2017/10/02(月) - 22:33
10月1日(日)から始まっている愛媛国体。屋外バンクだが大会記録が続出。チームパーシュートは福岡県が4分15秒658、チームスプリントは青森県が1分14秒602でそれぞれ大会記録で優勝している。
今年の国民体育大会は愛媛県で、トラックは松山競輪場(周長400m)で10月1日(日)から4日(水)まで、ロードは今治市大三島で10月5日(木)に行われる。女子は昨年大会から正式種目化されている。すでに団体種目で屋外平地のバンクであるにもかかわらず大会記録など好記録が続出している。まずはトラック1日目予選と2日目決勝種目からお伝えしよう。
女子チームスプリント
国体への女子選手の参加は2名までであり、うち女子競輪選手は1名までの規定がある。そのため2人で行う女子チームスプリントは女子競輪選手とアマチュア選手の組み合わせが目立つものになった。また天皇杯、皇后杯を競うための得点は、4名以下の団体種目は個人種目の3倍となる規程のためじつに36都道府県が参戦する賑やかなものになった。
決定戦は予選で1位2位の決勝戦のみ行われ、予選トップタイムの東京都がそのまま優勝した。決勝では両チームともに予選タイムを更新したが、女子競輪の第一人者、石井寛子と大学女子短距離界の第一人者岡本二菜のペアは、児玉碧衣と平井杏奈ペアの福岡県を下し優勝した。
「今年になってからスタートを強化したので雨でも自信はありました。今日のスタートはぴったり決まりました」と語るのは石井。「(石井)寛子さんが国体にかけて練習やコンディションを仕上げていたのでそれを無駄にしないように精一杯頑張りました」と岡本も抜群だったチームワークを語る。
1位 東京(石井、岡本)56秒731
2位 福岡(児玉、平井)57秒038
3位 福井(中村、柳原)57秒378
4位 和歌山(布居、吉川)58秒322
5位 岐阜(橋本、小坂)58秒376
6位 熊本(西島、中冨)58秒740
7位 埼玉(藤田、小泉)58秒757
8位 宮崎(岩元、那須)59秒128
男子チームスプリント
予選1位の青森県と2位の福島県の決勝は青森県が1.5秒差で優勝した。インカレケイリンチャンピオンの小原佑太(朝日大学)、全日本選手権1kmTTチャンピオンの坂本紘規(日本大学)と高校選抜1kmTTチャンピオン&世界選手権トラック出場の磯島成介(八戸工高)の実績を持つ3人の走りは強力で、予選そして決勝でも大会新記録を樹立していた。
「(決勝は雨だったが)もう少しバンクコンディションが良ければもっとタイムが出るかと思いましたが、その中でもこのタイムが出たのはこれからの3人の成長につながると思います」と語るのは小原。今秋に競輪学校受験を予定している。
1位 青森(小原、坂本、磯島)1分14秒602 大会新
2位 福島(橋本、角田、石井)1分15秒401 大会新 予選タイム
3位 宮城(荒井、沢田、中井)1分15秒477 大会新
4位 大分(一丸、田仲、石川)1分16秒274
5位 東京(山本、鈴木、小林)1分16秒312
6位 岩手(後藤、照井、中野)1分16秒423
7位 栃木(坂井、幸田、宇賀神)1分16秒722
8位 熊本(松岡、東矢、松本秀)1分16秒822
4kmチームパーシュート
予選からハイレベルの戦いが演じられたのがこの種目。福岡県の4分15秒658と富山県の4分16秒596はともに大会記録。福岡県は予選そして決勝でタイムを更新した。国内でこれよりも良いタイムは伊豆ベロドロームか標高1000mの松本市美鈴湖競技場しかなく、屋外のバンクとしては驚異的な記録だ。また3位熊本県からわずか1.2秒以内に9チームがひしめき合う激戦となった。奈良県は後半で入部正太朗(シマノレーシング)が落車するアクシデントがありながらも4位に食い込んでいる。
「決勝では大会記録を塗り替える走りを狙いました。経験の浅いメンバーもいるので予選ではタイムを少しロスしていました。決勝ではそれを反省しみんなで勝つことを意識して走りました。気持ちの差で勝てたのかなと思います」と語るのは原井。3人が中央大学生であり、最後の1kmは1分00秒という驚異的なスピードで走り抜けた。
1位 福岡(今村、橋本、原井、兒島)4分15秒785 大会新
2位 富山(近谷、大浦、南儀、村田)4分16秒596 大会新
3位 熊本(白垣、松本憲、兼本、佐藤)4分21秒350
4位 奈良(吉田、入部正、河野、西原)4分21秒440
5位 京都(草場、孫崎、徳田、安田開)4分21秒463
6位 福井(碇、廣瀬、脇本、斉藤)4分21秒873
7位 鳥取(金田聡、金田優、山田、松下)4分21秒978
