2017/10/04(水) - 20:40
愛媛県松山市で行われている愛媛国体トラック競技は、10月3日(火)、4日(水)ですべての競技を終え、総合成績では天皇杯は福岡県が、皇后杯は東京都が首位に立っている。3日の各種目決勝結果、ならびに4日のケイリン決勝結果を合わせてお伝えしよう。
少年男子ポイントレース 24km
序盤から各選手がポイントに絡むが、その中でも確実に5点ないし3点を取っていくのは兒島直樹 福岡(祐誠高)、細田悠太 鹿児島(南大隅高)ら。インターハイ覇者の日野泰静 愛媛(松山城南高)はマークされたこともあり、また佐藤健 熊本(九州学院高)は予選で落車したこともあり精彩を欠く。ゴール倍点は1着選手が降格となったため馬越裕之 奈良(榛生昇陽高)が10点獲得し4位へ浮上。日野は6点獲得したが3位どまり。結局それまでに確実にポイントを得ていた兒島が優勝、これに細田が続いた。
1位 兒島直樹 福岡(祐誠高) 24点
2位 細田悠太 鹿児島(南大隅高) 18点
3位 日野泰静 愛媛(松山城南高) 16点
4位 馬越裕之 奈良(榛生昇陽高) 13点
5位 中村龍吉 福島(学法石川高) 12点
6位 平安山良希 沖縄(北中城高) 9点
7位 小野寺慶 栃木(真岡工高) 7点
8位 木村皆斗 茨城(取手一高) 7点
成年男子ポイントレース 30km
強豪選手が集中したポイントレース。序盤からポイントに絡むのは今村駿介 福岡(中央大)、岡本隼 和歌山(日本大)、荒井佑太 宮城(法政大)、冨尾大地 鹿児島(鹿屋体大)ら。終盤に冨尾、倉林巧和 群馬(群馬県連盟)、中井唯晶 滋賀(京都産業大)、岡本の4人が、のちに岡本が下がって3人が逃げ続けついには集団をラップする。この3人の中でそれまでにも得点していた冨尾が優勝した。メイン集団内で今村や荒井らがマークしあったこと、逃げ集団から倉林の仕掛けによって岡本が離れたことが明暗を分けた。
1位 冨尾大地 鹿児島(鹿屋体大) 41点
2位 倉林巧和 群馬(群馬県連盟) 36点
3位 中井唯晶 滋賀(京都産業大) 29点
4位 今村駿介 福岡(中央大) 21点
5位 荒井佑太 宮城(法政大) 20点
6位 關根論容 埼玉(日本体育大) 15点
7位 近谷涼 富山(ブリヂストンアンカー/三和シヤッター工業) 14点
8位 岡本隼 和歌山(日本大)14点
女子スクラッチ 10km
序盤から中村愛花 福井(日本体育大)、中村妃智 千葉(日本写真判定)、吉川美穂 和歌山(Bizkaia-Durango/Live GARDEN Bici Stelle)らが仕掛けるが逃げには至らない。ラスト4周で小口加奈絵 栃木(作新学院高)が単独逃げるが、最終周回で中村らの引きにより吸収、集団でのスプリントを吉川が制した。
1位 吉川美穂 和歌山(Bizkaia-Durango/Live GARDEN Bici Stelle)
2位 岡本二菜 東京(日本体育大)
3位 石上夢乃 神奈川(横浜創学館高)
4位 中村妃智 千葉(日本写真判定)
5位 中村愛花 福井(日本体育大)
6位 小泉夢菜 埼玉(早稲田大)
7位 橋本優弥 岐阜(鹿屋体育大)
8位 中原恭恵 広島(東光造園)
少年男子1kmタイムトライアル
1位 山根慶太 鳥取(倉吉西高) 1分7秒683
2位 松本秀之介 熊本(九州学院高) 1分8秒059
3位 町田太我 広島(山陽高) 1分8秒144
4位 磯島成介 青森(八戸工高) 1分8秒167
5位 大森光明 北海道(函館大谷高) 1分8秒192
6位 晝田宗一郎 岡山(岡山工高) 1分8秒209
7位 入部宏樹 奈良(奈良北高) 1分8秒213
8位 清水大樹 神奈川(横浜高) 1分8秒634
成年男子1kmタイムトライアル
ハイレベルとなった戦いは、治田知也 新潟(日本大)が1分03秒832の大会新記録を出し、少年で出場した昨年に続いての優勝となった。屋外平地での記録としては素晴らしいものだ。また1位から4位までを日本大学勢が占め、1カ月前のインカレで圧勝した勢いそのままの結果に。治田はジュニアからエリートに上がってまだ1年目であり、今後が大いに期待される。
