2017/08/23(水) - 09:27
創業111年を迎えた老舗イタリアンブランド、ウィリエールより革新的な振動吸収機構ACTIFLEX SYSTEMを搭載したニューモデル「Cento10 NDR」が登場。レーシングバイクCento10の流れを組んだコンフォートモデルを紹介しよう。
ウィリエール Cento10 NDR
昨今のロードバイク市場では、グラベルライドの流行やディスクブレーキコンポーネントの登場により、レースだけではなく快適性や悪路の走破性を追求したロードバイクが各社からリリースされている。そのトレンドに対してイタリアの老舗ブランド、ウィリエールが出した答えがこのCento10 NDRだ。
Cento10 NDRに搭載される振動吸収機構「ACTIFLEX」はシートチューブとシートステーの間にリンク構造をもたせ、エラストマーを挿入するというシステムで、いわゆるソフトテールバイクに類する。これにより、リアトライアングルが数ミリ単位で柔軟にしなることで、路面からの衝撃を吸収し快適性とトラクション性能の向上に繋がっている。リンク部分はアルミで製作されており、リア三角は通常のカーボンロードバイクと同等のねじれ剛性を有するという。
このエラストマーはソフト、ミディアム、ハードの3種類の硬さが用意されており、好みの乗り心地やコースの状況により交換が可能となっている。作業は六角レンチ1本で簡単に行うことが出来るユーザーフレンドリーな仕様だ。
エラストマーとリンク機構により路面からの衝撃を吸収するACTIFLEX SYSTEM
フォークエンド部分は金具を交換することによってスルーアクスルにも対応
快適性を担保した後ろ三角に対して、前三角はエアロダイナミクスを追求したデザインを採用。昨年リリースされた同社のフラッグシップマシンCento10 AIRで培ったエアロテクノロジーを投入し、各チューブにカムテール形状を採用することで空力性能を高めている。加えて、フレーム素材には軽量かつ高剛性な60Tカーボンを使用することで、フレーム全体で快適性、空力性能、軽量性、剛性という4つの要素をバランスよく共存させている。
またブレーキシステムは、1つのフレームでダイレクトマウントのリムブレーキとフラットマウントのディスクブレーキ両方に対応しているのも大きな特徴だろう。エンド部分はフロントとリア共に交換可能な金具とすることで、クイックレリーズとスルーアクスルの両方で運用することも可能だ。最初にリムブレーキ仕様で組み上げて、後々ディスクブレーキ化するといった組み換えも良いだろう。なおスルーアクスル化キットは15,000円(税抜)で別売される。
ワイヤー類を内装することが出来る専用ステム&ハンドル「ステンマ」と「バッラ」
ワイヤーのアジャスターはダウンチューブに内蔵される
リアエンド部もスルーアクスルエンドに交換可能だ
フラットマウント対応のディスクブレーキ台座を備える
専用ステムとハンドルの「ステンマ」と「バッラ」が採用されるのもポイント。ハンドル・ステム内にケーブル類を通すことができ、そのままフレーム内へ内装可能なルーティングを取ることができる。電動コンポーネント+ディスクブレーキの仕様なら、ケーブル類が一切外に露出しないエアロでスタイリッシュなルックスに仕上げることも可能だ。
ジオメトリーはCento10 AIRやZero.6といったレーシングモデルに比べ、アップライトなレーシングコンフォートポジションを採用。トップチューブを短く、ヘッドチューブを長めに設定することで、上体を起こしたリラックスなフォームを実現している。また、フォークコラムが四角形となるためスペーサーは専用形状のものを使用する。
ACTIFLEXの快適性とディスクブレーキの制動力があればグラベルライドも楽しめるだろう(写真は国内未展開カラー) (c)www.wilier.com
フレームサイズはホリゾンタル換算のトップチューブ長が、517mmのXSから592mmのXXLまで6種類を用意。フレームサイズごとにチューブの太さを調整することにより、全てのサイズで同じ乗り心地を追求しているという。これにより小さいサイズが過剛性に仕上がる等の問題を解消している。
カラーはオールブラックで固めたマットブラックの1色。販売はフレームセットと完成車にて行われ、価格はフレームセットで500,000円(税抜)、完成車はDURA-ACE組みWH-R9100-C40-CL仕様が900,000円(税抜)、DURA-ACE組みWH-RS11仕様が700,000円(税抜)、ULTEGRA組みWH-RS11仕様が585,000円(税抜)となっている。取り扱いは服部産業。
ウィリエール Cento10 NDR
フレーム:60Tカーボン
BB:PF86.5
重量:フレーム1190g(Mサイズ)、フォーク390g
カラー:マットブラック
サイズ:XS、XS、S、M、L、XL、XXL
税抜価格:
フレームセット(ステンマ、バッラ付き) 500,000円
シマノ DURA-ACE+WH-R9100-C40-CL 900,000円
