2017/07/02(日) - 08:54
強力な3名が2分差で逃げ切り。アンネミエク・ヴァンヴルーテン(オランダ、オリカ・スコット)がステージを獲り、アンナ・ヴァンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)がマリアローザに。與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)は第2集団に残り、総合成績を20位に上げている。
北イタリアの街ゾッポラから山岳地帯に位置するモンテレアーレ・ヴァルチェッリーナを目指すジロ・ローザ第2ステージは122.2km。終盤のサーキットコースには標高846mの2級山岳が含まれており、この麓で決定的な逃げグループが形成された。
逃げたのはアンネミエク・ヴァンヴルーテン(オランダ、オリカ・スコット)、ヨーロッパ王者でリオ五輪の金メダリストであるアンナ・ヴァンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)、そしてイタリア王者のエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ)。
後続では前回覇者メーガン・グアルニエ(アメリカ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)、シャーラ・ギロウ(オーストラリア、エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)、カタルジーナ・ニウイアドマ(ポーランド、WM3エネルジー)、アマンダ・スプラット(オーストラリア、オリカ・スコット)という強力なメンバーが追走グループを組んだものの、逃げる3名との差は開いていくばかり。2分程までリードを広げた先頭グループは、互いに牽制しながらゴール前へと到達した。
残り1kmを切ってからのヴァンヴルーテンのアタックは成功しなかったが、更にゴール前でロングスプリントを仕掛け、並びかけたヴァンデルブレゲンを抑えてステージ優勝。マリアローザはヴァンデルブレゲンがチームメイトのカロルアン・カヌエル(カナダ)から受け継いだ。
追走グループはニウイアドマを先頭に1分54秒遅れで入ったため、第2ステージにして逃げ切った3名は総合タイムで大きなリードを稼ぐことに。與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)は20名ほどまでに減少した2分半遅れの第2集団内に残り、ステージ25位、総合20位と上位でフィニッシュし、「今シーズンで1番良いコンディションでレースに臨めていることを走りながら感じた」と手応えを得ている様子。以下に與那嶺本人からのコメントを紹介する。
「第2集団で無事にゴール。タフな上りとクレイジーな下りが続く終盤で、またジロローザを走ってるんだなと改めて感じました。展開としては驚くようなことはなかったのですが、やはり1番前で展開できる脚はありませんでした。チームメイトのシャーラは6位という本当にすごい成績で、そこに絡むことは全くできませんでしたが、今シーズンで1番良いコンディションでレースに臨めていることを走りながら感じることができたことも事実です。
2日目にして大きくセレクションがかけられたといえども、まだまだ8ステージ残っています。毎日無事にゴールして、丁寧な走りを重ねていくのみです。明日はスプリンターステージなのでステージ優勝をチームで狙います」。
北イタリアの街ゾッポラから山岳地帯に位置するモンテレアーレ・ヴァルチェッリーナを目指すジロ・ローザ第2ステージは122.2km。終盤のサーキットコースには標高846mの2級山岳が含まれており、この麓で決定的な逃げグループが形成された。
逃げたのはアンネミエク・ヴァンヴルーテン(オランダ、オリカ・スコット)、ヨーロッパ王者でリオ五輪の金メダリストであるアンナ・ヴァンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)、そしてイタリア王者のエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ)。
後続では前回覇者メーガン・グアルニエ(アメリカ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)、シャーラ・ギロウ(オーストラリア、エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)、カタルジーナ・ニウイアドマ(ポーランド、WM3エネルジー)、アマンダ・スプラット(オーストラリア、オリカ・スコット)という強力なメンバーが追走グループを組んだものの、逃げる3名との差は開いていくばかり。2分程までリードを広げた先頭グループは、互いに牽制しながらゴール前へと到達した。
残り1kmを切ってからのヴァンヴルーテンのアタックは成功しなかったが、更にゴール前でロングスプリントを仕掛け、並びかけたヴァンデルブレゲンを抑えてステージ優勝。マリアローザはヴァンデルブレゲンがチームメイトのカロルアン・カヌエル(カナダ)から受け継いだ。
追走グループはニウイアドマを先頭に1分54秒遅れで入ったため、第2ステージにして逃げ切った3名は総合タイムで大きなリードを稼ぐことに。與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)は20名ほどまでに減少した2分半遅れの第2集団内に残り、ステージ25位、総合20位と上位でフィニッシュし、「今シーズンで1番良いコンディションでレースに臨めていることを走りながら感じた」と手応えを得ている様子。以下に與那嶺本人からのコメントを紹介する。
「第2集団で無事にゴール。タフな上りとクレイジーな下りが続く終盤で、またジロローザを走ってるんだなと改めて感じました。展開としては驚くようなことはなかったのですが、やはり1番前で展開できる脚はありませんでした。チームメイトのシャーラは6位という本当にすごい成績で、そこに絡むことは全くできませんでしたが、今シーズンで1番良いコンディションでレースに臨めていることを走りながら感じることができたことも事実です。
2日目にして大きくセレクションがかけられたといえども、まだまだ8ステージ残っています。毎日無事にゴールして、丁寧な走りを重ねていくのみです。明日はスプリンターステージなのでステージ優勝をチームで狙います」。
H3
ジロ・ローザ2017第2ステージ結果
ステージ成績
1位 | アンネミエク・ヴァンヴルーテン(オランダ、オリカ・スコット) | 3h11'51" |
2位 | アンナ・ヴァンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | |
3位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) | |
4位 | カタルジーナ・ニウイアドマ(ポーランド、WM3エネルジー) | +1'54" |
5位 | メーガン・グアルニエ(アメリカ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | |
6位 | シャーラ・ギロウ(オーストラリア、エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ) | |
7位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、オリカ・スコット) | |
8位 | イェフジェニア・ヴィソトスカ(ウクライナ、ザブリ・ファニーニグエルチョッティ) | +1'59" |
9位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ) | +2'37" |
10位 | ラザ・レレイヴィテ(リトアニア、アロミタリア・ヴァイアノ) | |
25位 | 與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ) |
個人総合成績
1位 | アンナ・ヴァンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | 3h26'32" |
2位 | アンネミエク・ヴァンヴルーテン(オランダ、オリカ・スコット) | +18" |
3位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) | +26" |
4位 | メーガン・グアルニエ(アメリカ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | +2'00" |
5位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、オリカ・スコット) | +2'22" |
6位 | カタルジーナ・ニウイアドマ(ポーランド、WM3エネルジー) | +2'37" |
7位 | カロルアン・カヌエル(カナダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | +2'43" |
8位 | エリザベス・ダイグナン(イギリス、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | +2'50" |
9位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ) | +3'02" |
10位 | マッカイ・フロールチェ(オランダ、サンウェブ) | |
20位 | 與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ) | +3'49" |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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