツ(ベルギー、ベランダスヴィレムス・クレラン)が地面に倒れこんで動かない。心停止状態となったホーラールツには駆けつけたドクターによる心肺蘇生法が行われた。ホーラールツの容態については後ほどアップデートします。続報→「【訃報】パリ〜ルーベで落車した23歳マイケル・ホーラールツが死去」
複数のエースたちを危険性の低いポジションで走らせたいクイックステップフロアーズが隊列を組んで集団牽引を続行する。パンクで一時的に脱落したアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)やゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)、ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)は問題なく集団に戻り、フィニッシュまで100kmを残して先頭逃げグループとメイン集団のタイム差は2分半まで縮まった。
「アランベール」に向けてポジション争いが激しくなる中、「セクター20 アヴルイ ☆☆☆☆」で発生した集団落車に巻き込まれたマッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット)とセバスティアン・ラングフェルド(オランダ、EFエデュケーションファースト・ドラパック)リタイアしている。
緩斜面の下りを経て始まった「セクター19 トルエー=ド=アランベール ☆☆☆☆☆」にメイン集団は60km/hオーバーで突入。フィニッシュまで95kmを残したこの難所でクイックステップフロアーズが先手を打ち、森を貫く一本道でフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)とマイク・テウニッセン(オランダ、サンウェブ)がメイン集団から抜け出すことに成功する。ニルス・ポリッツ(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)も合流して3名で20秒のリードを奪ったが、その後しばらくしてメイン集団に引き戻される。
すると次はゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)がカウンターアタック。単独追走モードに入ったスティバルは快調に連続パヴェをこなしたが、先頭で逃げ続ける4名(ディリエ、ワライス、ビストロム、ロベート)に追いつくことはできない。デゲンコルブやエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)、ダニエル・オス(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)らの追走アタックはクイックステップフロアーズのチームメイトたちによって封じ込められた。
結局スティバルは20秒を超えるリードを得ることができずに「セクター13 オルシー ☆☆☆」でメイン集団に吸収。大会連覇がかかったヴァンアーヴェルマートが「セクター12 ベルセー ☆☆☆☆」を前に数度のアタックを仕掛けると集団は人数を減らし、少しペースが緩んだタイミングで続いて世界チャンピオンが動いた。
2012年にトム・ボーネンが独走に持ち込んだのと同じ、フィニッシュまでおよそ54kmを切ったところ(セクター13とセクター12の間)で世界王者サガンがライバルたちを引き離し、単独で先頭3名(ディリエ、ワライス、ビストロム)へのブリッジに成功。ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)とワウト・ヴァンアールト(ベルギー、ベランダスヴィレムス・クレラン)が懸命に追走したが届かない。
先頭4名(サガン、ディリエ、ワライス、ビストロム)から20秒差で追走2名(ストゥイヴェンとヴァンアールト)、40秒差でクイックステップフロアーズ牽引のメイン集団という状態で「セクター11 モンサン=ぺヴェル ☆☆☆☆☆」に突入。集団前方の落車で地面に叩きつけられたアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)、ルーク・ロウ(イギリス、チームスカイ)、トニー・マルティン(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)はここで戦線を離脱している。
徐々にリードを広げ始めた先頭3名(ビストロム脱落)に対し、この5つ星パヴェでニキ・テルプストラ(オランダ、クイックステップフロアーズ)が加速するとメイン集団はフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)、ヴァンアーヴェルマート、セップ・ヴァンマルク(ベルギー、EFエデュケーションファースト・ドラパック)、テイラー・フィニー(アメリカ)、スティーン・ヴァンデンベルフ(ベルギー、アージェードゥーゼール)の6名に絞られ、先に追走していたストゥイヴェンとヴァンアールトを吸収した。
テルプストラは続く「セクター10 アヴラン ☆☆」でペースアップを図ったが、協力して逃げる先頭3名とのタイム差は1分の大台に乗る。残り30km地点でメカトラに見舞われたサガンが自ら工具を使ってステムのボルトを締めるシーンも見られたが、タイム差が縮小することはなかった。