シマノ DURA-ACE+WH-RS11 700,000円
シマノ ULTEGRA+WH-RS11 585,000円
スルーアクスルキット 15,000円
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昨今のロードバイク市場では、グラベルライドの流行やディスクブレーキコンポーネントの登場により、レースだけではなく快適性や悪路の走破性を追求したロードバイクが各社からリリースされている。そのトレンドに対してイタリアの老舗ブランド、ウィリエールが出した答えがこのCento10 NDRだ。
Cento10 NDRに搭載される振動吸収機構「ACTIFLEX」はシートチューブとシートステーの間にリンク構造をもたせ、エラストマーを挿入するというシステムで、いわゆるソフトテールバイクに類する。これにより、リアトライアングルが数ミリ単位で柔軟にしなることで、路面からの衝撃を吸収し快適性とトラクション性能の向上に繋がっている。リンク部分はアルミで製作されており、リア三角は通常のカーボンロードバイクと同等のねじれ剛性を有するという。
このエラストマーはソフト、ミディアム、ハードの3種類の硬さが用意されており、好みの乗り心地やコースの状況により交換が可能となっている。作業は六角レンチ1本で簡単に行うことが出来るユーザーフレンドリーな仕様だ。
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快適性を担保した後ろ三角に対して、前三角はエアロダイナミクスを追求したデザインを採用。昨年リリースされた同社のフラッグシップマシンCento10 AIRで培ったエアロテクノロジーを投入し、各チューブにカムテール形状を採用することで空力性能を高めている。加えて、フレーム素材には軽量かつ高剛性な60Tカーボンを使用することで、フレーム全体で快適性、空力性能、軽量性、剛性という4つの要素をバランスよく共存させている。
またブレーキシステムは、1つのフレームでダイレクトマウントのリムブレーキとフラットマウントのディスクブレーキ両方に対応しているのも大きな特徴だろう。エンド部分はフロントとリア共に交換可能な金具とすることで、クイックレリーズとスルーアクスルの両方で運用することも可能だ。最初にリムブレーキ仕様で組み上げて、後々ディスクブレーキ化するといった組み換えも良いだろう。なおスルーアクスル化キットは15,000円(税抜)で別売される。
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専用ステムとハンドルの「ステンマ」と「バッラ」が採用されるのもポイント。ハンドル・ステム内にケーブル類を通すことができ、そのままフレーム内へ内装可能なルーティングを取ることができる。電動コンポーネント+ディスクブレーキの仕様なら、ケーブル類が一切外に露出しないエアロでスタイリッシュなルックスに仕上げることも可能だ。
ジオメトリーはCento10 AIRやZero.6といったレーシングモデルに比べ、アップライトなレーシングコンフォートポジションを採用。トップチューブを短く、ヘッドチューブを長めに設定することで、上体を起こしたリラックスなフォームを実現している。また、フォークコラムが四角形となるためスペーサーは専用形状のものを使用する。
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フレームサイズはホリゾンタル換算のトップチューブ長が、517mmのXSから592mmのXXLまで6種類を用意。フレームサイズごとにチューブの太さを調整することにより、全てのサイズで同じ乗り心地を追求しているという。これにより小さいサイズが過剛性に仕上がる等の問題を解消している。
カラーはオールブラックで固めたマットブラックの1色。販売はフレームセットと完成車にて行われ、価格はフレームセットで500,000円(税抜)、完成車はDURA-ACE組みWH-R9100-C40-CL仕様が900,000円(税抜)、DURA-ACE組みWH-RS11仕様が700,000円(税抜)、ULTEGRA組みWH-RS11仕様が585,000円(税抜)となっている。取り扱いは服部産業。
ウィリエール Cento10 NDR
フレーム:60Tカーボン
BB:PF86.5
重量:フレーム1190g(Mサイズ)、フォーク390g
カラー:マットブラック
サイズ:XS、XS、S、M、L、XL、XXL
税抜価格:
フレームセット(ステンマ、バッラ付き) 500,000円
シマノ DURA-ACE+WH-R9100-C40-CL 900,000円
シマノ DURA-ACE+WH-RS11 700,000円
シマノ ULTEGRA+WH-RS11 585,000円
スルーアクスルキット 15,000円
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