2017/04/21(金) - 13:05
與那嶺恵理、萩原麻由子、吉川美穂が参戦したラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニンで、再びアンナ・ファンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・サイクリングチーム)が独走勝利。1〜4位までアムステルゴールドレースと同じ顔が並んだ。
アルデンヌウィークの幕開けから3日後に開催された、ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニン(女子レース)。UCIウィメンズワールドツアーの第7戦であり、昨年大会よりも短距離、そしてアップダウンは少なくなったものの、それでも「アルデンヌクラシックらしい」コースは変わらない。男子レースと同じくゴール直前にはミュール・ド・ユイ(1,300m/9.6%)が控えている。
アムステルゴールドレースから連戦となった與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)と萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)に加え、吉川美穂(ビスカヤ・ドゥランゴ)もスタートラインに並んだ。
この日積極的に攻めたのはサーヴェロ・ビグラ・プロサイクリング。序盤のエスケープに1名を乗せ、中盤には6位フィニッシュすることになるアシュレー・ムールマン(南アフリカ)も集団から抜け出し、逃げグループをパスして独走を続けた。
後半に入ると2名が抜け出したものの、30秒以上のタイム差は許されず、コート・ド・シュラーブ(1,300m/8.1%)で集団がキャッチ。するとカウンターアタックでカタルジーナ・ニウイアドマ(ポーランド、WM3エネルジー)が抜けだすと、アンナ・ファンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・サイクリングチーム)と、チームメイトのエリザベス・ダイグナン(イギリス)が反応した。
アムステルゴールドレース表彰台メンバーによる逃げは誰の目にも強力で、集団の追走も届かない。「ユイの壁」へと到達する前に数的有利を活かしたブールス・ドルマンスが波状攻撃を仕掛け、ファンデルブレゲンが独走体制に持ち込んでみせる。
力強いペダリングはユイの壁でも途絶えることなく、五輪王者が余裕を持って勝利。2位には追走に力を使ったニウイアドマを振り切ったダイグナンが入り、ブールス・ドルマンスはワンツー勝利。4位にはアンネミエク・ファンフレウテン(オランダ、オリカ・スコット)が入ったため、1〜4位まではアムステルゴールドレースと全く同じメンバーとなった。
また、不調からの回復を目指す與那嶺は「登りで身体の軽さはまだないけど、アムステルの時よりも確実に登れてる自分にホッとした。(終盤には)もう結果が狙えないのはわかっていたのと、それでも逃げが決まるかもしれないので有力チームのアタックにバンバン反応する」と好感触を掴んだ様子で、4分半遅れの51位でフィニッシュ。アシストを務めた萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)も最終グループ内で完走。ロンド・ファン・フラーンデレンに続く2度目のワールドツアーレースに挑んだ吉川はDNF。「今日はほんの少し仕事を果たして散りました。今年は揉まれて揉まれて耐えて耐える年なんでしょう」とTwitterで語っている。
ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニン2017結果
1位 アンナ・ファンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・サイクリングチーム)3h21’06”
2位 エリザベス・ダイグナン(イギリス、ブールス・ドルマンス・サイクリングチーム) +16”
3位 カタルジーナ・ニウイアドマ(ポーランド、WM3エネルジー) +25”
4位 アンネミエク・ファンフレウテン(オランダ、オリカ・スコット) +43”
5位 シャーラ・ギロー(オーストラリア、エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)+49”
6位 アシュレー・ムールマン(南アフリカ、サーヴェロ・ビグラ・プロサイクリング) +54”
7位 コリン・リヴェラ(アメリカ、チームサンウェブ) +56”
8位 ヤネク・エンシング(オランダ、アレ・チポッリーニ) +58”
9位 カトリン・ガルフート(オーストラリア、オリカ・スコット) +1’00”
10位 フラヴィア・オリヴェイラ(ブラジル、ラレス・ワオウディールス)+1’02”
51位 與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)+4’27”