「セクター7 シソワン ☆☆☆」で先頭からワライス脱落するとサガンとディリエの2人に。残り25km地点で追走7名(テルプストラ、ヴァンアールト、ヴァンマルク、ストゥイヴェン、ヴァンアーヴェルマート、フィニー、デブシェール)とのタイム差は1分。それぞれスペシャルカラーのバイクに乗る世界チャンピオンとスイスチャンピオンが、追い風に乗って快走した。
「セクター5 カンファナン=ぺヴェル ☆☆☆☆」を抜けた頃にタイム差は1分30秒に。ヴァンアールトがチェーン落ちで追走グループから脱落。テルプストラが「セクター4 カルフール=ド=ラルブル ☆☆☆☆☆」で継続的にペースアップしたためタイム差は縮小したが、難易度の高いパヴェを終え、フィニッシュまで15kmを残してタイム差は1分以上。テルプストラ、ヴァンマルク、ヴァンアーヴェルマート、ストゥイヴェンがローテーションして追ったが、アタックと牽制状態に入ったため、先頭2人の逃げ切りが濃厚となった。
最後まで協調体制を築いたサガンとディリエがルーベのベロドロームにやってきた。ディリエを先頭に最終周回の鐘を聞く。ディリエの後ろでタイミングを待ったサガンが第3コーナーを抜けて加速開始。それまで200km以上逃げているディリエが反応したが届かず、先頭でフィニッシュラインを駆け抜けたサガンが両手を力強く挙げた。57秒差の3位には終盤に単独追走に持ち込んだテルプストラが入っている。
「ただただアメージングだ(素晴らしい)。今年は落車に巻き込まれず、パンクもせず、徹底的に力をセーブして走り、そこから一歩踏み出した。アタックしたんだ。そこからフィニッシュまで追い込み続けた。チームメイトの走りも素晴らしかったし、幸せでアメージングな気持ちに包まれている」とフィニッシュ直後のインタビューで少し照れくさそうに答えたサガン。
1981年のベルナール・イノー以来となる世界チャンピオンによるパリ〜ルーベ制覇。サガンはパリ〜ルーベ初優勝&初表彰台。2016年のロンド・ファン・フラーンデレンに続く自身2つ目のモニュメントタイトルを手にした。今シーズンはミラノ〜サンレモ6位、ロンド6位、ヘント〜ウェヴェルヘム優勝、そしてルーベ優勝。
サガンとともに逃げ切り、スプリントで敗れて2位に入ったディリエは「ペテル(サガン)は天使であり、悪魔だった。彼は最後まで天使のように協調してくれた。でもスプリントでは勝ち目のない悪魔だった。優勝を狙えるポジションで走ったことにとても満足しているけど、同時に優勝できなかったのは残念。次は優勝を狙うよ」とコメントしている。
選手コメントは後ほどお伝えします。
第116回パリ〜ルーベに挑む選手たちを迎えたのはコンピエーニュの青い空。最高気温19度、最低気温10度、南東の風が吹く比較的温暖で平穏なコンディションだが、朝にかけて降った雨が部分的にパヴェ(石畳)を濡らした。
コンピエーニュの街を発ってすぐに始まったアタック合戦は約1時間にわたって継続する。アタックというアタックが決まらずにレースは高速で進み、ようやく9名の逃げメンバーが揃ったところで集団はようやくペースを落とした。
シルヴァン・ディリエ(スイス、アージェードゥーゼール)、イエール・ワライス(ベルギー、ロット・スーダル)、スヴェンエリック・ビストラム(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)、ジェイロバート・トムソン(南アフリカ、ディメンションデータ)、マルク・ソレル(スペイン、モビスター)、ジェフリー・スープ(フランス、コフィディス)、ガティス・スムクリス(ラトビア、デルコ・マルセイユKTM)、ジミー・デュケノワとルドヴィク・ロベート(ともにベルギー、WBアクアプロジェクト・ベランクラシック)というUCIワールドチームとUCIプロコンチームの混成グループは、257kmのロングコース前半に最大で8分のリードを得た。
フィニッシュまで163.5kmを残し、最初のパヴェ「セクター29 トロワヴィル ☆☆☆」への突入時でタイム差は7分。ここで早速メイン集団内に落車が発生し、ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)らがリタイアを強いられるとともに集団が割れる。クイックステップフロアーズやボーラ・ハンスグローエが牽引するメイン集団に対し、前年度覇者グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)やオリバー・ナーセン(ベルギー、アージェードゥーゼール)といった主要選手が後方に取り残されたものの、それぞれチームメイトたちの力を借りて集団復帰している。
連続して登場するパヴェの入り口に向けて位置取りを繰り返すメイン集団はナーバスな状態が続き、単独で落車したマイケル・ホーラールツ(ベルギー、ベランダスヴィレムス・クレラン)が地面に倒れこんで動かない。心停止状態となったホーラールツには駆けつけたドクターによる心肺蘇生法が行われた。ホーラールツの容態については後ほどアップデートします。続報→「【訃報】パリ〜ルーベで落車した23歳マイケル・ホーラールツが死去」
