JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)が、2017年シーズンのJプロツアー登録21チームを発表。大きな話題は昨年チーム総合優勝を果たしたチーム右京が参戦を見送ったことだ。



21チームが登録した2017シーズンのJプロツアー21チームが登録した2017シーズンのJプロツアー photo:Hideaki TAKAGIすでに3つの海外レースに参戦しているチーム右京すでに3つの海外レースに参戦しているチーム右京 (c)www.letourdefilipinas.com登録チームは宇都宮ブリッツェンらの「TOP-P」が10チーム、Honda栃木らの「P」が11チームで、総計21チーム。昨シーズンに強力なチーム力を見せて団体総合優勝を挙げたチーム右京の出場見送りの理由は、年始の発表と同じく海外レースへと活動範囲をシフトしていくため。

日本チームでのツール・ド・フランス出場を長期的な目標に掲げる片山右京氏にとって、火急のミッションは、実質的にアジアトップクラスの実力を保有する現チームをUCIプロコンチネンタルチームへと格上げすること。そのためにUCIレースで実績を残し、かつアピールを続ける上では海外レース参戦は必要不可欠だ。

すでにチーム右京は2月初頭のヴォルタ・ア・ヴァレンシアナ(UCI2.1)でシーズンインし、続くブエルタ・ア・ムルシア(UCI1.1)、ツール・ド・フィリピン(UCI2.2)に参戦済みだ。

そのため宇都宮ブリッツェンが序列でトップとなり、以下に「仁義なきマトリックスパワータグ」が続く。ニールプライド・南信スバルが「インタープロサイクリングアカデミー」と名称を変えた以外には、チームの並びに大きな変化は無かった。

Jプロツアーは3月18日(土)の宇都宮クリテリウムで開幕する。翌日19日(日)は新規開催の宇都宮ロードレースで、ジャパンカップの鶴カントリークラブ周辺など以前までのコースを使うことが発表されている。



Jプロツアー2017登録チーム
TOP-P

00.宇都宮ブリッツェン
01.仁義なきマトリックスパワータグ
02.シマノレーシング
03.インタープロサイクリングアカデミー
04.愛三工業レーシングチーム
05.那須ブラーゼン
06.シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDA レーシングチーム
07.KINAN Cycling Team
08.LEOMO Bellmare Racing team
09.イナーメ信濃山形

P
10.Honda 栃木
11.VICTOIRE 広島
12.ブリヂストンアンカーサイクリングチーム
13.ウォークライド・シクロアカデミア
14.VC Fukuoka・サイクルフリーダム
15.東京ヴェントス
16.群馬グリフィン・レーシングチーム
17.FIETS GROEN 日本ロボティクス
18.なるしまフレンド レーシングチーム
19.ACQUA TAMA EURO-WORKS
20.エルドラード東北

text:So.Isobe