1位 治田知也 新潟(日本大) 1分3秒832 大会新
2位 坂本紘規 青森(日本大) 1分4秒528
3位 山本修平 東京(日本大) 1分4秒610
4位 沢田桂太郎 宮城(日本大) 1分5秒272
5位 隈園郷史 埼玉(明治大) 1分6秒147
6位 阿部将大 大分(鹿屋体育大) 1分6秒280
7位 橋本壮史 福島(中央大) 1分6秒351
8位 栗山和樹 岐阜(朝日大) 1分6秒416
少年男子スクラッチ決勝 10km
序盤から動くのは世界選手権ロード個人TTで活躍した松田祥位 岐阜(岐阜第一高)。しかし厳しいマークで思うように抜け出せない。単発のアタックが続くがどれも吸収される。ラスト4周で抜け出したのは細中翔太 岡山(岡山工高)。インターハイ4km速度競争覇者の逃げにも集団はお見合いを続ける。最終周回で猛加速した集団から細中は逃げ切って優勝した。
1位 細中翔太 岡山(岡山工高)
2位 矢光孝輔 山梨(甲府工高)
3位 宮崎大空 熊本(開新高)
4位 青木瑞樹 鳥取(倉吉西高)
5位 片桐東次郎 東京(昭和第一学園高)
6位 宮川大和 福岡(祐誠高)
7位 荒川達郎 埼玉(栄北高)
8位 山崎玲温 高知(高知工高)
成年男子スクラッチ決勝 16km
序盤から孫崎大樹 京都(早稲田大)ら数人が抜け出すがいずれも集団は吸収し逃げを許さない。ラスト4周にロードで今季好調の武山晃輔 山梨(日本大)が抜け出し、先行していた岡部祐太 広島(日本体育大)を抜き去ると単独先頭に。メイン集団はラスト2周切ってから白垣良祐 熊本(法政大)を先頭に猛然と追い上げ武山を吸収し、番手にいた新村穣 茨城(CS Slinger/茨城県)が先着し優勝した。
1位 新村穣 茨城(CS Slinger/茨城県)
2位 孫崎大樹 京都(早稲田大)
3位 高橋綜一郎 大分(法政大)
4位 眞砂英作 香川(明治大)
5位 佐々木真吾 栃木(朝日大)
6位 中村龍太郎 千葉(住友建機)
7位 廣瀬元輝 福井(JA福井県経済連)
8位 白垣良祐 熊本(法政大)
少年男子スプリント
決勝の対戦は、予選で10秒710の大会記録を出しストレート勝ちしてきた中野慎詞 岩手(紫波総合高)と予選10位タイムの宇賀神怜眞 栃木(作新学院高)。中野はここでもストレート勝ちで優勝。3位には黒瀬浩太郎 広島(崇徳高)が入った。2カ月前のインターハイで骨折した梶原海斗 福岡(祐誠高)は4位に食い込んだ。
1位 中野慎詞 岩手(紫波総合高)
2位 宇賀神怜眞 栃木(作新学院高)
3位 黒瀬浩太郎 広島(崇徳高)
4位 梶原海斗 福岡(祐誠高)
5位 保田浩輔 鳥取(倉吉西高)
6位 橋本宇宙 佐賀(龍谷高)
7位 谷元奎心 鹿児島(南大隅高)
8位 長田龍拳 静岡(星陵高)
成年男子スプリント
決勝の対戦は、予選で10秒606のトップタイムを出した坂井洋 栃木(日本大)と3位タイム10秒817を出した小原佑太 青森(朝日大)。互いにストレート勝ちして決勝に臨んだが1本目は小原が先行で、2本目は追い込んで小原が優勝。特に2本目はタイヤ差という僅差での勝利だった。強い小原本来の走りが戻ってきた。
1位 小原佑太 青森(朝日大)
2位 坂井洋 栃木(日本大)
3位 山根将太 鳥取(中央大)
4位 一丸尚伍 大分(ブリヂストンアンカー/太陽の家)
5位 荒川仁 千葉(明治大)
6位 堀航輝 香川(鹿屋体育大)
7位 田中克尚 岡山(早稲田大)
8位 長谷部龍一 岐阜(朝日大)
女子ケイリン
決勝はペーサーが外れた後に石井寛子 東京(日本競輪選手会)が先頭に出る。最終周回手前の4コーナーで最後尾から児玉碧衣 福岡(日本競輪選手会)が鮮やかなスパートをかけると一気に差が広がる。柳原真緒 福井(日本競輪学校)がこれを追うが届かず児玉が優勝した。
