2017/06/12(月) - 10:04
ツール・ド・スイス2日目は終盤にかけてアタックが連発。落車と登りで絞られた小集団によるスプリントで好位置から発進したフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)が勝利した。
初日と同じシャムの街を発着する172.7kmで行われたツール・ド・スイス第2ステージ。合計4周する43.6kmの周回コースには2級山岳ホルベン(登坂距離3.8km/平均6.1%)が設定されており、獲得標高差2,500mのコースは決してピュアスプリンター向きとは言えない。
スタート直後に飛び出したニコラス・ドゥーガル(南アフリカ、ディメンションデータ)、ラーセ・ノーマンハンセン(デンマーク、アクアブルースポート)、コノール・デューン(アイルランド、アクアブルースポート)、ニック・ファンデルライク(オランダ、ルームポット)、アントワーヌ・デュシェーヌ(カナダ、ディレクトエネルジー)は最大7分リードでエスケープ。ノーマンハンセンが山岳ポイントを、ドゥーガルが中間スプリントを量産しながら周回を重ねていった。
トレック・セガフレードやクイックステップフロアーズの集団牽引によってタイム差は縮まり、最終周回突入後すぐにタイム差は1分を切る。残り25km地点でメイン集団は難なく逃げを吸収したが、逃げていた選手を追い抜く際に集団内では落車が発生。ここで足止めを食らったイエロージャージのローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング)はメイン集団から脱落してしまった。
落車により縮小したメイン集団をサンウェブが率いながら最後の2級山岳ホルベンに突入する。残り22.8km地点でピークを迎えるこの登りで動いたのはルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)やヤン・バークランツ(ベルギー、アージェードゥーゼール)、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、アージェードゥーゼール)、ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング)、マイケル・ウッズ(カナダ、キャノンデール・ドラパック)ら。そこからさらに加速して頂上をクリアしたバークランツ、コスタ、カルーゾの3名がメイン集団に対して30秒のリードを築いた。
ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)のスプリント勝負に持ち込みたいボーラ・ハンスグローエが牽引するメイン集団は先頭3名から25秒遅れで残り10km。やがてバークランツ、コスタ、カルーゾの勢いが衰えて吸収が目前に迫ると、残り5km地点で今度はシュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング)がカウンターアタック。キュングのアタックが吸収されると、一瞬の牽制を突いてグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)が強烈なカウンターを仕掛けたがこれも決まらない。
集団を落ち着かせたいボーラ・ハンスグローエに対してアタックは止まらず、マクセブ・ドゥバサイ(エリトリア、ディメンションデータ)やフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)ら8名らが抜け出して残り1kmを切る。結果的にこの8名の先頭グループには約50名の集団が追いついたものの、追いついてすぐにスプリントが始まったため、サガンやマイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)といったスプリンターたちは後方に埋もれたまま。先頭グループ内の4番手につけ、絶好の位置からスプリントを開始したジルベールに対抗できる選手はいなかった。
「逃げグループとのタイム差が思うように縮まらず、集団内で落車が多発するナーバスなレースになった。自分も最後の登り手前の落車で遅れてしまい、集団復帰のためにリミットぎりぎりまで追い込んだよ。本来はマッテオ(トレンティン)でスプリントを狙う予定だったものの、アタックに反応しているうちに自分が好位置につけたので、そのままスプリントに持ち込んだ。世界トップレースの一つであるツール・ド・スイスでの勝利は区別だ」と、今シーズン5勝目を飾ったジルベールはコメントする。クイックステップフロアーズは今シーズン31勝目だ。
落車の影響で遅れたデニスに代わってイエロージャージはキュングの手に。総合2位のマシューズと総合3位トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)とのタイム差はわずか1秒であり、スプリンター向きの第3ステージで再びイエロージャージの持ち主を変える可能性は高い。
初日と同じシャムの街を発着する172.7kmで行われたツール・ド・スイス第2ステージ。合計4周する43.6kmの周回コースには2級山岳ホルベン(登坂距離3.8km/平均6.1%)が設定されており、獲得標高差2,500mのコースは決してピュアスプリンター向きとは言えない。
スタート直後に飛び出したニコラス・ドゥーガル(南アフリカ、ディメンションデータ)、ラーセ・ノーマンハンセン(デンマーク、アクアブルースポート)、コノール・デューン(アイルランド、アクアブルースポート)、ニック・ファンデルライク(オランダ、ルームポット)、アントワーヌ・デュシェーヌ(カナダ、ディレクトエネルジー)は最大7分リードでエスケープ。ノーマンハンセンが山岳ポイントを、ドゥーガルが中間スプリントを量産しながら周回を重ねていった。
トレック・セガフレードやクイックステップフロアーズの集団牽引によってタイム差は縮まり、最終周回突入後すぐにタイム差は1分を切る。残り25km地点でメイン集団は難なく逃げを吸収したが、逃げていた選手を追い抜く際に集団内では落車が発生。ここで足止めを食らったイエロージャージのローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング)はメイン集団から脱落してしまった。
落車により縮小したメイン集団をサンウェブが率いながら最後の2級山岳ホルベンに突入する。残り22.8km地点でピークを迎えるこの登りで動いたのはルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)やヤン・バークランツ(ベルギー、アージェードゥーゼール)、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、アージェードゥーゼール)、ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング)、マイケル・ウッズ(カナダ、キャノンデール・ドラパック)ら。そこからさらに加速して頂上をクリアしたバークランツ、コスタ、カルーゾの3名がメイン集団に対して30秒のリードを築いた。
ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)のスプリント勝負に持ち込みたいボーラ・ハンスグローエが牽引するメイン集団は先頭3名から25秒遅れで残り10km。やがてバークランツ、コスタ、カルーゾの勢いが衰えて吸収が目前に迫ると、残り5km地点で今度はシュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング)がカウンターアタック。キュングのアタックが吸収されると、一瞬の牽制を突いてグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)が強烈なカウンターを仕掛けたがこれも決まらない。
集団を落ち着かせたいボーラ・ハンスグローエに対してアタックは止まらず、マクセブ・ドゥバサイ(エリトリア、ディメンションデータ)やフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)ら8名らが抜け出して残り1kmを切る。結果的にこの8名の先頭グループには約50名の集団が追いついたものの、追いついてすぐにスプリントが始まったため、サガンやマイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)といったスプリンターたちは後方に埋もれたまま。先頭グループ内の4番手につけ、絶好の位置からスプリントを開始したジルベールに対抗できる選手はいなかった。
「逃げグループとのタイム差が思うように縮まらず、集団内で落車が多発するナーバスなレースになった。自分も最後の登り手前の落車で遅れてしまい、集団復帰のためにリミットぎりぎりまで追い込んだよ。本来はマッテオ(トレンティン)でスプリントを狙う予定だったものの、アタックに反応しているうちに自分が好位置につけたので、そのままスプリントに持ち込んだ。世界トップレースの一つであるツール・ド・スイスでの勝利は区別だ」と、今シーズン5勝目を飾ったジルベールはコメントする。クイックステップフロアーズは今シーズン31勝目だ。
落車の影響で遅れたデニスに代わってイエロージャージはキュングの手に。総合2位のマシューズと総合3位トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)とのタイム差はわずか1秒であり、スプリンター向きの第3ステージで再びイエロージャージの持ち主を変える可能性は高い。
H3
ツール・ド・スイス2017第2ステージ結果
ステージ成績
1位 | フィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ) | 4h22'36" |
2位 | パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、キャノンデール・ドラパック) | |
3位 | アントニー・ルー(フランス、エフデジ) | |
4位 | ミヒャエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・スコット) | |
5位 | マッテオ・トレンティン(イタリア、クイックステップフロアーズ) | |
6位 | マークス・ブルグハート(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | |
7位 | ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、バーレーン・メリダ) | |
8位 | ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) | |
9位 | ヴァレリオ・コンティ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
10位 | マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ) |
個人総合成績
1位 | シュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング) | 4h29'08" |
2位 | マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ) | +01" |
3位 | トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ) | |
4位 | ラース・ボーム(オランダ、ロットNLユンボ) | +04" |
5位 | ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) | +08" |
6位 | ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング) | +10" |
7位 | ミヒャエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・スコット) | +11" |
8位 | ユーゴ・ウル(カナダ、アージェードゥーゼール) | +12" |
9位 | パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、キャノンデール・ドラパック) | +13" |
10位 | マッテオ・トレンティン(イタリア、クイックステップフロアーズ) | +14" |
ポイント賞
1位 | ニコラス・ドゥーガル(南アフリカ、ディメンションデータ) | 12pts |
2位 | フィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ) | 10pts |
3位 | ローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング) | 10pts |
山岳賞
1位 | ラーセ・ノーマンハンセン(デンマーク、アクアブルースポート) | 24pts |
2位 | ニック・ファンデルライク(オランダ、ルームポット) | 18pts |
3位 | アントワーヌ・デュシェーヌ(カナダ、ディレクトエネルジー) | 9pts |
チーム総合成績
1位 | BMCレーシング | 13h27'22" |
2位 | サンウェブ | +18" |
3位 | ボーラ・ハンスグローエ | +26" |
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