2017/09/03(日) - 13:05
今大会最初の超級山岳フィニッシュとなったブエルタ第14ステージ。ラスト10kmの登りを独走で逃げ切ったラファル・マイカや、同じく逃げに乗り敢闘賞を獲得したルイス・マテマルドネス、その他総合上位勢のコメントを紹介します。
逃げ切りの独走勝利を決めたラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)
とても幸せな気分だ。この勝利は自分のためだけでなく、チームのためでもある。ブエルタが始まった序盤は胃腸のウイルスのせいでチーム全体が苦しめられた。数ステージを終えた段階で総合成績への希望はなくなってしまったけど、我々は決して諦めず戦い続けたんだ。今シーズンはすでに3勝を挙げることが出来たけど、それでも必死になって欲していた勝利を今回掴むことができたね。
パトリック(・コンラッド)は今日すばらしい仕事をしてくれた。自分の脚も調子がよく、ラスト10kmは先頭でレースをコントロールできたよ。結果としてチームにとっても重要な勝利を収めることができたんだ。脚の調子は戻ってきているから、この非常にタフなブエルタの最後の週で再びトライしていくよ。
ステージ2位のミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。最後の登りは長く厳しいものだったけど、ほんの少しの秒差で逃げを捕まえることができなかった。このミスがなければこのブエルタで2勝目を挙げれていた事と思う。
ステージ毎にレースを見直していくし、マドリードに至るまでで我々に何ができるかは見えている。僕はと言えば、今年初めに抱えていたトラブルや怪我の影響もなく調子は良いんだ。総合成績を争うメンバーの中でも自分が最も身体がフレッシュな一人かもしれないね。
ライバルたちの攻撃を凌ぎ切ったクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)
チャベスやニーバリ、コンタドールがアタックした時、僕らのチームはこの峠が長い道のりであるのを知っていたから、チームメイトと一緒にパニックになることなく対処した。ワウト・プールスのサポートは完璧だった。今日は明日にとって大事な1日だったけど、タイムを失うこと無く、素晴らしい1日になったと思う。
ニーバリが4秒のボーナスタイムを獲得したのは仕方ない。今日は無駄な力を使うことなく走り切れたと思う。2日連続の厳しい山岳ステージなので、今日は明日のステージのことを考えながら走った。明日はもっと激しい戦いになるだろう。
フルームと同タイムゴールのヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
今日はレースをよりハードなものにするために攻撃を仕掛けていった。フルームが火曜日のタイムトライアルで有利なのは明らかなので、僕は今日と明日の山岳ステージで出来るだけ優勢に立たなければならない。
フルームは素晴らしいライダーだし、素晴らしいチームを持っていることも間違いない。僕らは彼をチームから隔離させ、彼を攻撃し続けるだろう。明日のステージは本当に厳しいものとなるだろうが、私が好む長い登りが待っているね。
ニーバリとともにアタックしたアルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)
今日は風が強く非常に難しい日だった。僕は最後の1kmで早すぎるアタックをしてしまい、その結果フィニッシュラインで数秒を失ってしまった。でも、僕の前には多くのライダーがフィニッシュしていたけど、総合順位は少し上げることが出来たね。
ニーバリと共に走った時、僕はそこまで多くの責任を果たす必要がなかった。なぜならこの登坂はヘアピンが多い難しい登りだったから。それにあまり無駄な力を使わないことが重要だった。フルームにとっては今日のステージは難しくなかっただろう。彼は集団から遅れても少しして戻ってくるし、それがフルームの登り方。だから彼の調子は悪くないだろう。
総合順位を2つ落としたエステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・スコット)
今朝、コースレイアウトを見て、残り4km地点から3kmまでが非常に難しくそこで攻撃を仕掛けようと決めていた。だが、結果的にフィニッシュラインでタイムを失うという代償を支払う事となってしまった。
今日のレースで最高の戦術を展開したのはミゲルアンヘル・ロペスだった。監督のニール・スティーブンスは僕にも戦術を教えてくれたが、僕は耳を傾けず走った。バーレーン、トレック、アスタナはどれも良いリズムでレースを展開していた。今日はプロトンに苦しんだ男はいなかったと思う。
明日は非常に厳しいステージになると思う。短いけれど翌日が休息日なので、誰もがアグレッシブなレースを行うだろう。ファンにとってはここ数年で1番面白いレースとなるだろうね。
敢闘賞に輝いたルイス・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)
ホームの地を走るのはいつも特別なことで、最大限のパフォーマンスができた。今日はマイカが誰よりも強く調子も良かった。彼はスタート直後から調子が良かったから、逃げに残ったのは非常にタフなメンバーとなったよ。明日のステージに向けてプロトンはもう少し余裕を持って走るかと思ったけど、そう上手くはいかなかったね。もっとタイム差があればマイカを倒すために別のカードを考えたり試したりできたかもしれないが、そんなことをさせないほど強かった。
ステージ優勝者が入るような逃げはとても難しく、ただ信じて走るしかなかった。彼も僕らと同じよう2本脚で走っているんだ、我々も常にトライしていくよ。ブエルタの表彰台に登り、最も勇敢なライダーとして認められること(敢闘賞)はとても誇らしいし感謝している。
