2017/11/03(金) - 16:29
サイクルモードの特徴あるブースを紹介する第3弾。EバイクコンポーネントStepsを発表したシマノ、新型ホイールを多数用意したヴィットリア、ガーミン、ウエイブワン、そしてハンドメイドバイクの世界へと誘うAbove Bike Storeの各ブースを紹介します。
シマノ:新型アルテグラとデオーレが登場 E-bikeユニットStepsに注目が集まる
日本が誇るコンポーネントブランド、シマノは今季新たに発表した新型アルテグラに注目が集まった。機械式、電動式、リムブレーキ、ディスクブレーキと2×2計4モデルが用意される新型アルテグラを自分の目で確認しようと多くの来場者がブースを訪れたようだ。
ブース内側には、同時に発表された新型デオーレの展示も。10速環境で最大歯数42Tが使用できると、一部界隈で注目を集めるコンポーネントとなっている。また、ハイエンドのアパレルラインS-PHYREや、PRO製品、そして今年より取扱を始めたベルジアンヘルメットブランド、レーザーにも注目が集まった。
一方でもう一つの主役と言えるのが、シマノの手がけるE-BIKE用コンポーネント、STEPS。世界的なE-BIKEブームに対して、シマノが用意した答えがこのサイクルモードにて公開された。STEPSは目玉となるパワーユニットを中心に、トータルで設計されたコンポーネントとして用意される。
ブースにはSTEPSを使用したE-BIKEがいくつも展示された。普段使いにピッタリなアーバンクロスバイクから、アグレッシブに自転車を楽しむ人のためのE-MTBまで、STEPSを装備したバイク達がずらりならんだ。スリムなパワーユニットのお陰で、BB周りの違和感はかなり少なめ。バッテリー周りをインテグレートデザインするバイクであれば、既存のモデルと変わらないような仕上がりになりそうだ。インデックスシフトやSTIを作り上げてきたシマノが送る新たな未来の形を、その目で確認しに来て欲しい。
ヴィットリアジャパン:ディスクブレーキ対応ホイールを発表 ワンティが使うrh+のニューモデルも
イタリアの老舗タイヤブランド、ヴィットリアを中心にアパレルブランドrh+や、サドルブランドアスチュートを取り扱うヴィットリアジャパン。通路を挟んで3つのブランドが並ぶというユニークなブースレイアウトで足を止めやすいエリアとなっているのが特徴的だ。
ヴィットリアの目玉はディスクブレーキ仕様が各ホイールのラインアップに追加されたこと。カーボンディープリムのQuranoシリーズ、そしてアルミのElusionにそれぞれディスクブレーキ仕様が追加された。更に、ミドルグレードのカーボンホイールとしてElusionカーボンが登場。グラフェンを使用しないことでコストを抑えつつ、高い性能を維持しているという。
rh+はワンティ・グループグベルトが今年のツールで使用した最新エアロヘルメット、LAMBOがお披露目された。ステルス機のような直線的なデザインのエアインテークが特徴的なモデルとなる。帽体中の空気の流れを考え抜くことで、効率的な冷却性能を実現しているという。もちろん、エアロダイナミクスについては、プロユースの現場で実証済みだ。帽体も横幅が広めで、アジアンフィットにかなり近いため日本人にもフィットし易そう。人気が予想される一着だ。
アスチュートでは、ベースとレールがフルカーボンのハイエンドモデルMOONが登場。また、これまでのSKYLINEやSKYLITEシリーズもクッション部が大幅にリニューアルした。これまで多層構造だったスポンジが1層構造に。各部位の密度を変化させることにより、快適な乗り心地を実現している。アスチュートブースではサドルの試乗も可能なので、気になる方はぜひ立ち寄ってみては。
ガーミン:EDGE1030、VECTOR3など新製品とkinofitのデモンストレーション開催
