2018/01/29(月) - 14:20
ブエルタ・ア・サンフアン最終ステージは集団スプリントを制したジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード)が勝利。地元アルゼンチンのゴンサロ・ナハル(アルゼンチン、シンジケートエンプレアード・パブリコスサンフアン)が総合優勝を決めた。
最終日を迎えたブエルタ・ア・サンフアン(UCI2.1)は、サンフアン市街地にある環状道路「シルクバラシオン通り」を9周する141.3km。第3ステージの個人TTで使用されたコースと同様のルートとなっており、鋭角なコーナーや起伏がないため、スプリントフィニッシュのハイスピードレースが予想された。
レースはスタート後、逃げに乗りたい選手と2周目完了時の31.4km地点にあるスプリントポイントを獲得したい選手により、アタック合戦が激化。プロトンは2周目が完了するまでペースが一定しない混沌とした状況に。その後、ミカル・コラー(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)がスプリントポイントを先頭通過すると、プロトンは7名の逃げを容認し、ようやく落ち着きを見せた。
2度目のスプリントポイントが近づくと、エキッポコンチネンタル・ムニシパリダド・デ・ポシートがポイントランキング3位のヘラルド・ティヴァニ(アルゼンチン)のために集団を牽引。そのまま逃げ集団を吸収するが、スプリントポイントは隙をついてアタックしたオマー・メンドーザ(コロンビア、メデリン・インデル)が獲得。2位、3位もボーラ・ハンスグローエの選手が通過し、ティヴァニはこのレースでスプリントポイントを加算することができなかった。
1つになった集団からは新たに3名の逃げグループが形成され、1分差までタイム差を広げたが、最終周回に入るとそれも吸収された。以後、プロトンでは最終スプリントに向けてトレック・セガフレード、ボーラ・ハンスグローエ、クイックステップフロアーズなどのチームがトレインを形成。プロトンの主導権を争いを激化させる。
残り1kmのアーチを先頭でくぐったのはクイックステップフロアーズ。その後ろから残り300mでマキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ)が発射するがスピードが伸び悩んだ。その番手からジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード)が飛び出し、そのまま先頭でフィニッシュ。第7ステージで勝利を飾った。
これと同時に地元アルゼンチンのコンチネンタルチームに所属するゴンサロ・ナハル(アルゼンチン、シンジケートエンプレアード・パブリコスサンフアン)が総合優勝を確定させた。
2017年シーズンを怪我で棒に振ったニッツォーロは「とても満足しているよ。去年の怪我の後にもう1度勝利することが出来てかなり幸せだ。チームは今日のステージ序盤からレースをコントロールし、僕を信じてリードアウトしてくれた。チームは本当に素晴らしかったし、感謝している」とコメントしている。
最終日を迎えたブエルタ・ア・サンフアン(UCI2.1)は、サンフアン市街地にある環状道路「シルクバラシオン通り」を9周する141.3km。第3ステージの個人TTで使用されたコースと同様のルートとなっており、鋭角なコーナーや起伏がないため、スプリントフィニッシュのハイスピードレースが予想された。
レースはスタート後、逃げに乗りたい選手と2周目完了時の31.4km地点にあるスプリントポイントを獲得したい選手により、アタック合戦が激化。プロトンは2周目が完了するまでペースが一定しない混沌とした状況に。その後、ミカル・コラー(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)がスプリントポイントを先頭通過すると、プロトンは7名の逃げを容認し、ようやく落ち着きを見せた。
2度目のスプリントポイントが近づくと、エキッポコンチネンタル・ムニシパリダド・デ・ポシートがポイントランキング3位のヘラルド・ティヴァニ(アルゼンチン)のために集団を牽引。そのまま逃げ集団を吸収するが、スプリントポイントは隙をついてアタックしたオマー・メンドーザ(コロンビア、メデリン・インデル)が獲得。2位、3位もボーラ・ハンスグローエの選手が通過し、ティヴァニはこのレースでスプリントポイントを加算することができなかった。
1つになった集団からは新たに3名の逃げグループが形成され、1分差までタイム差を広げたが、最終周回に入るとそれも吸収された。以後、プロトンでは最終スプリントに向けてトレック・セガフレード、ボーラ・ハンスグローエ、クイックステップフロアーズなどのチームがトレインを形成。プロトンの主導権を争いを激化させる。
残り1kmのアーチを先頭でくぐったのはクイックステップフロアーズ。その後ろから残り300mでマキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ)が発射するがスピードが伸び悩んだ。その番手からジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード)が飛び出し、そのまま先頭でフィニッシュ。第7ステージで勝利を飾った。