text:CW編集部
逃げ切りの独走勝利を決めたラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)
とても幸せな気分だ。この勝利は自分のためだけでなく、チームのためでもある。ブエルタが始まった序盤は胃腸のウイルスのせいでチーム全体が苦しめられた。数ステージを終えた段階で総合成績への希望はなくなってしまったけど、我々は決して諦めず戦い続けたんだ。今シーズンはすでに3勝を挙げることが出来たけど、それでも必死になって欲していた勝利を今回掴むことができたね。
パトリック(・コンラッド)は今日すばらしい仕事をしてくれた。自分の脚も調子がよく、ラスト10kmは先頭でレースをコントロールできたよ。結果としてチームにとっても重要な勝利を収めることができたんだ。脚の調子は戻ってきているから、この非常にタフなブエルタの最後の週で再びトライしていくよ。
ステージ2位のミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。最後の登りは長く厳しいものだったけど、ほんの少しの秒差で逃げを捕まえることができなかった。このミスがなければこのブエルタで2勝目を挙げれていた事と思う。
ステージ毎にレースを見直していくし、マドリードに至るまでで我々に何ができるかは見えている。僕はと言えば、今年初めに抱えていたトラブルや怪我の影響もなく調子は良いんだ。総合成績を争うメンバーの中でも自分が最も身体がフレッシュな一人かもしれないね。
ライバルたちの攻撃を凌ぎ切ったクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)
チャベスやニーバリ、コンタドールがアタックした時、僕らのチームはこの峠が長い道のりであるのを知っていたから、チームメイトと一緒にパニックになることなく対処した。ワウト・プールスのサポートは完璧だった。今日は明日にとって大事な1日だったけど、タイムを失うこと無く、素晴らしい1日になったと思う。
ニーバリが4秒のボーナスタイムを獲得したのは仕方ない。今日は無駄な力を使うことなく走り切れたと思う。2日連続の厳しい山岳ステージなので、今日は明日のステージのことを考えながら走った。明日はもっと激しい戦いになるだろう。
フルームと同タイムゴールのヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
今日はレースをよりハードなものにするために攻撃を仕掛けていった。フルームが火曜日のタイムトライアルで有利なのは明らかなので、僕は今日と明日の山岳ステージで出来るだけ優勢に立たなければならない。
フルームは素晴らしいライダーだし、素晴らしいチームを持っていることも間違いない。僕らは彼をチームから隔離させ、彼を攻撃し続けるだろう。明日のステージは本当に厳しいものとなるだろうが、私が好む長い登りが待っているね。
ニーバリとともにアタックしたアルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)
今日は風が強く非常に難しい日だった。僕は最後の1kmで早すぎるアタックをしてしまい、その結果フィニッシュラインで数秒を失ってしまった。でも、僕の前には多くのライダーがフィニッシュしていたけど、総合順位は少し上げることが出来たね。
ニーバリと共に走った時、僕はそこまで多くの責任を果たす必要がなかった。なぜならこの登坂はヘアピンが多い難しい登りだったから。それにあまり無駄な力を使わないことが重要だった。フルームにとっては今日のステージは難しくなかっただろう。彼は集団から遅れても少しして戻ってくるし、それがフルームの登り方。だから彼の調子は悪くないだろう。
総合順位を2つ落としたエステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・スコット)
今朝、コースレイアウトを見て、残り4km地点から3kmまでが非常に難しくそこで攻撃を仕掛けようと決めていた。だが、結果的にフィニッシュラインでタイムを失うという代償を支払う事となってしまった。
今日のレースで最高の戦術を展開したのはミゲルアンヘル・ロペスだった。監督のニール・スティーブンスは僕にも戦術を教えてくれたが、僕は耳を傾けず走った。バーレーン、トレック、アスタナはどれも良いリズムでレースを展開していた。今日はプロトンに苦しんだ男はいなかったと思う。
明日は非常に厳しいステージになると思う。短いけれど翌日が休息日なので、誰もがアグレッシブなレースを行うだろう。ファンにとってはここ数年で1番面白いレースとなるだろうね。
敢闘賞に輝いたルイス・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)
ホームの地を走るのはいつも特別なことで、最大限のパフォーマンスができた。今日はマイカが誰よりも強く調子も良かった。彼はスタート直後から調子が良かったから、逃げに残ったのは非常にタフなメンバーとなったよ。明日のステージに向けてプロトンはもう少し余裕を持って走るかと思ったけど、そう上手くはいかなかったね。もっとタイム差があればマイカを倒すために別のカードを考えたり試したりできたかもしれないが、そんなことをさせないほど強かった。
ステージ優勝者が入るような逃げはとても難しく、ただ信じて走るしかなかった。彼も僕らと同じよう2本脚で走っているんだ、我々も常にトライしていくよ。ブエルタの表彰台に登り、最も勇敢なライダーとして認められること(敢闘賞)はとても誇らしいし感謝している。
text:CW編集部
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