2014年ぶりにサイクルモードへ帰ってきたGPSデバイスのリーディングカンパニー「ガーミン」。今年はフラッグシップのサイクルコンピューター「EDGE1030」とパワーメーターの「VECTOR3」が中心という展開だ。EDGE1030はパワーメーターとの連携はもちろんのこと、サイクリングナビゲーションの精度を向上したことが特徴で、シリアスな競技者からサイクリングを楽しむ方まで幅広い層にマッチするデバイスに進化している。
自転車のみならずスイムやランニングに取り組む型にピッタリなウォッチ型デバイスForeathlete935や、GPSと心拍センサーを搭載したアクティビティウォッチの新型vivosportなども実機が用意され、手に取りタッチスクリーンや画面の見やすさを確認している参加者がほとんどだ。
ガーミンブースでは、元U23アジア・ロード王者で、現在はkinofitというフィッティング&トレーニングサービスを主宰する木下智裕さんが、トークショーとダンシング講座も開催している。製品にフォーカスしたトークショーでは木下さんが実際に使用した感想を交えつつ新製品を紹介。
ダンシング講座では実際に参加者のフォームを見て、アドバイスを行なってくれるという実践的な内容だ。VECTORとEDGE1030でペダリングパワーやバランスをモニタリングしながら、体の動かし方をレクチャーしてくれる貴重な機会となっている。各回、先着受付となっているが、体験者に向けてのアドバイスを聞くだけでもタメになるだろう。
金曜日と土曜日は、午前中と午後にトークショーとダンシング講座を1回ずつ計2回開催。日曜日はトークショーは午前の1回のみ、ダンシング講座も午後1回というスケジュールだが、13時よりドクターTKこと竹谷賢二さんと木下さんによるスペシャルトークショーが行われる予定だ。
ウエイブワン:最低3着から発注可能となったオーダーシステムとカペルミュール
高品質なオーダーウェアが人気のウエイブワンが、2年ぶりにサイクルモードに出展。青色と黄色の2分割されたブースの青側ではオーダーウェアとWAVEONE CAST、黄色側はカペルミュールを紹介する。
青色コーナーでの注目は、最低3着から発注可能となったオーダーウェアシステムと、ラインアップに追加された7,500円のエントリーグレードジャージ。よりオーダーウェアが身近にしてくれる存在だろう。
また、Waveone castという有名作品とコラボしたウェアも注目されていると担当者はいう。今回のサイクルモードではFate Grand/Orderというソーシャルゲームとコラボしたウェアを見て足を止める人が多いのだとか。わかる人が見れば楽しめる小ネタが散りばめられたウェアにも注目だ。
カペルミュールの注目プロダクトは「レイヤリングフーディジャケット」だ。化繊の中綿を使用しているため洗濯機で洗えることが特徴の1着である。すでに販売を開始しており、サイクルショップやオンラインストアで好評なのだとか。防水加工を施したウォータープルーフフーディーや、冬用 アンダーウェアなど日常生活で使用できるウェアが来場者の注目を集めている。
Above Bike Store:ストアのワクワク感そのままの、ハンドメイドに溢れる空間
神奈川県川崎市に店舗を構えるAbove Bike Storeは、昨年に続く2回目の出展。ブース内にはオリジナリティに富んだたくさんのハンドメイドバイクたちが展示され、ストアのワクワク感がそのままに押し出されている。
例えばストア内でビルディングが行われるオリジナルバイク「MUDMAN」のほか、日本とニューヨークを繋ぐブランド「KINFOLK」(最近GAPとコラボした衣類品が発表されましたね)、Above Bike Storeと協力体制をとるエクイリブリウムサイクルワークス、昨年のシクロクロス東京を沸かせたSQUID、TONIC FABRICATIONなど多種多様なブランドが勢ぞろい。
オーナーの須崎さんが参加したアメリカのオフロードイベント「GRINDURO」に関する展示やトークショーなども随時行われ、ストア内のペイントスタジオ「Swamp Things」のペインターさんもブースに常駐。普段お店に足を運べない方でも、ハンドメイドバイクに関する相談を持ちかけるには最高の機会だ。
