2017/07/23(日) - 10:30
マルセイユで行われたツール・ド・フランス第20ステージの個人タイムトライアル。1秒差でステージ優勝に輝いたマチェイ・ボドナル(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)や、マイヨジョーヌを確定させたクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)らのコメントを紹介する。
ステージ優勝のマチェイ・ボドナル(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)
信じられない。今年は惜しいところでステージ優勝を逃していたので、今日の勝利はより一層嬉しい。スタジアムで3時間も待っていたんだけど、会場の雰囲気が素晴らしいと感じた。自分の調子は良かったけど、クウィアトコウスキーが好タイムを出した時は肝を冷やした。フルームらを下して手にしたこの勝利は極めて大きな意味を持つ。
ステージ4位のトニー・マルティン(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)
今日は勝ちを狙っていただけにがっかりしている。登りが自分の大きな課題となり、タイムを失うことはわかっていたので、登りが始まる前の中間地点でタイム差を広げたいと思っていた。しかし、それが上手くいかなかった。3週間走り続けた後でも自分の調子は良かったし、ワットデータもいい数字を示していた。ただ本当に悪いレースをしてしまったので、非常に残念だ。
総合優勝を確定させたクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)
言葉にならないほど、信じられない気持ちだ。今年のツールは経験した中でも最もタイム差が小さく、総合勢との戦いは一層熾烈を極めた。ここまで僅差の状態でマルセイユでの個人TTを迎えるとは思っていなかった。少しプレッシャーを感じていたけど、それが良い方向に働き、また総合優勝することができた。明日は息子と一緒にパリへ向かうよ。
ランダが表彰台を逃したのは残念だ。将来的にはもっとモチベーションを上げることができると思うし、彼はツール・ド・フランスのポディウムに挙がれることは間違いないだろう。
総合3位のロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)
自分の全てを出し切ったのでくたくたに疲れた。ある日は調子がよく、またある日は調子が悪いというのがツール・ド・フランスだ。イゾアールの後、今日も含めてここ数日間、体調が良くなかった。今朝、起きたときから調子が悪く、明日の表彰台にすら立てないと思っていたけど、自分を支えてくれる人、チームメイトのことを考えると、諦めるなんていう選択肢は無かった。レースでは、少しでも速く走ることだけを考え、すべてを出し切った。少しだけ運が良く、1秒差で総合3位を守りきったのは本当に嬉しい。
総合5位のファビオ・アル(イタリア、アスタナ)
すべてを出し切り、できる限り最高のリザルトを手にした。今日は少しテクニカルだけどスピードが出るコースで自分向きだった。アルプスのステージ以降、体調が良くなくタイムを失ってしまった。ポディウムを獲得するためにハードに攻めたので、今のリザルトには満足している。
もちろん、今年のツールではもっと良いリザルトを狙っていたけど、気管支炎のことを考えると、今の総合成績はいい位置にあると自信をもって言える。それに良いステージで勝つことができたし、数日間マイヨジョーヌに袖を通すことができたから、今年のツールはいい印象がある。ツールでより良い成績を得られることがわかったよ。
新人賞のサイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット)
本当に嬉しいよ。今年はツールが始まったときからマイヨブランの獲得を目指すと言っていたので、それを成し遂げて今は安心している。新人賞を獲得するのは簡単ではなかった。今日はいい走りができたけど、調子がいいライバル達についていくのが辛い日もあったんだ。だから今は最高に幸せだ。
山岳賞を獲得したワレン・バルギル(フランス、サンウェブ)
観客たちの応援は本当に素晴らしかった。スタート前にカルフールの応援団が立ち上がって応援してくれたから、レースに集中することができなかった。ただただ笑ってしまったよ。フィニッシュでは観客たちに向かって感謝も伝えた。僕はこの瞬間を楽しんでいたかったんだ。
新城幸也(バーレーン・メリダ)
