2017/11/04(土) - 16:12
サイクルモードのブース紹介第6弾は、独自の世界観を醸し出す展示のダイアテック、カラフルな限定モデルが目を引くスペシャライズド、ディスクブレーキコンポの試乗が注目を集めるカンパニョーロ、ガノー、フェロートラベルを紹介します。
ダイアテック:冬の着こなしを提案するアソス、センス溢れる製品目白押しのジロ
ロード系のレーシングパーツから、トラディショナルなツーリンググッズ、アクセサリー類と多彩なブランドを取り扱うダイアテック。今年はアソスとジロを中心に、ローター、ムーツ、ブルックス、ノグ、ペダレッドなどなど、数多くのブランドから厳選された製品たちがブースに並んだ。
カリフォルニアに拠点を置くジロは、2018年が当たり年。BMCレーシングやカチューシャ・アルペシンが使う新型ロード用エアロヘルメットVANQUISHを始め、陸上競技などでも出回りつつあるニットを使ったシューズの数々、シューレースとBOAダイヤルを組み合わせたオフロードシューズSENTRIE TECHLACEなど、ユニークな製品が多数並んだ。もちろん多くのファンを惹きつけるデザインも健在で、花柄のウィメンズシューズやメタリックカラー、リフレクトモデルなどは要チェック。
アソス本社から来日したマーカス・オールド氏は、ウインターシーズンの着こなしを提案するトークセッションを開催。インナーウェアに水をこぼして撥水性をアピールしたり、実演販売さながらの内容で多くの足を引き止めていた。氏曰く「何度も日本に来てイベントを見てきたけど、日本のサイクリストはあまりウェアに気を遣っていないように思う。リーズナブルなインナーウェアからで良いからアソス製品を試せば、圧倒的な違いにすぐ気付いてもらえるはず。ぜひ試してもらいたいね」とのこと。
オールドスクールな革サドルが人気のブルックスからは、天然ゴムをベースに用いる「CAMBIUM」シリーズにリーズナブルプライスの新モデルが登場。そして通勤・通学から休日のオシャレ用としても使えるスタイリッシュなバックパックもデビューしているので、その高級感ある仕上がりをぜひブースで確認してほしい。
スペシャライズド:RETUL MATCHに大注目 限定のRED HOOK CRIT製品が勢揃い
2年連続のサイクルモード出展となったスペシャライズドも、常に行列が絶えず流石はトップブランドと思わせる人気ぶり。新製品で目新しいのは、数量限定で発売されたRED HOOK CRIT関連だろう。スペシャライズドがサポートするクリテリウムチームと同じ配色を施したALLEZ SPRINTは嫌が応にも注目を集める存在。こちらは既に注文受付を終了してしまったものの、あまりにも好評だったため、グラフィックの面積を減らしたモデルが通常販売品として登場するという。
また、Retul(リトゥール)が打ち出す「MATCH TOWER」も注目を集めた。ショップ店頭にディスプレイする簡易フィッティングシステムで、適切なサドル高、バイクサイズなどをアドバイスしてくれるというもので、Zinツールを使って収集したデータをオンラインデータベース化させ、その後に本格フィッティングを受ける場合にもスムーズに作業に入ることができるという、難しいイメージが先行しがちなフィッティングへの敷居を下げる画期的なものだ。
他にも今年から登場し、ホビーレーサーからの視線を集める新型TARMACや、フューチャーショックを搭載したROUBAIX、エアロダイナミクスを追求したVENGE Viasなど、スペシャライズドが誇る三種の神器が揃い踏み。カラーセンスに優れる同社だけあって、見る角度によって色が変わるマジョーラカラーや、ラメ入り塗装のフレームも面白い。カタログでは確認できない魅力をぜひこのサイクルモードでご確認あれ。
カンパニョーロ:3年ぶりに復活のケンタウルとディスクコンポーネントの試乗に人気が集まる
イタリアの歴史あるコンポーネントブランド、カンパニョーロ。今年の目玉となるのは、ミドルグレードモデルケンタウルのモデルチェンジだろう。シルバーとブラックの2カラー展開となり、グレードとしては、スパーレコード、レコード、コーラス、ポテンザに続く5番目のグレードとなる。
今回の復活にあたり、クランクの4アーム化や11速化など、カンパニョーロコンポーネントの最新スペックに準拠する性能を身に着けて帰ってくることとなった。また、スーパーレコードからポテンザまで用意されているディスクブレーキコンポーネントも各種が展示された。
ブースでは展示だけでなく、実際にその変速性能やブレーキフィーリングを体感できるように各種の試乗用バイクが用意されている。手軽にその変速性能を味わいたい方へ向けては、ローラー台に設置された試乗バイクがずらりと並べられた。
また、注目が集まるディスクブレーキコンポーネント”H11"シリーズの性能を体験できるようにと、一式が組み込まれた実走用の試乗車も数台用意される。こちらは試乗コースにて、その性能を心いくまで味わうことができるとあって、常にフル回転の状態。気になる方はぜひブースを訪れてみては。