text&photo:CW編集部
シマノ:新型アルテグラとデオーレが登場 E-bikeユニットStepsに注目が集まる
日本が誇るコンポーネントブランド、シマノは今季新たに発表した新型アルテグラに注目が集まった。機械式、電動式、リムブレーキ、ディスクブレーキと2×2計4モデルが用意される新型アルテグラを自分の目で確認しようと多くの来場者がブースを訪れたようだ。
ブース内側には、同時に発表された新型デオーレの展示も。10速環境で最大歯数42Tが使用できると、一部界隈で注目を集めるコンポーネントとなっている。また、ハイエンドのアパレルラインS-PHYREや、PRO製品、そして今年より取扱を始めたベルジアンヘルメットブランド、レーザーにも注目が集まった。
一方でもう一つの主役と言えるのが、シマノの手がけるE-BIKE用コンポーネント、STEPS。世界的なE-BIKEブームに対して、シマノが用意した答えがこのサイクルモードにて公開された。STEPSは目玉となるパワーユニットを中心に、トータルで設計されたコンポーネントとして用意される。
ブースにはSTEPSを使用したE-BIKEがいくつも展示された。普段使いにピッタリなアーバンクロスバイクから、アグレッシブに自転車を楽しむ人のためのE-MTBまで、STEPSを装備したバイク達がずらりならんだ。スリムなパワーユニットのお陰で、BB周りの違和感はかなり少なめ。バッテリー周りをインテグレートデザインするバイクであれば、既存のモデルと変わらないような仕上がりになりそうだ。インデックスシフトやSTIを作り上げてきたシマノが送る新たな未来の形を、その目で確認しに来て欲しい。
ヴィットリアジャパン:ディスクブレーキ対応ホイールを発表 ワンティが使うrh+のニューモデルも
イタリアの老舗タイヤブランド、ヴィットリアを中心にアパレルブランドrh+や、サドルブランドアスチュートを取り扱うヴィットリアジャパン。通路を挟んで3つのブランドが並ぶというユニークなブースレイアウトで足を止めやすいエリアとなっているのが特徴的だ。
ヴィットリアの目玉はディスクブレーキ仕様が各ホイールのラインアップに追加されたこと。カーボンディープリムのQuranoシリーズ、そしてアルミのElusionにそれぞれディスクブレーキ仕様が追加された。更に、ミドルグレードのカーボンホイールとしてElusionカーボンが登場。グラフェンを使用しないことでコストを抑えつつ、高い性能を維持しているという。
rh+はワンティ・グループグベルトが今年のツールで使用した最新エアロヘルメット、LAMBOがお披露目された。ステルス機のような直線的なデザインのエアインテークが特徴的なモデルとなる。帽体中の空気の流れを考え抜くことで、効率的な冷却性能を実現しているという。もちろん、エアロダイナミクスについては、プロユースの現場で実証済みだ。帽体も横幅が広めで、アジアンフィットにかなり近いため日本人にもフィットし易そう。人気が予想される一着だ。
アスチュートでは、ベースとレールがフルカーボンのハイエンドモデルMOONが登場。また、これまでのSKYLINEやSKYLITEシリーズもクッション部が大幅にリニューアルした。これまで多層構造だったスポンジが1層構造に。各部位の密度を変化させることにより、快適な乗り心地を実現している。アスチュートブースではサドルの試乗も可能なので、気になる方はぜひ立ち寄ってみては。
ガーミン:EDGE1030、VECTOR3など新製品とkinofitのデモンストレーション開催
2014年ぶりにサイクルモードへ帰ってきたGPSデバイスのリーディングカンパニー「ガーミン」。今年はフラッグシップのサイクルコンピューター「EDGE1030」とパワーメーターの「VECTOR3」が中心という展開だ。EDGE1030はパワーメーターとの連携はもちろんのこと、サイクリングナビゲーションの精度を向上したことが特徴で、シリアスな競技者からサイクリングを楽しむ方まで幅広い層にマッチするデバイスに進化している。