複数のエースたちを危険性の低いポジションで走らせたいクイックステップフロアーズが隊列を組んで集団牽引を続行する。パンクで一時的に脱落したアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)やゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)、ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード)は問題なく集団に戻り、フィニッシュまで100kmを残して先頭逃げグループとメイン集団のタイム差は2分半まで縮まった。
「アランベール」に向けてポジション争いが激しくなる中、「セクター20 アヴルイ ☆☆☆☆」で発生した集団落車に巻き込まれたマッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット)とセバスティアン・ラングフェルド(オランダ、EFエデュケーションファースト・ドラパック)リタイアしている。
緩斜面の下りを経て始まった「セクター19 トルエー=ド=アランベール ☆☆☆☆☆」にメイン集団は60km/hオーバーで突入。フィニッシュまで95kmを残したこの難所でクイックステップフロアーズが先手を打ち、森を貫く一本道でフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)とマイク・テウニッセン(オランダ、サンウェブ)がメイン集団から抜け出すことに成功する。ニルス・ポリッツ(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)も合流して3名で20秒のリードを奪ったが、その後しばらくしてメイン集団に引き戻される。
すると次はゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)がカウンターアタック。単独追走モードに入ったスティバルは快調に連続パヴェをこなしたが、先頭で逃げ続ける4名(ディリエ、ワライス、ビストロム、ロベート)に追いつくことはできない。デゲンコルブやエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)、ダニエル・オス(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)らの追走アタックはクイックステップフロアーズのチームメイトたちによって封じ込められた。
結局スティバルは20秒を超えるリードを得ることができずに「セクター13 オルシー ☆☆☆」でメイン集団に吸収。大会連覇がかかったヴァンアーヴェルマートが「セクター12 ベルセー ☆☆☆☆」を前に数度のアタックを仕掛けると集団は人数を減らし、少しペースが緩んだタイミングで続いて世界チャンピオンが動いた。
2012年にトム・ボーネンが独走に持ち込んだのと同じ、フィニッシュまでおよそ54kmを切ったところ(セクター13とセクター12の間)で世界王者サガンがライバルたちを引き離し、単独で先頭3名(ディリエ、ワライス、ビストロム)へのブリッジに成功。ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)とワウト・ヴァンアールト(ベルギー、ベランダスヴィレムス・クレラン)が懸命に追走したが届かない。
先頭4名(サガン、ディリエ、ワライス、ビストロム)から20秒差で追走2名(ストゥイヴェンとヴァンアールト)、40秒差でクイックステップフロアーズ牽引のメイン集団という状態で「セクター11 モンサン=ぺヴェル ☆☆☆☆☆」に突入。集団前方の落車で地面に叩きつけられたアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)、ルーク・ロウ(イギリス、チームスカイ)、トニー・マルティン(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)はここで戦線を離脱している。
徐々にリードを広げ始めた先頭3名(ビストロム脱落)に対し、この5つ星パヴェでニキ・テルプストラ(オランダ、クイックステップフロアーズ)が加速するとメイン集団はフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)、ヴァンアーヴェルマート、セップ・ヴァンマルク(ベルギー、EFエデュケーションファースト・ドラパック)、テイラー・フィニー(アメリカ)、スティーン・ヴァンデンベルフ(ベルギー、アージェードゥーゼール)の6名に絞られ、先に追走していたストゥイヴェンとヴァンアールトを吸収した。
テルプストラは続く「セクター10 アヴラン ☆☆」でペースアップを図ったが、協力して逃げる先頭3名とのタイム差は1分の大台に乗る。残り30km地点でメカトラに見舞われたサガンが自ら工具を使ってステムのボルトを締めるシーンも見られたが、タイム差が縮小することはなかった。