1位 児玉碧衣 福岡(日本競輪選手会)12秒513
2位 柳原真緒 福井(日本競輪学校)
3位 石井寛子 東京(日本競輪選手会)
4位 松井優佳 鹿児島(南大隅高)
5位 西島叶子 熊本(鹿屋体育大)
6位 小坂知子 岐阜(日本競輪選手会)
7位 坂口楓華 京都(日本競輪選手会)
8位 鈴木樹里 愛知(桜丘高)
少年男子ケイリン
決勝は最終周回入って石井洋輝 福島(白河実高)が先行するが、これを最終直線に入ってから田仲駿太 大分(別府翔青高)がかわし優勝。2位には田中の後ろに位置した川副雷斗 熊本(九州学院高)が、3位には石井が残った。田仲は1回戦からすべて1着で勝ち上がり圧倒的な力を見せた。
1位 田仲駿太 大分(別府翔青高)11秒548
2位 川副雷斗 熊本(九州学院高)
3位 石井洋輝 福島(白河実高)
4位 佐藤威吹 岩手(紫波総合高)
5位 上野矢竜 福岡(祐誠高)
6位 福田滉 栃木(作新学院高)
7位 塩島嵩一朗 鹿児島(南大隅高)
8位 三井大勢 山口(防府商工高)
成年男子ケイリン
決勝はペーサーが外れてから5番手に位置した徳田匠 京都(鹿屋体育大)が先頭に上がり照井拓成 岩手(日本大)がこれに付く。その外から抜きにかかったのは寺崎浩平 福井(福井県体協)。最終バックで先頭に立った寺崎は切り替えた照井が後に付くもののそのまま逃げ切って優勝。寺崎は1回戦からすべて1着で勝ち上がり、決勝も落ち着いた走りで圧勝した。
1位 寺崎浩平 福井(福井県体協)11秒326
2位 照井拓成 岩手(日本大)
3位 板倉玄京 千葉(明治大)
4位 徳田匠 京都(鹿屋体育大)
5位 桑名僚也 埼玉(日本体育大)
6位 橋本凌甫 和歌山(マトリックスパワータグ/和歌山県教育庁)
7位 上野恭哉 福岡(法政大)
8位 鈴木玄人 東京(法政大)
総合成績
天皇杯
1位 福岡県 90点
2位 東京都 70点
3位 熊本県 65点
皇后杯
1位 東京都 47点
2位 福井県 39点
2位 福岡県 39点
photo&text:高木秀彰
少年男子ポイントレース 24km
序盤から各選手がポイントに絡むが、その中でも確実に5点ないし3点を取っていくのは兒島直樹 福岡(祐誠高)、細田悠太 鹿児島(南大隅高)ら。インターハイ覇者の日野泰静 愛媛(松山城南高)はマークされたこともあり、また佐藤健 熊本(九州学院高)は予選で落車したこともあり精彩を欠く。ゴール倍点は1着選手が降格となったため馬越裕之 奈良(榛生昇陽高)が10点獲得し4位へ浮上。日野は6点獲得したが3位どまり。結局それまでに確実にポイントを得ていた兒島が優勝、これに細田が続いた。
1位 兒島直樹 福岡(祐誠高) 24点
2位 細田悠太 鹿児島(南大隅高) 18点
3位 日野泰静 愛媛(松山城南高) 16点
4位 馬越裕之 奈良(榛生昇陽高) 13点
5位 中村龍吉 福島(学法石川高) 12点
6位 平安山良希 沖縄(北中城高) 9点
7位 小野寺慶 栃木(真岡工高) 7点
8位 木村皆斗 茨城(取手一高) 7点
成年男子ポイントレース 30km
強豪選手が集中したポイントレース。序盤からポイントに絡むのは今村駿介 福岡(中央大)、岡本隼 和歌山(日本大)、荒井佑太 宮城(法政大)、冨尾大地 鹿児島(鹿屋体大)ら。終盤に冨尾、倉林巧和 群馬(群馬県連盟)、中井唯晶 滋賀(京都産業大)、岡本の4人が、のちに岡本が下がって3人が逃げ続けついには集団をラップする。この3人の中でそれまでにも得点していた冨尾が優勝した。メイン集団内で今村や荒井らがマークしあったこと、逃げ集団から倉林の仕掛けによって岡本が離れたことが明暗を分けた。
1位 冨尾大地 鹿児島(鹿屋体大) 41点
2位 倉林巧和 群馬(群馬県連盟) 36点
3位 中井唯晶 滋賀(京都産業大) 29点
4位 今村駿介 福岡(中央大) 21点
5位 荒井佑太 宮城(法政大) 20点