ガノー:フレームと同じくウェアのカスタムカラーオーダーを開始
国内ではチーム右京や京都産業大も使用するガノーは、フラッグシップとなるエアロロードGENNIX A1を始めとする全ラインナップを展示する。目玉となるのは2つのカラーオーダーシステム。従来から引き続きサービスを行うフレームのカラーオーダーサンプルとして、京都産業大が使用するネオンイエローのバイクも展示された。今後は完成車としてアセンブルするパーツも複数選択できるよう、システムをアップデートしていく方向だという。
新たに追加されたウェアのカラーオーダーは、2種類のウェアグレード、30種類のウェアデザインから選択でき、そこに複数カラーを組み合わせることができるなど自由度の非常に高いものとなっている。タブレットやPCのサービス画面から好みのデザインを作成し、1着からオーダーが可能だ。画面操作も非常に直感的なものとなっている。フレームとウェアの両方からオリジナリティ溢れるルックスを実現してほしい。
ガノーと同じくあさひが取り扱う3Tには新作のエアロロード「STRADA」が登場。今までグラベルロードの「EXPLORO」が唯一のバイクラインアップだったが、これで2モデル体制となった。今作は完全にオンロード向きのレーシングな製品となっており、来季はプロコンチネンタルチームのアクアブルースポートがこのバイクを駆るのだという。
サーヴェロのデザイン担当も関わっているというほど攻撃的なエアロフォルムのフレームに、フロントシングル、ディスクブレーキを合わせるという今までにない前衛的なスタイル。試乗車も1台のみだが用意されるため、ぜひ一度乗ってその性能を確認してほしい。
フェロートラベル:自転車の本場を楽しむ海外サイクルツアーを提案
グランツール観戦ツアー、自転車乗り憧れの山岳ドロミテやロンバルディアを走るツアー、海外グランフォンドに参加するツアーなど、自転車にフォーカスした海外旅行を企画運営しているフェロートラベル。
ブースにはツアーの様子を写した写真が数多く飾られ、こんなところが走れたら一生の思い出になるだろうなあ、なんて感想が漏れてしまいそう。来年も数多くのツアーを企画しているとのことで、海外サイクリングに興味のある方はぜひチェックしてほしい。
社長の水澤さんは「ツアーを通して自転車だけでなくその国の文化や人柄に触れ、より視野を広く人生を豊かにする糧としてほしい」という。12月~3月にかけて毎月1回、全国3箇所の営業所にてセミナーの開催も決まっているため、来年ツアー参加を検討している場合はぜひ足を運んでほしい。
text&photo:CW編集部
ダイアテック:冬の着こなしを提案するアソス、センス溢れる製品目白押しのジロ
ロード系のレーシングパーツから、トラディショナルなツーリンググッズ、アクセサリー類と多彩なブランドを取り扱うダイアテック。今年はアソスとジロを中心に、ローター、ムーツ、ブルックス、ノグ、ペダレッドなどなど、数多くのブランドから厳選された製品たちがブースに並んだ。
カリフォルニアに拠点を置くジロは、2018年が当たり年。BMCレーシングやカチューシャ・アルペシンが使う新型ロード用エアロヘルメットVANQUISHを始め、陸上競技などでも出回りつつあるニットを使ったシューズの数々、シューレースとBOAダイヤルを組み合わせたオフロードシューズSENTRIE TECHLACEなど、ユニークな製品が多数並んだ。もちろん多くのファンを惹きつけるデザインも健在で、花柄のウィメンズシューズやメタリックカラー、リフレクトモデルなどは要チェック。
アソス本社から来日したマーカス・オールド氏は、ウインターシーズンの着こなしを提案するトークセッションを開催。インナーウェアに水をこぼして撥水性をアピールしたり、実演販売さながらの内容で多くの足を引き止めていた。氏曰く「何度も日本に来てイベントを見てきたけど、日本のサイクリストはあまりウェアに気を遣っていないように思う。リーズナブルなインナーウェアからで良いからアソス製品を試せば、圧倒的な違いにすぐ気付いてもらえるはず。ぜひ試してもらいたいね」とのこと。
オールドスクールな革サドルが人気のブルックスからは、天然ゴムをベースに用いる「CAMBIUM」シリーズにリーズナブルプライスの新モデルが登場。そして通勤・通学から休日のオシャレ用としても使えるスタイリッシュなバックパックもデビューしているので、その高級感ある仕上がりをぜひブースで確認してほしい。
スペシャライズド:RETUL MATCHに大注目 限定のRED HOOK CRIT製品が勢揃い
2年連続のサイクルモード出展となったスペシャライズドも、常に行列が絶えず流石はトップブランドと思わせる人気ぶり。新製品で目新しいのは、数量限定で発売されたRED HOOK CRIT関連だろう。スペシャライズドがサポートするクリテリウムチームと同じ配色を施したALLEZ SPRINTは嫌が応にも注目を集める存在。こちらは既に注文受付を終了してしまったものの、あまりにも好評だったため、グラフィックの面積を減らしたモデルが通常販売品として登場するという。
