2017/06/27(火) - 09:10
コルナゴの軽量レーシングバイクV1-rがモデルチェンジ。基本の開発コンセプトはそのままに、フレーム剛性とエアロダイナミクスをより強化させ、数字を一つ増やして「V2-R」としてデビューしている。
コルナゴ V2-R(マットレッド) (c)エヌビーエス
2015年モデルよりコルナゴのラインアップに加わり、当時ユーロップカーに所属していた新城幸也や、萩原麻由子も所属するウィグル・ハイファイブなどプロチームの走りを支えてきた「V1-r」。ピエール・ロラン(フランス、当時ユーロップカー)も愛用していたM10の後継機として登場し、フェラーリ社との共同開発によって誕生したマシンは、同社のバイクラインアップ中最軽量のフレーム重量と、エアロダイナミクスを両立し、萩原の2015年ジロローザ第6ステージ優勝など成績を残してきた。
今回、そのV1-rがアップデート。各性能をより強化し、新たに「V2-R」なる名を冠してデビューを飾った。
リアブレーキはBB下でなくシートステーへ取り付けられる仕様に (c)エヌビーエス
新たにフレーム内臓となった臼式のシートクランプ (c)エヌビーエス
ダウンチューブ上部よりフレームへ内装されるケーブルルーティングに変更 (c)エヌビーエス
フレーム形状は前作を踏襲しつつ、新たにシートクランプを内蔵式にするべくトップチューブとシートチューブの接合部に形状変化が加わった。専用シートポストや細身のチューブ形状、随所にカムテール形状を盛り込む設計は従来通り。後端を切り落としたような角のあるデザインが各所に盛り込まれている。
ブレーキは引き続き前後ともダイレクトマウント式だが、従来モデルではBB下に配置されていたリアブレーキはメンテナンス性を考慮しシートステーへと変更。エアロ性能を追求しつつ、28cのワイドタイヤにも対応したクリアランスも確保しているという。
トップチューブにはV2-Rのモデル名が。専用のエアロステムも用意される (c)エヌビーエス
リアエンドまでカーボンモノコック成形となる (c)エヌビーエス
コルナゴオリジナル規格のBB「スレッドフィット82.5」を採用する (c)エヌビーエス
フロントフォークはコルナゴ伝統のストレートタイプ。コラム径は上部1-1/8インチ、下部1-1/4インチのテーパードだ。また、BBはコルナゴオリジナル規格の「スレッドフィット82.5」を採用。ねじ切りされたアダプターをフレームに装着し、プレスフィットBBを圧入することによりフレームへのダメージを軽減するというシステムだ。
これらのアップデートを加えつつも、フレーム重量は前作から据え置きの835g(塗装前、サイズ480s)とコルナゴ史上最軽量を維持している。その上でボトムブラケット付近の横剛性を13%、ヘッドチューブ下部の剛性を4%向上させており、レーシングバイクとしての価値をより高めている。ケーブルルーティングも同社のエアロロードCONCEPTを踏襲した形へ変更されており、より空力性能を煮詰めている。
コルナゴ V2-R(ブラック/ゴールド) (c)エヌビーエス
コルナゴ V2-R(ブラック /レッド) (c)エヌビーエス
コルナゴ V2-R(マットブラック) (c)エヌビーエス
コルナゴ V2-R(ホワイト) (c)エヌビーエス
コルナゴ V2-R(DISC仕様) (c)エヌビーエス
販売はフレームセットで行われ、420sから600sまでの幅広い9サイズで展開される。全5色のカラーが揃うと同時に、ディスクブレーキモデルもラインアップ。受注生産につき納期は約4ヶ月ほど。取り扱いはエヌビーエス。開幕迫るツール・ド・フランスにて投入される予定であるため、このV2-Rの走りにも注目したいところである。
コルナゴ V2-R
サイズ:420s、450s、480s、500s、520s、540s、560s、580s、600s
カラー:TNMR(マットレッド)、TNDK(ブラック/ゴールド)、TNRD(ブラック /レッド)、TNBK(マットブラック)、TNWH(ホワイト)
納 期:受注生産につき納期は約4か月
価 格:
完成車 1,200,000円(税抜)(TNMR(マットレッド))
フレームセット 500,000円(税抜)(TNDK(ブラック/ゴールド))、430,000円(税抜)(TNRD(ブラック /レッド)、TNBK(マットブラック)、TNWH(ホワイト))
※ディスクブレーキ仕様は50,000円のアップチャージとなる
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2015年モデルよりコルナゴのラインアップに加わり、当時ユーロップカーに所属していた新城幸也や、萩原麻由子も所属するウィグル・ハイファイブなどプロチームの走りを支えてきた「V1-r」。ピエール・ロラン(フランス、当時ユーロップカー)も愛用していたM10の後継機として登場し、フェラーリ社との共同開発によって誕生したマシンは、同社のバイクラインアップ中最軽量のフレーム重量と、エアロダイナミクスを両立し、萩原の2015年ジロローザ第6ステージ優勝など成績を残してきた。
今回、そのV1-rがアップデート。各性能をより強化し、新たに「V2-R」なる名を冠してデビューを飾った。
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フレーム形状は前作を踏襲しつつ、新たにシートクランプを内蔵式にするべくトップチューブとシートチューブの接合部に形状変化が加わった。専用シートポストや細身のチューブ形状、随所にカムテール形状を盛り込む設計は従来通り。後端を切り落としたような角のあるデザインが各所に盛り込まれている。
ブレーキは引き続き前後ともダイレクトマウント式だが、従来モデルではBB下に配置されていたリアブレーキはメンテナンス性を考慮しシートステーへと変更。エアロ性能を追求しつつ、28cのワイドタイヤにも対応したクリアランスも確保しているという。
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フロントフォークはコルナゴ伝統のストレートタイプ。コラム径は上部1-1/8インチ、下部1-1/4インチのテーパードだ。また、BBはコルナゴオリジナル規格の「スレッドフィット82.5」を採用。ねじ切りされたアダプターをフレームに装着し、プレスフィットBBを圧入することによりフレームへのダメージを軽減するというシステムだ。
これらのアップデートを加えつつも、フレーム重量は前作から据え置きの835g(塗装前、サイズ480s)とコルナゴ史上最軽量を維持している。その上でボトムブラケット付近の横剛性を13%、ヘッドチューブ下部の剛性を4%向上させており、レーシングバイクとしての価値をより高めている。ケーブルルーティングも同社のエアロロードCONCEPTを踏襲した形へ変更されており、より空力性能を煮詰めている。
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販売はフレームセットで行われ、420sから600sまでの幅広い9サイズで展開される。全5色のカラーが揃うと同時に、ディスクブレーキモデルもラインアップ。受注生産につき納期は約4ヶ月ほど。取り扱いはエヌビーエス。開幕迫るツール・ド・フランスにて投入される予定であるため、このV2-Rの走りにも注目したいところである。
コルナゴ V2-R
サイズ:420s、450s、480s、500s、520s、540s、560s、580s、600s
カラー:TNMR(マットレッド)、TNDK(ブラック/ゴールド)、TNRD(ブラック /レッド)、TNBK(マットブラック)、TNWH(ホワイト)
納 期:受注生産につき納期は約4か月
価 格:
完成車 1,200,000円(税抜)(TNMR(マットレッド))
フレームセット 500,000円(税抜)(TNDK(ブラック/ゴールド))、430,000円(税抜)(TNRD(ブラック /レッド)、TNBK(マットブラック)、TNWH(ホワイト))
※ディスクブレーキ仕様は50,000円のアップチャージとなる
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