自転車のみならずスイムやランニングに取り組む型にピッタリなウォッチ型デバイスForeathlete935や、GPSと心拍センサーを搭載したアクティビティウォッチの新型vivosportなども実機が用意され、手に取りタッチスクリーンや画面の見やすさを確認している参加者がほとんどだ。
ガーミンブースでは、元U23アジア・ロード王者で、現在はkinofitというフィッティング&トレーニングサービスを主宰する木下智裕さんが、トークショーとダンシング講座も開催している。製品にフォーカスしたトークショーでは木下さんが実際に使用した感想を交えつつ新製品を紹介。
ダンシング講座では実際に参加者のフォームを見て、アドバイスを行なってくれるという実践的な内容だ。VECTORとEDGE1030でペダリングパワーやバランスをモニタリングしながら、体の動かし方をレクチャーしてくれる貴重な機会となっている。各回、先着受付となっているが、体験者に向けてのアドバイスを聞くだけでもタメになるだろう。
金曜日と土曜日は、午前中と午後にトークショーとダンシング講座を1回ずつ計2回開催。日曜日はトークショーは午前の1回のみ、ダンシング講座も午後1回というスケジュールだが、13時よりドクターTKこと竹谷賢二さんと木下さんによるスペシャルトークショーが行われる予定だ。
ウエイブワン:最低3着から発注可能となったオーダーシステムとカペルミュール
高品質なオーダーウェアが人気のウエイブワンが、2年ぶりにサイクルモードに出展。青色と黄色の2分割されたブースの青側ではオーダーウェアとWAVEONE CAST、黄色側はカペルミュールを紹介する。
青色コーナーでの注目は、最低3着から発注可能となったオーダーウェアシステムと、ラインアップに追加された7,500円のエントリーグレードジャージ。よりオーダーウェアが身近にしてくれる存在だろう。
また、Waveone castという有名作品とコラボしたウェアも注目されていると担当者はいう。今回のサイクルモードではFate Grand/Orderというソーシャルゲームとコラボしたウェアを見て足を止める人が多いのだとか。わかる人が見れば楽しめる小ネタが散りばめられたウェアにも注目だ。
カペルミュールの注目プロダクトは「レイヤリングフーディジャケット」だ。化繊の中綿を使用しているため洗濯機で洗えることが特徴の1着である。すでに販売を開始しており、サイクルショップやオンラインストアで好評なのだとか。防水加工を施したウォータープルーフフーディーや、冬用 アンダーウェアなど日常生活で使用できるウェアが来場者の注目を集めている。
Above Bike Store:ストアのワクワク感そのままの、ハンドメイドに溢れる空間
神奈川県川崎市に店舗を構えるAbove Bike Storeは、昨年に続く2回目の出展。ブース内にはオリジナリティに富んだたくさんのハンドメイドバイクたちが展示され、ストアのワクワク感がそのままに押し出されている。
例えばストア内でビルディングが行われるオリジナルバイク「MUDMAN」のほか、日本とニューヨークを繋ぐブランド「KINFOLK」(最近GAPとコラボした衣類品が発表されましたね)、Above Bike Storeと協力体制をとるエクイリブリウムサイクルワークス、昨年のシクロクロス東京を沸かせたSQUID、TONIC FABRICATIONなど多種多様なブランドが勢ぞろい。
オーナーの須崎さんが参加したアメリカのオフロードイベント「GRINDURO」に関する展示やトークショーなども随時行われ、ストア内のペイントスタジオ「Swamp Things」のペインターさんもブースに常駐。普段お店に足を運べない方でも、ハンドメイドバイクに関する相談を持ちかけるには最高の機会だ。
text&photo:CW編集部
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