2017/05/27(土) - 10:58
クライマックスを前に、マリアローザが入れ替わる激動の展開を見せたジロ・デ・イタリア第19ステージ。念願のステージ優勝を果たしたミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ)や、マリアローザを奪還したナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)らのコメントを紹介。
念願の勝利を手に入れたミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ)
ここ数日間、素晴らしいチームメイトたちと共に戦い続けてきた。そして、今日勝利を掴むことが出来た。ジロが始まってからというもの、苦しい期間を過ごしてきた。いいスタートを切れたと思ったら、チーム全員が落車に巻き込まれてしまったから、僕らはチームを新しい目的のための再編成する必要があった。その苦しみを味わってきた分、今日の勝利は格別で、感動的だ。僕の家族もここに来ているタイミングで勝てたことも、喜びに拍車をかけている。みんなが僕に注目しているのが分かった。逃げ集団では セバスティアン・エナオが一緒にいてくれた。逃げ集団をしっかりとコントロールしてくれたのはとても助けになったよ。
ステージ2位のルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)
今日のステージは私向きのコースだったので最初から狙うつもりだった。レース序盤はプラン通りに動いていたけど、総合勢が我々の逃げ集団を捉えてしまった時、状況が変わり、我々は逃げるためにアタックを最初からやり直さなければならなくなったんだ。
私は再びアタックする力が残っていたし、ランダのカウンターアタックに反応する脚もあった。その後、彼の後ろにとどまろうと踏ん張ってみたけど、今日の彼は強くて引き離されてしまったよ。しかし、アタックに適したステージがまだ1つ残っている。今日と昨日で力を使ってしまっているけど、明日も全力を尽くすつもりだ。
マリアローザを奪還したナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
とても、とてもタフな一日だったよ。ここまで積み重ねてきた努力が報われたステージだったね。僕らは総合優勝を狙って、このジロに参加し多くの犠牲を払ってきた。今日も、トライし続ける必要があるステージだった。下り区間はチーム全員でコントロールし、最後の登りでは全開だったよ。ウィネル・アナコナから、ホセ・エラダ、そしてホセ・ロハスが順番にアシストしてくれた。持てる全てを捧げてくれたんだ。
チームが素晴らしい働きをしてくれることが、今日改めて明らかになった。チームメイトの働きはもちろん、多くのスタッフやスポーツディレクターが私のためにしてくれている全てに対して、感謝してもしきれないと思っている。チームは最高の戦略を練り、デュムランに対してタイム差をつけることに成功し、他のライバル達に近づけることが出来た。
最後の登りでどのアタックをチェックする必要があるのかを判断するのはとても難しい。もちろんニーバリに大きな注意を払ってはいたんだけれど、他のライバルたちのアタックによって縮めるのが難しいほどのタイム差を付けられることもある。だから、いつも自分の調子を正確に把握しておかないといけない。踏みすぎてしまうことで、貴重なタイムをロスしてしまうこともある。
明日も、今日のように強力なラインを維持し、タイム差を守りたい。最終決戦となる日曜のタイムトライアルに向けて、今僕たちが持っている全てを失うわけにはいかない。僕らの肩には大きな重圧がかかっているけれど、ライバル達もそれは同じだろう。でも、現時点でマリアローザは私の手にある。そして、強く団結した経験豊かなチームメイトたちが共に戦ってくれるんだ。これ以上心強いことは無い
マリアローザを失ったトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)
今日はスタートから足が動かなくて、集団の後方にポジションを下げるという初歩的なミスをおかしてしまったんだ。他の総合系チームが集団のペースを上げた時、ついていくことができず、追走するのに力を使ってしまった。最後のタイムロスを最小限に抑える走りは良かったと思う。明日には調子が戻っていることを願うよ。
総合3位のヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
今日の結果でレースは振り出しに戻った。残りの2つのステージでベストを尽くすだけだ。3週間を戦ってきて確かに消耗はしているが、(マリアローザを狙う)気持ちは強く、ピンクジャージ獲得のためにトライし続けるよ。最終日の個人TTのことはまだ考えていなく、今は明日のステージに集中している。明日はモンテグラッパの登りとダウンヒルの両方でアタックするチャンスがあると確信している。総合争いはみな僅差で、とても激しいステージとなるだろう。
マリアビアンカを守ったアダム・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット)