8位 岐阜(浦田、永田、松田、棚瀬)4分22秒031
photo&text:高木秀彰
今年の国民体育大会は愛媛県で、トラックは松山競輪場(周長400m)で10月1日(日)から4日(水)まで、ロードは今治市大三島で10月5日(木)に行われる。女子は昨年大会から正式種目化されている。すでに団体種目で屋外平地のバンクであるにもかかわらず大会記録など好記録が続出している。まずはトラック1日目予選と2日目決勝種目からお伝えしよう。
女子チームスプリント
国体への女子選手の参加は2名までであり、うち女子競輪選手は1名までの規定がある。そのため2人で行う女子チームスプリントは女子競輪選手とアマチュア選手の組み合わせが目立つものになった。また天皇杯、皇后杯を競うための得点は、4名以下の団体種目は個人種目の3倍となる規程のためじつに36都道府県が参戦する賑やかなものになった。
決定戦は予選で1位2位の決勝戦のみ行われ、予選トップタイムの東京都がそのまま優勝した。決勝では両チームともに予選タイムを更新したが、女子競輪の第一人者、石井寛子と大学女子短距離界の第一人者岡本二菜のペアは、児玉碧衣と平井杏奈ペアの福岡県を下し優勝した。
「今年になってからスタートを強化したので雨でも自信はありました。今日のスタートはぴったり決まりました」と語るのは石井。「(石井)寛子さんが国体にかけて練習やコンディションを仕上げていたのでそれを無駄にしないように精一杯頑張りました」と岡本も抜群だったチームワークを語る。
1位 東京(石井、岡本)56秒731
2位 福岡(児玉、平井)57秒038
3位 福井(中村、柳原)57秒378
4位 和歌山(布居、吉川)58秒322
5位 岐阜(橋本、小坂)58秒376
6位 熊本(西島、中冨)58秒740
7位 埼玉(藤田、小泉)58秒757
8位 宮崎(岩元、那須)59秒128
男子チームスプリント
予選1位の青森県と2位の福島県の決勝は青森県が1.5秒差で優勝した。インカレケイリンチャンピオンの小原佑太(朝日大学)、全日本選手権1kmTTチャンピオンの坂本紘規(日本大学)と高校選抜1kmTTチャンピオン&世界選手権トラック出場の磯島成介(八戸工高)の実績を持つ3人の走りは強力で、予選そして決勝でも大会新記録を樹立していた。
「(決勝は雨だったが)もう少しバンクコンディションが良ければもっとタイムが出るかと思いましたが、その中でもこのタイムが出たのはこれからの3人の成長につながると思います」と語るのは小原。今秋に競輪学校受験を予定している。
1位 青森(小原、坂本、磯島)1分14秒602 大会新
2位 福島(橋本、角田、石井)1分15秒401 大会新 予選タイム
3位 宮城(荒井、沢田、中井)1分15秒477 大会新
4位 大分(一丸、田仲、石川)1分16秒274
5位 東京(山本、鈴木、小林)1分16秒312
6位 岩手(後藤、照井、中野)1分16秒423
7位 栃木(坂井、幸田、宇賀神)1分16秒722
8位 熊本(松岡、東矢、松本秀)1分16秒822
4kmチームパーシュート
予選からハイレベルの戦いが演じられたのがこの種目。福岡県の4分15秒658と富山県の4分16秒596はともに大会記録。福岡県は予選そして決勝でタイムを更新した。国内でこれよりも良いタイムは伊豆ベロドロームか標高1000mの松本市美鈴湖競技場しかなく、屋外のバンクとしては驚異的な記録だ。また3位熊本県からわずか1.2秒以内に9チームがひしめき合う激戦となった。奈良県は後半で入部正太朗(シマノレーシング)が落車するアクシデントがありながらも4位に食い込んでいる。
「決勝では大会記録を塗り替える走りを狙いました。経験の浅いメンバーもいるので予選ではタイムを少しロスしていました。決勝ではそれを反省しみんなで勝つことを意識して走りました。気持ちの差で勝てたのかなと思います」と語るのは原井。3人が中央大学生であり、最後の1kmは1分00秒という驚異的なスピードで走り抜けた。
1位 福岡(今村、橋本、原井、兒島)4分15秒785 大会新
2位 富山(近谷、大浦、南儀、村田)4分16秒596 大会新
3位 熊本(白垣、松本憲、兼本、佐藤)4分21秒350
4位 奈良(吉田、入部正、河野、西原)4分21秒440
5位 京都(草場、孫崎、徳田、安田開)4分21秒463
6位 福井(碇、廣瀬、脇本、斉藤)4分21秒873
7位 鳥取(金田聡、金田優、山田、松下)4分21秒978
8位 岐阜(浦田、永田、松田、棚瀬)4分22秒031
photo&text:高木秀彰
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