BMCやトレック、ロットソウダル、ロットNLユンボ、オリカがツールメンバー発表

6月26日現在、合計10チームがツール・ド・フランスの出場暫定メンバーを発表済みだ。新たにBMCレーシング、トレック・セガフレード、ロット・ソウダル、ロットNLユンボ、オリカ・スコットがメンバーを明らかにした。

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今シーズン初顔合わせのクリストファー・フルーム（イギリス、チームスカイ）とリッチー・ポート（オーストラリア、BMCレーシング） photo:Kei Tsuji
アメリカのBMCレーシングでエースを担うのはリッチー・ポート（オーストラリア）。1月のサントス・ツアー・ダウンアンダー総合優勝でシーズンを開始したポートはパリ〜ニース総合11位＆ステージ1勝、ツール・ド・ロマンディ総合優勝＆ステージ1勝、そして前哨戦クリテリウム・デュ・ドーフィネで総合2位＆ステージ1勝。エースとして初めて挑んだ2016年のツールでは総合5位だった。

ツール・ド・スイス総合2位のダミアーノ・カルーゾ（イタリア）やニコラス・ロッシュ（アイルランド）らがポートの右腕となるだろう。ピュアスプリンターを欠く構成だが、アップダウンコースではリオ五輪ロード金メダリストのグレッグ・ヴァンアーヴェルマート（ベルギー）がステージ優勝を狙ってくるだろう。

2度の総合優勝者アルベルト・コンタドール（スペイン）をバックアップするトレック・セガフレードは、チーム力の面でチームスカイやBMCレーシングと肩を並べる。バウケ・モレマ（オランダ）とヤルリンソン・パンタノ（コロンビア）という強力な山岳アシストが揃っており、平坦ステージではジョン・デゲンコルブ（ドイツ）やファビオ・フェリーネ（イタリア）がエースを担う。

ロット・ソウダルは安定感抜群のスプリント力を誇るアンドレ・グライペル（ドイツ）を中心にした布陣で、ユルゲン・ルーランズ（ベルギー）やマルセル・シーベルグ（ドイツ）らがリードアウト役を担う。山岳ステージではトニー・ガロパン（フランス）やティム・ウェレンス（ベルギー）の出番。そしてもちろんアダム・ハンセン（オーストラリア）は18連続グランツール出場だ。

ツアー・オブ・カリフォルニア総合優勝のジョージ・ベネット（ニュージーランド）やロベルト・ヘーシンク（オランダ）で総合を狙うロットNLユンボは、同時にディラン・フルーネウェーヘン（オランダ）の集団スプリントにもフォーカス。ジロ・デ・イタリア最終個人TT覇者のヨス・ファンエムデン（オランダ）とTT系オールラウンダーとして頭角を現したプリモシュ・ログリッチェ（スロベニア）は初日のデュッセルドルフ個人TTの優勝候補に挙げられる。

オーストラリアのオリカ・スコットはサイモン・イェーツ（イギリス）とエステバン・チャベス（コロンビア）の二枚看板で先輩オールラウンダーたちに勝負を挑む。ロマン・クロイツィゲル（チェコ）が彼らの心強いアシストになるはず。ルーク・ダーブリッジ（オーストラリア）やマシュー・ヘイマン（オーストラリア）といったルーラー系選手が豊富に揃っている。

アルベルト・コンタドール（スペイン、トレック・セガフレード） photo: TDWsportアンドレ・グライペル（ドイツ、ロット・ソウダル） photo:Kei Tsuji / TDWsport
ディラン・フルーネウェーヘン（オランダ、ロットNLユンボ） photo:Kei Tsuji / TDWsportエステバン・チャベス（コロンビア、オリカ・スコット） photo:Kei Tsuji