2017/09/06(水) - 19:48
オーストラリア、ケアンズでMTB世界選手権が開幕。初日のXCチームリレーでスイスがアルカンシエルを獲得し、デンマークが銀、フランスが銅メダル。平林安里、山本幸平、北林力、川口うらら、山田夕貴というメンバーで臨んだ日本は16位に終わった。
今年MTB世界選手権が開催されているのは、オーストラリア大陸北東岸、ヨーク岬半島の付け根付近に広がる珊瑚海に面する港湾都市ケアンズ。
スミスフィールドMTBトラックは例年ワールドカップの舞台にもなる名物コースであり、ヨーロッパに比べて距離と時差が少ない日本からもナショナルチームが遠征している場所。全日本王者、山本幸平(BH-SR SUNTOUR-KMC)が一昨年落車によって骨折し、昨年はワールドカップの自己ベストリザルトである16位をマークした地でもある。
9月5日から10日までの6日間で開催される世界選手権ウィークの第一種目は、各カテゴリーをミックスした5名で争われるXCチームリレー。日本は平林安里(スペシャライズド・レーシングジャパン)、山本幸平、北林力(ProRide)、川口うらら(龍野高校/Sonic-Racing)、山田夕貴(滝川西高等学校/TEAM BG8)という順でバトンを繋ぐ作戦を選んだ。
15時の号砲から好ダッシュを決めたのはイタリアチーム。ヨルダン・サルーやポーリーヌ・フェランプレヴォ擁する前回覇者フランスは4位で1周目を完了したが、日本チームは第一走者の平林がメカトラに見舞われ、18チーム中16位発進という苦しいスタートを切る。
W杯全勝優勝を成し遂げた絶対王者ニノ・シューターやヨランダ・ネフという強力なメンバーを4番手、5番手に配置したスイスは狙い通り後半に一気にポジションアップに成功。それまでトップをキープしていたカナダを最終周回で捉え、第2グループを24秒引き離してフィニッシュ。一枚目のアルカンシエルを手中に収めた。
後続はフランスとデンマークが激しく火花を散らし、ゴールスプリントの末に2015年のシクロクロスジュニア世界王者シモン・アンドレアッセンが先着してデンマークが銀メダルを確保。以降4位にイギリス、5位にアメリカと続いた。
日本チームは第3走者の北林が5つポジションを上げたものの、続いた川口の落車などによって踏ん張りが効かず16位でフィニッシュ。レース後に山本は「上手くチームとして機能できなかったが、自分のレースに繋がる走りができた」とコメントしている。
日本ナショナルチームの鈴木雷太監督のコメント(JCFのレポートより転載)
スタートに自信のある平林が右側からスタートし一列の集団後方で進むが、後半でチェーントラブルがあり一時ランニングで凌ぐ場面がでてしまい、大きく後退してしまい17位で山本へ。山本は昨年同じコースで開催されたW杯で15位の成績を出しており、自信をもって走り切り12分25秒で周回した。このタイムは全体の中でも素晴らしいタイムで、北林へ。第三走者は女子が多く北林も抜いていくのに苦労したが、13分35秒で11位までポジションを上げて川口へ。難しいセクションの得意な川口だったが、最初の大きなセクションで前転する大きな落車をしてしまい、リズムがつかめないまま走り切ったがそのほかのセクションは無事にこなし15位で山田へ。山田はアンカーグループで男子が多い中無難に走り切り16位でゴールを迎えた。
ヨーロッパとは違うフロー系のセクションが多いコースの中、日本人選手は走り方や技量的には負けていない部分も見受けられたが、スピードの違いはまだあるのも明確になった厳しい結果のレースであった。
今年MTB世界選手権が開催されているのは、オーストラリア大陸北東岸、ヨーク岬半島の付け根付近に広がる珊瑚海に面する港湾都市ケアンズ。
スミスフィールドMTBトラックは例年ワールドカップの舞台にもなる名物コースであり、ヨーロッパに比べて距離と時差が少ない日本からもナショナルチームが遠征している場所。全日本王者、山本幸平(BH-SR SUNTOUR-KMC)が一昨年落車によって骨折し、昨年はワールドカップの自己ベストリザルトである16位をマークした地でもある。
9月5日から10日までの6日間で開催される世界選手権ウィークの第一種目は、各カテゴリーをミックスした5名で争われるXCチームリレー。日本は平林安里(スペシャライズド・レーシングジャパン)、山本幸平、北林力(ProRide)、川口うらら(龍野高校/Sonic-Racing)、山田夕貴(滝川西高等学校/TEAM BG8)という順でバトンを繋ぐ作戦を選んだ。
15時の号砲から好ダッシュを決めたのはイタリアチーム。ヨルダン・サルーやポーリーヌ・フェランプレヴォ擁する前回覇者フランスは4位で1周目を完了したが、日本チームは第一走者の平林がメカトラに見舞われ、18チーム中16位発進という苦しいスタートを切る。
W杯全勝優勝を成し遂げた絶対王者ニノ・シューターやヨランダ・ネフという強力なメンバーを4番手、5番手に配置したスイスは狙い通り後半に一気にポジションアップに成功。それまでトップをキープしていたカナダを最終周回で捉え、第2グループを24秒引き離してフィニッシュ。一枚目のアルカンシエルを手中に収めた。
後続はフランスとデンマークが激しく火花を散らし、ゴールスプリントの末に2015年のシクロクロスジュニア世界王者シモン・アンドレアッセンが先着してデンマークが銀メダルを確保。以降4位にイギリス、5位にアメリカと続いた。
日本チームは第3走者の北林が5つポジションを上げたものの、続いた川口の落車などによって踏ん張りが効かず16位でフィニッシュ。レース後に山本は「上手くチームとして機能できなかったが、自分のレースに繋がる走りができた」とコメントしている。
日本ナショナルチームの鈴木雷太監督のコメント(JCFのレポートより転載)
スタートに自信のある平林が右側からスタートし一列の集団後方で進むが、後半でチェーントラブルがあり一時ランニングで凌ぐ場面がでてしまい、大きく後退してしまい17位で山本へ。山本は昨年同じコースで開催されたW杯で15位の成績を出しており、自信をもって走り切り12分25秒で周回した。このタイムは全体の中でも素晴らしいタイムで、北林へ。第三走者は女子が多く北林も抜いていくのに苦労したが、13分35秒で11位までポジションを上げて川口へ。難しいセクションの得意な川口だったが、最初の大きなセクションで前転する大きな落車をしてしまい、リズムがつかめないまま走り切ったがそのほかのセクションは無事にこなし15位で山田へ。山田はアンカーグループで男子が多い中無難に走り切り16位でゴールを迎えた。
ヨーロッパとは違うフロー系のセクションが多いコースの中、日本人選手は走り方や技量的には負けていない部分も見受けられたが、スピードの違いはまだあるのも明確になった厳しい結果のレースであった。
H3
MTB世界選手権2017 XCチームリレー
結果
1位 | スイス | 1h05'08" |
2位 | デンマーク | +24" |
3位 | フランス | |
4位 | イギリス | +30" |
5位 | アメリカ | +32" |
16位 | 日本(平林、山本、北林、川口、山田) | +8'50" |
Amazon.co.jp