6位 關根論容 埼玉(日本体育大) 15点
7位 近谷涼 富山(ブリヂストンアンカー/三和シヤッター工業) 14点
8位 岡本隼 和歌山(日本大)14点
女子スクラッチ 10km
序盤から中村愛花 福井(日本体育大)、中村妃智 千葉(日本写真判定)、吉川美穂 和歌山(Bizkaia-Durango/Live GARDEN Bici Stelle)らが仕掛けるが逃げには至らない。ラスト4周で小口加奈絵 栃木(作新学院高)が単独逃げるが、最終周回で中村らの引きにより吸収、集団でのスプリントを吉川が制した。
1位 吉川美穂 和歌山(Bizkaia-Durango/Live GARDEN Bici Stelle)
2位 岡本二菜 東京(日本体育大)
3位 石上夢乃 神奈川(横浜創学館高)
4位 中村妃智 千葉(日本写真判定)
5位 中村愛花 福井(日本体育大)
6位 小泉夢菜 埼玉(早稲田大)
7位 橋本優弥 岐阜(鹿屋体育大)
8位 中原恭恵 広島(東光造園)
少年男子1kmタイムトライアル
1位 山根慶太 鳥取(倉吉西高) 1分7秒683
2位 松本秀之介 熊本(九州学院高) 1分8秒059
3位 町田太我 広島(山陽高) 1分8秒144
4位 磯島成介 青森(八戸工高) 1分8秒167
5位 大森光明 北海道(函館大谷高) 1分8秒192
6位 晝田宗一郎 岡山(岡山工高) 1分8秒209
7位 入部宏樹 奈良(奈良北高) 1分8秒213
8位 清水大樹 神奈川(横浜高) 1分8秒634
成年男子1kmタイムトライアル
ハイレベルとなった戦いは、治田知也 新潟(日本大)が1分03秒832の大会新記録を出し、少年で出場した昨年に続いての優勝となった。屋外平地での記録としては素晴らしいものだ。また1位から4位までを日本大学勢が占め、1カ月前のインカレで圧勝した勢いそのままの結果に。治田はジュニアからエリートに上がってまだ1年目であり、今後が大いに期待される。
1位 治田知也 新潟(日本大) 1分3秒832 大会新
2位 坂本紘規 青森(日本大) 1分4秒528
3位 山本修平 東京(日本大) 1分4秒610
4位 沢田桂太郎 宮城(日本大) 1分5秒272
5位 隈園郷史 埼玉(明治大) 1分6秒147
6位 阿部将大 大分(鹿屋体育大) 1分6秒280
7位 橋本壮史 福島(中央大) 1分6秒351
8位 栗山和樹 岐阜(朝日大) 1分6秒416
少年男子スクラッチ決勝 10km
序盤から動くのは世界選手権ロード個人TTで活躍した松田祥位 岐阜(岐阜第一高)。しかし厳しいマークで思うように抜け出せない。単発のアタックが続くがどれも吸収される。ラスト4周で抜け出したのは細中翔太 岡山(岡山工高)。インターハイ4km速度競争覇者の逃げにも集団はお見合いを続ける。最終周回で猛加速した集団から細中は逃げ切って優勝した。
1位 細中翔太 岡山(岡山工高)
2位 矢光孝輔 山梨(甲府工高)
3位 宮崎大空 熊本(開新高)
4位 青木瑞樹 鳥取(倉吉西高)
5位 片桐東次郎 東京(昭和第一学園高)
6位 宮川大和 福岡(祐誠高)
7位 荒川達郎 埼玉(栄北高)
8位 山崎玲温 高知(高知工高)
成年男子スクラッチ決勝 16km
序盤から孫崎大樹 京都(早稲田大)ら数人が抜け出すがいずれも集団は吸収し逃げを許さない。ラスト4周にロードで今季好調の武山晃輔 山梨(日本大)が抜け出し、先行していた岡部祐太 広島(日本体育大)を抜き去ると単独先頭に。メイン集団はラスト2周切ってから白垣良祐 熊本(法政大)を先頭に猛然と追い上げ武山を吸収し、番手にいた新村穣 茨城(CS Slinger/茨城県)が先着し優勝した。
1位 新村穣 茨城(CS Slinger/茨城県)
2位 孫崎大樹 京都(早稲田大)
3位 高橋綜一郎 大分(法政大)
4位 眞砂英作 香川(明治大)
5位 佐々木真吾 栃木(朝日大)
6位 中村龍太郎 千葉(住友建機)
7位 廣瀬元輝 福井(JA福井県経済連)