また、Retul(リトゥール)が打ち出す「MATCH TOWER」も注目を集めた。ショップ店頭にディスプレイする簡易フィッティングシステムで、適切なサドル高、バイクサイズなどをアドバイスしてくれるというもので、Zinツールを使って収集したデータをオンラインデータベース化させ、その後に本格フィッティングを受ける場合にもスムーズに作業に入ることができるという、難しいイメージが先行しがちなフィッティングへの敷居を下げる画期的なものだ。
他にも今年から登場し、ホビーレーサーからの視線を集める新型TARMACや、フューチャーショックを搭載したROUBAIX、エアロダイナミクスを追求したVENGE Viasなど、スペシャライズドが誇る三種の神器が揃い踏み。カラーセンスに優れる同社だけあって、見る角度によって色が変わるマジョーラカラーや、ラメ入り塗装のフレームも面白い。カタログでは確認できない魅力をぜひこのサイクルモードでご確認あれ。
カンパニョーロ:3年ぶりに復活のケンタウルとディスクコンポーネントの試乗に人気が集まる
イタリアの歴史あるコンポーネントブランド、カンパニョーロ。今年の目玉となるのは、ミドルグレードモデルケンタウルのモデルチェンジだろう。シルバーとブラックの2カラー展開となり、グレードとしては、スパーレコード、レコード、コーラス、ポテンザに続く5番目のグレードとなる。
今回の復活にあたり、クランクの4アーム化や11速化など、カンパニョーロコンポーネントの最新スペックに準拠する性能を身に着けて帰ってくることとなった。また、スーパーレコードからポテンザまで用意されているディスクブレーキコンポーネントも各種が展示された。
ブースでは展示だけでなく、実際にその変速性能やブレーキフィーリングを体感できるように各種の試乗用バイクが用意されている。手軽にその変速性能を味わいたい方へ向けては、ローラー台に設置された試乗バイクがずらりと並べられた。
また、注目が集まるディスクブレーキコンポーネント”H11"シリーズの性能を体験できるようにと、一式が組み込まれた実走用の試乗車も数台用意される。こちらは試乗コースにて、その性能を心いくまで味わうことができるとあって、常にフル回転の状態。気になる方はぜひブースを訪れてみては。
ガノー:フレームと同じくウェアのカスタムカラーオーダーを開始
国内ではチーム右京や京都産業大も使用するガノーは、フラッグシップとなるエアロロードGENNIX A1を始めとする全ラインナップを展示する。目玉となるのは2つのカラーオーダーシステム。従来から引き続きサービスを行うフレームのカラーオーダーサンプルとして、京都産業大が使用するネオンイエローのバイクも展示された。今後は完成車としてアセンブルするパーツも複数選択できるよう、システムをアップデートしていく方向だという。
新たに追加されたウェアのカラーオーダーは、2種類のウェアグレード、30種類のウェアデザインから選択でき、そこに複数カラーを組み合わせることができるなど自由度の非常に高いものとなっている。タブレットやPCのサービス画面から好みのデザインを作成し、1着からオーダーが可能だ。画面操作も非常に直感的なものとなっている。フレームとウェアの両方からオリジナリティ溢れるルックスを実現してほしい。
ガノーと同じくあさひが取り扱う3Tには新作のエアロロード「STRADA」が登場。今までグラベルロードの「EXPLORO」が唯一のバイクラインアップだったが、これで2モデル体制となった。今作は完全にオンロード向きのレーシングな製品となっており、来季はプロコンチネンタルチームのアクアブルースポートがこのバイクを駆るのだという。
サーヴェロのデザイン担当も関わっているというほど攻撃的なエアロフォルムのフレームに、フロントシングル、ディスクブレーキを合わせるという今までにない前衛的なスタイル。試乗車も1台のみだが用意されるため、ぜひ一度乗ってその性能を確認してほしい。
フェロートラベル:自転車の本場を楽しむ海外サイクルツアーを提案
グランツール観戦ツアー、自転車乗り憧れの山岳ドロミテやロンバルディアを走るツアー、海外グランフォンドに参加するツアーなど、自転車にフォーカスした海外旅行を企画運営しているフェロートラベル。
ブースにはツアーの様子を写した写真が数多く飾られ、こんなところが走れたら一生の思い出になるだろうなあ、なんて感想が漏れてしまいそう。来年も数多くのツアーを企画しているとのことで、海外サイクリングに興味のある方はぜひチェックしてほしい。
社長の水澤さんは「ツアーを通して自転車だけでなくその国の文化や人柄に触れ、より視野を広く人生を豊かにする糧としてほしい」という。12月~3月にかけて毎月1回、全国3箇所の営業所にてセミナーの開催も決まっているため、来年ツアー参加を検討している場合はぜひ足を運んでほしい。
text&photo:CW編集部
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