「セクター7 シソワン ☆☆☆」で先頭からワライス脱落するとサガンとディリエの2人に。残り25km地点で追走7名(テルプストラ、ヴァンアールト、ヴァンマルク、ストゥイヴェン、ヴァンアーヴェルマート、フィニー、デブシェール)とのタイム差は1分。それぞれスペシャルカラーのバイクに乗る世界チャンピオンとスイスチャンピオンが、追い風に乗って快走した。
「セクター5 カンファナン=ぺヴェル ☆☆☆☆」を抜けた頃にタイム差は1分30秒に。ヴァンアールトがチェーン落ちで追走グループから脱落。テルプストラが「セクター4 カルフール=ド=ラルブル ☆☆☆☆☆」で継続的にペースアップしたためタイム差は縮小したが、難易度の高いパヴェを終え、フィニッシュまで15kmを残してタイム差は1分以上。テルプストラ、ヴァンマルク、ヴァンアーヴェルマート、ストゥイヴェンがローテーションして追ったが、アタックと牽制状態に入ったため、先頭2人の逃げ切りが濃厚となった。
最後まで協調体制を築いたサガンとディリエがルーベのベロドロームにやってきた。ディリエを先頭に最終周回の鐘を聞く。ディリエの後ろでタイミングを待ったサガンが第3コーナーを抜けて加速開始。それまで200km以上逃げているディリエが反応したが届かず、先頭でフィニッシュラインを駆け抜けたサガンが両手を力強く挙げた。57秒差の3位には終盤に単独追走に持ち込んだテルプストラが入っている。
「ただただアメージングだ(素晴らしい)。今年は落車に巻き込まれず、パンクもせず、徹底的に力をセーブして走り、そこから一歩踏み出した。アタックしたんだ。そこからフィニッシュまで追い込み続けた。チームメイトの走りも素晴らしかったし、幸せでアメージングな気持ちに包まれている」とフィニッシュ直後のインタビューで少し照れくさそうに答えたサガン。
1981年のベルナール・イノー以来となる世界チャンピオンによるパリ〜ルーベ制覇。サガンはパリ〜ルーベ初優勝&初表彰台。2016年のロンド・ファン・フラーンデレンに続く自身2つ目のモニュメントタイトルを手にした。今シーズンはミラノ〜サンレモ6位、ロンド6位、ヘント〜ウェヴェルヘム優勝、そしてルーベ優勝。
サガンとともに逃げ切り、スプリントで敗れて2位に入ったディリエは「ペテル(サガン)は天使であり、悪魔だった。彼は最後まで天使のように協調してくれた。でもスプリントでは勝ち目のない悪魔だった。優勝を狙えるポジションで走ったことにとても満足しているけど、同時に優勝できなかったのは残念。次は優勝を狙うよ」とコメントしている。
選手コメントは後ほどお伝えします。
パリ〜ルーベ2018結果
1位 | ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) | 5:54:06 |
2位 | シルヴァン・ディリエ(スイス、アージェードゥーゼール) | |
3位 | ニキ・テルプストラ(オランダ、クイックステップフロアーズ) | 0:00:57 |
4位 | グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) | 0:01:34 |
5位 | ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード) | |
6位 | セップ・ヴァンマルク(ベルギー、EFエデュケーションファースト・ドラパック) | |
7位 | ニルス・ポリッツ(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) | 0:02:31 |
8位 | テイラー・フィニー(アメリカ、EFエデュケーションファースト・ドラパック) | |
9位 | ゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ) | |
10位 | イェンス・デブシェール(ベルギー、ロット・スーダル) | |
11位 | マイク・テウニッセン(オランダ、サンウェブ) | |
12位 | オリバー・ナーセン(ベルギー、アージェードゥーゼール) | |
13位 | ワウト・ヴァンアールト(ベルギー、ベランダスヴィレムス・クレラン) | |
14位 | イエール・ワライス(ベルギー、ロット・スーダル) | 0:02:37 |
15位 | フィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ) | 0:03:07 |
16位 | アムントグレンダール・ヤンセン(ノルウェー、ロットNLユンボ) | |
17位 | ジョン・デゲンコルプ(ドイツ、トレック・セガフレード) | |
18位 | マルコ・マルカート(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
19位 | ディラン・ファンバーレ(オランダ、チームスカイ) | |
20位 | ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア、バーレーン・メリダ) |
text:Kei.Tsuji
photo:Makoto.Ayano,CorVos
photo:Makoto.Ayano,CorVos
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