コースは走りやすかったが、風が強く石畳もあり、登りも勾配がキツく、直ぐにタイムを失ってしまうコースだった。自分は良いテンポで走りきる事が出来た。タイムアウトにならないように頑張った。 観客も多くてあっと言う間の20kmだった。明日はシャンゼリゼ!もうすぐでツールが終わってしまいます。シャンゼリゼを楽しみたい!(チームユキヤ通信より)
text:Gakuto.Fujiwara
ステージ優勝のマチェイ・ボドナル(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)
信じられない。今年は惜しいところでステージ優勝を逃していたので、今日の勝利はより一層嬉しい。スタジアムで3時間も待っていたんだけど、会場の雰囲気が素晴らしいと感じた。自分の調子は良かったけど、クウィアトコウスキーが好タイムを出した時は肝を冷やした。フルームらを下して手にしたこの勝利は極めて大きな意味を持つ。
ステージ4位のトニー・マルティン(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)
今日は勝ちを狙っていただけにがっかりしている。登りが自分の大きな課題となり、タイムを失うことはわかっていたので、登りが始まる前の中間地点でタイム差を広げたいと思っていた。しかし、それが上手くいかなかった。3週間走り続けた後でも自分の調子は良かったし、ワットデータもいい数字を示していた。ただ本当に悪いレースをしてしまったので、非常に残念だ。
総合優勝を確定させたクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)
言葉にならないほど、信じられない気持ちだ。今年のツールは経験した中でも最もタイム差が小さく、総合勢との戦いは一層熾烈を極めた。ここまで僅差の状態でマルセイユでの個人TTを迎えるとは思っていなかった。少しプレッシャーを感じていたけど、それが良い方向に働き、また総合優勝することができた。明日は息子と一緒にパリへ向かうよ。
ランダが表彰台を逃したのは残念だ。将来的にはもっとモチベーションを上げることができると思うし、彼はツール・ド・フランスのポディウムに挙がれることは間違いないだろう。
総合3位のロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)
自分の全てを出し切ったのでくたくたに疲れた。ある日は調子がよく、またある日は調子が悪いというのがツール・ド・フランスだ。イゾアールの後、今日も含めてここ数日間、体調が良くなかった。今朝、起きたときから調子が悪く、明日の表彰台にすら立てないと思っていたけど、自分を支えてくれる人、チームメイトのことを考えると、諦めるなんていう選択肢は無かった。レースでは、少しでも速く走ることだけを考え、すべてを出し切った。少しだけ運が良く、1秒差で総合3位を守りきったのは本当に嬉しい。
総合5位のファビオ・アル(イタリア、アスタナ)
すべてを出し切り、できる限り最高のリザルトを手にした。今日は少しテクニカルだけどスピードが出るコースで自分向きだった。アルプスのステージ以降、体調が良くなくタイムを失ってしまった。ポディウムを獲得するためにハードに攻めたので、今のリザルトには満足している。
もちろん、今年のツールではもっと良いリザルトを狙っていたけど、気管支炎のことを考えると、今の総合成績はいい位置にあると自信をもって言える。それに良いステージで勝つことができたし、数日間マイヨジョーヌに袖を通すことができたから、今年のツールはいい印象がある。ツールでより良い成績を得られることがわかったよ。
新人賞のサイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット)
本当に嬉しいよ。今年はツールが始まったときからマイヨブランの獲得を目指すと言っていたので、それを成し遂げて今は安心している。新人賞を獲得するのは簡単ではなかった。今日はいい走りができたけど、調子がいいライバル達についていくのが辛い日もあったんだ。だから今は最高に幸せだ。
山岳賞を獲得したワレン・バルギル(フランス、サンウェブ)
観客たちの応援は本当に素晴らしかった。スタート前にカルフールの応援団が立ち上がって応援してくれたから、レースに集中することができなかった。ただただ笑ってしまったよ。フィニッシュでは観客たちに向かって感謝も伝えた。僕はこの瞬間を楽しんでいたかったんだ。
新城幸也(バーレーン・メリダ)
コースは走りやすかったが、風が強く石畳もあり、登りも勾配がキツく、直ぐにタイムを失ってしまうコースだった。自分は良いテンポで走りきる事が出来た。タイムアウトにならないように頑張った。 観客も多くてあっと言う間の20kmだった。明日はシャンゼリゼ!もうすぐでツールが終わってしまいます。シャンゼリゼを楽しみたい!(チームユキヤ通信より)
text:Gakuto.Fujiwara
Amazon.co.jp