4月29日、トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ)の引退記念イベントが故郷モルで行われ、2万人ものファンが集結。現役・元選手によるレースも開催され、会場は大歓声に包まれた。



2万人ものファンが会場に集結2万人ものファンが会場に集結 photo:CorVosファンの声援に答えるペーター・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)ファンの声援に答えるペーター・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos最後の出走サインを済ませるトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ)最後の出走サインを済ませるトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) photo:CorVos

ヨハン・ヴァンスーメレン(ベルギー)らが並んだ元選手によるレースヨハン・ヴァンスーメレン(ベルギー)らが並んだ元選手によるレース photo:CorVosエリック・ツァベル(ドイツ)を抑えたヨハン・ムセーウ(ベルギー)が元プロレースで勝利エリック・ツァベル(ドイツ)を抑えたヨハン・ムセーウ(ベルギー)が元プロレースで勝利 photo:CorVos


「Tom Says Thanks」と銘打った引退記念イベントが開催されたのは、毎年ボーネン主催のロードレーサーによるシクロクロスイベントでも知られる彼の地元、ベルギーのモル。

顔を揃えたのは、フィリップ・ジルベール(ベルギー)やマルセル・キッテル(ドイツ)、フェルナンド・ガビリア(コロンビア)らクイックステップフロアーズらのチームメイトはもちろん、ペーター・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)やフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)ら共に時代を築いてきた多くのライバルたち。

加えてヨハン・ムセーウ(ベルギー)やエリック・ツァベル(ドイツ)、ヨハン・ヴァンスーメレン(ベルギー)、アレッサンドロ・バッラン(イタリア)なども集まったほか、ボーネンの勇姿を一目見ようと2万人ものファンが詰めかけた会場は大歓声に包まれた。

最後のレースをスタートしていくトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ)最後のレースをスタートしていくトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) photo:CorVos途中逃げに乗るなど積極的に動いたトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ)途中逃げに乗るなど積極的に動いたトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) photo:CorVos

大きなガッツポーズでフィニッシュしたトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ)大きなガッツポーズでフィニッシュしたトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) photo:CorVos
フィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)がボーネンを祝福フィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)がボーネンを祝福 photo:CorVosトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ)家族と壇上に上がるトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ)家族と壇上に上がる photo:CorVos


インタビューでボーネンは「人生における大きな一幕をここモルで閉じることができて幸せだ。(現役最終レースの)パリ〜ルーベフィニッシュ後よりも今それを実感しているよ。たくさんの熱狂的なサポーターに囲まれて今日はずっと鳥肌が立っていたんだ。感動にも近い気分特別な気分さ」とコメント。

プログラムは往年の名選手たちによる25kmの前座レース、ボーネンと現役選手たちによるレース、トークショー、ミュージックライブなどが行われ、ボーネンはキッテルやポッツァートらの逃げグループ内から一人飛び出して独走勝利。高々と両手を挙げ、輝かしい現役生活にピリオドを打った。

ラップのリズムに合わせて踊るトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ)ラップのリズムに合わせて踊るトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) photo:CorVos
text:So.Isobe
photo:CorVos