8位 白垣良祐 熊本(法政大)
少年男子スプリント
決勝の対戦は、予選で10秒710の大会記録を出しストレート勝ちしてきた中野慎詞 岩手(紫波総合高)と予選10位タイムの宇賀神怜眞 栃木(作新学院高)。中野はここでもストレート勝ちで優勝。3位には黒瀬浩太郎 広島(崇徳高)が入った。2カ月前のインターハイで骨折した梶原海斗 福岡(祐誠高)は4位に食い込んだ。
1位 中野慎詞 岩手(紫波総合高)
2位 宇賀神怜眞 栃木(作新学院高)
3位 黒瀬浩太郎 広島(崇徳高)
4位 梶原海斗 福岡(祐誠高)
5位 保田浩輔 鳥取(倉吉西高)
6位 橋本宇宙 佐賀(龍谷高)
7位 谷元奎心 鹿児島(南大隅高)
8位 長田龍拳 静岡(星陵高)
成年男子スプリント
決勝の対戦は、予選で10秒606のトップタイムを出した坂井洋 栃木(日本大)と3位タイム10秒817を出した小原佑太 青森(朝日大)。互いにストレート勝ちして決勝に臨んだが1本目は小原が先行で、2本目は追い込んで小原が優勝。特に2本目はタイヤ差という僅差での勝利だった。強い小原本来の走りが戻ってきた。
1位 小原佑太 青森(朝日大)
2位 坂井洋 栃木(日本大)
3位 山根将太 鳥取(中央大)
4位 一丸尚伍 大分(ブリヂストンアンカー/太陽の家)
5位 荒川仁 千葉(明治大)
6位 堀航輝 香川(鹿屋体育大)
7位 田中克尚 岡山(早稲田大)
8位 長谷部龍一 岐阜(朝日大)
女子ケイリン
決勝はペーサーが外れた後に石井寛子 東京(日本競輪選手会)が先頭に出る。最終周回手前の4コーナーで最後尾から児玉碧衣 福岡(日本競輪選手会)が鮮やかなスパートをかけると一気に差が広がる。柳原真緒 福井(日本競輪学校)がこれを追うが届かず児玉が優勝した。
1位 児玉碧衣 福岡(日本競輪選手会)12秒513
2位 柳原真緒 福井(日本競輪学校)
3位 石井寛子 東京(日本競輪選手会)
4位 松井優佳 鹿児島(南大隅高)
5位 西島叶子 熊本(鹿屋体育大)
6位 小坂知子 岐阜(日本競輪選手会)
7位 坂口楓華 京都(日本競輪選手会)
8位 鈴木樹里 愛知(桜丘高)
少年男子ケイリン
決勝は最終周回入って石井洋輝 福島(白河実高)が先行するが、これを最終直線に入ってから田仲駿太 大分(別府翔青高)がかわし優勝。2位には田中の後ろに位置した川副雷斗 熊本(九州学院高)が、3位には石井が残った。田仲は1回戦からすべて1着で勝ち上がり圧倒的な力を見せた。
1位 田仲駿太 大分(別府翔青高)11秒548
2位 川副雷斗 熊本(九州学院高)
3位 石井洋輝 福島(白河実高)
4位 佐藤威吹 岩手(紫波総合高)
5位 上野矢竜 福岡(祐誠高)
6位 福田滉 栃木(作新学院高)
7位 塩島嵩一朗 鹿児島(南大隅高)
8位 三井大勢 山口(防府商工高)
成年男子ケイリン
決勝はペーサーが外れてから5番手に位置した徳田匠 京都(鹿屋体育大)が先頭に上がり照井拓成 岩手(日本大)がこれに付く。その外から抜きにかかったのは寺崎浩平 福井(福井県体協)。最終バックで先頭に立った寺崎は切り替えた照井が後に付くもののそのまま逃げ切って優勝。寺崎は1回戦からすべて1着で勝ち上がり、決勝も落ち着いた走りで圧勝した。
1位 寺崎浩平 福井(福井県体協)11秒326
2位 照井拓成 岩手(日本大)
3位 板倉玄京 千葉(明治大)
4位 徳田匠 京都(鹿屋体育大)
5位 桑名僚也 埼玉(日本体育大)
6位 橋本凌甫 和歌山(マトリックスパワータグ/和歌山県教育庁)
7位 上野恭哉 福岡(法政大)
8位 鈴木玄人 東京(法政大)
総合成績
天皇杯
1位 福岡県 90点
2位 東京都 70点
3位 熊本県 65点
皇后杯
1位 東京都 47点
2位 福井県 39点
2位 福岡県 39点
photo&text:高木秀彰
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