今日も堅実な1日で、登りでの調子は良かったと思う。しかし、残念なことにボブ(ユンゲルス)が強く、今日のステージでタイム差を稼ぐことができなかった。最終日のタイムトライアルで彼が強いことは疑いようがないので、我々は明日、タイム差をつける必要がある。
text:CW編集部
念願の勝利を手に入れたミケル・ランダ(スペイン、チームスカイ)
ここ数日間、素晴らしいチームメイトたちと共に戦い続けてきた。そして、今日勝利を掴むことが出来た。ジロが始まってからというもの、苦しい期間を過ごしてきた。いいスタートを切れたと思ったら、チーム全員が落車に巻き込まれてしまったから、僕らはチームを新しい目的のための再編成する必要があった。その苦しみを味わってきた分、今日の勝利は格別で、感動的だ。僕の家族もここに来ているタイミングで勝てたことも、喜びに拍車をかけている。みんなが僕に注目しているのが分かった。逃げ集団では セバスティアン・エナオが一緒にいてくれた。逃げ集団をしっかりとコントロールしてくれたのはとても助けになったよ。
ステージ2位のルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)
今日のステージは私向きのコースだったので最初から狙うつもりだった。レース序盤はプラン通りに動いていたけど、総合勢が我々の逃げ集団を捉えてしまった時、状況が変わり、我々は逃げるためにアタックを最初からやり直さなければならなくなったんだ。
私は再びアタックする力が残っていたし、ランダのカウンターアタックに反応する脚もあった。その後、彼の後ろにとどまろうと踏ん張ってみたけど、今日の彼は強くて引き離されてしまったよ。しかし、アタックに適したステージがまだ1つ残っている。今日と昨日で力を使ってしまっているけど、明日も全力を尽くすつもりだ。
マリアローザを奪還したナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
とても、とてもタフな一日だったよ。ここまで積み重ねてきた努力が報われたステージだったね。僕らは総合優勝を狙って、このジロに参加し多くの犠牲を払ってきた。今日も、トライし続ける必要があるステージだった。下り区間はチーム全員でコントロールし、最後の登りでは全開だったよ。ウィネル・アナコナから、ホセ・エラダ、そしてホセ・ロハスが順番にアシストしてくれた。持てる全てを捧げてくれたんだ。
チームが素晴らしい働きをしてくれることが、今日改めて明らかになった。チームメイトの働きはもちろん、多くのスタッフやスポーツディレクターが私のためにしてくれている全てに対して、感謝してもしきれないと思っている。チームは最高の戦略を練り、デュムランに対してタイム差をつけることに成功し、他のライバル達に近づけることが出来た。
最後の登りでどのアタックをチェックする必要があるのかを判断するのはとても難しい。もちろんニーバリに大きな注意を払ってはいたんだけれど、他のライバルたちのアタックによって縮めるのが難しいほどのタイム差を付けられることもある。だから、いつも自分の調子を正確に把握しておかないといけない。踏みすぎてしまうことで、貴重なタイムをロスしてしまうこともある。
明日も、今日のように強力なラインを維持し、タイム差を守りたい。最終決戦となる日曜のタイムトライアルに向けて、今僕たちが持っている全てを失うわけにはいかない。僕らの肩には大きな重圧がかかっているけれど、ライバル達もそれは同じだろう。でも、現時点でマリアローザは私の手にある。そして、強く団結した経験豊かなチームメイトたちが共に戦ってくれるんだ。これ以上心強いことは無い
マリアローザを失ったトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)
今日はスタートから足が動かなくて、集団の後方にポジションを下げるという初歩的なミスをおかしてしまったんだ。他の総合系チームが集団のペースを上げた時、ついていくことができず、追走するのに力を使ってしまった。最後のタイムロスを最小限に抑える走りは良かったと思う。明日には調子が戻っていることを願うよ。
総合3位のヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
今日の結果でレースは振り出しに戻った。残りの2つのステージでベストを尽くすだけだ。3週間を戦ってきて確かに消耗はしているが、(マリアローザを狙う)気持ちは強く、ピンクジャージ獲得のためにトライし続けるよ。最終日の個人TTのことはまだ考えていなく、今は明日のステージに集中している。明日はモンテグラッパの登りとダウンヒルの両方でアタックするチャンスがあると確信している。総合争いはみな僅差で、とても激しいステージとなるだろう。
マリアビアンカを守ったアダム・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット)
今日も堅実な1日で、登りでの調子は良かったと思う。しかし、残念なことにボブ(ユンゲルス)が強く、今日のステージでタイム差を稼ぐことができなかった。最終日のタイムトライアルで彼が強いことは疑いようがないので、我々は明日、タイム差をつける必要がある。
text:CW編集部
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