100位 萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)+12’19”
DNF 吉川美穂(ビスカヤ・ドゥランゴ)
text:So.Isobe
photo:CorVos
アルデンヌウィークの幕開けから3日後に開催された、ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニン(女子レース)。UCIウィメンズワールドツアーの第7戦であり、昨年大会よりも短距離、そしてアップダウンは少なくなったものの、それでも「アルデンヌクラシックらしい」コースは変わらない。男子レースと同じくゴール直前にはミュール・ド・ユイ(1,300m/9.6%)が控えている。
アムステルゴールドレースから連戦となった與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)と萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)に加え、吉川美穂(ビスカヤ・ドゥランゴ)もスタートラインに並んだ。
この日積極的に攻めたのはサーヴェロ・ビグラ・プロサイクリング。序盤のエスケープに1名を乗せ、中盤には6位フィニッシュすることになるアシュレー・ムールマン(南アフリカ)も集団から抜け出し、逃げグループをパスして独走を続けた。
後半に入ると2名が抜け出したものの、30秒以上のタイム差は許されず、コート・ド・シュラーブ(1,300m/8.1%)で集団がキャッチ。するとカウンターアタックでカタルジーナ・ニウイアドマ(ポーランド、WM3エネルジー)が抜けだすと、アンナ・ファンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・サイクリングチーム)と、チームメイトのエリザベス・ダイグナン(イギリス)が反応した。
アムステルゴールドレース表彰台メンバーによる逃げは誰の目にも強力で、集団の追走も届かない。「ユイの壁」へと到達する前に数的有利を活かしたブールス・ドルマンスが波状攻撃を仕掛け、ファンデルブレゲンが独走体制に持ち込んでみせる。
力強いペダリングはユイの壁でも途絶えることなく、五輪王者が余裕を持って勝利。2位には追走に力を使ったニウイアドマを振り切ったダイグナンが入り、ブールス・ドルマンスはワンツー勝利。4位にはアンネミエク・ファンフレウテン(オランダ、オリカ・スコット)が入ったため、1〜4位まではアムステルゴールドレースと全く同じメンバーとなった。
また、不調からの回復を目指す與那嶺は「登りで身体の軽さはまだないけど、アムステルの時よりも確実に登れてる自分にホッとした。(終盤には)もう結果が狙えないのはわかっていたのと、それでも逃げが決まるかもしれないので有力チームのアタックにバンバン反応する」と好感触を掴んだ様子で、4分半遅れの51位でフィニッシュ。アシストを務めた萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)も最終グループ内で完走。ロンド・ファン・フラーンデレンに続く2度目のワールドツアーレースに挑んだ吉川はDNF。「今日はほんの少し仕事を果たして散りました。今年は揉まれて揉まれて耐えて耐える年なんでしょう」とTwitterで語っている。
ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニン2017結果
1位 アンナ・ファンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・サイクリングチーム)3h21’06”
2位 エリザベス・ダイグナン(イギリス、ブールス・ドルマンス・サイクリングチーム) +16”
3位 カタルジーナ・ニウイアドマ(ポーランド、WM3エネルジー) +25”
4位 アンネミエク・ファンフレウテン(オランダ、オリカ・スコット) +43”
5位 シャーラ・ギロー(オーストラリア、エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)+49”
6位 アシュレー・ムールマン(南アフリカ、サーヴェロ・ビグラ・プロサイクリング) +54”
7位 コリン・リヴェラ(アメリカ、チームサンウェブ) +56”
8位 ヤネク・エンシング(オランダ、アレ・チポッリーニ) +58”
9位 カトリン・ガルフート(オーストラリア、オリカ・スコット) +1’00”
10位 フラヴィア・オリヴェイラ(ブラジル、ラレス・ワオウディールス)+1’02”
51位 與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)+4’27”
100位 萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)+12’19”
DNF 吉川美穂(ビスカヤ・ドゥランゴ)
text:So.Isobe
photo:CorVos
Amazon.co.jp
[スゴイ] フリーストップス 62800M
SUGOi