これと同時に地元アルゼンチンのコンチネンタルチームに所属するゴンサロ・ナハル(アルゼンチン、シンジケートエンプレアード・パブリコスサンフアン)が総合優勝を確定させた。
2017年シーズンを怪我で棒に振ったニッツォーロは「とても満足しているよ。去年の怪我の後にもう1度勝利することが出来てかなり幸せだ。チームは今日のステージ序盤からレースをコントロールし、僕を信じてリードアウトしてくれた。チームは本当に素晴らしかったし、感謝している」とコメントしている。
ステージ結果
1位 | ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード) | 2h55'23" |
2位 | マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、クイックステップフロアーズ) | |
3位 | アルバロホセ・オデーグ(コロンビア、クイックステップフロアーズ) | |
4位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | |
5位 | ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、バーレーン・メリダ) | |
6位 | マヌエル・ペナル(スペイン、ユニウロ・トレヴィージャーニヘミュス1896) | |
7位 | フェデリコ・ブッチオ(イタリアナショナルチーム) | |
8位 | イェンス・クークレール(ベルギー、ロット・スーダル) | |
9位 | ギヨーム・ボアヴァン(カナダ、イスラエルサイクリングアカデミー) | |
10位 | カルロス・エドゥアルド・アルゼイト(コロンビア、ユナイテッドヘルスケア) |
個人総合成績
1位 | ゴンサロ・ナハル(アルゼンチン、シンジケートエンプレアード・パブリコスサンフアン) | 21h59'06" |
2位 | オスカル・セヴィリャ(スペイン、メデリン・インデル) | +51" |
3位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | +1'11" |
4位 | ロドルフォ・トレス(コロンビア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) | +1'41" |
5位 | ラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ) | +1'58" |
6位 | ティシュ・ベノート (ベルギー、ロット・スーダル) | +1'59" |
7位 | オマー・メンドーザ(コロンビア、メデリン・インデル) | +2'08" |
8位 | ダイエル・キンタナ(コロンビア、モビスター) | +2'58" |
9位 | カンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ、バーレーン・メリダ) | +3'19" |
10位 | レミ・カヴァニャ(フランス、クイックステップフロアーズ) | +3'26" |
山岳賞
1位 | ダニエル・フアレス(アルゼンチン、アソシエーション・シヴィル・マルダン) | 29pts |
2位 | アレックス・カノ(コロンビア、コルデポルテス・クラーロ) | 28pts |
3位 | パブロ・アラルコン(チリ、カネルス・スペシャライズド) | 22pts |
ポイント賞
1位 | エイドリアン・リケーゼ(アルゼンチン、アグルパシオン・ビルヘンデファティマ) | 17pts |
2位 | ダニエル・フアレス(アルゼンチン、アソシエーション・シヴィル・マルダン) | 8pts |
3位 | ヘラルド・ティヴァニ(アルゼンチン、エキッポコンチネンタル・ムニシパリダド・デ・ポシート) | 8pts |
ヤングライダー賞
1位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | 22h00'17" |
2位 | ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、クイックステップフロアーズ) | +3'56" |
3位 | クリスティアン・カミーロ・ムオズ(コロンビア、コルデポルテス・クラーロ) | +9'47" |
チーム総合成績
1位 | メデリン・インデル | 66h03'58" |
2位 | アンドローニジョカトリ・シデルメク | +2'23" |
3位 | ボーラ・ハンスグローエ | +12'48" |
text:Kosuke.Kamata
photo:CorVos
photo:CorVos
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